【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊定例演奏会

すみだトリフォニーホールで行われた海上自衛隊東京音楽の定例演奏会を聴いてきましたよ?

海上自衛隊東京音楽
定例演奏会

2011年10月6日(19:00開演)
すみだトリフォニーホール
~日本の心、復興への祈り~

【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • ジ・イージー・ウィナーズ(S.ジョプリン)
    • アイネ・クライネ・ナハトムジーク(W.A.モーツァルト)
    • 四季の詩情(星出尚志(編))
      我は海の子~もみじ~冬景色~春が来た
    • フルート4重奏のための「想い出は銀の笛」より V. ブルー・パステル(三浦真理)
  • 第1部:日本の心
    • 行進曲「秋空に」(上岡洋一)
    • 吹奏楽のための序曲(間宮芳生)
    • 吹奏楽のための「風の国」(北爪道夫)
    • 夢燃ゆる、紅き空に(河邊一彦)
  • 第2部:復興への祈り
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
    • 東京オリンピックマーチ(古関裕而)
    • 江~姫たちの戦国~(吉俣良)
    • 宇宙戦艦ヤマト(宮川泰)
    • 愛燦燦(小椋佳)
    • 久石譲作品集(久石譲)
      君をのせて~島の人~帰らざる日々~風のとおり道
    • 嵯峨野~ソプラノと吹奏楽のために~(河邊一彦)
  • アンコール
    • 祈り(河邊一彦)
    • ふるさと(岡野貞一)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊東京音楽隊

今回は打楽器の賛助出演で小野寺エリーさんが出演されていました。
遠目から見たって太鼓の叩きっぷりですぐわかります。
うふふ、ぴぎーさんたらもう立派なストーカーね♥
ひさしぶりに彼女の演奏する姿が見られて、顔が緩んでしょうがなかったです。(笑)
いつものようにティンパニーの隊員さんも堪能してきましたし(こちらもそろそろストーカーの域に達しかけているかも?!)今回は本当に幸せ。(*^^*)

東音に限らずセントラルが地元(=気やすくいける範囲)にいるというのはやっぱり羨ましいです。
こういう性質の演奏会の数が全然違いますもの!
東京は音楽ホールにも恵まれていることもあってか音楽ホールでの演奏も多いですし。
師団音楽隊だと定期演奏会の選曲が今回の定例のような選曲だったりすることもあるのですが、こちらだとホールが多目的ホールなせいか雰囲気が全然違います。
大阪も音楽ホールでは負けてないのですが、いかんせん専務の自衛隊音楽隊がいません。
専務隊のいる兵庫と京都はクラック音楽向けのホールが各々一択みたいな状態なので、多目的ホールでの演奏ばっかりな感じですしねぇ。
いいなぁ、東京は……。

ロビーコンサートはフルートカルテットでした。
「ナチュラル」という名前だそうです。
「四季の詩情」は各季節1曲抜粋のショート版です。
実はこの曲のとき、わたしの横にいたお客さんが、秋から冬にかけて演奏されている曲とは全然違う歌を歌っていたのが衝撃的でした。
よく目の前の楽器の音につられないで歌えるなぁ……わたしには多分ムリだ。(^^;

第1部は吹奏楽曲ばかりです。
おもしろい曲ばかりだったのですが、わたしのまわりは年配の方が多かったせいか、「秋空に」以外は耳なじみがよくなかったようでした。
特に「吹奏楽のための序曲」と「風の国」。
「こういうのはちょっと……」とはっきり言っていた人も。(^^;
あと打楽器大忙しでした。
小野寺さんもいろいろな楽器を叩いてましたね。
「夢燃ゆる、紅き空に」は河邊隊長の曲です。
音の鳴らし方がいかにも河邊隊長の曲ぽいなーと。
いつもながらかっこいい曲です。

第2部は1部とは逆に耳なじみの良い曲ばかりです。
「江」は今まできいた「江」の演奏の中では一番好き。
で、気が付いたのですが、わたし河邊隊長の棒、ものすごく好きかも。
最近の若い隊長の個性もおもしろくて好きなのですが、そういった「理屈」的な好きではなく、聴いていて気持ちよくなれるという「感覚」的な部分で好きみたいです。
いやだわ、隊長もストーカー対象かしら今後は?(笑)
「宇宙戦艦ヤマト」は歌った隊員さんの声質がなにげにささきいさお氏ぽくて、ちょっと笑ってしまいました。
女性隊員さんの歌は、正直ハンドマイクはやめた方がいいんじゃないかと思ってしまいました。
「嵯峨野」が一番きれいに聞こえたので余計にそう思ったのですが……。
本物の声楽家なだけにもったいないなぁ、なんだか。
2部は司会者が話している間もピアノで2部のテーマに沿った曲がいろいろ演奏されていました。
ツアーコンサートのときもそうだったので、東音スタイルといったところでしょうか?

そしてアンコール。
「祈り」は東日本大震災で親を失った子供たちに明るい未来が訪れることを祈って作られた曲です。
これも河邊隊長の曲で今回が初演だそうです。
ピアノとコントラバスとソプラノによる演奏です。
ライティングも暗闇の中ろうそくの火で浮かびあがったような色合いで、雰囲気もまさに「祈り」という感じの演出です。
思いを込めて歌われたのでしょう、曲が終わったあとに涙をおさえる隊員さん。
いい演奏でした。

今回の演奏された3曲の隊長の曲を聴いていて思ったのですが、河邊隊長の曲っていつもいろいろな音が取り入れられていますよね。
おもしろいので、他の曲も気になるところなのですが、聴けるチャンスあるかなー。




| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊第50回定期演奏会特別公演

メルパルクホールで行われた海上自衛隊東京音楽隊第50回定期演奏会特別公演を聴いてきましたよ?
海上自衛隊東京音楽隊
第50回定期演奏会特別公演

2011年2月11日(18:30開演)
メルパルクOSAKAメルパルクホール
【演奏曲目】
  • 前半
    • 東京音楽隊第50回定期演奏会祝祭ファンファーレ
      イージス(河邊一彦)
    • 祝典序曲 作品96(D.ショスターコヴィチ)
    • ミラージュIV(真島俊夫)
  • 後半
    • 幻想序曲「ロミオとジュリエット」(P.I.チャイコフスキー)
    • 交響組曲「高千穂」(河邊一彦)
      • I.天の逆鉾
      • II.仏法僧の森
      • III.神住む湖
      • IV..紺碧の空、雲流る
  • アンコール
    • アンヴィル・コーラス(G.F.F.ヴェルディ)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊東京音楽隊

東京音楽隊、2年ぶりの大阪公演です。
前回の公演が初の大阪公演ということだったので、単独公演としては今回が初ということになりますね。
そんな東音への大阪の人が寄せる期待を表すように開演30分前には満席になっていました。
そしてその期待に応えるように東音も熱の入った演奏を聴かせてくれました。

最初の曲は「イージス」。
舞台脇の左右の花道に金管によるファンファーレから始まります。
えーっと、この曲と「遥かな海へ」の位置づけがどういうものか気になるのですが……。
同じテーマ(というかモチーフ?)を使ってますよね?(どちらも記憶の話なのでまったく同じではないかもしれませんが)
「海を護る仲間たちへの賛歌」というテーマも同じです。
「遥かな海へ」は大海原へ進みでた艦艇がいろいろな物を乗り越えて再び港へ還ってくる様子でしたが、この「イージス」は艦艇より人のイメージです。
この曲の伝える「イージス」はイージスシステムでも、イージスシステムを搭載した護衛艦のことでもなく、世界中の海で平和や命を護るための盾となっている自衛官たちのことなのだと思います。
終局は「遥かな~」と同じテーマのバリエーションだと思いますが印象は随分違っています。
要所要所ではっきりわかる形や姿を変えて現れるらっぱ譜も楽しい、いい曲です。
舞台袖でらっぱ譜を吹いていたところがあったのですが、トランペットの音なのでなんだかモニョモニョ。
吹いている姿が見えていると全然なんとも思わないのですが、音だけだと一瞬どうしても「?」となってしまうのはらっぱヲタクなのでしょうがないですね。(笑)

「ミラージュIV」は初演ということで作曲者の真島俊夫氏もお見えでした。
「ミラージュ」シリーズの新作。
NSBの真島作品しか聴いたことがないような人にはちょっととっつきにくい……かな?
シンフォニックだけどジャズ。
ジャズだけど吹奏楽。
シリーズを通して聴くと更におもしろいですよ。

「高千穂」は今回一番の聴きどころ。
プログラムに歌詞らしきものが載っていたので、「合唱?」とか思ったりしたのですが、前の曲が終わったあと歌専任の隊員さんが出ていらっしゃったので、「ああ、そうだそうだ、東音は歌手がいるんだっけ」と。
そして演奏を聴きながら「ピアノ大活躍だな……ああ、そうだ東音、ピアニストいるんだっけ」と。
演奏聴くまですっかり忘れていたダメヲタクです。(^^;
歌にピアノ、それ以外のいろいろを聴きながら、「この曲、隊長が「東音と演奏する」ために作った曲だなぁ」としみじみ思ったのでした。
例によってティンパニ、といかティンパニのマレットに目が行ってしょうがありませんでした。
いやなんか曲の始まりかりとか終曲とかすごかったので、つい。
マレットずっと見てるとか、あきらかにヘンだよね、今に始まったことじゃないけれど。(笑)
演奏中何かが飛んだので、なんだろう? と思ったら隊長の眼鏡でした。
オケっていろいろアクシデントがあるのですが、こういうハプニングに出会えるのも生演奏を聴く醍醐味かも?!

アンコールは「イル・トロヴァトーレ」の「鍛冶屋の合唱」のジャズアレンジ。
ジャズなので「アンヴィル・コーラス」と言った方がいいのかな?
アンコール曲ですがサックス、トロンボーン、ドラムのソロ付き。
ドラムはアドリブ大サービス。
熱の入ったアンコールでした。
「軍艦」は妙に棒が気になってしまい、なんとなくずっと見ていたのですが(そんなんばっかりかいっ!)アンコールの「軍艦」の演奏ってある程度楽隊にまかしていたりするのでしょうか?

終演後、会場の外にこんなものが貼ってありました。
おお! これですよ、これ。
これやってもらえると、記憶力の衰えが著しいぴぎーさん、ものすごく助かるのですが!
みなさん携帯のカメラでこれを撮影されていたので、時代はかわったなーと。
昔はこういうものはみなさんプログラムに手書きして帰ったものでしたが、便利な時代になりましたね。






| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 11:08 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【動画】ドラム@錨を上げて(海上自衛隊東京音楽隊ふれあいコンサート)

海上自衛隊東京音楽隊ふれあいコンサート(2009年6月12日京都駅前ビル室町小路広場)での演奏の一部です。
いくら屋外で撮影し放題な状況とはいえ、さすがに1曲丸ごととか、そういうのはアレなので雰囲気だけ。
1分ほどの短い動画ですが、サイズが6M程あります。すみません。(^^;
これでも、自分であきらめのつくぎりぎりの画質からもう一段おとしているんですが……。



海上自衛隊東京音楽隊コンサートツアー2009「ふれあいコンサート」
2009年6月12日:京都駅ビル室町小路広場



ドラムが入ると、いかにもNAVYの行進曲らしくなりますよね。(※「錨を上げて」は事実上のアメリカ海軍の制式歌となっています)
やっぱりラッパと太鼓は軍楽の基本ということで。

これを見て「音楽隊やるじゃん!」と思った方、ぜひお近くで演奏がありましたらお出かけくださいね!
楽しいですよ。




| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 12:50 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊コンサートツアー2009(神戸・大阪・京都)

海上自衛隊東京音楽隊コンサートツアー2009の京阪神公演について一気に。
こっちに書くより個別に書いた方がいいことは各公演のメモに追記しました。

今回は西日本ツアーということで神戸、大阪、京都と3回の公演があったわけですが、
プログラムの内容こそほぼ共通でしたが、3公演それぞれ公演形態が異なりました。
大阪府民としては「やっと大阪に来てくれたと思ったら合同(=演奏時間が半分)! Σ( ̄□ ̄lll)!! 」という心境です。
いや、高校生の演奏も良かったんですよ。良かったのだけど、それとこれとは別の話で。

先週の航空中央もそうでしたが、セントラルはそつがなく。
そこらへんは好みの問題もあるでしょうが、わたしは個性ガンガンという演奏は好まないのでこういう演奏がいいです。
京都のメモでも書きましたが、海上自衛隊の音楽隊はどこも目にもわかりやすいという感じを受けます。
これも人によってはけれん味として嫌うかもしれませんが、わたしは多少のけれんは欲しいタイプなのでこれぐらいはやっていただいて全然OK。
ほとんどの曲にソロパートがあって、聞かせどころいっぱいでした。
音に関してはどの方も安心して聞ける音で、このあたりはさすがにセントラルですね。
弱音部で音が汚かったり、いいところで微妙な音が混じるとガックリくるのですが、そういうことがほとんどないのがいいです。(生演奏なんでさすがに全く無しとはいきませんが)
リズムとか表現も大事ですが、個人的にはまず「きれいな音」が大前提なので。(「音は荒いがいい演奏」というのはわたし的には無い話)

そうそう、今回はコンガを叩いていた隊員さんについ目がいって困りました。(笑)
彼が男前だったから……という理由ではなくて、この隊員さん、コンガを歌いながら叩いているのがわかるんですよ。
リズムと口の動きが合っているので、ああ、(今流れている)このリズムを歌っているんだな、と。
演奏を盛り上げるような仕草をよくされていたので、意識的に歌いながら叩いているのかもしれないのですが、なんだか楽しげな演奏なので、ついそっちに目が。
ホールの時は気づかなかったのですが(わたしの席からは見えなかったので)サンバホイッスルもボンゴ叩きながらこの方が吹いていたようですし、ラテン音楽のムードメーカーな役回りになっているのかもしれないですね。
ああ、これ書いてて気がついたのですが、京都メモに写真をあげた、マーチングドラムもこの人ですね。
雰囲気が全然違うので気がつかなかったわ。

コンサートツアーのまとめです。

【日時・場所】
 ・2009年6月10日 神戸文化ホール(屋内単独公演)
 ・2009年6月11日 大阪国際交流センター(屋内合同公演・オープニングと2部に出演)
 ・2009年6月12日 京都駅ビル室町小路広場(屋外単独公演)

【演奏曲目】
 ■ロビーコンサート(神戸、大阪のみ)
  ・「三重奏曲」第1楽章(神戸・大阪)
  ・「ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ」第3楽章(神戸・大阪)
  ・スタジオジブリメドレー(神戸・大阪)
  ・ふるさと(神戸・大阪)
 ■メイン
  ・パンチネロ-ロマンティック喜劇のための序曲(神戸・大阪)
  ・フェスティバル・ヴァリエーションズ(神戸・大阪)
  ・トロンボーンのための「カラーズ」(神戸)
  ・チャルダッシュ(大阪)
  ・オン・ザ・パーム・アヴェニュー(神戸・京都)
  ・シーガル(京都)
  ・マーチ「青空と太陽」(神戸)
  ・錨を上げて(京都)
  ・スペイン(神戸・大阪・京都)
  ・スウィングしなけりゃ意味ないね(神戸・大阪・京都)
  ・虹の彼方へ(神戸・大阪・京都)
  ・ムーンリバー~シャレード(神戸・大阪)
  ・メモリーズ・オブ・ユー(神戸・京都)
  ・シェルブールの雨傘(I will wait for you)(大阪・京都)
  ・酒とバラの日々(大阪・京都)
  ・キャラバン(京都)
  ・ファンファーレ(大阪)
  ・国歌「君が代」(大阪)
 ■アンコール
  ・行進曲「軍艦」(神戸・大阪・京都)
  ・トリステーザ(神戸・大阪)
  ・聖者の行進(京都)

ロビーコンサートは2公演とも同じ内容でした。
アンサンブルの名前、「トリオ・デミクル」だったかな?
アンサンブルの名前は「トリオ・ジェリクル」だそうです。(Hornistさまより教えていただきました)
神戸の方が良かったような。
大阪、「三重奏曲」(ガスマン)も一瞬ヒヤっとしたりしたのですが、「ソナタ」(プーランク)がヒヤリを通り越してドッキリで。(^^;
ジブリはアニメ自体も音楽もどうにも受けつけないので、なんとなく右耳から左耳に流れてしまいました。ごめん。
でもガスマンとプーランクは良かったです。
「ふるさと」はアンコール扱いです。アンコールかかる前に強制的に始まったアンコールですが。(笑)
「有無を言わせずアンコール聴かせちゃうぞ」ということで笑いを誘いつつ、なおかつ1曲得した気分にもさせてしまう演出でしょうね。

3公演全てで演奏されたのが、「スペイン」「スウィングしなけりゃ意味ないね」「虹の彼方へ」への3曲。
「スペイン」は神戸だけアレンジが違っていて、ベースの独奏がついていました。
ベース、大抵は舞台の上手側なのですが、木管の奥にいて、そこだけスポットライトが。
音楽隊が演奏する「スペイン」は「アランフェス協奏曲」のメロディーを使ったイントロ部分がないことが多いので、イントロがあるだけでもわりと珍しい感じがするのに、更にそのイントロが弦バスのソロというのは、わたし的にはものすご~く珍しく感じます。
屋外の京都はムリにしても、大阪でも同じようにやるものと期待していたら、弦バスのソロなしでちょっとショボ~ン。(´・ω・`)
時間の制約があるのでしょうがないですね。
「スペイン」は前述のコンガが大活躍状態だったので、それで十分満足です。
「スウィングしなけりゃ意味ないね」はアドリブが結構すごかったです。
ユーフォニアムのアドリブというのは「ジャズでユーフォニアムソロ」というところを珍しがるべきなのか、「ユーフォニアムが軽快にアドリブ演奏をしている」というところを珍しがるべきなのか、どっちでしょう?(笑)
「虹の彼方へ」はサンバ調のアレンジで結構演奏時間も長めで、3公演全てのトリの曲。
こういう非クラシック系は音楽隊にとっては慣れた曲なのだと思います。
「スペイン」とかサンバ調アレンジの「虹の彼方に」とか、東京はラテン系が得意分野だと思っていいのかな?

2公演で演奏された「フェスティバル・ヴァリエーションズ」は華々しくもカッコイイ曲なのですが、聞くからに難度の高そうな曲です。
ホルンが難しいことで有名なのですが、他のパートも大概だと思いますよ、これ?
神戸でのホルンはC.T.スミスのいやがらせ(笑)にはまっちゃっていたような感じでした。音としては大阪の演奏の方が良かった気がします。
音楽としてはさすがですね。まぁ、よく指のまわること!

「カラーズ」と「チャルダッシュ」はご当地出身隊員を前面にだすための選曲されたのかな?
「カラーズ」はトローンボーンのための協奏曲、「チャルダッシュ」はテューバの協奏曲です。
「チャルダッシュ」テューバだと低音すぎてチャルダッシュのイメージとしてはちょっと微妙な気がしなくもないのですが、逆にテューバのイメージとしては良い意味で驚きます。
もちろんアレンジだけの力ではなく奏者の力によるものが大きいのですが。

ちょっとかわっていたのが「ムーンリバー」と「シャレード」のメドレー。
木管アンサンブルだったのですが、こういう演奏会の途中に五重奏曲のようなアンサンブルが入ることって案外ありません。
しかもフルート、クラリネット、サックス、ベース、ドラムという、編成もちょっとかわった感じでした。

「シェルブールの雨傘」はトランペットソロがついていたのですが、プレイヤーさん、東京音楽隊員の中で最年長だそうです。
毎公演「最高齢」とかネタにされていましたが、ベテランらしいいい音でした。

そうそう、ジャズ系の曲の時はMCの間、バックでピアノによるジャズが演奏されていました。それもMCの度に違う曲が。
「スターダスト」とかのスタンダードな曲ばかりです。
さりげないですが、いい演出です。
それと、大阪公演に「必殺」シリーズのアレンジで有名な作曲家の中村啓次郎氏がいらしていました。
今回演奏の木管アンサンブルと「酒とバラの日々」が中村氏のアレンジだそうです。

そしてアンコールの曲名なのですが……結局思いだせません。
なんだったかなー。なにかのコマーシャルにも使われていた気がしないでもないんだけどなぁ。
「軍艦」はやらないわけにいかないので、3公演とも。
そういや、京都でも「軍艦行進曲!」と叫んでいた人いましたね。
負けずにがんばれ、海上自衛隊音楽隊!(^^;






| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 03:04 AM | comments (4) | trackback (0) |


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【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊「ふれあいコンサート」(コンサートツアー2009)

看板京都駅ビル室町小路広場で行われた海上自衛隊東京音楽隊の「ふれあいコンサート」を聴いてきましたよ?

【演奏曲目】
  • メインプログラム
    • 錨を上げて
    • スペイン
    • メモリーズ・オブ・ユー
    • キャラバン
    • 酒とバラの日々
    • シェルブールの雨傘(I will wait for you)
    • スウィングしなけりゃ意味ないね
    • オン・ザ・パーム・アヴェニュー
    • シーガル
    • 虹の彼方へ
  • アンコール
    • 行進曲「軍艦」
    • 聖者の行進

「そこまでムリして行っとかなアカンもんなんか?」
「これ聴いとかないと次はいつ大阪に来てくれるかわからないし」
「……東京に聴きに行ってるやん」
それはそれ、これはこれです。(きっぱり)
というわけで京都まで行ってきました。
京阪神での公演も本日で最後です。
今回はツアープログラムとツアープログラムから今日の分を抜き出した1枚物のプログラムが配られました。
抜きだしの方は京都地本が用意したのでしょうか? 屋外コンサートのプログラムとは思えないいい紙を使っているのでびっくり。
なんだか、気合入ってますよ?
そして今日の進行役は隊員さんがされていました。

久しぶりに生で「錨を上げて」を聴いた気がします。
途中マーチングドラムが入ってなかなかカッコよかったので、その部分の動画をアップしようかと思ったのですが、わたくし的「ファイルサイズと画質の折り合い点」が見つからずに断念。
とりあえず写真を1枚あげときます。
写真ではわからないのですが、この隊員さんが被っている識別帽は音楽隊の帽子です。
屋外の演奏の時でも、音楽隊員の方が識別帽を被っている姿はあまり目にしないのですが、どの音楽隊も識別帽はあるようで。(あまり目にはしないけど、屋外演奏の搬入作業なんかを見ていると、被っている人は必ずいます)
艦艇の識別帽も一般売りしているのがあるのだから、音楽隊も売ればいいのに。
演奏会場で売ったら売れると思うんだけどなぁ。
制服は今回は第3種夏服での演奏服略服です。
演奏曲目の雰囲気もあるけれど、外ですしね。もう6月だし。


「シーガル」演奏中「シーガル」はバラードの良い曲です。好きなんですよ、これ。
弦楽のために書かれた曲を吹奏楽にアレンジしたものはあまり好まないのですが、この曲は吹奏楽版の方が好きです。
この「シーガル」に2曲加えて協奏曲とした「BIRDS-アルト・サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲」が収録されたCDが半月程前に発売されておりまして、実はわたくし最近エライ頻度でこの曲を聴いております。
吉備公演のプログラムにこの曲がのっていたので「こっちでもやって~! o(>< )o」という感じだったのですが、やってもらえるとは!
「空を飛ぶ一羽のかもめの姿に生きるせつなさを重ねた」みたいな話だったので、一瞬ジョナサン・リヴィングストンを思い浮かべてしまったりもしたのですが、この曲にでてくるかもめはそんな「向こう側の世界に行ってしまった孤高なかもめ」ではないく、普通のかもめです、多分。(というか、個人的にはジョナサンだったら曲のイメージかわっちゃうなぁ。(^^;))
ちょうどいい感じの風が吹いていたので、目を閉じて聴いていました。
でも撮影中のカメラはちゃんと構えたままなんですが。(笑)


スタンディング「聖者の行進」はアンコールということもあって、ノリノリ、ノビノビで。
個人的にはこういうジャズやラテン系は海上自衛隊音楽隊(東京に限らず)がいちばんあってるかな? という気がします。
南西航空音楽隊のようなビッグバンド編成のバンドもありますが、どの音楽隊を聴いてもあまりはずれないのが海上自衛隊音楽隊のような思うのですが。
多分、耳だけではなく目にも訴えるのもうまいんじゃないかぁ。雰囲気の演出がうまいというか。
雰囲気ばっかりではどうしようもありませんが、どんなに演奏がうまくても、曲調と奏者の雰囲気があってなければ曲の魅力が減っちゃいますものね。

他の曲は神戸、大阪と同じなので、別メモでまめて。
京都駅の室町広場は大階段が客席の役割をするので観客も街角コンサートというより野音での演奏を聴いている感じでした。
ホール程肩肘はった感もなく楽しそうな客席に、街角コンサート程観客野放し状態でもないので、いい雰囲気でした。

実はぴぎーさん、野外演奏が好きな理由、もう一つあるんですよね。
あのね、撤収作業が見られるの、野外なら。(笑)
搬入とか設営作業はそうでもないのですが、撤収作業が大好きなんですよ。なんでだろ?<お片づけ魔人(旧友の命名)だからです、きっと。
各地の音楽隊の中の人、もし撤収作業をいつまでも見ていて、写真まで撮ちゃっている怪しいぶたがいたら、お片づけ魔人が現れたと思って、見ないふりをしてください、お願いします。

撤収作業中






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【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊「ふれあいコンサート in OSAKA」(コンサートツアー2009)

大阪国際交流センターで行われた海上自衛隊東京音楽隊の「ふれあいコンサート in OSAKA」を聴いてきましたよ?

【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • 「三重奏曲」第1楽章
    • 「ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ」第3楽章
    • スタジオジブリメドレー
    • ふるさと
  • 第2部
    • パンチネロ-ロマンティック喜劇のための序曲
    • チャルダッシュ
    • フェスティバル・ヴァリエーションズ
    • スペイン
    • シェルブールの雨傘(I will wait for you)
    • スウィングしなけりゃ意味ないね
    • 酒とバラの日々
    • ムーンリバー~シャレード
    • 虹の彼方へ
  • アンコール
    • 行進曲「軍艦」
    • トリステーザ

西日本ツアーの中での公演ですが、東京音楽隊のツアーというよりは、大阪地方連絡本部の仕切りの演奏会にゲストバンドとして出演しているという風情です。
プログラムも昨日の西日本ツアーのものとは別のものが用意されていましたし、司会も大阪地方連絡本部の女性隊員2名(おひとりは「Mamoって!ケイコchan!」のオープニング3人娘の中のWACさん)で行われました。
国旗入場もあって「君が代」の斉唱もありましたし、制服ファッションショーもありました。
東京音楽隊、大阪には無理矢理ひっぱってこられたのかも?!(笑)

合同公演で東京音楽隊は後半だけの出演ですがロビーコンサートはありました。
内容はきのうと同じ。

第1部の前に東京音楽隊の一部メンバーによるファンファーレ。
続いて前述の国旗入場で「君が代」の演奏。
国旗の旗手さんは陸の方で、その後で国歌を演奏するのは海の方々。
ちょっと珍しい光景です。

第1部は中学の吹奏楽部、高校の吹奏楽部の演奏でした。
高校生の方ですが、部員の数も相当で、音楽隊より人数多いわ、カラーガードパートもあるわで、プロ顔負けの楽隊です。
「チャルダッシュ」でテューバの独奏をされた隊員の方はOG(女子高なので)だそうで。

音楽隊の演奏曲目はほぼ昨日と同じです。
ご当地出身隊員による協奏曲がかわったのと、昨日はやらなかった「シェルブールの雨傘」と「酒とバラの日々」が演奏されました。
後半の出演だけのわりには曲数はそんなにかわっていません。
独奏曲の時間が3分の1だったり、きのうはあったアレンジがなかったりと、曲数ではなく曲の長さで調節したようです。
うまいやり方ですね。
こういう演奏会に来る客層の場合、曲数が多い方が満足感は高いでしょうし。
「スペイン」のアレンジが違っていたので、「なんで?」と思ったのですが、終演後にこのことに気づいて、「なるほど!」と感心してしまいました。
それと、舞台が小さいせいか、昨日と楽器の配置が若干違うかも。
今回は2部だけの出演なので制服は通常演奏服装(試行演奏服)だったのですが、黒のメスジャケットに蝶ネクタイという、いかにもクラシック音楽の奏者な姿の人がノリノリでラテンパーカション(コンガ)を叩いている姿はなんだかちょっと不思議な光景でした。(笑)

コンサートツアーのプログラムを見ると明日は「キャラバン」があがっているので、ぜひ聴きたいのですが、どうなるやら……。
そしてやっぱり今日もアンコールの曲名が思いだせません。
昨日の夜からずっと、コーラスが入っているところを歌いっぱなしです。誰かた~す~け~て~。(;_;)






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【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊「ふれあいコンサートin神戸」(コンサートツアー2009)

神戸文化センターで行われた海上自衛隊東京音楽隊の「ふれあいコンサートin神戸」を聴いてきましたよ?

【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • 「三重奏曲」第1楽章
    • 「ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ」第3楽章
    • スタジオジブリメドレー
    • ふるさと
  • 第1部
    • パンチネロ-ロマンティック喜劇のための序曲
    • マーチ「青空と太陽」
    • トロンボーンのための「カラーズ」
    • フェスティバル・ヴァリエーションズ
  • 第2部
    • スペイン
    • メモリーズ・オブ・ユー
    • スウィングしなけりゃ意味ないね
    • オン・ザ・パーム・アヴェニュー
    • ムーンリバー~シャレード
    • 虹の彼方へ
  • アンコール
    • 行進曲「軍艦」
    • トリステーザ

東京音楽隊の西日本ツアーの中の1公演で、京阪神は今日が神戸、明日が大阪、明後日が京都となっています。
大阪は中高吹奏楽部との合同、京都は野外なので、東京音楽隊の演奏が一番しっかり聴けるのは今日の神戸公演ではないかと。

プログラムはなんかざっくりした曲名が書いてあっただけなので、記憶で。
曲目は間違ってないと思いますが、順番が怪しいかも。
「軍艦」のあとの曲名がでてきません。
メロディー歌えるのに曲名がでてこない……モニョモニョする。(T◇T)

そうそう、演奏服です、演奏服。
ホールでの単独公演ではお約束の前半が黒服、後半が白服ということで、ロビーコンサートと第1部が通常演奏服装、第2部が第3種夏服での演奏服略服装でした。
ロビーコンサートのときから「メスジャケット~♥」と心の中でそっと盛り上がっていたのですが(音楽隊の制服関係なしにただのメスジャケット好き。ごめん、盛り上がるポイントがヘンで)、1部の途中で我に返りました。
「メスジャケット……?」
ええっ?! 男性もメスジャケット?
男性、ダブルのジャケットにネクタイじゃなかったっけ?
あれ? ??? ?
……あ、そういえば、東京音楽隊の公式ページでなんか見ましたよ。
試行演奏服……そう、試行演奏服。東京音楽隊で試行中の新しい通常演奏服装というものですね。
おお、これかぁ。
メスジャケットに見とれてて制服が違っていることに全然気づきませんでした。(^^;
ああ、なんか珍しい物見られたかもー。
前にもちょっと書きましたが、音楽の解釈や好みは主観の問題なので、セントラルだからスゴイ、そうでないからダメというものではないのですが、単純に楽器が出す音だけを比べるならば、やはりセントラルに分があるかな、と思います。

航空中央音楽隊のメモで音楽隊の認知度について書きましたが、実力のわりに認知度が低いのが航空自衛隊音楽隊なら、イヤな意味でのファンが付いているのが海上自衛隊音楽隊なんじゃないかと。
認知度は高いのだけれど「音楽が好きで聴きにきているのか?」というと、微妙というかなんというか。
「海軍の軍楽隊」であるということに価値を置いている人が年齢関係なくいるんですよね。(海軍経験者だとか元自衛官だとかいうのではなくただの趣味や憬れ)
今日も帰り道で「良かったのは軍艦マーチだけ」と言っている年配の男性がいました。
奥様は「知らない曲だったけど楽しかった」と言うのですが、男性にとっては軍歌を演奏しない限り音楽隊には価値がないようです。
どんなにいい演奏をしても「軍艦」以外はダメな演奏で、少々傷があろうがなんだろうが「軍艦」なら最高! では音楽隊もやるせないわなぁ。

ロビーコンサートはホルン、クラリネット、ファゴットの三重奏。
なので、2曲目は「ホルン、トランペットとトロンボーンのための」となっていますがトランペットをクラリネットに、トロンボーンをファゴット置き換えての演奏でした。
中の人以外にもビデオやら写真やら撮ってる人がいっぱいだったので、わたしも何枚か写真(楽器ばっかり(笑))を撮ってきました。
譜面台越しに楽器を撮った写真をよ~く見ると譜面台の楽譜のタイトルがなんとなく読めます。
「Studio Ghibli Fantasy」。
なるほど、今回のジブリメドレー、本当はこういうタイトルなんですね。

アンコールはちょっとおもしろい演出がしてありまして、演奏をしながら順番に隊員がはけていくんですね。
で、最後にテューバが1人残る。
下手の袖からさっさと戻ってこいという合図が送られるのですが、戻らない。
舞台の中央に出てきてテューバを降ろすと、ハンカチをとりだしおもむろに汗をひとふき。
時計を見る仕草をして、もう1曲アンコールにこたえるようなそぶりをみせつつ、テューバを再度抱えるとテューバを吹きつつ上手の袖へと戻っていきます。
舞台の上に誰もいなくなってこれで本当に終演。
隊員が順番にはけていく演出はわりとあるのですが、今回は最後に一人残る、それも大柄な隊員さんが大きなテューバをかかえて最後まで残るというのがミソですね。(笑)

個人的には「スペイン」の冒頭に弦バスの独奏がついていたことと、コンガを叩いていた隊員さんが歌いながら叩いていたのがツボでした。
「スペイン」は好きな曲なので期待していたのですが、期待以上で嬉しかったです。
演奏曲目は神戸、大阪、京都とそう変わらないと思うので、京都が終わったあとにでもまとめて。

ああそうだ、進行役は外部の人だったのですが、この方、他の音楽隊の時も進行をされている方ですよね?
継続してやっているような演奏会、音楽イベントのMCはころころかわったりするのに、違う音楽隊の演奏会のMCは同じ人に依頼するというのもよくわからない感覚だなぁ。普通逆だよね?
ま、そんなことはどうでもいい話なのですけれど。
帰りにうっかり1時間程彷徨したのでなんか疲れました。
とりあえずアンコールの曲名を思い出せるように今から寝るまでエンドレスで歌い続けようと思います。(笑)






| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 11:51 PM | comments (0) | trackback (0) |


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