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らっぱ手の敬礼


桜フェスタ2014
2014年4月5日:伊丹駐屯地

| 信号らっぱ | 01:57 AM | comments (0) | trackback (x) |


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らっぱ@奈良基地


奈良基地の「隊飯体験」に行ってきました。
門を入った瞬間目に入ったのがこのらっぱ。
中途半端な時刻だったので、何を吹く(or吹いた)のか気になるー。

食事のあと外にでたら、ちょうどらっぱが。
「あ、食事」と言ったものの、なんだかものすごく違和感がある。
どこかで教えてもらって以来、食事らっぱを聞くと必ず浮かんできてしょうがない歌詞が浮かんでこないんですよねぇ。
日本軍の起床喇叭のメロディーで「起きろよ、起きろ。皆起きろ~」と歌ったり、突撃喇叭で「戦闘開始~」と歌うのは有名ですが、自衛隊のらっぱでもやはりこういう歌詞ができているようで、食事らっぱだと「自衛隊のおかずは菜っ葉だけ」と終わるそうです。
「菜っ葉だけ」という歌詞が衝撃的すぎて、それを教えてもらって以来食事らっぱを聞くとその歌詞が頭に浮かんで仕方なのですが、なぜか、その歌詞が浮かんでこないのですよね。
友人とわたしの会話を聞いていた参加者の方に「あれって食事なんですか?」と尋ねられて「はい」と答えたものの、やっぱりおかしいので友人に「今何時?」と尋ねました。<時間で判別しようとした。
わたしが時間を尋ねたことに気がついた広報の方が、らっぱの意味を知りたがっていると察してくれて「業務開始の合図です」とみんなに説明してくれました。
ああそうだ、状況(課業)開始だ。
なんで間違えたんだろう?
友人に「ほら、訓練展示の前に必ず流れるやん。あれよ、あれ」と言ったら、友人も少し考えて「あ、やってる、やってる。らっぱ持った人が走ってでてきて吹いてるやつや」「そうそう、それ」と二人でものすごくスッキリしたのでした。(笑)
録音かな、あのらっぱ。
なんだか音がクリアすぎのような気がしたのですが、警務所にらっぱ置いてあったぐらいだし、生らっぱかなぁ?

「隊飯体験」について「自衛隊のごはん」と「駐屯地までご一緒に」を更新しましたので、よろしければそちらもどうぞ。




| 信号らっぱ | 12:43 PM | comments (0) | trackback (x) |


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らっぱ

号笛を紹介したのでこちらについてもちょっと書いておこうかなーと。
さすがにこれは駐屯地の売店では売っていません。(笑)

「ラッパ」ではなく「らっぱ」が自衛隊の制式。
ミリヲタの人にはわざわざ「喇叭」と書く人が多いのですが「喇叭」は旧軍での表記です。
信号らっぱには二つ巻と三つ巻の2種類あって、これは三つ巻。
陸上自衛隊では「三つ巻90式」と呼ばれているものです。
実はぴぎーさん、この名称を知ったときにちょっとびっくりしました。
90式の「90」って、皇紀2590年の「90」ですよね?
陸軍から陸上自衛隊へとかわった際にいろいろな物の呼び名がかわりましたが、どうやら90式はそのまま生き残ったようです。

三つ巻は航空自衛隊も使っています。
海上自衛隊だけは二つ巻です。
二つ巻は三つ巻に比べて少し長く、音も高くなっています。
金管楽器は高音(管が長い)方が安定した音をだすのが難しくなるので、二つ巻の方が多少難度が高いということになります。
演奏会の幕間イベントでらっぱの体験があった際、司会の隊員さんが「両方吹かせてもらったけれど、陸のらっぱしか音がでなかった」とおっしゃたことがあるのですが、それもそのあたりが原因です。

トランペットの様に弁がないので吹き方によって音程を変えなければなりません。
吹奏楽部でトランペットを吹いていた経験のある同僚にビューグルの説明をしたら
「(ピストンがなかったら)ドミソしか音でないじゃないですか!」と本気で驚かれました。
同僚の言うとおり、「ド」「ミ」「ソ」しかだせませんが、「ド」は3つの高さの音、「ソ」は2つの高さの音が出せますので、実際にだせる音は「ド」「ソ」「ド」「ミ」「ソ」「ド」の6音、それに最後の「ド」の下の音になる「シ♭」をあわせた7つの音です。
ものすご~~~~~く上手い人ならもう一音高い「ド」もだせるような話を何かで見た記憶があるのですが、実際は「シ♭」と次の「ド」も凄く上手い人でないときれいに出せない音なので、らっぱ譜は大体最初の「ド」「ソ」「ド」「ミ」「ソ」の5音で書かれています。
以前にも書いたことがあるのですが、正露丸のコマーシャルで有名な日本軍の食事喇叭は高い方の「ド」「ミ」「ソ」たった3音でできています。
音楽まつりなどでお馴染みの海上自衛隊の「巡検」が5音、陸上自衛隊の訓練展示の際に必ず吹かれる「状況開始」「状況修了」が3音といった感じです。
これだけの音であれだけの数のらっぱ譜を作らなければいけなかった人も大変だったでしょうね。

「おもちゃのチャチャチャ」という歌に「鉛の兵隊トテチテタ」という歌詞がありますが、この「トテチテタ」というのは喇叭の教育の際に用いた喇叭専用の音階です。
そして喇叭を吹くときにの唇を形でもありました。(元々は「ドトタテチ」だったようですが)
つまり「トテチテタ(ドソドミソ)」という音を出したかったら「トテチテタ」と口を動かせばよいわけですね。
まぁ、なんて合理的!
あ、今「ホンマにそんなんで吹けるんかいな?」と思いましたね?
思いましたね?
いや、いいですよ。
だって、ぴぎーさんも思いましたもの。(笑)
だからね、実際にやってみました。(やったのか?)
ああ、なるほどね……うまいこと考えたな、と思いました。
初めて喇叭を持つ人がいきなり「トテチテタ」と言ったところで音はでしょうが、音が出始めた人に教えるには具合いいかなと。
一音一音の唇の形や息の使い方を的確な表現で伝えるのはわりあい面倒くさい話なので、「「トテチテタ~」と唄え!」というのはうまいやり方かもしれません。
まぁ、あくまでも音を出せるようになるための足がかりとして……ですけどね。
きれいな音を出せるようになるのはその後の本人の努力だと思います、やっぱり。

陸上自衛隊・航空自衛隊と海上自衛隊のらっぱが違うのは前述のとおりですが、使用するらっぱ譜も陸空と海では違っています。
陸空は自衛隊のために新しく作られたらっぱ譜を使い、海は海軍の喇叭譜を引き継いだらっぱ譜を使っています。
そのせいで国歌である「君が代」が2種類あるという、ちょっとヘンなことになっているのですが、あまり気にしてはいけないのでしょう。(笑)
らっぱの種類、らっぱ譜以外にもう一つ大きな違いがあります。
左が陸上自衛隊のらっぱ手、右が海上自衛隊のらっぱ手ですが違いがわかりますでしょうか?


海は管の巻いている部分が見えているのに陸の方は見えません。
そう、持ち方が違うのです。。
海はトランペットと同じ向きで持ちますが、陸はらっぱ横に倒して持っています。
たかがらっぱですが、陸と海いろいろ違っておもしろいですね。

旧軍の頃から喇叭譜をモチーフとして取り入れた曲がたくさんあります。
自衛隊のイベントによく行かれる方ならお馴染みの「祝典ギャロップ」の中間部は旧軍の喇叭譜「君が代」ですね。
イベントなどのドリル演奏では既存の曲にらっぱがそのまま組み込まれたり、らっぱで吹けるメロディーが加えられたりと、さまざまなアレンジが施されたものが披露されています。
ドリル以外の演奏でもらっぱ譜がモチーフとしてではなく、そのままの形で使われることがありますが、そういう場合はトランペットがらっぱの役目を務めることがほとんどです。
らっぱ譜を使った曲はたくさんありますので、入手しやすい曲を1つだけご紹介しておきます。
真島俊夫作曲の「勇者達の夢」。
これは陸上自衛隊東部方面音楽隊の委嘱曲で「陸上自衛隊のために」という副題がつけられています。
陸上自衛隊のらっぱ譜「消灯」がモチーフとして使われていて、曲中「消灯」がいろいろ姿をかえて現れます。
「消灯」の音階だったり音型だったりそのままだったり……。
東方音の演奏と第1混成団音楽隊(現15音)の演奏がWorld Windband Web Music Download Storeで配信されていますので、1曲単位での購入が可能です。
白樺録音企画の「吹奏楽大全集」のサイトでは前述の演奏を含む演奏会のCDが購入可能となっていますので、「データ販売はちょっとな~」という方はそちらも覗いてみてくださいね。

最後にこんなのも紹介しておきます。
 「ラッパ吹きの平日」
  http://www.youtube.com/watch?v=G-8rrC-IYs4




| 信号らっぱ | 01:29 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【プログラム】らっぱ@さわかぜ

護衛艦「さわかぜ」で航海科の隊員によるらっぱの展示を聴いてきましたよ?

体験航海中の艦上でのイベントです。
二つ巻らっぱの展示を聴くのは随分久しぶりです。



右奥ではためいている自衛艦旗に向かって「君が代」を吹奏中。




反対(右)側にいる一日艦長に向かって敬礼ということで、「一日艦長に敬礼する。右気をつけ!」の号令のあと、「G一声」→「気をつけ」→「かかれ」が吹奏されます。
ただ単に「気をつけ」「かかれ」のメロディーを聞かせるだけではなく、らっぱ手が一人右反対に移動して、敬礼、答礼というロールプレイ。
甲板の左右の端と端に分かれて吹奏というのは案外ありませんので、おもしろかったですよ。
個人的には「G一声」がついていたのがポイント高いかな。








| 信号らっぱ | 11:59 PM | comments (0) | trackback (0) |


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らっぱのはなし 3

ある時、父がわたしが買ってやったCDを聞いていました。

「これ何の曲や?」
「陸上自衛隊の消灯らっぱ」
「昔の方がええな」
「んー、わたしはこっちの方が好きやけどな。
 てゆーかさ、ベッドの中で聞く消灯らっぱってあかんよなー」
「おお」

自分で振っといてなんですが、そんなしみじみした同意が返ってくるとは思いませんでした。(^^;
兵隊経験のある父とは違い、わたしは体験入隊で自衛隊に1泊しただけなのですが、それでもベッドの中で「もしわたしが今18歳とかで入隊初日だったら、絶対泣く! 間違いなく泣くっ!!」と思いながら消灯らっぱを聞いていました。
普段聞いても別になんとも思わないのですが、あのときだけは本当にせつなかったです。なんでしょうね、あの感覚。

この話を知人にしたところ、微妙に勘違いされてしまい、「消灯らっぱを聞くと、これ聞いてまたぴぎーさん泣いてるんじゃないかと思うの」と心配されるようになってしましました。
いや、泣いてない、泣いてない。全然泣いてないから! 普段は普通に聞き流してますからーっ!!(^^;






| 信号らっぱ | 04:11 AM | comments (0) | trackback (0) |


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らっぱのはなし 2

終戦間際に兵隊に行った父の同期に某校の喇叭部のキャプテンだったという人がいて、その人の吹く喇叭は音も大きく、本当にうまかったそうです。
その話を聞いたわたしは「喇叭部」という言葉が気になりました。

「喇叭部って……今でいう吹奏楽部のこと?」
「いや、喇叭。そんなのがあったらしい」
「そんな部があったとは、さすが戦中日本やな!」

ちょっとネットで調べてみました。
ほとんど資料らしきものはみつからなかったのですが、戦前から戦中にかけて喇叭部があった学校は結構あったようです。
戦後、吹奏楽部へと発展していったところもあるみたいですが、そのまま消滅してしまったところもあるようです。
なんだかもったいないような気もしますが、喇叭=軍隊喇叭である以上、戦後の日本では消えていくしかなかったのでしょうね。






| 信号らっぱ | 04:00 AM | comments (0) | trackback (0) |


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第3師団創立48周年・千僧駐屯地創設58周年記念行事

第3師団・千僧駐屯地の記念行事に行ってきました。
きのう、神戸と茨木で新型インフルエンザの感染者がでた関係で、記念式典と訓練展示だけの行事となり、音楽演奏は中止でした。

そんな千僧ですが、早めに行ったらおかげで珍しい光景をみかけました。



前の隊員さんが小銃を持っているので、偉い人が来場すると捧げ銃で出迎えるのだと思われます。
宇治駐屯地でもやっていましたので。

でもよく見ると一番左の人……



らっぱ持っていますよ?
らっぱも吹くのか千僧は。
さすが師団の記念行事。
本当なららっぱを吹くところを見たかったのですが、いくらなんでもエライ人が来るまでそこで張っているわけにもいかず、未練たらたらでその場をあとにしました。

途中で雨が降ってきたのですが、がんばって観閲行進(の演奏をしている音楽隊)を撮り続けていたら、レンズに結露が。)゚0゚(
結露ではどうしようもないので、泣く泣くカメラをしまいました。
訓練展示の開始の際に状況開始のらっぱを吹きにらっぱ手が3名駆け足で登場したのを、ものすごくせつない気分で見ましたよ、わたし。
そのあとは黄昏ながら訓練展示を見ていたのですが、画面は使いものにならなくても音だけでも残せればいいやと思い、タオルに包んでおいたカメラを出してみたところ、結露、消えているじゃないですか。
ありがとう、カメラ! がんばってくれて嬉しいわ!!
というわけで、無事に撮影できた状況終了らっぱのらっぱ手さんたちです。





知人に「ぴぎーさんが反対向いたんで、何見てるのかと思ったららっぱが出てきた。さすがやな」と笑われました。
一枚目の写真を見るとわかりますが、他の観客は右方向に向けてカメラを向けています。
右方向に制圧された敵部隊がいるので、ほとんどの人がまだそっちを見ているんですね。
でも「制圧に成功しました」のアナウンスがでてから反対を向いていては微妙にタイミングが悪いんです。
走ってでてくるところから撮りたければ、敵陣営に突入したあたりから気持ちはらっぱの方を向いていないとダメなんですよ。
走ってでてこないところでも、やっぱりそれぐらいから狙ってはいるのですが。
らっぱコレクションのためにいろいろ努力してますよ、ぴぎーさん。(笑)

 ※音楽以外のメモ → 駐屯までご一緒に:第3師団創立48周年・千僧駐屯地創設58周年記念行事






| 信号らっぱ | 09:35 PM | comments (0) | trackback (0) |


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らっぱだけ

らっぱ

「何撮ってたん?」
「らっぱ

一見隊員さんを撮っているようですが、実はらっぱしか撮っていなかったりするのですが。
まぁ、それはそれである意味失敬だわな。

今このメモ書いてて気がついたのですが、ヤマトですね、これ。(昨日上げた写真とは別の隊員さんのらっぱです)
そーいえば、はっきり特徴が確認できる状態で見たらっぱって、ほとんどがヤマトなのに、わたしのイメージとしては自衛隊=下倉なんですよね。なんでだろ?






| 信号らっぱ | 09:42 PM | comments (0) | trackback (0) |


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最後に残るのは……

久居の記念行事は風でエライことになっていて、風のせいで音楽隊の演奏がほとんど聞こえない状態でした。
観閲行進などは他の音もあるせいで全くと言っていい程聞こえませんでした。
わたしの下の席の人が「なんか音してるんやろうけど全然聞こえへん」と言っていたので、場所関係なしで聞こえなったようです。
こういう状況で演奏しなきゃならない音楽隊も気の毒な話で……。

ただそんな中でもらっぱの音はちゃんと通るんですよね。
さすがにソロ演奏は音楽隊ぐらいの音量でしか聞こえないのですが、24人全員で吹いているものは当然として、半数以下で吹いていてもしっかり音が通るんですよ。
金管楽器恐るべし!
というかビューグル恐るべしかな? 金管でも低音だとちょっと厳しいそうだし。
考えてみれば、らっぱ1本でも音楽隊と同じぐらいの音出しているんですよね。
そりゃ、伝令にらっぱが使われるはずだわ。
改めて信号らっぱの実力を実感しました。

今はもう儀礼用、形式としての存在ですが、もしも何かがあった時、最後の最後に役立つのはらっぱなのかなぁ、とふと思いました。
電気が無くなれば使えなくなる機械と違って、人がいる限りらっぱは使えるわけですから。
実はわたし、駐屯地に行くと必ずリヤカーの写真を撮るのですが(あれ、自衛隊最強の装備だと思いますよ。(笑))、リヤカーもそうですよね。
人力ある限り使えます。
どんなに優れた機械ができても、どんなに便利な道具ができても、結局最後の最後に残るのはこういった人力で使えるものたちなのかもしれませんね。

第33普通科連隊らっぱ隊
                                【写真:第33普通科連隊らっぱ隊】






| 信号らっぱ | 05:30 PM | comments (0) | trackback (0) |


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らっぱの名手

今週の「朝雲」にらっぱについての寄稿をされている隊員さんがいらっしゃいました。
この方、多分わたしが中部方面隊音楽まつりのメモに書いた「わたしが生で聴いた3つ巻のらっぱ手の中では一番上手いかも」な隊員さんじゃないかと。
人の顔を覚えるのが激しく苦手なので「朝雲」掲載の写真見ただけではなにげに自信ないのですが。(苦笑)

また聴けたらいいのになぁ、この隊員さんのらっぱ。
守山、行ってみようかなぁ……て、終わってますがな、今年の記念行事。
10師の記念行事か師団音楽まつり辺りで聴けるかな?






| 信号らっぱ | 10:08 PM | comments (0) | trackback (0) |


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