【プログラム】ふれあいコンサート~市民の集い~

堺市民会館で行われた「ふれあいコンサート~市民の集い~」を聴いてきましたよ?

第39回堺まつり協賛
ふれあいコンサート~市民の集い~

2012年10月20日(13:00開演)
堺市民会館大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • 行進曲「剱の光」(酒井格)
    • 吹奏楽のための抒情的「祭」(伊藤康英)
    • 吹奏楽のための組曲“ヨコスカの海の風”(小長谷宗一)
      I  戦艦
      II  歌
      III どぶ板通り
  • 第2部
    • ディズニー・クラシックス・レビュー(山里佐和子(編))
      ハイ・ホー~口笛吹いて働こう~星に願いを~ハイ・ディドゥル・ディー・ディー
    • ご長寿番組大メドレー(小島里美(編))
      キューピー3分クッキング~世界・ふしぎ発見!~水戸黄門~くいしん坊!万才~ミュージック・ステーション~世界の車窓から~鶴瓶の家族に乾杯~徹子の部
      屋~渡る世間は鬼ばかり~ミュージックフェア~小さな旅~よしもと新喜劇~笑っていいとも~きょうの料理~パネルクイズアタック25~ライオンのごきげん
      よう~笑点~サザエさん~バラエティ生活笑百科~NHKのど自慢
    • セプテンバー(M.White、Al McKay、A.Willis)
    • 栄光の架橋(北川悠仁)
    • 踊る大捜査線より(松本晃彦)
      Rhythm and Police~危機一髪~March of C.X.
    • マンテカ(D.ガレスピー)
  • アンコール
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊横須賀音楽隊

今年は横須賀音楽隊の登場です。
大阪で横音単独のホール演奏が聴く日が来るとは思いもしませんでした。
大阪で聴くことができるとしたら野外とか合同とかそんな感じだと思っていたので本当にびっくりです。
開演30分前ぐらいについたのですが、結構席が埋まっていました。
以前は空席の結構あった演奏会でしたが、ここ3年はなかなかの集客です。
一昨年の阪神基地隊広報係の功績ですよね。
公式ページに案内をだしたのはやっぱり影響大だったと思います。

演奏曲目を確認しようとプログラムを開くと……おおっ! 委嘱曲3本立て!!
第1部まるっと全部委嘱曲。
しかも「ヨコスカの海の風」なんて今年できた新しい曲ですよ?
もうこれだけで来たかいがあったかも~。ァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
そして2部にちょっとヤバそうなw曲が1つ。
「ご長寿番組大メドレー」。
5~6年前に横須賀のサマフェスで「テレビCMオンパレード」という曲を聴いたのですが、それは25曲メドレーでした。
なんかこの曲もそのパターンぽいなぁ。(^^;

1曲目の「剱の光」は横須賀音楽隊の委嘱曲。
三浦半島にある劔崎灯台から着想を得たそうです。
9月の舞音ファミリーコンサートのプログラムで似たような説明を書いていますよね。(笑)
あっちは「博奕岬の灯台」、こっちは「劔崎の灯台」。
「光」シリーズ?(勝手にシリーズ化するな)
この曲を初めて聞いたときに「バック・トゥ・フューチャー」とかあのあたりのアメリカのSF娯楽大作映画みたいな曲だな」と思いました。
某誌で「ハリウッド風」と評された事、それを受けて酒井氏が「少し「ジュラシック・パーク」の影響を受けているかもです。(笑)」と書かれたことを後日知ったぴぎーさん、「「ジュラシック・パーク」かよっ!」と心の中でそっとつっこんだのでした。(笑)

「祭」は大湊音の委嘱曲。
これは吹奏楽の曲としては有名ですね。

そして、吹奏楽のための組曲“ヨコスカの海の風”は横須賀地方隊開隊60周年記念委嘱作品です。
自衛艦艇の出入港する基地の風景を描いた「戦艦」、三浦半島由来の歌をモチーフにした「歌」、どぶ板通りの様子を描いた「どぶ板通り」の3部構成になっています。
第1楽章は「戦(たたかう)艦(ふね)」だけになかなか重々しく始まります。
途中サイドパイプ(号笛)が登場し、最後はシップベルで幕を閉じます。
第2楽章は三浦半島ゆかりの民謡や歌謡曲のメロディーがいくつも登場します。
「ダンチョネ節」もでてきたので気がついたのですが、今日の今日まで歌いだしの「三浦三崎でヨ」を「三浦岬」だと思っていたぴぎーさんです。
いやん、恥ずかしい。((▽\*)
第3楽章は舞台袖からシンバル付きのスネアが登場すると、トランペット、トロンボーン、クラリネット、スーザフォンも楽隊の前にでてきます。
ストリートミュージシャンのようなスタイルで演奏する5人が列を組んで舞台袖に消えていくと、遠くなって行くミュージシャンたちの音に楽隊の音が重なりやがて完全に楽隊の音と入れ替わります。
おもしろい演出です。
楽隊の方も順に楽器が重なっていきます。
細かい旋律がどんどん重なり、どぶ板の雑多でにぎやかな様子が描写されていきます。
横須賀だけに、ミュージシャンたちのあれ、アメリカンスタイルってことなんだろうなぁと思って見ていたのですが、お隣のご年配が「チンドン屋をあらわしている」とご考察されていたので、そういや最後の行進は確かにチンドンぽいなと思ったり。
全体的におもしろい曲です。
白樺でCDでないかなー。

2部は1部とはがらっと変わって聞きやすい曲が集められています。
舞台にばらばらとでてきた隊員さんが音だしをするのですが、クラリネットの隊員さんが「ラプソディ・イン・ブルー」を吹いているので「???」。
「なんで「ラプソディ・イン・ブルー」?」と思っていたら、舞台上の一人の隊員さんが手でホールの後ろを示します。
観客が振り返ると楽器を持った隊員さんがたくさんいて、各々がてんでに音をだしながら客席の通って舞台へとむかいます。
指揮者が登場してもみんな音だしをやめません。
指揮者が困りはてていると、燕尾服姿の杖をついたご老人が登場。
指揮棒がわりに杖をふりあげると楽隊は静かになり、隊長がすかさず「ディズニー・クラシックス・レビュー」をはじめます。
ああ、やられました。(笑)
「ラプソディ・イン・ブルー」も演出ですね。
まんまとはまりましたよ、わたしも。
随分久しぶりに横音を聴きましたが、やはり観客の心の掌握がうまいですね。
これぐらいの演出、他の音楽隊もやってるじゃんと思うでしょ?
うん、ホール演奏ならわりとあるのですけどね。
横音は基地公開での野外演奏でも、観客をつかむのが早い気がするのですよ、なんか。
広報慣れしていて、何かコツみたいなものを持っているのでしょうね、おそらく。
今回の場合だと大事なのは指揮者のくだりで笑わすことではなくバラバラの音だしの部分だと思うのですよ。
わたしみたいな客なら今日の演目に全然関係ない「ラプソディ・イン・ブルー」が気になる。
音楽会に慣れていない人ならバラバラの音が集まってきて何をするのだろうと気になる。
どっちも「何やるの? 何やるの?!」みたいな気持ちがあるから真剣に演奏に向うんですよね。
みんな一生懸命聴いているから「ご長寿番組大メドレー」のような曲では思いっきり笑って、「栄光の架橋」では横音のゆずに惚れ惚れして、「あー楽しい!」と声に出して言うんです。
同じことをやればどこの楽隊でも同じようにできるのか? といったら、そうではないでしょうね、多分。

「ご長寿番組大メドレー」は予想どおり20曲メドレーでした。
曲名は覚えられても、順番まではムリっ。
しょうがないから帰ってから該当する楽譜情報探しましたよ、ええ。
曲名を書いた紙を順番にめくって曲名を教えてくれるのですが、この紙にもネタがいくつか仕込んでありまして、観客大笑いでした。

「栄光の架橋」は「呉音のゆず(大きい方)」改め「横音のゆず(大きい方)」が登場されていました。
あいかわらずご婦人方のハートわしづかみで。(笑)
「横音のゆず(小さい方)」の方は独身だそうなので、「横音のゆず」の虜になった方はチャ~ンスっ!(笑)


お約束の「軍艦」を聴いていて、わたしはやっぱりこういう指揮の方が好きかなーと思ったのでした。
いつも、真面目で手堅い演奏より当たり外れがあるような演奏をおもしろがっていますが、実はわたし佐渡裕氏系統の棒の振り方は苦手なのですよ。
個性的な棒じゃなきゃ個性的な演奏ができないわけでもないですしね。
ドラムのアドリブだとかトランペットのソロだとか聴き所どころもいろいろあったのですが、これ以上書いてると、また凶悪な長さになると思うのでこれぐらいでおしまいw

| 海上自衛隊音楽隊::横須賀音楽隊 | 07:39 PM | comments (1) | trackback (0) |


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