【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)


今年はオープニングに「木星」がきました。
もう正式に陸自の国際貢献活動イメージ曲にしちゃえばいいのに……と思う今日この頃。

方面音楽隊は東部方面隊と西部方面隊の2つでした。
もうこのまま方面音楽隊の出演は2隊ということで定着しそうですね。
東方音の「黎明」はさわりだけという感じでした。
プログラムでは省略されていますが「防衛大学校のために」という副題がついています。
防衛大学校のためにかかれた曲なので関西ではまずCD以外では聴く機会がなさそうな曲なので期待していたのですが、さわりだけでちょっと残念。
「黎明」は直球で「黛敏郎」な曲という感じがあって、結構好きなので一度全曲生で聴いてみたいものです。
「東京ブギウギ」はジャズアレンジです。
男声コーラスはGG4のみなさまでしょうか?(ちょっとお顔がわからなかったので)
東方音はいつもながら素敵な歌を聴かせてくれます。
下のメモで書いた「らしさ」で言うなら、このコーラスは間違いなく「東部方面音楽隊らしさ」の一つだと思います。
思いますが、音楽まつりではよそもわりと歌を入れてくるので差別化になりにくいというか……。
しかも東音が歌専門員を持った今、音楽まつりで東音以外が歌で印象づけるのはなかなか厳しくなってきたかと思われます。(^^;
西方音は「サンバおてもやん」という、いかにも西方音な曲をはさんできましたが、こちらもはさんできただけでしたね。
手堅い実直な音を聞いていて、どこかで聞いた感じだな……と思っていら、西方音の隊長は前中方音隊長でした。
西方音へ移動されたことをころっと忘れてました。(^^;

セントラル3つは恒例のものを手堅く。
例年だと陸海空の順なのですが、セントラルのドリルの前に独唱が入った都合か今年は陸空海の順でした。
陸海空の順じゃないと座りが悪い気がするのはわたしだけでしょうか?(^^;
中音は昨年に引き続いて第302保安警務中隊と合同。
「アイーダ」を持ってきました。
アレンジ、なかなかカッコ良かったです。
中空音お馴染みのステージ手前から奥まで布が駆け抜ける演出では、今年はブルーインパルスのT-4が4機駆け抜けていきました。
ブルーインパルス創設50周年にあわせての選曲と演出です。
あとバーティカルキューピッド も再現されていました。
厳密には矢が「突き抜けて」いなかったのですが、音楽隊員の作るハートの中をカラーガードの矢が斜めに通っていました。
東音は海に関わる曲+「軍艦」で。
東音はカラーガードがなくなってしまったのが残念です。

東音が歌とピアノの専門員を採用したことで、ピアノ伴奏での独唱が定番になりそうですね。
今年はピアノとコントラバスの伴奏で「朧月夜~祈り」を。
元々はバイオリンなのですが吹奏楽なので弦バスの登場です。
歌っている方の声にはコントラバスの方があっていていい雰囲気です。

ゲストバンドはいつもの在日米陸軍軍楽と在沖縄海兵隊音楽隊と音楽まつり初登場のシンガポール軍楽隊。
在日米陸軍軍楽がいつもに比べるとちょっと控えめという感じでした。
いつもソロプレイのハイテンションぶりに感心するやら呆れるやら……という感じなのですが、なんだか今年はお堅い人ががんばってくだけた雰囲気にしてみました……みたいな感じがそこはかとなく。(^^;
ちょと意外でした。
下のメモにも書いたように、ぴぎーさんにとっては今回はシンガポール軍楽隊が拾い物でした。
先に書いたように、今回はバンドの個性というか、おまつり的要素というか、そういった雰囲気がやや薄めの中で、シンガポール軍楽隊はそのあたりを上手く突いてきていたので、ドリルの中では一番印象に残っています。
なにせドリルのテーマからして「A Celebration of Diversity」ですからね、シンガポール軍楽隊は。
「日本に行くなら日本の曲もやっちゃえ」「ついでに演技も日本風にしてみよう」なチャレンジが素晴らしいです。
4つある公用語言語の1つが中国語なだけあって、そこはかとなく中華っぽい匂いがしないこともないのですが、そこはまぁシンガポール軍楽隊の心意気を楽しみましょうということで。(笑)
ドラムメジャーのトワリングも素晴らしかったです。
「日本のみなさまのためにいつもより余計に回しておりますぅ~」というところでしょうか?(笑)
指揮杖って上下のバランスが違うんで、あれをきれいに上に放り投げたりするのはなかなか難しいのじゃないかと常々思っているのですがが、実際のところどうなのでしょう?
そのトワリング始まったときに演奏された曲がなんの曲か思いだせなくていつものように頭からメロディーが離れずモニョモニョ状態に陥ってます。
絶対どこかで聞いたことあるんだけどなぁ……。(^^;
どーでもいいことなのですが、プログラム上は「シンガポール軍楽隊」という表記になっていますが、スクリーンではちゃんとSingapore Armed Forces Central Bandになっていたのがぴぎーさん的に気になりました。
シンガポール軍には4つの音楽隊があるのですが、陸海空で区別されているわけではなく、中央音楽隊(SAF Central Band)と儀式用音楽隊3つ(SAF Ceremonial Band A,B,C)という、ちょっとかわった区別になっています。
なので、厳密に言うなら今回の出演の音楽隊は「シンガポール軍中央音楽隊」ということになるわけです。
TattooなんかでもSingapore Armed Forces Bandで紹介されているので、国外ではこれで通しているのかもしれませんが、どうも気になってしょうがないのはヲタクの性というかなんというか……。

そして今年は日米安全保障条約改定50周年ということで、在日米軍の音楽隊だけではなく、アメリカ本国から陸軍軍楽隊の隊長とクラリネット奏者も招かれていました。
中音のクラリネット奏者と陸軍軍楽隊のクラリネット奏者とのアンサンブルと陸軍軍楽隊隊長の指揮で自衛隊の音楽隊、在日米軍の音楽隊の合同演奏がありました。
更に中音隊長の指揮で自衛隊、在日米軍の両音楽隊に自衛太鼓まで加わるというなかなか豪勢なことにもなっていて、今年の目玉は明らかにこのスペシャルセレモニーです。(明らかもなにも「スペシャルセレモニー」とはっきり書いてあるわけですが。(笑))
以前、米軍音楽隊と自衛隊音楽隊の楽隊の性質が全然違うものに感じると書いたことがあるのですが、陸軍軍楽隊隊長の紹介にタングルウッドのセミナーへの参加経験があげられているのを聞いて、こういったところが米軍の音楽隊らしいなと思ってしまいました。
もっともこういうのって軍隊の性質だけでの問題ではなく、自国の音楽レベルの問題もあるのでしょうけれど。
あと、どーでもいいことその2なのですが、「バルセロナ交響楽団音楽監督大植英次に教えを受けた」と紹介されてましたが、大植氏、Music DirectorじゃなくてArtistic Adviserだと思うのですが。
というか、なんで大フィルじゃなくてバルセロナかな。
大阪フィルハーモニック交響楽団じゃ聞こえが悪いですか、そうですか……。(´・ω・`)


フィナーレの「WAになっておどろう」はなかなか楽しいことになっていました。
陸軍の方々はいまさらですが、海兵隊の音楽隊隊員までノリノリな様子なのにはびっくりしつつも、ああ、やっぱりアメリカさんだなと。(笑)
そしてシンガポール軍楽隊のパーッカションの方々が本当に楽しそうで、最後の最後まで「おまつり」を通してくれたシンガポール軍楽隊に嬉しくなっちゃいました。
菊水太鼓の部長さん(多分)もまわりの人以上に元気に踊っているのに目がいったら最後、もうそこから目離せなくなっちゃって困ったぴぎーさんです。
今年は客席の通路に並ぶ出演者の姿が見える席にいたので、退場する様子を見ようと思っていたのですが(見たいポイントがヘンでごめんね)、うっかり最後まで菊水のメンバー見送っちゃったわ。
うん、別に後悔はしていない、むしろ菊水見送れて満足よ。(笑)

インターネット配信みましたが、あいかわらず……ですね。(^^;
とりあえず女性の演技があるとドリルとしての見せ場<女性のズームになるのだけはなんとかして欲しいなぁ。
空中音ラストの部隊奥の「50th Anniversary」の文字を見せずにカラーガードのズームとか、シンガポール軍楽隊のドラムメージャーのトワリングよりカラーガードの顔アップというのは、インターネット配信なので諦めもつきますが、DVD買ってこれだったら泣くわ、わたし。<毎年泣かされているわけですが。(;´д`)
あれって音楽隊側から「このドリルはここが見所」みたいなアドバイスもらうわけにいかないものでしょうか?




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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (プログラム)

平成22年度自衛隊音楽まつり
第1回公演
2010年11月19日(11:00開演)
第2回公演
2010年11月19日(15:00開演)
第3回公演
2010年11月20日(14:00開演)
第4回公演
2010年11月20日(18:00開演)
日本武道館
繋がる想い、絆の共鳴

【演奏曲目】
  • 開幕
    • プロローグ
      ハトと少年~ツァラトゥストラはかく語りき
    • オープニングセレモニー
      日本国旗入場~国歌斉唱
    • オープニング序曲
      組曲「惑星」より「木星」
  • 第一章:序
    • 東部方面音楽隊ドリル演奏
      黎明~東京ブギウギ
    • 西部方面音楽隊ドリル演奏
      シェナンドー~サンバおてもやん~サンチェスの子供達
    • 方面隊音楽隊合同ドリル演奏
      龍馬伝「メインテーマ」
  • 第二章:破
    • 防衛大学校儀じょう隊
      ファンシードリル
    • シンガポール軍楽隊ドリル演奏
      Singapore Symphony
      - A Celebration of Diversity
    • 在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏
      In the Mood~The Army Goes Rolling Along
    • 在沖縄海兵隊音楽隊ドリル演奏
      Windsprints~「Mr.インクレディブル」より
  • 第三章:急
    • 自衛太鼓
      激流
    • 独唱
      朧月夜~祈り
    • 陸上自衛隊中央音楽隊・第302保安警務中隊
      合同ドリル演奏
      アイーダ~サイレントドリル~陸軍分列行進曲
    • 航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏
      ザ シマー オブ ジ エアー~ブルーインパルス讃歌~翼を下さい~ドルフィン イン ザ スカイ
    • 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏
      交響詩「海」~彼こそが海賊~マイ ハート ウィル ゴー オン~軍艦行進曲
  • スペシャルセレモニー
    • 米国陸軍ゲスト奏者・陸上自衛隊中央音楽隊
      クラリネットアンサンブル
      レッツダンス
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊・在日米陸軍軍楽隊・
      在沖縄米海兵隊音楽隊
      スターウォーズ
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊・在日米陸軍軍楽隊・
      在沖縄米海兵隊音楽隊・自衛太鼓
      ラプソディ~グレートウェーブ
  • 終幕
    • 3ヶ国国旗入場~全出演部隊登場
    • グランドフィナーレ
      WAになっておどろう
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
  • 海上自衛隊東京音楽隊
  • 航空自衛隊航空中央音楽隊
  • 在日米陸軍軍楽隊
  • 在沖縄海兵隊音楽隊
  • シンガポール軍楽隊
  • 陸上自衛隊東部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊西部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第302保安警務中隊
  • サイレントドリル隊
  • 海上自衛隊艦旗隊
  • 航空自衛隊カラーガード
  • 自衛太鼓
    • 北海自衛太鼓
    • 滝川しぶき太鼓
    • 八戸陣太鼓
    • 船岡さくら太鼓
    • 朝霞振武太鼓
    • 武山自衛太鼓
    • 滝ヶ原雲海太鼓
    • 松本アルプス太鼓
    • 福知山酒?太鼓
    • 信太山菊水太鼓
    • 熊本八特太鼓
    • 航空自衛隊芦屋祇園太鼓
  • 防衛大学校儀じょう隊
  • 演技支援部隊
  • 米国陸軍軍楽隊隊長
    トーマス・ロタンディJr.大佐
  • 米国陸軍軍楽隊
    デブラ・L.マクギャリテシ最先任上級総長

終演後の帰り道での観客のテンションがちょっといつもより低めだったのが気になったていたりする、そんなぴぎーさんです。
公演中のわたしのまわりの観客の反応がいつもとちょっと違う雰囲気なので「招待席だからな?」と思っていたのですが、帰り道の人ごみの中で聞こえてくる観客の反応も例年に比べるとえらく静かな感じだったので、時間帯のせいなのか、招待公演の客層のせいなのか、それとも今年のステージに対する一般的な反応なのか気になってしょうがありません。(^^;

さて、今年の出演者と演奏曲目です。
文字で見ると一見派手さがないように感じますが、実はいろいろ目玉が盛り込んであります。
昨年は予算削減のあおりか、海を越えてのゲストバンド招聘はなかったのですが、今年はシンガポールからシンガポール軍楽隊、アメリカから陸軍軍楽隊の隊長とクラリネット奏者が招かれていました。

非難されるのを承知で書くと、今回はぴぎーさん、ちょっと不完全燃焼気味です。
どれをとっても音楽まつりでなければ見られないようなものばかりで、「すごい!」とか「おおっ!」という目を見張るような感嘆や感動はあるのですが、なんていうか、「わくわく」「うきうき」した気分がいつもほどないのですよね。
今年はかなり無理をして都合をつけて来た分、期待が大きすぎたのかなぁ……と思いつつ、原因をつらつらと考えながら東京から戻ってきたのですが、とりあえず「各音楽隊らしさ」が薄かったせいじゃないかな、という結論に落ち着きました。
「音楽まつりでなければ見られないようなものばかり」と書いているので矛盾しているように思われるかもしれないのですが、「音楽まつりでなければ見られないようなもの」=「音楽隊らしいもの」とは限らないのわけで……。
ぴぎーさん、音楽まつりで一番大事なのは必ずしもドリルの完成度ではないと思っているのですよね。
音楽まつりは通常の演奏会ではなくその名のとおり「まつり」です。
なので、いくつもの音楽隊が集まって、各々の音楽隊がよそとは違う自分たちのカラーを主張しながら「競演」する様子を楽しむのが「まつり」らしくていいのではないかと思っているわけです。
そういう意味では今回の陸音3つは「ドリルの完成度」は高いのだけれど、「これこそが××音楽隊!」というインパクトが薄かったというのがぴぎーさんの印象です。
逆にこのあたりをうまく突いてきたのがシンガポール軍楽隊じゃないかと。
もともとゲストバンドにそれほど興味がない上に、何年か前のTattooの動画を見た印象からシンガポール軍楽隊にはあまり期待してなかったのですが、これがなかなかの拾い物でした。
ドリルの練度でいえば他の出演バンドの方が上かもしれませんが、「音楽まつり」らしさではシンガポール軍楽隊が一番だったと思います。
公用語を4つ持つシンガポールらしく「多様性(diversity)」という主題のもとに、自分たちのカラーの中に日本のカラーも取り込んでみせたことで他の音楽隊とは違った「シンガポール軍楽隊」らしさも印象づけることに成功していたと思いますし。

気になったのは海自のカラーガードが「海自自衛隊カラーガード」から「海上自衛隊艦旗隊」いう名前に変えてきたことです。
艦旗隊となったことで旗手としてのガードだけになってしまいました。
とうとうフラッグを使った演技が見られるのは航空自衛隊だけとなってしまいましたね。
女性演技隊も出演しなくなっちゃったし、年々出演者が減っていくのはどうにも寂しい話です。

「わくわく」感が乏しかったようなことを書いてはいますが、先にも書いてあるように、目を見張るような感嘆や感動はいっぱいでした。
今年は合同演奏も多く、太鼓と吹奏楽の合同もあったので、本当に大変だったのじゃないかなぁ。
予算も人員も以前程裂けなくなっているのは、素人目にもあきらかな中で観客を楽しませようとみなさんがんばっていらっしゃりのが本当によくわかります。
ただぴぎーさん、余裕があったころのおまつり気分的な雰囲気が大好きなもので……ごめんね、贅沢言って。(^^;
あ、あとね、やっぱり行くならわたしは第1回公演がいいかな。
いや、なんかやっぱり1日3公演の3公演目よりは1公演目の方がいいような気が……と、更に非難されそうなことを書いてみるぴぎーさんであった。(笑)

フィナーレの「WAになっておどろう」で信太菊水太鼓の方(部長さんかな?)が一人飛びぬけて元気いっぱいに踊られていたので、なんだかそれだけで楽しい気分に。
見ていて頬が緩んできて困りました。(笑)
(写真、ジャンプしているのにあわせたら、まわりブレまくり。(笑))
「WAになっておどろう」が終わり、出場者が退場していったステージに指揮者とフルート奏者が残りました。
指揮者以外の奏者が客席ではなくステージに残るというのは珍しいかな?
「最後に絆の魔法をおかけしましょう」とアナウンスが入ると、中空音隊長が高く掲げた指揮棒を二振り。
鐘の音が響き渡ると、フルートが「ヘドウィグのテーマ」を奏でます。
そうきたか。(笑)
んー、まさかここでハリー・ポッターが来るとは。
オープニングの「ハトと少年」という選曲に「なんでラピュタがオープニング?」と首を捻っていたのですが、クロージングにハリー・ポッター持ってくる伏線とかじゃないですよね?(^^;
一生懸命客席に「絆の魔法」をかける隊長に完全に緩んでいた頬が完全に締まらなくなってしまったぴぎーさんでした。
最後の最後にやられちゃったなぁ。
これで不完全燃焼気味のもやもやした気分もチャラ……というかおつりきちゃったかも。(笑)


伏線と言えば、開演前、ずっと「WAになっておどろう」のオルゴールが流れていました。
実はここから音楽まつりは始まっていたわけなのですが気がつかれましたか?




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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり

日本武道館で行われた「平成22年度自衛隊音楽まつり」を聴いてきましたよ?

入場券を持っているだけではプログラムは貰えそうもないので、がんばって武道館まで貰いに行ってきました。(笑)
わたしは毎年第1回公演に行っているのですが、今年は第1回公演の入場券を音楽まつりともだちのおじさまにお譲りして、そのかわりに招待公演に紛れ込ませていただくこととなりました。
招待公演と行っても内容は一般公演と同じなのですが、音楽隊ヲタクのぴぎーさんとしては「一度「招待公演」も調査(笑)しておかねば!」ということで、招待公演に行かせていただきました。
まだ未見の方へのネタバレにならないよう、公演内容については第4回公演が終了まで非公開にしておきます。
長くなるので、今年も「プログラム」「音楽隊」「自衛太鼓」と分かれています。

まずは「そもそも招待公演って何?」というお話から。
自衛隊音楽まつりは金曜2回、土曜2回の4公演の入場券が公募で配布されますが、その4公演とは別に金、土各1回、招待者向けのこ公演が行われます。
「招待者」ですので当然公募はされません。
公演内容自体は一般向けの公演と同じです。
唯一の違いは防衛大臣のあいさつがあることです。
えらい人が来ていると、あいさつの中でその旨がつげられたりします。
今年は、というか今年も鳩山由紀夫、幸夫妻がお越しでした。
鳩山夫妻の名前がでたときの観客の反応微妙すぎ……。(^^;

今年は座席指定ということで、座席のブロックにより入場口もきっちり分けられていました。
座りたい座席ブロックの入口を選んで入場すると座席券が渡されるという段取りです。
前述の音楽まつりともだちのおじさま情報によると、少なくとも早い段階では1階か2階かは選べたようですが、「ここに座りたい」というピンポイントな要求は通りません。
招待公演は券種によって入場口(座席ブロック)も決められています。
更に券種というか、招待元によって座席の範囲も決められています。
券種はわたしが確認できた範囲では(開場待ちをしている間に他の方に見せていただきました。(笑))、防衛大臣招待扱いの紫券、関係者扱いの赤券、一般招待扱いの緑券の3種です。
これ以外の券があるのかないのかは不明。
券のランクとしては紫>赤>緑です。
赤は内部とか外部の団体という感じでした。
ご子息が出演されているという方は緑を持っていらっしゃったので、出演者でも一隊員レベルだと一般招待券しか貰えないようですね。
座席については少なくとも、紫、赤に関してはエリア内は自由席でした。
もちろん、ものすごくえらい人用の座席は言うまでもなく決まっています。

公演が始まると「カメラをおろせ!」という怒声が。
声から察するに年配の男性のようです。
他にも何か言っていたのですが、離れていてはっきりわかりませんでした。
「おろせ」「さげろ」と言うのだけはわかりましたけれど。
でね、ぴぎーさん、これ、どういう状況なのかがものすごく気になってしょうがありませんでした。
だって、カメラを「おろせ」「さげろ」ということはカメラが普通に座っている人の頭より高い位置にあるということですよね?
身体から離れぎみに三脚でも置いてあって、それが斜め後方の人にとって目障りになっているのかな? とも思ったのですが、それだと「さげろ」ではなくて「どけろ」だろうし……。
某掲示板では自衛隊イベントでの最前列での三脚使用がものすごく非難されているのですが、座位での三脚と言えば「自分の身幅内の位置でカメラは顔より低い位置」という使い方をしている人しか見たことがないぴぎーさんは、実はそこまで非難される理由がよくわからなかったのですが(少なくともわたしはそういう設置のビデオは気にならないので)、もしかして今回みたいに「さげろ」と言われるような使い方をしているってことかな?
声のした方向からして、まさか撮影隊(本職の方々)に言っていたってことないですよね?!(撮影していた人もしきりに後方を振り返っていたしなぁ……)

そうそう、今年は飲食禁止ではありませんでした。
持ち込みはできませんでしたが、館内ではお弁当売ってましたよ。
招待公演だから……ってことはないですよね?
武道館内の売店の自衛隊関連の商品の中に「それゆけ!女性自衛官」のレジャーシートが混じっていたので笑いました。
「それゆけ!女性自衛官」もいろいろ商品展開してきますね。
商品展開と言えば、自衛隊キューピーも耳かきやボールペンが増えていて、こちらも商品展開では負けていませんでした。(笑)

終演後の出口で、残部のプログロムが配られていたので、ちゃっかり頂いてまいりました。
やっぱり武道館までプログラム貰いにきて正解ね。
2部も貰えちゃったわ。

というわけで、余分に貰ったプログラムを作業用として心置きなく使いまわして書いた、公演メモへと続きます。




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【プログラム】平成21年度陸上衛隊中部方面隊音楽まつり

尼崎アルカイックホールで行われた陸上自衛隊中部方面隊音楽まつりを聴いてきましたよ?

平成21年度陸上自衛隊
中部方面隊音楽まつり

2010年2月27日(11:00開演)
尼崎市総合文化センター
アルカイックホール
躍動 輝ける明日のために

【演奏曲目】
  • オープニング
    • 中部方面隊歌(谷原照裕)
    • 「君が代」斉唱
  • 第1幕
    • 第1景「ファンシードリル」
    • 第2景「無敵の鬼軍曹」(堀滝比呂)
    • 第3景「オペラ座の怪人」(A.ロイド=ウェバー)
  • 第2幕
    • 第1景「今夜はビートイット~スリラー」
      (M.ジャクソン)
    • 第2景「ムーンリバー~ゴッドファーザー愛のテーマ~シャレード」(H.マンシーニ/N.ロータ)
    • 第3景「愛のままで~見上げてごらん夜の星を~
      あの鐘を鳴らすのはあなた」
      (花岡優平・いずみたく・森田公一)
  • 第3幕
    • 疾風(はやて)
  • 第4幕
    • 第1景第「サンバ・オスティナート」(森田一浩)
    • 第2景第2景「ピンクパンサー」(H.マンシーニ)
    • 第3景「情熱大陸」(葉加瀬太郎)
    • 第4景「アッピア街道の松」(O.レスピーギ)
  • フィナーレ
    • 行進曲「輝く前進」(齋藤高順)
    • 明日があるさ(中村八大)
    • 風になりたい(宮沢和史)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊第10音楽隊
  • 陸上自衛隊第13音楽隊
  • 陸上自衛隊第14音楽隊
  • 陸上自衛隊福知山酒呑太鼓
  • 陸上自衛隊信太菊水太鼓
  • 陸上自衛隊愛知三河陣太鼓
  • 陸上自衛隊姫路白鷺太鼓
  • 陸上自衛隊滋賀十戦太鼓
  • 陸上自衛隊京都三施太鼓
  • 第14旅団らっぱ隊
  • 陸上自衛隊少年工科学校
    ドリル部
  • 関西外国語大学チアリーダー部
    パイレーツ

ここしばらく芸術文化センターでの公演が続いていた中部方面隊音楽まつりですが、今年はアルカイックホールで行われました。
午前の一般公演は入場統制にしくじったようで、開演10分前ぐらいの段階でまだ入場待ちの長い列が会場の外にあるという、ちょっとした非常事態に。(^^;
ぴぎーさんが思うに、入場の段階で観客に座席を選ばせる必要はないのではないかと……。

オープングは「中部方面隊歌」。
昨年は隊歌の曲調にあるまじき、えらく盛り上がりにかける演奏(歌)だったのですが、今年は太鼓とドリルで華やかに。
ポップス調のアレンジです。
せっかくラッパを前面に出してきているのだから、もうちょっといかにもブラスっぽい勢いのあるアレンジでも良かったのに……と思っちゃうのはラッパスキーなぴぎーさん的感想。
でも、これはこれで好き♥

音楽まつり本編のトップバッターは少年工科学校の生徒さんたち。
保安中隊の方々のドリルと比べるとやはりまだ経験の浅い生徒さんたちではあるのですが、若い生徒ならではのひたむきさと一生懸命さが伝わってくる良い演技でした。
制服を着て背筋を伸ばした姿勢は他の自衛官の方々とかわらないように見えますが、一人一人の顔を見ると「ああ、普通なら高校生なんだよな、このコたち……」とついつい思ってしまいます。
同じ年頃の青年がある意味なんの責任もなく学生生活を謳歌している中、学生という身分ではありながら自衛官としての責任と努力を求められる日々を送っている
生徒のみなさんのがんばりを思うと、なんだか我が子のことを思うような気分になってきます。(くどいようですが、ぴぎーさん、独身です。(笑))
ちなみに終演後の会場外では生徒さんたち大人気でした。

「無敵の鬼軍曹」はぴぎーさんの「1回聴いてみたい自衛隊オリジナル曲」の中の1曲。
しかも14音楽隊のオリジナル歌詞(多分)付きバージョン。
「無敵の鬼軍曹」は曹友会の何周年かの記念(15周年だったかな?)に作曲された曲で、中音定例のプログラムにものったことがある曲です。
WWWで配信されるかと期待していたのですが残念ながら配信されませんでした。
そして今年1月、この曲を第14音楽隊がらっぱとオリジナル歌詞で演奏したというではありませんか。
いやーん、14音の定期、応募しようかどうか散々悩んだのよ~。
応募しとけばよかった……。(;_;)
……という具合になかなか聴くチャンスに恵まれなかった曲だけに、ぴぎーさん嬉しい。
しかもオリジナルよりもっと聴くチャンスなさそうな14音バージョン。
引越し準備放り出して来たかいありましてよ。
舞台中央に立つらっぱ手のソロで曲が始まります。
らっぱが吹きおわると、同じモチーフをトランペットソロがくり返します。
同じ金管楽器ですが、音色は全然違うのが良くわかります。
観客席中央の通路で指揮者が棒を振っているのですが、ぴぎーさん、それより通路にしゃがんでいる人影が気になって、気になって……。
暗くてわかりにくいのですが、らっぱもっているみたいなんですもの。(笑)
舞台上にいた隊員さんがらっぱを吹き終えると、拳をあげて「集まれ!」と一声。
通路の人たちが立ち上がり、ワラワラと舞台に駆け寄ります。
そうか、ここで待機してたのか~。
総勢27名。(また数えたらしい)
きれいに揃っていい感じの演奏です。
そしてオリジナル歌詞による合唱。
今回はこれが唯一の隊歌系の歌です。
歌もきれいに聞こえていました。
歌、独唱は当たり外れがものすごいですが、合唱はわりとはずれないですね。(フィナーレなどで出演者全員で歌うとういうような類のものは別として)
まぁ当然といえば当然なのですが。
隊歌系はわたしは合唱の方が好きです。
それも音楽科以外の隊員さんたちによる合唱。
若い隊員さんたち(こういうところにひっぱりだされるのは大抵若い隊員さんです)が一生懸命歌っている姿がいいじゃないですか。
あと、隊歌は音楽的に小ぎれいな歌い方をしようとしちゃダメですよね。
勢いで(でも一生懸命に)歌ってもらいたいです。
あ。隊歌系以外の歌はまた別ですよ、別。

続く第2幕は師団音楽隊の演奏で誰でも耳にしたことがあるような曲が続きます。
「見上げてごらん夜の星を」「あの鐘を鳴らすのはあなた」は歌付き。
入場時に渡されたアンケートで歌があることがわかったのですが、知人が「歌は……エエねん。(´・ω・`)」とポツンとつぶやきました。
いや、そんなに哀しそうに言わんでも……。(^^;
「見上げてごらん夜の星を」を女性隊員、「あの鐘を鳴らすのはあなた」を男性隊員が歌ったのですが、オリジナル歌手の性別と逆なせいか、音がきつそうでしたね。
「あの鐘を鳴らすのはあなた」が男声なのはともかく、「見上げてごらん夜の星を」を女声はちょっとかわいそうなんじゃないかなぁ。

第3幕は自衛太鼓。
今年は山口維新太鼓がでてきませんでした。
なんだか維新太鼓、このままこっちでは聴く機会がなくなりそうな予感がしているのですが……。(^^;
というわけで今年は武道館経験のある太鼓ばかりです。
練度の問題とか練習に出せる人員とかいろいろ難しいとは思うのですが、非武道館組にも大舞台でてきて欲しいなぁ。

第4幕は音楽隊の枠を越えたアンサンブル。
「サンバ・オスティナート」はクラリネット7重奏の曲ですが、今回は22名の大人数で演奏。
クラリネット22本ってのはすごいですよね。
なかなかお目に……いや、お耳にかかれません。
「ピンクパンサー」はトロンボーンのアンサンブル。
パトカーのサイレンの音のあとにサングラスをかけた男性があたりを窺うように登場すると、手招きでトロンボーンを持った仲間たちを呼び寄せます。
演奏が終わるとMPが登場。
トロンボニストたちは一斉に逃げ出します。
映画「ピンクパンサー」にひっかけた演出なのですが、MPから逃げてるあの人たちは何者なのでしょうか?(笑)
「情熱大陸」は打楽器のアンサンブル。
前述の知人はこの曲を楽しみにしていました。さすが人気曲です。
舞台手前のセリにのって登場したのですが、マリンバ(と思ったのですが、シロフォン?)が見えたので一瞬、中方音の室内楽定期に定期にでていた人かなーとか思ったりも。
どうなんでしょうね? お顔がわからなかったのでなんともなのですが。
奏者がどなたかはわかりませんが、今回のマリンバも素晴らしかったですよ。
有名で人気のある曲ということもあって、わたくし周辺の席の方々も楽しそうでした。
前の席に開演から終演までハイテンションな方がいらしたのですが、その方なんて、なんかもう凄いことになっていました。(^^;
「アッピア街道の松」はバンダが2階席に。
音楽まつりのような演奏会でバンダが必要な曲を演奏するというのも、なかなか大変なんじゃないかと思ったり。
ドラムメジャーが観客席から指揮したり、演者が客席に降りてのパフォーマンスを見せるのとは別物ですからねぇ。

フィナーレはいつものように全出演者が登場、観客席に降りての大合唱です。
今回は通路横の席にいたぴぎーさん、丁度席の真横に出演者が立ったのでドキドキ。
だってぴぎーさんの横、らっぱ手の方なんですもの。しょうがありません。
こんな近くに生らっぱ。
ドキドキ。<ドキドキする相手間違ってるよ、ぴぎーさん。
歌は「明日があるさ」だったのですが、オリジナルの歌詞ではなく、虹の合唱団バージョンの歌詞でした。
虹の合唱団Ver.の方が音楽まつりのフィナーレ向きの歌詞なのはわかるのですが、わたしはこのバージョン、歌詞の収まりが悪いのであんまり好きじゃないのですよねぇ。
もっとも、らっぱに気がいっちゃってるので、歌詞はほとんど頭に入ってこなかったですけれど……。(^^;
「風になりたい」で出演者の皆様は退場、そしてエアーショットが一発。
大きな音とともにテープが飛び出しました。
その瞬間、前述の前席のハイテンションな人が通路に飛び出し、会場に落ちたテープを掻き集めると、両手で抱える程のテープを持って席に戻ってこられました。
い、いろいろな楽しみ方があるなぁ、音楽まつり……。(^^;

今年はアンコールはありませんでした。
アンコールが無いのはともかくとして、それよりむしろ創隊50周年のわりに、そのあたり全然ふれてこなかったのが意外というか……。
プログラムの表紙に「創隊50周年」の文字があったぐらいなのですよね。
「中部方面隊歌」をアレンジしてオープニングに持ってきたのは多分50周年を意識してだと思うのですが、特にそういった紹介がつくわけでもなかったので、意外、というかちょっとびっくりでした。※1

そうそう、中方音の演奏会のときにいつも流れる隊歌のチャイムですが、あれ一曲ちゃんとチャイムになっているものがあるのですね。
今の今まで知りませんでした。
サビの部分だけかと思ってましたよ。
ちょっとオルゴールバージョンみたいでいい感じでした。
あの音源欲しいなぁ。
CD化してくれたら買いますよ?
わたし以外の需要があるとは思えないのでR盤でもいいですから、だして~。


※1:50周年記念としての公演は来年になる模様。「年」ではなく「年度」でいくようですね。[2010.04.01追記]





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平成21年度自衛隊音楽まつり ~陰の章~

今年度の音楽まつりの際、「陰の章」として開演前に流された映像がYouTubeの陸上自衛隊広報チャンネルにあがっていますね。
出演者の方々が一生懸命さが伝わってくる映像です。
音楽まつりには行ったものの「陰の章」はちゃんと見なかったという人も多そうですし、音楽まつりにまだ行ったことのない人にも見てもらえればいいのにとも思っていたので、Webで公開されて良かったです。

実はぴぎーさん、自衛太鼓のところで涙がでそうでした。(^^;
音楽隊のようなプロ同士が合同演奏するのでもいろいろ大変そうなのに、言ってみればアマチュアな人たちが200人以上集まって演奏するのですから、簡単な話ではないのだろうということは想像に難くないのですが、それでも実際に「本当に大変だ」という話を聞くとあらためて「こんな状況でよくやってるなぁ……」と思わずにはいられません。

出演者の話以外にも、楽器やフラッグを持たずにフォーメーションの練習をする音楽隊など、普段見ることができないような様子も見られますのでお勧めですよ!


平成21年度 自衛隊音楽まつり ~陰の章~
http://www.youtube.com/watch?v=kIMboX1YENw





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【プログラム】平成21年度自衛隊音楽まつり (自衛太鼓)

自衛太鼓は13チームが出演。
さすがに太鼓の数は維持です。

川内駐屯地の焔児太鼓と入間基地の修武太鼓が初登場になるのかな?
それと松本アルプス太鼓が久しぶりに登場しました。
アルプス太鼓のように毎年のようにでていたのがパタっと出演しなくなると、いろいろ気になっちゃいますよね。
よかった、廃部とかじゃなくて。
課外活動な太鼓は突然でてこなくなるとちょっと心配。

松本アルプス太鼓と遠軽がんぽん太鼓は久しぶりの登場
遠軽がんぼう太鼓も久しぶりの登場です。
八戸華炎太鼓
八戸華炎太鼓は女性だけの太鼓。ピンクの法被で華やかでかわいらしく。

中方の管轄地域からは信太菊水太鼓と滋賀十戦太鼓の2つ。
下手側一番端に菊水太鼓がいるのを確認したので、続いて十戦太鼓を探したら、十戦は上手側一番端に……イヤン。(^^;
あんまりカメラを振りまくってもなんなので、動画は菊水メインで撮ってきました。
ごめん、十戦。

滋賀十戦太鼓滋賀十戦太鼓


信太菊水太鼓信太菊水太鼓


菊水の単独演奏のとき、わたしの後の席がちょっとどよめいていました。
他の太鼓のときも打ち終わると「すごい」とかため息とかでていたのですが、演奏が始まってどよめいたのは菊水だけだったので、ぴぎーさん、ちょっと嬉しかったり。
へへっ、大阪、すごい太鼓いるでしょー。(自慢)
まぁ、単独演奏で最初に鉦を使った太鼓だったこともあるのでしょうが、合同演奏のあの迫力のときでさえどよめかなかったことを思えば、観客をどよめかした菊水はすごいなぁと。
3師団音楽まつりのときもそうでしたが、こういう場で確実に観客をつかんでいきますね、菊水太鼓は。

信太菊水太鼓足をひいて腰を落としたこの独特の打ち方が菊水の太鼓です。
真の締め太鼓の姿勢もかなりきつそうなのですが……。(^^;
でもそうな姿勢でも部長さんは今回も全開。
聴いてるこちらの息もはずんできそうなぐらいの勢いの迫力ある演奏でした。
ラッパは同じ種類なら音の高い方が難しかったりするのですが、太鼓もこういった小さな太鼓の方が難しいそうです。
演奏中はどうしても三尺のような大きな太鼓に目が行きがちとは思いますが、太鼓の演奏を生で聴く機会があったときはぜひぜひ小さなな太鼓にも注目してみてくださいね!


入間修武太鼓初登場組の入間修武太鼓もおもしろい太鼓だったのですが、どうにも順番が悪かったようで。
こちらもかわった打ち方の太鼓で、笛も入った華やかな太鼓だったのですが、菊水の次だったため、菊水に客をさらわれちゃった感が……。
ぴぎーさんはしっかりマーク(笑)したので、来年以降に期待です。


入間修武太鼓同じく初登場組の川内焔児太鼓は女性が1人、男性に混じって力強い太鼓を披露していました。



単独演奏のあとは再び13部隊揃っての合同演奏です。

13部隊揃い踏み

のぼりの並び見ていてふと思ったのですが、真ん中の5つ、各方面隊のトップチームでしょうか?
北海自衛太鼓は自衛隊音楽まつりの合同演奏のリーダーですし、中部方面隊内での合同演奏は滋賀十戦太鼓が取り纏めていると伺ったことがあります。
八戸、武山、八特って毎年でているところですし、多分そうなんじゃないかと思います。
どうして今まで気がつかなかったかな、わたし……。(^^;

来年もまたどこか新しい太鼓が聴けるといいですね。
課外活動なので練習するだけでも大変でしょうし、原隊の業務との兼ね合いもあって簡単な話ではないと思いますが、活動されている皆様にはぜひ大きな舞台に出てきて欲しいと思います。
来年も規模縮小の嵐がおさまらず、ついに太鼓の数も減少……なんてことにはなりませんように!





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【プログラム】平成21年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)

例年に比べると派手さはない公演ではありましが、各音楽隊が「らしい」曲を持ってきていたので、「たくさんの音楽隊を楽しむ」ということではよいプログラムだったように思います。
さんさ踊り、阿波踊りで地域色をだしてきた東北方面音楽隊と中部方面音楽隊。
「海をゆく」、[海兵隊賛歌」と、公式行進曲を演奏した東京音楽隊と海兵隊音楽隊。
得意の三枝ガンダムを持ってきた航空中央音楽隊。
人気がある曲を毎回のように演奏するより、こういう「らしい曲」を必ず演奏すればいいのに、というのがぴぎーさん的考え。
音楽隊のカラーも見せやすいでしょうし、公式行進曲みたいな曲は演奏し慣れているというだけでなく、隊員のその曲に対する思い入れがあったりすることもありますから。
定期演奏会などで毎回毎回同じような曲を演奏するとか(アンコールは別ですよ)、らしい曲ばっかりプログラムを組んじゃうというのはそれはそれでどうかと思いますが、自衛隊音楽まつりはむしろそういうイベントだと思うので、こういう選曲の方がいいと思うのですが。
総体的な感想としては、今回はテレビ、映画絡みの曲が多かったなぁ、と。
実質テレビ主題歌メドレー状態の「親から子へ」を除いても、ガンダム、ヤマト、999、もののけ姫……。
ご年配には不満残りそうな選曲だったかもですね。(^^;


オープングのファンファーレ。舞台下手に陸音の隊員さん、上手に海音の隊員さん。

今期の音楽隊のトレンドは「天地人」のテーマ。
どこの演奏会でもこの曲がのっていました。
というわけで、音楽まつりのオープニングもこの曲。
この曲があっての「風林火山陰雷」なのか、「風林火山陰雷」あってのこの曲なのかはわかりませんが、とにかく今期はこの「天地人」でしたね。

陸音の方面隊音楽隊は前述のように地域色をだしてきました。
プログラムのメモでも書きましたが、総体的に人員削減なドリルの中、カラーガードとさんさ隊を率いた東北方面音楽隊のドリルは印象に残りました。
オレンジ色の着物に色とりどりのたすきのさんさ隊は艶やかかつ、女性隊員の方がかわいかったです。
中部方面音楽隊は阿波踊り。
中方音の阿波踊りのとき、わたしの後ろの席の方が「こんなことまでやるの?!」と驚いていたので、ちょっと笑ってしまいました。
いやだって、東北音のさんさ踊りだったて普通に考えたら「自衛官の仕事」には見えませんよね?
でも、さんさ踊りでは驚かなくて中方音の阿波踊りで驚いたってことは、中方音が「やりすぎ」に見えたってことですよね?(笑)
いやいや、中方音のドリルはこれぐらい普通ですよ?
わたしはむしろ関東の音楽隊がおとなしすぎると感じることがあるのですが。(笑)
阿波踊り、ファミリーコンサートのときにはわざわざ阿波踊りの連に習ったという話だったので、今回も気合入れて練習してきたんだろうなぁ。


練り歩く中方連。

阿波踊りだけじゃありませんよ?
楽器もパフォーマンスもフルスロットルなのが中方音の持ち味です。
中方音は陸音共通の緑の制服ではなく白い服に赤いサッシュ(肩帯)という格好だったので、他の音楽隊と並ぶと目立ってなかなかカッコ良かったです。



海兵隊員の「海兵隊賛歌」に対する思い入れの強さは有名ですが、その「海兵隊賛歌」を海兵隊音楽隊の生演奏で聴けたので、ぴぎーさん大喜び。
平成18年度に出演したときは「海軍賛歌」をアカペラコーラスで聴かせてくれて、それはそれで感激しちゃったりしたのですが、やっぱり海兵隊なら「海兵隊賛歌」ですよね!
「親から子へ」は1曲ずつ各音楽隊が演奏してつないでいくというメドレー。
こういう演奏(曲)にゲストバンドが加わったのちょっと意外な感じもしたのですが、アメリカさんだったからできたこともかもしれませんね。
ちなみに「荒野の七人」が陸軍で、「スパイ大作戦」が海兵隊です。
東北音楽隊は歌とふり付きで「崖の上のポニョ」を演奏してここでも大活躍。
「童神」は女性海上自衛官の独唱でした。
伴奏はキーボードだけでしっとりと聴かせます。
最後の合唱も含め、今年の歌は海自ががんばりましたね。
そういえば今年は「ドラゴンクエスト」のテーマをわりと聴くような気がするのですが、なにか理由があるのでしょうかね?!

セントラルの演奏は各々「らしい」曲で。
陸は今年演技支援隊をつけないかわりに、警務中隊がサイレント・ドリル(ファンシードリルのようなもの)をあわせてきました。
海は制式儀礼曲の「海をゆく」と「軍艦行進曲」。
空はお馴染みの「交響組曲 機動戦士Zガンダム」と「交響組曲 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をドリル用にアレンジしたものです。
ぴぎーさん的には海の「海をゆく」が嬉しい。
「海上自衛隊行進曲」のはずなのに、陸海空の三幕のテーマ曲として流れるのは「軍艦行進曲」ばかりで、案外生演奏を聴く機会がない曲なので。
儀礼曲としては「軍艦行進曲」の方が吹奏する場が多く制定されているのでしょうがないのですが、一応「海上自衛隊行進曲」なのは「海をゆく」の方なので、わたしはできればこういう広報の場ではこっちを演奏して欲しいと思っているのですけれど……。
そうそう、今年の東音のコンサートツアーの際にぴぎーさんが目を奪われっぱなしだったパーカッションの隊員さん、今回もマーチングドラム叩いてたような……?
いや別に探したわけじゃないですよ?
例によって太鼓の音に釣られてずーっとマーチングドラムの動きを追っかけていたもので……。(^^;

フィナーレは今年も合唱で。
「出発の歌」という、エライ古い歌を持ってきたのでビックリ。
かれこれ40年ぐらい前に流行った曲だと思うのですが、学生さん用合唱曲の定番か何かになってるのでしょうか? ……と思っていたら、ドラマ「3年B組金八先生」の挿入歌になっていたようですね。
なんかもうものすごく懐かしい曲を聴かせていただきました。(本当はぴぎーさんよりもう少し上の世代の方々にジャストミートな曲だとは思いますけれど)
歌いやすい曲ではないと思うのですが、きれいにまとまっていました。
ポップスっぽい歌い方ではなく、声楽っぽい歌い方にしたのがうまかったなぁ、と。

派手さには欠けましたが、各音楽隊のカラーは堪能できたんじゃないかと思う、今期の自衛隊音楽まつりでした。
最後に今回の公演でのぴぎーさんのお気に入りを♥

右の4人が順番にずれてドラムを叩いていきます。(中方音)


隣のドラムを叩いています。(東音)


うん、ごめんね。太鼓ばっかりなの。
笛とか太鼓とかの音に条件反射のごとくふりむいちゃうのは自分でもどうにかならんもんかと思ってるのですけどねぇ。(^^;





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【プログラム】平成21年度自衛隊音楽まつり (プログラム)

平成21年度自衛隊音楽まつり
第1回公演
2010年11月20日(11:10開演)
第2回公演
2010年11月20日(14:40開演)
第3回公演
2010年11月21日(13:50開演)
第4回公演
2010年11月21日(17:20開演)
日本武道館
駆け抜ける躍動、響きあう志

【演奏曲目】
  • 陰の章
    • 出演部隊へのインタビュー映像
  • 風の章
    • プロローグ
      ファンファーレ~「スーパーマン」のテーマ
    • オープニングセレモニー
      君が代
    • オープニング序曲
      天地人~メインテーマ
  • 林の章
    • 東北方面音楽隊ドリル演奏
      もののけ姫~サン・ダンシング~盛岡さんさ踊り
    • 中部方面音楽隊ドリル演奏
      オペラ座の怪人~阿波踊り
    • 方面隊音楽隊合同ドリル演奏
      戦場のメリークリスマス
  • 雷の章
    • 防衛大学校儀じょう隊
      ファンシードリル
    • 在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏
      The Blues Brothers Revue
    • 在沖縄海兵隊音楽隊ドリル演奏
      海兵隊賛歌~Sing,Sing,Sing
    • 雷の章:第二部「親から子へ~そして絆」
      ドラゴンクエスト~ウルトラマン~ヤッターマン~荒野の七人~崖の上のポニョ~スパイ大作戦~ガリレオ~童神-天の子守唄-~ドラゴンクエスト
  • 火の章
    • 陸上自衛隊中央音楽隊ドリル演奏
      ファンファーレ~サレントドリル~メトセラ
    • 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏
      海をゆく~軍艦行進曲
    • 航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏
      TRIBUTE to GUNDAM
      -宇宙を駆ける戦士たち-
    • 陸上自衛隊中央音楽隊演奏
      情熱大陸
    • 陸・海・空音楽隊合同演奏
      アフリカンシンフォニー~宇宙戦艦ヤマト
    • 自衛太鼓
      火~単独演舞~合同演舞
  • 山の章
    • グランドフィナーレ
      威風堂々~美中の美
    • 響きあう大合唱
      出発の歌~銀河鉄道999
    • トランペット演奏
      巡検
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
  • 海上自衛隊東京音楽隊
  • 航空自衛隊航空中央音楽隊
  • 在日米陸軍軍楽隊
  • 在沖縄海兵隊音楽隊
  • 陸上自衛隊東北方面音楽隊
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第302保安警務中隊
  • 東北方面カラーガード
  • 海上自衛隊カラーガード
  • 航空自衛隊カラーガード
  • 自衛太鼓
    • 北海自衛太鼓
    • 遠軽がんぼう太鼓
    • 八戸陣太鼓
    • 船岡さくら太鼓
    • 朝霞振武太鼓
    • 武山自衛太鼓
    • 松本アルプス太鼓
    • 滋賀十戦太鼓
    • 信太山菊水太鼓
    • 熊本八特太鼓
    • 薩摩川内焔児太鼓
    • 海自八戸華炎太鼓
    • 空自入間修武太鼓
  • 防衛大学校儀じょう隊
  • 盛岡さんさ隊
  • サイレントドリル隊
  • 演技支援部隊

ゲストバンドは今年もアメリカさんだけですが、今年は陸軍と海兵隊の2つ出演。
ゲストバンドの数より、今年は演技支援隊が激減していたのが気になりました。
自衛隊、本当に大丈夫なのでしょうか?
イベントの内容を締めているだけで済んでいるのならいいのですが……。
燃料代の高騰で訓練も満足にできなかったことがあるぐらいなので、なんだか心配だなぁ。(^^;

いつもなら各音楽隊のドリルごとにカラーガードの演技が付き、それとは別に女性自衛官のパフォーマンスもあったりするのですが、今年はカラーガードがつかないドリルがあったり、女性自衛官のパフォーマンスがなかったり。
陸中音はカラーガードの代わりに警務中隊のドリルがついていたのですが、今はどこの警務隊もドリルから手を引いていると思っていたので、第302警務中隊のドリルがあったのは意外でした。
演技支援隊を集めないかわりに302がひっぱりだされたのでしょうかね?
それとも302は今もファンシードリルとかやっているのでしょうか?
海東音のカラーガードは例年の半分以下の人数になっていました。
ドリル演技のためというより、海上自衛隊旗と東音のフラグを持つ要員+αという感じです。
そのフラグも今年はカラーガードの旗がなかったのですが、それも人員削減の一環なのでしょうか……。(;´д`)
とまぁ、こんな感じで総体的に人員削減な演出の中、カラーガードとさんさ隊を率いたドリルを披露した東北方面音楽隊(というか東北方面隊)の意気込みに恐れ入りつつ、感動いたしました。
もしかしたら陸音のどこかがガードを出さなきゃしょうがないので、東北がガードをだしただけだったりするのかもしれませんが、理由はどうあれ、規模縮小気味なドリルの続く中でガードと踊りを率いた東北のドリルが印象的だったのは確かです。

個人的には東部方面音楽隊がでなかったことに驚きました。
わたしの記憶の範囲内で東方音がでなかったことってなかったので、その東方音がでないというのはかなりのビックリです。
東方音ばかりに負担かけずに、方面隊音楽隊で順番に出演して平等に出演の負担を負いましょうってことなのかなぁ?!
あと、MCが男性にかわっていたのもちょっとビックリ。
聞きなれたいつも女声ではなく、男前な声で音楽まつりが始まったので「え?」という感じで。(笑)

いろいろとネガティブなことを書いていますが、複数の音楽隊のカラーを楽しむと考えるなら、むしろ今回ぐらいの方がいいのじゃないかと。
どこも「らしい」曲を持ってきているので、ドリル自体に物足りなさはそんなに感じなかったです。
例年と比べてしまうと地味な印象なのは否めないですが、地味は地味なりの良さが。
華やかでも明らかにカラーが違って雰囲気のあわない外部ゲストの演奏を聴くよりは、地味でも一生懸命な演技支援隊の演技を見せていただく方がわたしは嬉しいのですが、他の人はそうでもないのかなぁ。
そしてそういう意味では「陰の章」として出演者へのインタビューの映像を公演前に流したのは良かったなと。
欲を言えば舞台に乗る人たちばかりではなく、裏方の隊員さんの様子もいろいろ見たかったな、という感じではありますが。
「陰の章」、いい企画だったとは思うのですが、惜しむらくは会場内の大多数の人がちゃんと観ていないということでしょうか。(^^;
しょうがないとは思うのですが、個人的にはあれを見てないのはもったいないと思います。
「MAMOR」あたりででこういう一般向けの大きなイベントでの見えない部分の努力を取り上げてくれたらいいのですが、「MAMOR」じゃムリか。
本当に「セキュリタリアン」返して欲しい……もう防衛共済会、出版から手引いちゃったけれど。





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【プログラム】平成21年度自衛隊音楽まつり

日本武道館で行われた「平成21年度自衛隊音楽まつり」を聴いてきましたよ?

明日の公演に行かれる方のお楽しみを奪わないように、詳細は明日以降に追々と。
昨年あたりから吹き荒れる「予算削減・規模縮小」の嵐は一向に収まる気配もなく、昨年以上に自衛隊の懐具合の大変さを感じさせる音楽まつりでした。
こういうイベントの予算が削減されるのは別にかまわないと思うのですが、日常業務でも予算の壁と戦っているであろうことは想像に難くなく、外敵と戦う以前に予算の壁と戦わなきゃならない我が国の防人たちが気の毒というかなんというか……。
装備や設備の不足を人員の高い練度と創意工夫で凌ぐのは日本のお家芸ではありますが、もうちょっとなんとかならんのか? などと音楽とは全然関係ないことを思ったり思わなかったりする、そんなぴぎーさんでございます。

ぴぎーさんは自衛隊以外のバンドは出ても出なくてもどーでもいいと思っているので、ゲストバンドが少なくても全くの無問題。
むしろ今年は中部方面音楽隊と信太菊水太鼓が出ているので、第3師団管轄地域住人のぴぎーさんはそれだけでテンションあがりっぱなっしという……。(笑)
中方音のドリルと菊水の単独演奏をしっかり動画で撮ってきて超ごきげんです。

今年は青少年券と一般券の入場口が分けられたのですが、その振り分けで非常に段取りの悪い対応があったため、大袈裟な話ではなく本当にキレかかっていたお客さんもいました。(^^;
今年は例年より開演が遅いにもかかわらず、いつもなら中の人が食事中だったりするような時間にそれなりに人が配置されていたので、「それでも今年はいつもに比べて早い時間から対応とっているみたいですし、がんばってはいると思うんですけど……」とちょこっとだけ中の人をフォローしてみたりはしたのですが、それでもやっぱりあの統制はないわ……。
てゆーか、開演40分遅いのに、先頭グループの列は例年どおりの時間にできてましたよ?(^^;
夜行バス利用で新宿に7時前に着いたぴぎーさんは他に行くところもないので先頭グループ入りするしかしょうがないのですが、そんなぴぎーさんより早く来ている人たちって、本当に何時から来てるのかしら?!

開場待ちの統制はなんだかグダグダだったのですが、今年は開場までずっとぴぎーさんの相手をしてくださったおじさまが二人いらして、お一人は開場内でも相手してくださったので、今年は待ち時間があっという間に過ぎました。
後ろに並んでいたおばさまからは「中に持ち込めないから」とおやつを戴いたりと、今年は開場待ちは楽しかったです。
おじさまたちがどう思っていたかはわかりませんけどね。(笑)

というわけで、詳細へ続く……。





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第3師団音楽フェスタin和歌山 (その2)

ファンファーレのあと「第3師団隊歌」のメロディーにあわせて第3師師団隷下の各部隊の連隊旗、隊旗をもった隊員が1人ずつ登場して、音楽まつりがスタートです。
この演出はいいですね。第3師団内の部隊が全てわかります。
今まで自衛隊に興味のなかった人が「第3特殊武器防護隊」なんて部隊名を聞いたところで右から左だとは思いますが、それでも「なんかわからんけど、自衛隊ってこんなにいっぱい種類があるんや」ということは知ってもらえますものね。
方面隊規模でこれをやると時間が大変なことになるのでやってられないでしょうが、師団規模だからこそできることです。
国旗が入場して「君が代」の演奏のあと、会場の和歌山県民へ敬意を表して「栄誉礼冠譜」と「祖国」の演奏がありました。
冠譜4回ですよ、4回。 いいなー、和歌山県民。

・第3師団らっぱ隊
総勢38名(数え間違っていなければ)の大きな隊でした。
オーディションで選抜されたそうですが、今回も女性の方が数人。いや本当にすごいですよね、女性のらっぱ手。
「速足行進」をドリルを披露しながら音楽隊と一緒に演奏したあと「この国は」を合唱していました。
音楽的な意味では上手な合唱ではありませんが、若い自衛官たちが一生懸命に「我ら常に守らん日本の理想と未来」と歌う演奏はCDに収められたきれいな歌唱より素敵です。
隊歌、選定曲というのはこういう歌唱があるべき姿なんでしょうね、本当は。
日本の未来、よろしくお願いしますね、みなさん。

・自衛太鼓
基本的に中部方面隊音楽まつりのときと同じ演奏だと思います、多分。
とは言っても酒呑も菊水も白鷺も三施も武道館経験組ですから演奏は充実していました。
チームの数が減っているせいもあるのでしょうが、バチの動きなんかは中方音楽まつり以上に統制がとれていたように思えますし。
方面隊の時はなかった演出もいくつかあって、単独演奏とは別に各々の太鼓の人たちの見せ場がいくつもあったのですが、菊水太鼓がかたっぱしからいいところを持っていっていました。(笑)
どうもこういうのを見るのが初めてであろうと思われるような人には菊水の打ち方はインパクトがあるようです。
席を出たり入ったりと最後までじっとしていなかった小学生もその瞬間だけは目奪われましたしよ。
うん、でも菊水は大阪の太鼓なので菊水が受けているとぴぎーさん的にはちょっと嬉しい。

・第37普通科連隊演技
「自衛隊の1日」は37普連の隊員さんたちによる寸劇仕立ての隊内の様子の紹介です。
自衛隊体操から非常呼集まで紹介です。
徒手格闘、マットも何もない舞台の上に直接投げてたんですが。Σ( ̄□ ̄lll)!!
オリンピック強化選手によるマット演技などもあって盛りだくさんでした。
基本教練の様子を見ていて、生活体験で四苦八苦した経験を思いだして笑ってしまったことはナイショです。

「故郷を訪ねて」は第3師団管内の府県にちなんだ曲のメドレーです。
第3音楽隊の持ちネタ(吹奏楽演奏以外のこと)大放出。
「三輪そうめん音頭」の前、歌が一曲入るのですが、聴いているときからなんの曲かわからず(多分スクリーンに曲名でたはずなんですが、見落としたようで)それ以降の曲の記憶はかなりあやしいです。間違ってたらゴメン。
とりあえず「三輪そうめん音頭」、初めて聴きました。
音楽隊の地方演奏会ってこういう曲がたまに混じっているのがおもしろいんですよね。
しかし奈良ゆかりの曲、何か他になかったんかいな?
「六甲おろし」の演奏には太鼓も出ていました。
舞台の反対側に気をとられていたので太鼓が出てきたことに気づかず、音に気づいて慌てて振りかえりましたよ。
その太鼓なのですが……タイガースの半被着ているけれど、菊水の人ですよね?
わたしの位置からだと大太鼓の下が見えないのでどこの太鼓か確認できないため、どう見ても菊水の打ち方だよなーと、もうそればっかりが気になってしょうがありませんでした。
太鼓が撤収する時にやっと大太鼓の高台が見え、菊水太鼓で間違いなかったことが確認できスッキリ。
しかし菊水の人、大忙しだなぁ。

終演後は会場内どころか、会場の外の階段にまでずらーっと隊員さんたちが並んでお見送りです。
海上自衛隊のイベントでは入口前ぐらいまででのお見送りは普通ですが、陸上自衛隊のイベントでは珍しいですね。
しかも海でもここまではしないという、入口より更に先までの見送り隊です。
開場待ちをしている時にお話しした3師の方が「みなさまに楽しんでいただくためにやっています」とおっしゃっていましたが、最後までいい気分で帰ってもらえるようにと、お見送りまでがんばってくださったんですね、きっと。
今回はよく準備ができているな、と思いました。
イベントに早めに行くと段取りがうまくできていないことが結構あるのですが、今回は開場1時間前の段階で普通に動いていましたし、場内でも少なくともわたしの目に入る範囲ではきれいに動いていましたので。
隣の小ホールで先に入隊予定者激励会もやっていたようなので、そこらへんもあってスムーズに動いていたのかもしれませんが、他のイベントに比べると随分きれいに進行できていたのは確かです。
みなさん今回の音楽まつりのために本当に一生懸命準備されてこられたんでしょうね。
さて、次回はいつでしょうか。
来年? それとも5年後、10年後?
方面隊音楽まつりもあるので毎年は大変でしょうが、3年に1回ぐらいはやって欲しいなぁ。






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