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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊 第27回室内楽演奏会

伊丹アイフォニックホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊第27回室内楽演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
第27回室内楽演奏会

2014年3月20日(16:30開演)
伊丹アイフォニックホール
メインホール
特別企画第2弾
今年も挑戦 3時間を超えるリレーコンサート!


【演奏曲目】
  • I Program
    • 打楽器5重奏
      水面に射す赤き影の波紋(山澤洋之)
    • ユーフォニアム・テューバ5重奏
      リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ(A.ピアソラ)
    • トランペット5重奏
      胃腸薬の主題による4つの変奏曲(M.ケンツビッチ(編))
    • ホルン4重奏
      6つの小品(N.チェレブニン)
    • サクソフォン2重奏
      Sonate en Ré(J-M.ルクレール)
  • II Program
    • フルート2重奏
      Three Dances for Two Flutes(G.ショッカー)
    • クラリネット2重奏
      2本のクラリネットのための協奏曲(F.クロンマー)
    • サクソフォン2重奏
      協奏的2重奏曲 Op.55(J.B.サンジュレー)
  • III Program
    • 木管3重奏
      ソナタOp.294(D.ミヨー)
    • 木管3重奏
      カプルス(C.サン=サーンス)
    • クラリネット・サクソフォン6重奏
      シャルル=ドレアンの3つの歌(C..ドビュッシー)
    • 金管5重奏
      Just a Closer Walk With Thee(D.ギリス)
    • 金管5重奏
      Don Quichottisen(J.クーツィール)
  • IV Program
    • ユーフォニアム2重奏
      歌劇「セビリアの理髪師」より 6つのアリア(G.ロッシーニ)
    • サクソフォン4重奏
      Someone to Watch Over Me~Summer Time(G.ガーシュイン)
    • クラリネット6重奏
      3つのプレリュード(G.ガーシュイン)
    • トロンボーン4重奏
      組曲「パリジェンヌ」(J.G.モルティム)
  • アンコール
    • トロンボーン4重奏
      いとしのエリー(桑田圭祐)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

 2月のベガホールでの室内楽演奏会に続いての室内楽の演奏会です。
こちらは毎年行われている室内楽の定期演奏会です。
今年も特別企画ということで、演奏時間3時間越え、途中の休憩時間も合わせると4時間という長丁場の演奏会でした。
 開演時から1階席は満席とまではいかないまでも結構埋まっていたのですが、「どれぐらいが最後まで残っているんだろう……」とちらっと思ってしまったぴぎーさん、ヒドイですw
開始直後はほとんど人のいなかった2階席も3部が始まる頃には人の姿が見えたので、「会社勤めの人とかだった、やっぱり18時過ぎないと来られないよねぇ」とか「いい感じで席埋まってるやん」とか思って客席を眺めていたのですが、4部が始まったときには結構空席ができていたので、「みんな帰るの早っ!Σ( ̄□ ̄lll)!!」とびっくり。
4時間はキツかったですかね、やっぱり。

 いつもは「観客に優しくない」演目が多いのですが、今回はわりと「観客に優しい」演目だったのではないかなぁと。
中間は一般的なイメージとしての室内楽からそう外れない、聴きやすい感じの曲が続きましたし、室内楽の演奏会としては珍しく、目立つパフォーマンスのついた演奏もいくつかあったので、聴きやすい、飽きさせないという意味では観客に優しい演奏会だったなと。
 とはいえ観客に優しくても奏者には優しくない曲も多いのがいつもの室内楽定期です。
今年もおもしろい演奏がいろいろありましたよ。

 オープニングは打楽器5重奏。
ベガの室内楽演奏会も同じ打楽器5重奏でしたが、 「水面に射す紅き影の波紋」はベガの「ティコティコ」とは対照的ないかにも現代曲ぽい曲です。
弦楽器の弓でマリンバやティンパニの上にのせたリンをこすったり、レインスティックと呼ばれる民族楽器が登場したりという、いろいろあって、癖があるといえばあるのですが、あくは強くないので現代曲に馴染みがない人でも大丈夫そうな曲です。
 耳で聴いている分には木琴(マリンバ)と鉄琴(ヴィブラフォン)が対比になっているような気がするのですが、どうなのかなぁ。
耳はマリンバ≠「紅き影の波紋」だと認識していて、頭はマリンバも「紅き影の波紋」と認識しているというような感じで聴いていました。
頭に浮かんでくる光景は水面と波紋ばかりで、あとは水面に影を落とす木々の葉が少しと水面の向こうに見える空だったのですが、風とか空とかそんな感じなのかなぁ……いや、空はないか、さすがにあのナレーションから考えると。
でも風も違うような気がするのですよね。
とりあえずヴィブラフォンが「紅き影の波紋」なのは間違ってないと思うのですが、マリンバはなんだろう……と、わりと真剣に考えてしまったぴぎーさんでした。
あ、「こういう七面倒臭いことを考えながら音楽を聴いていて楽しいのか?」と思いましたね?
うん、楽しい。(笑)
もっとも、新しい曲限定で、ですけどね。

 今回一番のびっくりは「胃腸薬の主題による4つの変奏曲」です。
まさか室内楽の演奏会でドリルが見られるとは思いませんでした。
クラッピングとか曲の前後や途中に小芝居風のものが入ることはありますが、「室内楽演奏会」上で1曲まるっと演技付きというのはわたしも初めてみました。
いやさすが中方音。
 「胃腸薬の主題による4つの変奏曲」は胃腸薬=正露丸のコマーシャルでおなじみの旧軍の食事喇叭の旋律を用いた変奏曲です。
マルセル・ケンツビッチ氏はこういう冗談音楽みたいな曲をいくつも作曲されています。
曲は冗談みたいですが演奏の技巧難度は高かったりするのがケンツビッチ作品です。
 プログラムには曲名しか書かれていませんが、各変奏にもちゃんとタイトルがついています。
主題:正露丸の行進
第1変奏:踊る正露丸
第2変奏:正露丸の点呼
第3変奏:恋をする正露丸
第4変奏:正露丸の戦い
終曲:勝利の歌

今回はこのタイトルどおりに演技が進んで行きます。
 まずは迷彩服に鉄帽といでたちのらっぱ手が1人「食事喇叭」を吹きながら行進してきます。
吹いているのはらっぱ。
わ~い、らっぱー♥♥♥
……じゃなくて、らっぱなの?
らっぱでいいの?
このあとどーするんだろう?
と思っていたら、一緒に持ってきた大きな寸胴鍋の中からトランペットが。
その鍋、トランペットケースやったんかいっ!w
 同じ格好の自衛官が更に4人登場してフォーメーションを組みながら第1変奏を演奏です。
「踊る正露丸」というわけですね。
 続いて点呼。
原曲では点呼というにはなだらかすぎるぐらいの感じで「食事」のメロディーが流れていくのですが、ゴツゴツしたいかにも点呼のような演奏になっていたので「こう来たか」とクスっとしてしまいました。
点呼って滑らかにすべっていくけど、ゴツゴツした感じがありますものね。
そしてぴぎーさん、ここでやっとタイトルに沿ったストーリーになっていることに気がつきます。
おお、すげぇ!
 点呼が済むと女性隊員がやってきて、切り株(?)に腰をおろすと読書を始めます。
らっぱ手の1人のがもじもじしはじめます。
どうやら恋に落ちたようです。
意を決してラブレターを渡そうとしたのですが、受け取り拒否以前にアウトオブ眼中であえなく玉砕。
地面にのの字を書きいじける彼を仲間が慰めます。
いじけている彼が突然お尻を押さえもぞもぞしだすと、仲間たちも次々とお尻をおさえだします。
1人が喇叭のマークがついたオレンジ色箱を取り出します。
「正露丸の戦い」の始まりです。
てゆーか、何と戦うんだ正露丸?!
……
……
下痢か。(^^;
そして正露丸は無事下痢を制圧し、勝利の歌を歌うのでした……というお話です。
タイトルを知らなくてもおもしろいく楽しめる演技でしたが、タイトルがわかっていればもっとおもしろかったんじゃないかなと。
プログラムに各変奏のタイトル書いてなかったのは非常にもったいなかったですね。
 とりあえずこれ、音楽まつりでやればいいのにと思いました。
絶対受けるよね、これ。

 「Just a Closer Walk With Thee」は奏者が客席の通路を通って舞台に登場。
奏者が観客の手拍子を誘うような演奏もあったので、室内楽の演奏会にしては動的な演奏会な印象でした。
すでに書いたとおり例年に比べると観客に優しめで、楽しく作られた演奏会でした。
 現代曲っぽい曲とオーソドックスなアンサンブル曲の客席の空気感があからさまに違っていたので、やっぱり「心地よい音の方が誰にでも聴きやすいんだなと改めて感じました。
あいかわらず妙なタイミングで拍手が起きていたのは奏者には気の毒でしたが、もうこれはどうしようもないですね。

 どーでもいい話ですが、頭の中がフィガロでいっぱいです。<「歌劇「セビリアの理髪師」より 6つのアリア」を聴いたから。
「セビリアの理髪師」だけじゃなくて、「フィガロの結婚」のアリアまで脳内再生されてエライことになってます。
「6つのアリア」聴いてるときに、なんかこうなりそうな予感はしてたんですよ。(笑)

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:56 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊Chamber Concert 2014

宝塚ベガ・ホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊のChamber Concert 2014を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
Chamber Concert 2014

2014年2月14日(14:00開演)
2014年2月14日(18:00開演)
宝塚ベガ・ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • 打楽器5重奏
      ティコティコ(Z.de アプレウ)
    • オーボエ2重奏
      大きな古時計(H.C.ワーク)
    • フルート2重奏
      2本のフルートのための3つのグランドヂュオ第1番」より 第3楽章(F.クーラウ)
    • トランペット4重奏
      4本のトランペットのためのソナチネ(R.シンプソン)
    • トロンボーン4重奏
      猫の組曲(C.ヘイゼル)
  • 第2部
    • クラリネット9重奏
      宝島(和泉広隆)
      ディスコ・キッド(東海林修)
    • ホルン4重奏
      映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より ニュー・シネマ・パラダイス~初恋~愛のテーマ~二人だけの映写会(E.モリコーネ)
    • ユーフォニアム・テューバ5重奏
      リベルタンゴ(A.ピアソラ)
      アディオス・ノニーノ(A.ピアソラ)
    • サクソフォン6重奏
      ドラマ「家族ゲーム」より 遊戯~opening~ ~寂寥~偏執~神話~遊戯(本多俊之)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

 宝塚市のイベントガイドには14時からの公演が告知されていましたが、わたしは18時からの公演に行ってきました。
客席、前半分まるっと空いてましたよ……。(^^;
昼はどれぐらい入っていたのかしら?
平日午後なので満席はさすがにないかな。
 わたしは後援会枠での入場で、「発券はしないので入口で名乗ってくれ」という話になっていたのですが入口にたどり着く前から「どうぞ」「どうぞ」と招かれて、フリーパス状態でした。
昼、夜の区分がどうなっていたのかは不明ですが、昼もこんな感じだったのかしら?
入場券不要で入場できるのがわかっていたら聴きにきたかった人いたんじゃないかなぁと思ったりするのですが。

 「室内楽演奏会」でしたが「室内楽定期」ではないので演奏曲のほとんどがポピュラー曲という、室内楽定期とは対極のようなプログラムでした。
この演奏会の演奏情報を書いたあとに宝塚市の広報に室内楽定期の案内がでていることに気がついたのですが、ここしばらくの室内楽定期をやっていたホールだということと、ベガがコンサートホールだということで、勝手に室内楽定期のようなプログラムでくるのだろうと思っていたのでこれにはびっくり。
 びっくりはしましたが、自衛隊音楽隊の演奏会としてはこういうプログラムの方が正しいよなぁ……とも。
自衛隊音の演奏会に来る観客の多くは「自分の知っている曲を聴きたい」のですよね。
以前の室内楽定期では「知らん曲ばっかりや、オモロない!」と憮然とする人を必ずみかけましたし(ここ何回は中方音に思い入れがあるとか、熱心な音楽好きでもなければ演奏会に気づかなさそうな開催の仕方ので、さすがに「演奏会全否定」みたいな感じの不満を言うような方はみかけなくなりましたが)、途中で帰ってしまう方も結構いらっしゃいましたから。
そういう観客が少なくないことを考えれば、今回のような知っている人が多い曲が中心のプログラムこそが演奏の目的が広報である自衛隊音の演奏すべきプログラムなのだと思います。
ただ以前にも書いたことがあるように、わたしは「観客にあわせたプログラムでない演奏会があってもいいと思うよ」派なので、あまり観客に優しくないプログラムの演奏会(笑)も継続して欲しいとは思いますが。

 オープニング曲になる1曲目は打楽器アンサンブルで「ティコティコ」。
プログラムに「モントゥーノ風に」と書いてあります。
いやーん、わたし、キューバ音楽から発展したリズムの細かい区別がつかないのよーっ!(泣)
モントゥーノてソンだっけ?
ソンとルンバて同じものさす場合もあるんだっけ?
もう面倒くさいんで、全部ラテン音楽でいいじゃん。<よくないです。
 アンサンブルでは珍しく、ラテンの衣装をつけて奏者が登場。
打楽器アンサンブルですが木琴(マリンバ、シロフォン)が主体で鉄琴(ビブラフィン)もあるので、ちゃんとメロディーがあります。
鉄琴(ビブラフォン)も一緒にメロディーを奏でていましたが、2対1なので木琴の方が優勢です。
途中、ドラム以外の奏者がアフロ風のカツラをつけて前へでて、クラベス等でノリノリに。
ドラムもアドリブをすればよかったのに……と思ってしまいました。
終曲直前にそれっぽい演奏が一瞬ありましたけれど、もうちょっとやっても良かったかな。
ドラムのアドリブって観客喜ぶのになぁ。

 個人的には「猫の組曲」推し。
作曲者ヘイゼル氏の愛猫の名前がついた曲で組まれた組曲です。
元は「4匹の猫」(「3匹の猫」+「もう1匹の猫」)、「もう3匹の猫」という曲で7匹の猫が登場するのですが、今回は3匹だけお目見えでした。
猫の姿をそのまま描いているわけではなく、各々の猫の個性からの着想なので猫々した感じではありませんが、各々の猫がどういう猫なのかが想像できる楽しい曲です。
 わたしはトランペットしか吹いたことがありませんが、こういうトロンボーンのアンサブルを聴いていると、トロンボーンもおもしろそうだなといつも思ってしまいます。

 「大きな古時計」も演出つきでした。
鳩の鳴き声ぽい音がするので、一瞬オーボエが出している音かと思ったのですが、舞台袖からの音みたいだったので、「そういえば、替わった楽器が登場すると紹介されていたな」と。
鳩というかかっこうの鳴き方?
途中、太陽が登場して奏者を追いかけまわすのですが、手に太い竹筒に細い竹筒を刺したかっこう笛を持っています。
どうやら鳴き声の主はかっこうだったようです。
でもやっぱり声は鳩に聞こえるかも。(笑)
 最初に書いたように、今回は随分と「楽しませる工夫」をされていたようでした。
「ディスコキッド」には吹奏楽ではお馴染みの掛け声が入っていましたよ。

 前半と後半で司会の隊員さんがかわったのですが、後半の隊員さんが、ユーフォニアム・テューバアンサンブルの男性陣をネタにしているのを聞いていて、そういえばこの方の司会のときは「イケメン」だの「オッサン」だの隊員さんがネタにされるのはお約束だよなーと、ふと思いました。(隊長だろーが、副長だろーが容赦なく「いじられキャラ」に役にまわすところがステキなMCです)
人によって司会の傾向があるってことは、MCの原稿って基本担当者が考えているってことですよね。
「そーか司会も大変だなー」と今更みたいなことに気がついて、演奏以外のことに妙に感心してしまったそんな演奏会でございました。

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:48 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊の「ファミリーコンサート2013」

いたみホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊の「ファミリーコンサート2013」を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
ファミリーコンサート2013

2013年9月28日(14:00開演)
いたみホール大ホール
アニバーサリー ~世代を越えて~

【演奏曲目】
  • 第1部「アニメ・ゲーム音楽特集」
    • 「ドラゴンクエストI」より 序曲(すぎやまこういち)
    • 鉄腕アトム(高井達雄)
    • ジャパニーズ・グラフィティー VIII ~ウルトラ大行進~(星出尚志(編)
      ウルトラマンのうた~ウルトラセブンのうた~ウルトラマンタロウ~帰ってきたウルトラマン
    • キン肉マンGo Fight!(芹澤廣明)
    • ムーンライト伝説(小諸鉄也)
    • ドラえもんのうた~夢をかなえてドラえもん(菊池俊輔/黒須克彦)
    • スーパーマリオブラザーズ(近藤浩治)
  • 第2部「台所で音楽?」&「リトミック体験」
    • 台所用品による変奏曲(D.ギリス)
  • 第3部「ゲストを迎えて!」
    • ディズニー・ファンティリュージョン!(星出尚志(編))
    • 「白雪姫」より 口笛吹いて働こう(真島俊夫(編))
    • 美女と野獣(A.メンケン)
    • アラジン(A.メンケン)
    • ライオンキング(H.F.ジマー)
  • アンコール
    • 小さな世界(R.M.シャーマン, R.B.シャーマン)
    • 星に願いを(L.ハーライン)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

 プログラムに素敵なものがはさんでありました。
これをまもればみんなもりっぱな大人だね!
歳だけ大人な人がいっぱいいるので、一見大人な人たちにもこれを音読してもらったらいいと思うよ?
ま、それはともかくとして。
ぬりえ仕立てになっています。
せっかくなので「ぼく」だけではなく名前も書いておいてほしかった……と思ったのですが、名前はないのかもしれないですね。

 例年どおりの3部構成で、今年も中間の体験コーナーはリトミックになっていました。
第1部は「ドラゴンクエスト」の「序曲」でスタート。
今年のプログラムは○十周年にあたるアニメやゲーム音楽で組まれています。
ドラクエけは○十周年ではないので、なんでだろう? と思ったのですが、ファミコン30周年ということで、ファミコン用のゲームの代表ということのようです。
ファンファーレで始まるし、なにより「序曲」だし、そこらあたりもあっての選曲なのかもしれません。
 中方音が出演した年の音楽まつりで演奏されたドラクエはIVの序曲(ファンファーレがトランペト)が元になっているアレンジでしたが、今回はホルンによるファンファーレ、Iの序曲がが元になっているアレンジです。
個人的にはやっぱりこっちの方がいいなぁ。
ただ、先日CSで見た某アニメのせいで、わたしの頭の中ではロトじゃなくない人が冒険に出かけていました……ごめんなさい。
 アトムとウルトラマンの円谷プロが50周年、ドラえもんが40周年、マリオとキン肉マンが30周年で、「ムーンライト伝説」のセーラームーンが20周年だそうです。
「キン肉マンGo Fight!」と「ムーンライト伝説」は歌つきでした。
キン肉マンの方は女声コーラスもちゃんとついていましたよ。
 「マリオ」は任天堂から借りてきたというゲーム画面の映像が流されました。
階段でノコノコを踏み続けて無限1upをしている映像があったのにはちょっと笑ってしまいました。
そういうのもちゃんと入れておくのね、任天堂w
そんなこんなでマリオの映像に目が釘付け……だったわりには、マリンバのマレットを持ち替えたとかそうとこだけはしっかり反応してた自分がなんとも。(^^;
 演奏は全体的にゆるめ?
ゆるい、という言い方は誤解まねきそうですが、なんていうかミリタリーバンド的なかっちりした感じが薄いかなと。
ファミリーコンサートだからというか、こういう曲だからなのだとは思いますが。
ただ欲をいうならドラクエのファンファーレがもうちょっとビシっと決まっていればなと。
オープニングの曲ですし、あれが隙なく決まるとかなりカッコイイと思うのですが。

 第2部の体験コーナーは前述のとおり、今年もリトミックです。
リトミックの前に台所にあるいろいろな物を打楽器として使う「台所用品による変奏曲」が演奏されました。
案内では「キッチン協奏曲」と言っていたような気が。
シェフの格好をした打楽器奏者が2人、鍋やボールや包丁といった台所用品を打楽器として演奏します。
 見所(聴き所?)はスプーンパーカッション対決。
2本のスプーンをカスタネットのように使い、自分の身体も使って音をだします。
タップまで踏んでいらっしゃいましたが、打楽器奏者も大変です。
自分の身体に鍋に鹿脅に目覚まし時計、叩いて音がでるものは全て打楽器奏者に委ねられるわけですから。
あと、叩かれる側のフライパンとか鍋とか、叩く側のお玉とか菜箸とかはいろいろ試した中から選ばれた「良い音色のする台所用品」だったりするのでしょうね。
まさか鍋を作っているメーカーもまさかそんな理由で自社製品が選ばれるとは思うまい。(笑)
 途中、指揮者もぶらさっがっていたターナー(フライ返し)を手にとり、それで指揮をはじめます。
指揮棒だと先は点ですがターナーだと面になるのでそのあたりは大丈夫なのでしょうか?
いや、演奏するのには問題ないと思うのですが、視覚的に……。
目の前でピンクの平たいものを振り回されるのですよ?(笑)
 シェフ対決のあとはリトミックです。
リトッミックおねえさんの登場にさらっと「あまちゃん」を持ってきました。
そうね、今回のテーマだと「あまちゃん」の入れどころはここしかないものね。(笑)
シェフが鍋をひとつ持ってひきあげていったので、「使うのそれ?」と思っていたのですが、最後に鍋とボウル(もう一人のシェフ)が盛大に演奏されていました。
リトミックも「台所用品による変奏曲」のメロディーを使っていたので、演奏上重要な楽器である鍋を抜くわけにいきませんよね。
 演奏には関係ないのですが、わたしが分けられたグループのリーダーが「おじちゃん」と呼ばれていたので工工エエェェ(゚Д゚;ノ)ノェェエエ工工 状態に。
わたしの中では「元気で明るいおにいちゃん」ポジションだったのに、いつのまにか「おじちゃん」に?! ……うふふ、わたしも「おばちゃん」になるはずね。<元からおばちゃんですがな。

 第3部は東京ディズニーランド30周年にちなんで、ディズニーランドとディズニー映画の音楽が集められています。
「美女と野獣」がなかなか凝った演出になっていました。
アレンジ自体がセリーヌ・ディオンのかわりにフルートが、ピーボ・ブライソンのかわりにトロンボーンが歌うという凝ったものなのですが、更にフルート奏者がベル(美女)に、トロンボーン奏者が野獣に扮して楽器を演奏するという懲りようです。
最初にフルートを持ったドレス姿の女性が下手から登場します。
外部ゲストでもないのにソリストがドレスなのは珍しいなーと思っていると、上手からディズニー映画に登場する野獣のような青い上着を着たソリストが登場。
頭には獣のような被り物までかぶっています。
観客はここでやっとピンクのドレスの女性がベルだということに気づくわけです。
見つめあうベルと野獣のように歌いあう2つの楽器。
間奏中はダンスしてましたよ、ベルと野獣。
間違いなくハッピーエンドを迎えそうな二人でした。

 一部のところでも書いたのですが、総体的にゆるい感じだったかなと。
「台所用品による変奏曲」は普段の中方音ぽかったような気もするのですが、あれはどっちかというと打楽器奏者お二人の演奏によるものかなぁ。
でも、「あまちゃん」とかリトミック体験中の変奏曲も中方音らしいといえばらしいような……。
ただまぁ、もしかしたらわたしがディズニーとかアニメソングがあわないだけ、みたいな感じなオチだったりする可能性も。<そんなんで、これだけ長文書きなぐってるのか、ぴぎーさん?

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 01:21 AM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】たそがれコンサート2013(陸上自衛隊中部方面音楽隊)

大阪城音楽堂で行われた「たそがれコンサート」で陸上自衛隊中部方面音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

たそがれコンサート2011
2013年7月12日(18:30開演)
大阪市立大阪城音楽堂
海と空と大地と!

【演奏曲目】
  • [18:30~]大阪市立高津・文の里・春日出・桜宮中学校吹奏楽部合同演奏
    • マーチ「青空の彼方へ」(福田洋介)
    • ふるさと(岡野貞一)
    • サマー・タイム(J.ガーシュウィン)
    • ザ・ビート・オブ・EWF(W.ホワイト)
  • [19:10~]陸上自衛隊中部方面音楽隊
    • 君が代行進曲(吉本光蔵)
    • 星条旗よ永遠なれ(J.P.スーザ)
    • ディズニー・ディキシースタイル・メドレー (J.クリスチャンセン(編))
    • バック・トゥー・ザ・フューチャー(A. シルヴェストリ )
    • TOMORROW(岡本真夜)
    • ウィーゴー!(田中公平)
    • コパカバーナ(B.マニロウ)
    • 河内ファンク(日本民謡)
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 大阪市立高津中学校吹奏楽部
  • 大阪市立文の里中学校吹奏楽部
  • 大阪市立春日出中学校吹奏楽部
  • 大阪市立桜宮中学校吹奏楽部

 

 「「どっちの音楽ショー」~曲目は当日のお楽しみ~」となっていたので、例の「どっちを聴きたいですか~?」をやるのかと思ったら、「どっちが良かったですか?」な新パターン。
同じテーマのもと選曲した曲をテーマごとに隊長、副隊長が交互に演奏し、全曲演奏しおえたあとに「隊長と副隊長の演奏のどっちが良かったですか?」と観客の審判を仰ぎます。
 テーマは「マーチ」「テーマパーク」「元気がでる歌」「祭」の4つ。
サンバ風の「コパカバーナ」、ファンク風の「河内音頭」と夏っぽい曲もありました。
副長がなかなかアグレッシブな演奏でとても楽しいことになっていました。
余裕の副長、若干弱気な隊長……みたいな味付け(演出)もほんのりありましたが、演出抜きにしても副長絶好調です。

 「星条旗よ永遠なれ」。
副長、1曲目からフルスロットル。
派手な「星条旗よ永遠なれ」に仕上がっていました。
野外の演奏なのでこれぐらい派手にいかないとね!
 個人的に隊長が星条旗、副長が君が代のイメージだったので、ちょっと意外な気もしたのですが、君が代行進曲、どっちかといったらやっぱり隊長の雰囲気かも……。


 テーマパーク対決。
「(USJ)めっちゃ楽しいですよね!
打ち合わせしたときにUSJには1回も行ったことないと言ってましたよね、確か
……
……
それ、今言う?


 元気がでる歌対決・女声編。


 元気がでる歌対決・男声編。


 祭り対決は「コパカバーナ」と「河内ファンク」。
 「コパカバーナ」はサッカーの「祭典」、ワールドカップにかけての選曲です。
「祭」ということを意識してでしょうか、冒頭は日本の祭囃子のような雰囲気でした。
 「河内ファンク」は「マーチング・スペシャル関西編」の終曲を単独演奏用にアレンジしているようですね。
最後は打楽器パートの大活躍で演奏終了です。



 隊長、副長ともに大熱演で中方音らしい演奏が聴けました。
え、対決の結果?
ああ、忘れていました。
選択肢が「隊長が良かった」「副隊長が良かった」「どちらも良かった」の3つあったのですよ。
拍手で決めるのですが言うまでもなく「どちらも良かった」が一番拍手が多かったです。
「どっち」じゃなくて「どれ」じゃん……というツッコミはなしね。(笑)

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:55 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊日曜コンサート

OCATで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊の「日曜コンサート」を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
日曜コンサート

2013年6月9日(14:00開演)
OCAT
ポンテ広場
【演奏曲目】
  • プログラム
    • ディズニー・マーチ集(T.リケッツ(編))
      ミッキー・マウス・マーチ~ティ大佐のマーチ~ステップ・イン・タイム~小さな世界~ジッパ・ディ・ドゥ・ダ~スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャ­ス
    • フックト・オン・アニメヒーロー (小島里美(編))
      行け行け飛雄馬~鉄腕アトム~鉄人28号~マジンガーZ~宇宙戦艦ヤマト~狼少年ケン~あしたのジョー~ハリスの旋風~ゲゲゲの鬼太郎~魔法使いサリーのうた~ウルトラマンの歌~おしえて~天才バカボン~ガッチャマンの歌~行け!タイガーマスク~アタックNo.1
    • タッチ(芹澤廣明)
    • 残酷な天使のテーゼ(佐藤英敏)
    • おどるポンポコリン(織田哲郎)
    • サザエさん(筒美京平)
    • Happy Go Lucky! ドキドキ! プリキュア(清岡千穂)
    • ウィーゴー!(田中公平)
  • アンコール
    • ユーロビート・ディズニー・メドレー(磯崎敦博(編))
      ミッキーマウス・マーチ~小さな世界~ジッパ・ディ・ドゥ・ダ
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊


 協力会主催の演奏会は不特定多数向けに告知しちゃいけないという不文律でもあるのかと思う今日この頃。
いやほら、京都のあれとか大阪のあれとかこれとか、なぜか限定的な告知しかださないでしょう?
なんでだろう?
 今回は会場であるOCATの公式ページのイベント情報ですらモバイル向けサイトの方しか情報がでていなかったみたいなのが不運でしたね。
大阪地本も「まもるくん参加予定」なら時間も書いておけばいいものを。
気がきかないのか親切みがないのか……。(^^;
 そんなわけで、前述のとおり会場は空席目立ちまくりでした。
ポンテ広場みたいな形状の場所だと会場の上の階から観ている人たちがいるものですが、そういうのもほとんどなく。
しかもアニメソングばかりのプログラムなのに、観客は見るからに高齢者の方が多いですし。
が、がんばれ中部方面音楽隊。(^^;

 こういう形の演奏会で演奏がどうのこうのは野暮な話なので……というのは以前に書きましたが、今後はもうずっとそのスタンスで行こうかと。
とりあえず演奏曲についてだけざっと。
 「タッチ」「残酷な天使のテーゼ」「ウィーゴー!」が歌つきで、「サザエさん」はお馴染み指揮体験コーナーです。
あと大阪地本のマスコットまもるくんが「おどるポンポコリン」を振りました。
まもるくん普段からMy棒(たこ焼きつき)を持ってますから、いくらでも指揮やり放題です。

 「ディズニー・マーチ集」、「小さな世界」と「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャ­ス」の間に挟まっている曲がわかりません。
これって多分原題が「A Disney March Spectacular」というものだと思うのですが、楽譜情報を見ていると「ジッパ・ディ・ドゥ・ダ」の一部かな? という気はするのですが、「ジッパ・ディ・ドゥ・ダ」のメロディーって「ジッパディドゥーダー ジッパディドゥーエイ!」の部分しか浮んでこないわ……。(T◇T)
 「フックト・オン・アニメヒーロー 」は60~70年代のアニメ主題歌を集めているので、「全曲わかった人」と尋ねられてもうかうか手をあげられません。
全番組リアルタイムで見ていた人は確実に50代以上なので、手をあげたら自分の年齢を宣伝してるようなものです。(笑)
わたしはさすがに再放送で見たものが混じってますけれど。
曲目紹介のさいに「ハリスの旋風」を「はりす の せんぷう」と読んでいらっしゃいましたが、あれ、「旋風」と書いて「かぜ」と読むのですよね。
なんかもう、「ハリスの旋風」を当たり前のように「はりすのかぜ」と読める自分に思わず涙が……。(/_:)
うん、でもさすがにリアルタイムで見ていたわけじゃないですよ?

 「ウィーゴー!」の写真なのですが、わかります?
ちゃんと目の下に傷があるんですよ。
演奏の前に描いていらっしゃいました。
実は左腕にも×が書いてあるのですが……腕?

 アンコールは「ユーロビート・ディズニー」で。
久しぶりに聴きました。
わたしはこの曲の演奏は中方音の演奏が一番好きです。
中方音の音を聞きつけるとなんか他が物足りないというか。
ただ、中方音はくまのプーさんの部分をやってくれないのですよ。
プーさんもやって~。ヽ(`Д´)丿
 さすがにユーロビートは旬を過ぎちゃった感じなので、これからもあまり聴くことはなさそうです。
そしてパラパラの方は「あまり」どころかもう絶対に見れないだろうなぁ。(笑)

 ぴぎーさん、実は副長の棒が好きなので、副長の演奏が聴けただけでそもそも満足しちゃっているところがあるのですが。
演奏も実直すぎると面白みにかけてしまうのですが、個性が強い棒というのもミリタリーバンドくささが薄れるような気がするのですよねぇ。
個性的な棒は面白くて、聴いていると楽しいのですが、もともとミリタリーバンド的な演奏が好きで聴き始めた自衛隊音なので、硬過ぎず柔らかすぎずでなおかつミリタリーバンド的な演奏を定期的に聴いておかないとなんだか欲求不満気味になっちゃうのです。
 そうそう、どうでもいい話ですが、今日の演奏を観ていてまたタンバリンが叩いてみてたくなっちゃったわ。
なんでそんなにタンバリンが気になるのかしら、わたし?(^^;

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 07:57 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊第45回定期演奏会

兵庫県立芸術文化センターで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊第45回定期演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
第45回定期演奏会

2013年6月2日(14:00開演)
兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール
【演奏曲目】
  • 国歌「君が代」(林廣守)
  • 第1部
    • 行進曲「祖国」(黛敏郎)
    • 歌劇「運命の力」序曲(G.F.F.ヴェルディ)
    • 歌劇「ローエングリン」より 「エルザの大聖堂への行列」(W.R.ワーグナー)
    • 梁塵秘抄~熊野古道の幻想(福島弘和)
    • 信号らっぱの為の協奏曲(神田文雄)
  • 第2部
    • 交響曲第9番ホ短調 作品95(A.L.ドヴォルザーク)
      第1楽章 Adagio - Allegro molto
      第2楽章 Largo
      第3楽章 Molto vivace
      第4楽章 Allegro con fuoco
  • アンコール
    • 栄光の旗の下に(古関裕而)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

 開演前と終演後はオルゴール調の音楽、「中部方面隊歌」以外の曲もあるようなので静かなところで全部聴いてみたいのですが。<演奏会そのものよりそっちの方が気になってしょうがなかったらしい。

 「祖国」はメリハリのある演奏でしたが中方音には珍しいぐらいの荒っぽい音というかなんというか……賛助の数が多いせいでしょうか?
どうもこの「祖国」だけはわたし的にはすっきりしない感じだったのですが、「運命の力」以降はむしろ力強い音でいい感じでした。
吹奏楽曲<管弦楽曲の編曲物という感じかな?
 「エルザの大聖堂の行進」は以前にも書いたことがありますが、吹奏楽では人気の曲です。
実は今日、朝方までだらだらと「ローエングリン」を観ていたこともあって、今更ながら「そーいや吹奏楽版のエルザは何事もなく大聖堂へ入場していくんだよなー」と。
「エルザの入場→オルトルートの邪魔→白鳥の騎士様登場→婚礼の合唱(ワーグナーの「結婚行進曲」)」を描写するような編曲があればいいのに……とか思ってしまいました。
ま、あまり需要なさそうですけれど。

 個人的に一番楽しみにしていた「信号らっぱの為の協奏曲」は「中部方面音楽隊創隊53周年記念曲」という位置づけのようです。
協奏曲ですよ、協奏曲。
信号らっぱで協奏曲。
アイデアだけならわりと誰でも思いつきそうだけれど実際に形にするのは難度が高そうな、ありそうでなかった協奏曲です。
 演奏前の曲目紹介で「3つの音の種類しかない」ということが強調されていましたが、さすがにこれはちょっとミスリードだなぁと思ってしまいました。(^^;
こう言われたら、金管楽器の構造を知らない人が聞いたら「3つしか音がでない」と思うのではないかなぁ。
以前書いたのですが、信号らっぱは「ド」「ソ」「ド」「ミ」「ソ」「シ♭」「ド」の7音が出せませす。
「3つの階名しかだせない」(正確には4つですが)だけで、「音が3つしかだせない」わけではないのです。
7音でも大概少ないのですが、それでも「3つの音だけ」と比べると印象が多少違ってきますよね。
確かに「3つ(の種類)」の方がインパクトはあるのですが、なんだかもにょもにょしちゃうぴぎーさんです。
 ちなみに曲目紹介でもプログラムでも「ソ・シ・レ」と紹介されています。
「ド・ミ・ソじゃねーじゃん。ぴぎー間違ってるんじゃねーか?」と思われる方もいらっしゃるのではないかと。
実は陸上自衛隊で使われている三つ巻90式はG管=ト長に調律されているので「ド・ミ・ソ」=「ソ・シ・レ」になるのです。
ごめんね、なんだか面倒くさい話書いちゃって。
 らっぱ本体の話はこれぐらいにして曲についていくつか。
第1楽章は軽快な曲調で、らっぱも駆け足らっぱのようなメロディーを奏でます。
冒頭にらっぱの独奏があるのですが、いやぁ、いきなりえらいもん吹かされてるなぁと。
ソリスト泣かせというかなんというか……。
 第2楽章はブルースで。
わはは、らっぱにミュート使ってますよ?
カップミュートを使ったり、手で調節したり。
らっぱにミュートって初めて聴きました。
信号らっぱでこんなことやったらしばかれますよね、絶対。(笑)
消灯らっぱのようなようなメロディーで締めくくられます。
意外性というおもしろさではこの第2楽章が一番です。
 第3楽章は音程がはっきりしない現代音楽調。
信号らっぱという昔のままの形を保っているものと現代音楽という新しいものの組み合わせがおもしろいです。
ただ、こういう曲調に慣れていない人はむずむずしそうな曲ですが。
 第4楽章は信号らっぱということを意識せずに聴ける曲です。
でも綺麗なメロディです。
それでいて雄大な感じもあります。
表現は悪いですけど「普通の曲」です。
ある意味らっぱではなくトランペットで吹いても成立するような曲……というか、なんだかこれだけですでに1曲として成立するような感じ。
そういう意味で「普通の曲」。
……と思って聴いていたのですが、帰ってからプログラムを読んで納得。
この楽章のみで演奏ができるように書かれているそうで。
あー、もしかしてぴぎーさんの感想って作曲者の思うツボ?(笑)
とりあえずこの楽章だけの演奏を想定しているということは今後アンコールで聴けたりする可能性があるということですよね?
楽しみ~♥
 とにかくおもしろい曲です。
信号らっぱという音の制限の激しい楽器を使ってこれだけのバリエーションをみせた作曲者と、奏者泣かせな部分も相当あるこの曲でらっぱを吹いたソリストに惜しみない拍手を贈らせていただきました。

 第2部はドヴォルザークの「新世界より」。
演奏前の曲目紹介でも少し触れられていましたが、「新世界より」なんですよね、「新世界」ではなくて。
「より」があるとないとでは意味が大きく違ってくるわけですが、なんだかんだで「新世界」の方が通りがいいような気がします。
「新世界」というタイトルで歌詞をつけて歌われている方が何人かいらっしゃるので、そういうのを聴いて「新世界」だと思ってしまっている人もいそうですね。
 管弦楽を聴いているときはあまり気にしたことはなかったのですが、吹奏楽を聴きながらなんとなく管弦楽との違いを考えていたら、これってかわった曲だよなぁ……とこれまた今更なことを思ってしまいました。
シンバルとかチューバとかの使い方が謎ですよね、なんか。
て、原曲についての感想は別にどうでもいいのですが。
 先にも書いたように今回は吹奏楽曲<管弦楽曲の編曲物という感じだったのですが、そういう意味ではこの「新世界より」が一番良かったかな、わたし的には。
ただ、隊長ってこんな振り方をされる方でしたっけ?
あれ、わたしの記憶がごっちゃになってます?

 アンコールは「栄光の旗の下に」でした。
演奏が始まった瞬間、一気に目が覚めました。
いや、別に寝ていたわけじゃありませんが。(笑)
前述のとおり夜更かしをしたおかげで、睡眠不足で若干だれかかっていたのですが、音が出た瞬間しゃっきりと。
古関裕而氏の曲らしい溌剌としたメロディーについ背筋が伸びてしまいます。
歌なしで聴いたのは初めてなので、なんだかムダにテンションがあがってしまったぴぎーさんでした。

 乳幼児で大概落ち着かないことになっていたので、「定期は未就学児不可じゃなかったけ?」と思ったのですが、あとでちらしを見直したら「乳幼児同伴は応募の際に備考欄に記入」ということになっていたので驚きました。
どうも事前申請のあった乳幼児をバルコニーに集めたくさいですね。
外にでやすいからだというのはわかるのですが、バルコニーのB、D扉寄りの席は1階席と高さがたいしてかわらないので集結させるのは勘弁してー。(/_;)<まさにB、D扉寄りのバルコニー横の席だった。
 乳幼児の入場が可になったこともそうですが、定期演奏会の雰囲気がファミリーコンサート寄りになってきているような気がします。
将来的にはファミリーコンサートを無くしたい思惑がある……とかだったら嫌だなぁ。

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 10:05 PM | comments (10) | trackback (x) |


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【動画】あたりまえ体操@2012ベストヒット歌謡祭

副隊長が研究のために「昼休みに眉間に皺を寄せて聴いていた」とネタにされていた、「あたりまえ体操」です。
編曲物、とくに歌詞のついているもののメドレーなんかだとアレンジを楽しむというよりは元曲の歌の部分を含めての雰囲気を再現させるという感じなので大変ですよね。
みなさまの耳には副隊長の研究結果はいかが聞こえますでしょうか?

副隊長の研究成果とは別におもしろいアレンジですよね、これ。
トランペットから始まって、各楽器が歌の部分を順番に歌っていきます。
オチの部分もちゃんと落としてきていますし。
花見の宴席での余興にこの動画で体操していただくかとよろしいかもしれません。
お酒のまわりが早くなっても責任はもちませんけれど……。(笑)



桜フェスタ2013(陸上自衛隊中部方面音楽隊)
2013年4月6日:陸上自衛隊伊丹駐屯地


| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:07 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊第26回室内楽演奏会

伊丹アイフォニックホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊第26回室内楽演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
第26回室内楽演奏会

2013年3月22日(16:30開演)
伊丹アイフォニックホール
メインホール
特別企画
挑戦 4時間を超えるリレーコンサート!

【演奏曲目】
  • First Stage
    • Gains Borough(T.ゴーガー)
    • ウェントス(石毛里佳)
    • 吹奏楽のための組曲第2番より(G.ホルスト)
    • クープランの墓より(M.ラヴェル)
    • ソナチネ(E.ボザ)
  • Second Stage
    • Sonate for Flutes in E minor(W.F.バッハ)
    • 無伴奏チェロ組曲第2番(J.S.バッハ)
    • 3つの魔法(高橋宏樹)
    • トロンボーンのための3つの情景(A.ワイルダー)
  • Third Stage
    • Resound(松岡真子)
    • Tokyo triptych(P.スパーク)
    • トリオ(G.オーリック)
    • Suite(E.ボザ)
    • 6つのバガテル(G.リゲティー)
  • Fourth Stage
    • 笑劇のための音楽(P.ボウルズ)
    • 6重奏曲(F.プーランク)
    • タランテラII(八木澤教司)
  • Second Stage
    • Rush Out(西原大樹)
    • 紅(真島俊夫)
    • ガーシュインを讃えて(G.ガーシュイン)
    • モダン・ムーズ(N.C.ディーツ)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

挑戦状が送られてきたのでアイフォニックホールまで挑戦を受けに行ってきました。
よしこい、21曲!
玉砕するのは覚悟のうえ。
最近老朽化の激しいわたくしの記憶装置がんばれ。<いろいろと大きく間違ってますよ、ぴぎーさん。

アイフォニックホールでの室内楽は6年ぶりだそうです。
同じく6年前にいたみホールから芸術文化センターに移った定期も戻っちゃうのかな? とちょっと気になっていたのですがプログラム裏表紙の案内をみる限り今年も芸術文化センターのようです。
演奏会は21曲を5つに分け、間に4回の休憩を挟んでの総計4時間40分ほどの長丁場でした。
最後の曲が終わったの21時13分でしたよ。

21曲全部感想を書いていたらえらいことになるので、各ステージの中で面白かった曲を1曲づつメモ。
まずはFirst Stage。
一番手走者が走り出してリレーがスタートです。
あ、鹿威しの人?<勝手にヘンな呼び名をつけない。 (-"-;)
それはとりあえずおいといて……
ゴーガーの「ゲインズボロー」が4時間半のリレーの第1曲目です。
「ゲインズボロー」は打楽器アンサンブルの曲としては人気のある曲のようでわりとよく演奏されている感じです。
現代曲によくあるようなかわった演奏法などは一切なく、打楽器の曲にありがちな打楽器の持つ力強さを前面に押し出したような曲でもないので各々の楽器の音をじっくり楽しめます。
打楽器5重奏となっていますが、ものすごく厳密に言ったら5重奏ではないのではないかと。
だって、バスドラとシンバルを同時に叩いてるのだもの。
実際、副題として「5人の打楽器奏者のための(for 5 Percussion Players)」とついているのを何度か見たことがありますので、「5人の奏者で演奏」する曲であって、「5つのパートを重ねて演奏する曲」ではないのでしょうね。
マリンバが2つ、ヴィブラフォン、バスドラム、ティンパニ、シンバル、トライアングル,銅鑼(というかゴング?)、チューブラーベルは目視確認できました。
実はチューブラーベル、見えてるのに見えてないというとんでもないことになっていて、チャイムの音が聞こえてきた瞬間にびっくり。
ええっ、チューブラーベルいつからそこにっ!?(多分最初からそこに)
音を聴いている限りでは絶対他にも楽器があるはずですが、チューブラーベルの存在すら気がづかなかったぐらい節穴な目のぴぎーさんには確認できませんでした。(^^;
打楽器は1つの楽器でもマレットをいくつも使いわけるのは普通ですが、この曲のティンパニはかなり大きさに差のあるマレットを使いわけていました。
これぐらい差があると、素人のぴぎーさんにも音の差がわかるので助かります。(笑)
前述のとおり各楽器の持つ音がきれいに表現された曲です。
管弦楽・吹奏楽ではなかなか前面にでてくることのない打楽器群ですが、今回は打楽器も実はこんなに美しい音をだせるんだぜ! というのを披露してくれました。

Second Stageで面白かったのは「トロンボーンのための3つの情景」。
プログラムでは「混成アンサンブル」と紹介されていてフルート、オーボエ、クラリネット、バスーン、ホルン、トロンボーン、パーカッション、ピアノの奏者の名前がかかれています。
トロンボーン以外の楽器がメチャクチャ多いので、「「トロンボーンのため」と書いてあるのにトロンボーンアンサンブルとちゃうんかいっ!」とつっこみたくなるような曲です。
舞台には下手からピアノ、マリンバ、木管5重奏と少し間隔をとって並びます。
トロンボーンはピアノの前に立ちます。
「ヘンな配置」と思っていると、トロンボーンとピアノだけが演奏を始めます。
第1楽章が終わるとトロンボーンはマリンバの前へ移動。
第2楽章はトロンボーンとマリンバが演奏をします。
第3楽章は木管5重奏の前に移動して木管5重奏と演奏です。
そう、楽章ごとにトロンボーンは違う相手とアンサンブルをしているのです。
なるほど、だから「トロンボーンのための3つの情景」というタイトルなのですね。
木管5重奏との演奏はアンサンブルというよりは協奏曲のような趣がありました。
ものすごく面白い曲だと思うのですが、わたしは初めて聴いた、というか曲名すら聴いたことがありませんでした。
珍しい曲なのかも。

委嘱曲好きとしては中音ユーフォニアム・テューバセクション委嘱曲の「リサウンド」をかなり気合いを入れて聴いたのですが、Third Stageはテーマとしておもしろい「トウキョウ・トリプティック」で。
これ、フィリップ・スパーク氏にとっての初めての室内楽曲だとか。
曲名を日本語にすると「東京三景」といった感じでしょうか?
第1楽章が「新宿」、第2楽章が「泉岳寺」、第3楽章が「渋谷」というタイトルがつけられています。
新宿、変拍子みたいなのですが、スパーク氏には新宿はそういうリズムに感じるんだーと、わりとどうでもいいことを考えていました。(笑)
トロンボーン4重奏です。
技巧的にも難しそうなところがあるように見受けましたが、そのあたりは手堅く。

Fourth Stageは「笑劇のための音楽」の見るからに目覚まし時計な時計が気になって、気になってしかたありませんでした。
時計のベルの音を使うのは別に珍しいことではないので時計だけ置いてあるなら別に気にもしないのですが、時計に白いコードが繋がっているのですよ。
何、あのコード……。
「笑劇のため」というタイトルがつけていられるように、コミカルなところのある軽妙な曲です。
トランペットはミュートを4つも使い分けていました。
これもまたなかなかおもしろい曲でした。
ちなみに作曲者のポール・ボウルズ氏は『極地の空 』(映画「シェルタリング・スカイ」の原作)の作者でもあります。
そして時計の白いコードですが、どうやらコードの先がスイッチになっていたようです。
コードの先はマレットをのせてあるテーブルの上にあったようで、打楽器奏者がテーブルの上のコードの先らしきものを触るとジリジリとベルが鳴ります。
あの時計、ファミリーコンサートの楽器体験コーナーに置いておいてくれないかしら?<鳴らしてみたいらしい。(笑)

Final Stageは真島俊夫作曲の「紅」も良かったのですが、ここはやはり他の観客も盛り上がっていた「ラッシュ・アウト」を。
マリンバとドラムセットの打楽器二重奏です。
ドラムセットにボンゴもついていたので、いつ叩くのかとわくわく。
途中ドラムのアドリブがあったのですが、客席大喜びです。
ドラムのアドリブって確実に観客喜びますよね?
逆に言うと、ドラムのアドリブがあると他の楽器はドラムに「ええとこを持っていかれる」状態にもなったりするわけですが、マリンバもすごかったですよ。
わたしはマリンバのマレットの動きを追っかけて勝手に盛り上がってました。(笑)
あとドラムはアドリブじゃないところで喜んでみたり。
「ペダル踏んでるー」とか……。
そこ、いちいち盛り上がらなきゃならんようなとこなのか? と書いていて自分でも思いましたが、聴いてるときはムダにそういうところで楽しくなっちゃうのですよねぇ。
録音を聴いているときはひとつひとつの楽器を意識するようなことはないので、楽器を目の前にしてムダに興奮しているのかも。(笑)
演奏のあと、奏者のお二方はハイタッチを交わして袖にひきあげていかれましたが、観客があんなに喜ぶのは室内楽演奏会ではわりと珍しい雰囲気なので、笑顔のハイタッチも演出的なものではなく、思わずでちゃったって感じかな?

ああ、しまった。
「トウキョウ・トリプティック」以外は打楽器が入って曲についてしか書いてないっ!Σ( ̄□ ̄lll)!!
……いつものことだから、いいか別に。
総体的な感想としては金管は当たり外れがあったかなと。
木管はわりと手堅い印象。
打楽器は観客受けが良かったように思います。
曲の終わりと楽章の終わりの区別がつかず、楽章間で拍手が起きたり、一度だけですが演奏に入ろうと奏者がアイコンタクトを計ろうとした瞬間に拍手が起きてしまい、奏者がまた挨拶をしなおしたりという奏者にとっては気の毒な状況があったのですが、観客の方も「奏者が挨拶の体勢に入るまで拍手をしない」という方法を早々に体得して後半はヘンなタイミングの拍手もなくなりいい雰囲気でした。
みんなええ観客やー。(/_;)
奏者にも他の観客にも迷惑かけてでも自分のやりたいことをやるバカたれはこういう観客の皆様の態度を見習ってくれないかなぁ……。

演奏する側も聴く側もお疲れさまな演奏会でしたが、ぴぎーさんはたっぷり音楽が聴けて大満足でした。
意識的に記憶するようにしたかいあってわりとしっかり21曲分の感想も覚えて帰っこられたので、そのあたりも満足しています。
ええ、記憶力への挑戦については負けませんでしたよ? うふふ。
そのかわり、面倒くさいので開演前から座席に座りぱなしにしていたのがたたって、先週やった腹腔鏡手術のあとが痛みだして帰り道がエライことになりましたけれど。
予定どおり玉と砕け散っちゃったわ、えへ。

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 02:22 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】OSAKA防衛・防災フェスティバル2013

ATCで行われたOSAKA防衛・防災フェスティバル2013で陸上自衛隊中部方面音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

OSAKA
防衛・防災フェスティバル2013

2013年3月10日
ATC・O’sパーク
【演奏曲目】
  • ワシントン・ポスト(J.P.スーザ)
  • サザエさん(筒美京平)
  • 夢をかなえてドラえもん(黒須克彦)
  • さくらさくら(日本古謡)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

朝からでかけるほどの余力がなかったので午後になってからATCに入りました。
前回は同じ物を3回やっていたので昼からの公演だけでも聞ければいいかと思っていたのですが、午後公演は雨で中止に。
なんですとー。Σ( ̄□ ̄lll)!!
今回はメインステージで中方音の演奏と菊水と三施の太鼓を2回、サブステージで中方音のアンサンブル演奏が2回の2本立てになっていたおかげでサブステージの1回目だけは聴くことができました。
2回目は違う曲目の予定だったみたいなので残念です。
雨のバカたれ。(/_;
ちなみにアンサンブルも隊長の棒でした。

雨衣着用中いつ雨がふりだしてもおかしくない天候だったので、木管楽器は雨衣(笑)を着せてもらっていましたよ。
寒くて風がきつく、薄暗い天候の中での演奏は気の毒な感じでしたが、指揮者体験コーナーもあってなかなか楽しい雰囲気になっていました。

今回のような形の演奏でぐだぐだ書くのも野暮かと思うので、かわりにこれをどうぞ。
伊丹駐屯地の桜まつりでお馴染みの曲です。
今年も桜の咲く中、この曲を聴けるといいですね。


陸上自衛隊中部方面音楽隊アンサンブル演奏
2013年3月10日:O’sパーク(ATC)

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 10:23 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊「ファミリーコンサート2012」

いたみホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊の「ファミリーコンサート2012」を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
ファミリーコンサート2012

2012年9月29日(14:00開演)
いたみホール大ホール
時空とともに... ~Power of Japan~

【演奏曲目】
  • 第1部「オリンピック&イギリス特集」
    • サモン・ザ・ヒーロー(J.T.ウイリアムズ)
    • ヘイ・ジュード(P.マッカートニー)
    • 風が吹いている(水野良樹)
    • 行進曲「威風堂々」第1番(E.エルガー)
  • 第2部「リトミック体験!」
    • サザエさん(筒美京平)~情熱大陸(葉加瀬太郎)
  • 第3部「ゲストを迎えて!」
    • 「踊る大捜査線」より
      RHYTHM AND POLICE(松本晃彦)
    • いつも何度でも(木村弓)
    • 歌劇「蝶々夫人」より
      ある晴れた日に(G.プッチーニ)
    • 「ALWAYS 三丁目の夕日」 ハイライト(佐藤直紀)
    • Time To Say Goodbye(F.サルトーリ)
  • アンコール
    • 見上げてごらん夜の星を(いずみたく)~明日があるさ(中村八大)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 今小路聡子(ソプラノ)


今年も3部構成です。
第1部は今年開催されたオリンピックと開催地イギリスにちなんだ曲が4曲。
「サモン・ザ・ヒーロー」はアトランタオリンピックのテーマ曲です。
ジョン・ウィリアムズはこの 「サモン・ザ・ヒーロー」を含めオリンピックのテーマ曲を公式曲3曲、テレビ放送用に1曲書いていますが、よく演奏されるのはロサンゼルスオリンピックの「オリンピックファンファーレとテーマ」とこの 「サモン・ザ・ヒーロー」です。
トランペットソロによるファンファーレで曲が始まるのですが、このトランペットがいい感じでした。
トランペットソロから同じ旋律がトロンボーンソロに渡されるのですが、金管のソロがビシっと決まるとそれだけでもうわくわく。

第2部はいつもの指揮者&楽器体験ではなく、リトミック体験となっていました。
リトミックというよりは、「みなさん、手拍子をご一緒に!」の延長……かな。
演奏にあわせての手拍子、足拍子はギリギリのところで演奏からズレずに済んだというところでしょうか。
人数が多いので単調なリズムでも少しずつズレてくるのですよね。
単調なリズムでこれなのですから、先日の舞音のサンバの手拍子はどう考えても難度高すぎでした。(^^;
4人の隊員さんによるボディーパーカッションが披露されたあと、観客に手拍子を足拍子の練習をさせるのですが、観客がお手本の隊員さんと左右逆の動きをするのが気になってしょうがなかった、ヘンなところ神経質なぴぎーさんでありました。(笑)

第3部は映画にちなんだ選曲です。
「蝶々夫人」も古い映画があるので、全曲映絡みの曲と言えます。
「いつも何度でも」「ある晴れた日に」「Time To Say Goodbye」はソプラノの方の歌付きです。
「いつも何度でも」「Time To Say Goodbye」は声楽家の方ならではでした。
特に「Time To Say Goodbye」はオペラティック・ポップなので声量とか音域がいまひとつのポップス歌手の方が歌うと大変な事になったりするのですが、そのあたりはさすがです。
ただなんで「「ある晴れた日に」なんか入れちゃったんだろう?
この方ならジャズを歌った方が(普段はジャズも歌っていらっしゃるそうです)観客の感動も更に増したように思うので、ちょっともったいない選曲のような気が。

「RHYTHM AND POLICE」なのですが……このアレンジ、原曲のイメージとかなり違ってない?(違う曲調にアレンジしているわけではないです)
最近再放送が始まった「踊る大捜査線」を母が観ているのでわたしもここ何日かテーマ曲を耳にしてるのですが、そのせいかエラい違和感が。(^^;
演奏の問題じゃなくて、完全にアレンジの問題だと思うのですが、誰のアレンジだろう?

「ALWAYS 三丁目の夕日」は佐藤直紀氏のわかりやすくきれいなメロディーが堪能できる優しい演奏でした。
途中のピアノも隊員さんの演奏。
ピアノやハープは定期なんかだと外部の方の賛助出演になるのですが、今回は全て隊員さんの演奏です。
途中、隊員さん2人が何かを飛ばしたので「なに飛ばしたんだ?!」と思ったのですが、ソフトグライダーでした。
駄菓子屋なんかで売っていた、胴体に羽を差し込んで組み立てるアレです。
わたしの前列の通路に1つ落ちてきたので確認できたのですが、確認できてなかったら気になって今晩眠れなかったところですよ?

アンコールはアカペラで「見上げてごらん夜の星を」の一番が歌われたあと、トランペットソロと音楽隊による同じメロティーにひきつがれ、そのまま「明日があるさ」につながるという演出でした。
トランペットソロで始まって、最後もトランペットソロが入りました。
今回はトランペットがいいところを全部持っていきましたね。(笑)

ファミリーコンサートはじっくり音楽を聴くという雰囲気ではありませんが、逆にその雰囲気のおかげでリラックスして音楽を楽しむことができます。
ホール演奏会は堅苦しそうで敷居が高いという方はまずはファミリーコンサートから挑戦してみてください。

そうそう、後援会がこんなものを販売していました。
「ミニエンブレム(2,000円)」
長さ25cmぐらいで結構大きいんですよ、これ。
なのでちょっと躊躇したのですが、後援会の収入の足しになるのならと思い購入してきました。
半分ぐらいのサイズだったら後援会云々関係なく、音楽隊ヲタのコレクションとして目についた瞬間財布を開いていたと思います。(笑)
どこかのメーカーさん、半分ぐらいのサイズで各音楽隊全てを作りません?
作ってもらえたらとりあえず生演奏聴いたことのある音楽隊は全部買いますけどね。
聴いた数>聴けていない数なので、いいカモですよ、わたし?
残りは生演奏を初めて聴くたびに買っていくわ。
で、全部揃ったら晴れて音楽隊ヲタを卒業と。(できるのか?)

| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:23 PM | comments (0) | trackback (0) |


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