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【プログラム】たそがれコンサート2013(陸上自衛隊第3音楽隊)

大阪城音楽堂で行われた「たそがれコンサート」で陸上自衛隊第3音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

たそがれコンサート2011
2013年8月2日(18:30開演)
大阪市立大阪城音楽堂
海と空と大地と!

【演奏曲目】
  • [18:30~]大阪市立西・汎愛・淀商業高等学校吹奏楽部合同演奏
    • 負けないで(織田哲朗)
    • ジャパニーズ・グラフィティ XI ~刑事ドラマ・テーマ集~(星出尚志(編))
    • ピンクレディーメドレー(都倉俊一)
    • 雷神(J.P.スーザ)
  • [19:10~]陸上自衛隊第3音楽隊
    • 星条旗よ永遠なれ(J.P.スーザ)
    • スタートレックのテーマ(A.カレッジ)
    • アイ・ガット・リズム(G.ガーシュウィン)
    • 黒いオルフェ(L.ポンファ)
    • ルパン三世 '80(大野雄二)
    • ユー・レイズ・ミー・アップ(R.ラヴランド)
    • 勝手にシンドバット(桑田圭佑)
    • エル・クンバンチェロ(R.エルナンデス)
  • [アンコール]海上自衛隊呉音楽隊
    • 風になりたい(宮沢和史)
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 大阪市立西高等学校吹奏楽部
  • 大阪市立汎愛高等学校吹奏楽部
  • 大阪市立淀商業高等学校吹奏楽部


 たそがれコンサートも8月に突入です。
もうね、夏休みのラジオ体操の心境ですよ、ぴぎーさん。
体操より参加カードにはんこを押してもらいたくて行っている……みたいな。
今回はどうがんばっても7時までには行けないのでよっぽど行くのをやめようかと思ったのですが、はんこを押してもらいたい一心で行ってきました。<はんこなんて無いですから! 

 今回はソロ特集だそうです。
ソロに関しては木管>金管だったかなぁと。
あとはまぁ、野外なので細かいことは言わないというのはpiggy-boo.netの新しいお約束。(笑)

 たそがれは毎週来ている観客が結構いるので、先週の呉音楽隊と選曲が被ってしまったのは気の毒でした。
「「やってやろうかな」という気になっていたのですが先にやられてしまいました」というのは「ユー・レイズ・ミー・アップ」の演奏あとのMCの言葉ですが、まさにそんな感じですね。
こういうのは先にやったもの勝ちみたいなところがありますので。
「エル・クンバンチェロ」にいたっては、先週の暴れっぷりがあれなので、誰がどんな演奏しても不利なんじゃないかという感じですし。
更に間があいているとはいえ「星条旗よ永遠なれ」は中方音がやっているという……。
3音、選曲で貧乏くじをひかされる率がものすごく高い気がするのだけど気のせい?(^^;
 
 「黒いオルフェ」。
フルートにしてはちょっと長いことに気づかれました?
アルト・フルートです。
「ダフニスとクロエ」でも使われていますがクラッシクの曲ではあまり聞かない楽器です。


 「ルパン三世」。
舞台にビブラフォンが登場して演奏が始まりました。


 勘のいいかたにはご想像がついたでしょうが、ビブラフォンの演奏は隊長です。
ビブラフォンの演奏をしながら時々指揮の弾き振りです。


 「勝手にシンドバット」。
3音のルフィ氏(毎回紹介される二つ名が変わっていますが、とりあえずわたしはこれにしておきます)、パフォーマンスが堂に入ってきましたね。


 「エル・クンバンチェロ」。
3音のパーカッションです。


 アンコール。
隊長、指揮はせずにドラム叩いてます。
ま、アンコールですから。
勢いでいっちゃえ。(笑)

下

| 陸上自衛隊音楽隊::第3音楽隊 | 10:45 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊第3音楽隊第43回定期演奏会

いたみホールで行われた陸上自衛隊第3音楽隊第43回定期演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊第3音楽隊
第43回定期演奏会

2013年2月9日(14:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • フォスター・ラプソディ (鈴木英史(編))
  • 1部
    • 祝典序曲「輝ける勇者たち」(渡辺俊幸)
    • 勇気のマズスルカ(三澤慶)
    • エンターテイメイント・マーチ(川北栄樹)
    • 鳳凰が舞う~印象、京都 石庭 金閣寺~(真島俊夫)
  • 2部
    • 行進曲「アルセナール」
    • セント・アンソニー・バリエーション(W.H.ヒル)
    • シェナンドゥ(F.ティケリ)
    • 大空への挑戦~危険な空を制圧するために~ (D.R.ホルシンガー)
  • アンコール※1
    • 映画「レ・ミゼラブル」より
    • 行進曲「祖国」(黛敏郎)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
 
ロビーコンサートはクラリネット5重奏で「フォスター・ラプソディ 」。
「ケンタッキーの我が家」「主は冷たい土の中に」「草競馬」「おおスザンナ」「金髪のジェニー」の5曲が登場しますが、それぞれの曲が順番に演奏されていくメドレーではなく各曲が混じり合って演奏されるおもしろい曲です。
フォスターが結構好きなわたしはメロディーの断片が聞こえるとちょっとニヤニヤしてしまいました。(笑)

今回は「鳳凰が舞う」と「危険な空を制圧するために」にがあるので、下手側の端に座って打楽器の様子を見てきました。
だってCDを聴いていると、鹿脅しをどうやって鳴らしているんだろうとか、シンバルの音、絶対なにかやってるよね? とか気になってしょうがないんだもん。
音のバランス的にはあまりいい場所ではないのですが、鹿脅しとシンバルの確認の方が重要!(いいのか、それで?)
音のバランスなんてCDで好きなように調節したらええねん。(本当にそれでいいのか?)

コンクールの課題曲の「勇気のマズスルカ」「エンターテイメイント・マーチ」、吹奏楽をやっている人に人気のある「アルセナール」「シェナンドゥ」と、
吹奏楽部の生徒さんたち向けの曲が多めな感じです。
「セント・アンソニー・バリエーション」も吹奏楽をやっている人には結構人気あるような気がしますし。

「セント・アンソニー・バリエーション」は吹奏楽好きな人にはヒルの「セント・アンソニー・バリエーション」という印象でしょうが、管弦楽が好きな人には「元はブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」じゃないか」と思う人がいるかもしれません。
「セント・アンソニー・バリエーション」の元になっている「聖アンソニーのコラール」という曲は、ハイドンが作曲した(今はハイドンの作曲ではないのではないかと言われていますが)ディヴェルティメントの一部にも引用されています。
そのハイドンの曲から「聖アンソニーのコラール」の旋律を使いブラームスが作曲したのが「ハイドンの主題による変奏曲」です。
それなりに親しまれている曲なので、案外初めて「セント・アンソニー・バリエーション」を聴いた人でも「なんか聞いたことがあるような気がする」と感じたかもしれませんね。
「セント・アンソニー・バリエーション」も同じ「聖アンソニーのコラール」の旋律を使っていますが、印象は全く違います。
「ハイドンの主題による変奏曲」は荘厳な感じですが、「セント・アンソニー・バリエーション」は吹奏楽らしく打楽器のきいた今風な音楽です。
同じ旋律を使っても、ハイドン、ブラームス、ヒルと作曲者によって全く違ったものになるのですからおもしろいですね。

鹿脅しをどうやって鳴らしているのか気になってしょうがなかった「鳳凰が舞う」ですが、演奏にあわせなきゃいけないので勝手に鳴るようにするわけにはいかないし、どうやってるのかと思ったら、奏者が竹と支持台を持ってました。
うん、まぁ、そうなるよね。
鳴らすときに竹を支持台に当てる、というか多少支持台を竹に当てるような感じでした。
あれって、ああいう鳴らし方をするなら別にあんなに長い竹じゃじゃなくてもいいのじゃないのか? とも思ったのですが、音が違ってきますわな。
あの長さじゃないとあの音にならないのだろうなぁ。
和楽器もたくさん登場します。
中音の録音によるCDもでていますが、できれば生演奏で聴くことをお勧めしたい1曲です。

今回わたしが一番楽しみにしていたのは「大空への挑戦~危険な空を制圧するために~」です。
演奏情報の際にも書きましたが、アメリカ空軍の第564戦術空軍司令部軍楽隊の委嘱曲です。
軍楽隊の委嘱曲のせいか難度高そうな感じです。
木管がえらいことになっているような気がするのですが……。
大概大変なな曲なようなので、3音の演奏がどうなるか実はドキドキでした。
が、なかなかの力演、好演で「やるじゃん3音」という気分です。
この曲、今の3音にあっているんだだと思います。
元々甘美なメロディーよりは華のある曲の方があっていた感じなのですが、力技的な演奏もやるようになってこういう感じの曲がむくようになってきたのでしょうね。
ただ、そのかわり弱音が苦手になってきているような気がしないでもないのだけれど……。
特に弱音で始まる曲はもうちょっとがんばっていただけないものかと。(^^;
そうそう、シンバルですが、チェーンでシンバルを撫でて(?)ました。
あと素手でも。
この曲に限りませんが見てみないとわからない音ってありますね。
それからこの曲の日本語タイトルなのですが、個人的に「大空への挑戦」というのはちょっと違うような気がするのですよねぇ。
「危険な空を制圧するために」というタイトルではわかりにくいのと、イマドキのニッポンでは反感を買いかねないタイトルでもあるせいか、「大空への挑戦」というダイトルだけで演奏しているのを結構みかけますが、この曲、「大空への挑戦」などという雄大な話ではなく、なにか怪しげな敵と戦っている曲だと思うのですが。
わりと聴き手の想像力を要する曲ではあると思いますが、それでもこの曲を聴いて、例えばブルーインパルスみたな飛行機が技能の限りを尽くして大空に挑戦しているというような雰囲気は想像しにくいです。
平和な空に敵が現れて、戦って勝利を収める、でもそれでめでたしめでたしではなくて、まだ何かが起きるんじゃないか? と思わすようなそんな曲なので、やはり原題どおりの「危険な空を制圧するために」の方がしっくりくるように思うのですが、今の時代には向かないのかなぁ……。

アンコールは「レ・ミゼラブル」と中央音楽隊創隊30周年委嘱曲である「祖国」の2曲。
「祖国」が始まった瞬間、顔のにやけ具合があまりにも危ないので手で顔を覆ったぴぎーさんです。
好きなのよー、「祖国」。
黛敏郎氏の作曲で、ものすごーくオーソドックで明快な行進曲、正確にはコンサートマーチ? なのですが、オーソドックなわりには退屈ではないのですよね。
続くカノンといい、今風では全然ないのですが、おばちゃんにはむしろそこがいいのです。
そして、前にも書いたことがあるのですが、今回も「陸上自衛隊の「祖国」」になっていたので嬉しかったです。
今の3音、陸自の行進曲演奏では中方の中では一番好きかも。(中方以外で陸の行進曲を聴いたのは中音と東方音しかないので中方でしか比較できません。(^^;))

| 陸上自衛隊音楽隊::第3音楽隊 | 11:54 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【プログラム】クリスマスチャリティコンサート2012

いたみホールで行われた「クリスマスチャリティコンサート2012」を聴いてきましたよ?

クリスマスチャリティコンサート
2012

2012年12月21日(18:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • ウエストサイドストーリーセレクション(L.バーンスタイン)
      アイ・フィール・プリティ~マリア~なにか起こりそう~トゥナイト~ひとつの心~クール~アメリカ
    • チム・チム・チェリー(R.M.シャーマン 、R.B.シャーマン)
    • アイ・ガット・リズム(G.ガーシュウィン)
    • オペラ座の怪人(A.ロイド=ウェバー )
  • 第2部
    • Tank!(菅野よう子)
    • Happy Xmas (War Is Over)(J.レノン、Y.オノ)
    • オブラディ・オブラダ(J.レノン、P.マッカートニー)
    • ラ・バンバ (L.ロボス)
    • スウィングしなけりゃ意味がない(D.エリントン)
  • アンコール
    • きよしこの夜(F.X.グルーバー)
    • ジングル・ベル(J.ピアポント)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊

たそがれコンサートなんかもそうですが、金曜日18時開演というのは仕事の加減でわりと都合がつきにくかったりします。
でも今年は神戸ときめきコンサートからの卒業を決めた事もあって、ちょっとがんばって伊丹笹原ライオンズクラブ主催のクリスマスコンサートへ行ってきました。

現隊長になってから当たり外れの振れ幅が大きくなったのがおもしろい……みたいなことを書いたことがありますが、振れ幅が大きいというより、得意なノリ、不得意なノリというのがはっきりしているんだなと思う今日この頃。
メドレー曲だと、メドレーされている曲によっては1曲の中でそのあたりがはっきりでてくる感じなので、リズムにシビアな人は気になるかもしれませんね。
わたしはリズム音痴なので「オモロイ」でall OKですが。
そういう意味では「オペラ座の怪人」はともかく、「ウエストサイドストーリーセレクション」の方は得手不得手がわかりやすい感じだったかなと。
音の方の当たり外れも同じような外れでも単一曲とメドレーだと印象がかわってくるし、メドレーって案外怖いわねーなどと思ったぴぎーさんでございました。

「アイ・ガット・リズム」は「ラプソディー・イン・ブルー」のメロディーで始まるアレンジです。
このアレンジを初めて聞いたときは「わざわざ「ラプソディー・イン・ブルー」をくっつける意味がわからん」と思ったのですが(「ラプソディー・イン・ブルー」って有名な曲ではあるけれど、誰でも知っている曲というわけでもなかったので)最近は「「ラプソディー・イン・ブルー」(の冒頭)ってつかみの役割を担っているんだな」と思うようになりました。
いつからこんなポジションになったんだろう、「ラプソディー・イン・ブルー」?
……のだめか。(^^;

第2部になったら一部の隊員さんが衣装替えをしていました。
楽隊の真ん中あたりがビッグバンド風の白いブレザーと黒いズボンに。
あとサンタクロースとトナカイが2頭とクリスマツリーが。
サンタクロース以下4名は募金タイムに客席におりてきて募金のお願いにまわる役目のためのコスプレです。

募金タイムは観客席に募金箱がまわされます。
その間、舞台では「スーパーマリオブラザーズ」が演奏されていました。
「コインを集める」からマリオなんですね。
良いセンスの選曲に笑ってしまいました。
選曲センスに敬意を表し、お札ではなく500円硬貨(コイン)を2枚入れさせていただきましたよ?(笑)

「Tank!」は「I think …… Let's Jam」の台詞もちゃんとついていました。
「ハッピー・クリスマス」は歌つき。
いつもの隊員さんですが、今回は「3音のジョン・レノン」と紹介されていました。
でてくるたびに呼び名が違ってますがな。(笑)
「ラ・バンバ」はちょっと重いというか、一歩一歩踏みしめるような感じでしたね。
元々のアレンジ自体が軽い感じではないですし、オリジナルのリッチー・ヴァレンスもどっちかというとこういう感じのアクセントな演奏なので、こういう解釈なのでしょうが、リッチー・ヴァレンスよりはロス・ロボスの方が馴染み深い世代なのと、他の自衛隊音の演奏で軽快なものを聞きつけているせいか、わたしには重すぎでした。
手拍子が起きかかってわりに起こりきらなかったのもそのあたりにあるのではないかなぁと思ったりしているのですが。
とはいえソロはいい感じでした。
ぴぎーさん的推しはフルートかな。
ちょっと荒っぽい音もあったけど、ラテン音楽のソロらしいいい演奏でした。
実はこのフルートソロは募金タイムのサンタさんです。
というわけでサンタの格好のままの演奏。(笑)
今期入隊の新入隊員さんだそうです。
これからの活躍が楽しみですね。

全体の中では「オブラディ・オブラダ」のピッコロが更に推し。
ピッコロは文句なしにぴぎーさんの今日のイチオシです。

クリスマスソング2曲アンコール演奏をして終焉。
大概なマナーな観客もいることはいましたが、神戸文化に比べるとかなり行儀のいい客席でした。
久しぶりに落ち着いて演奏が聴けたので、開演ぎりぎりになってもがんばって来たかいがありました。
やっぱり演奏会としてはこっちの方がいいなぁ……。

| 陸上自衛隊音楽隊::第3音楽隊 | 03:35 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】日本橋ストリートフェスタ2012

日本橋ストリートフェスタ2010で陸上自衛隊第3音楽隊と大阪府警察音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

日本橋ストリートフェスタ2012
2012年3月20日
日本橋「でんでんタウン」
【演奏曲目】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
    • 希望の空(和田信)
    • 星条旗よ永遠なれ(J.P.スーザ)
    • ウィーゴー!(田中公平)
    • キン肉マンGo Fight!(芹澤廣明)
    • Utauyo!!MIRACLE(Tom-H@ck)
    • フライングゲット(すみだしんや)
  • 大阪府警察音楽隊
    • エル・カピタン(J.P.スーザ)
    • エル・クンバンチェロ(R.エルナンデス)
    • 生活安全の歌「みんなで気をつけよう」振り込み詐欺編(大阪府警察音楽隊)
    • J-POP~春うた(小島里美(編))
      なごり雪~チェリー~赤いスイートピー~春一番~桜
    • 恋はあせらず(B.ホーランド、 L.ドジャー、 E.ホーランド)
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 大阪府警察音楽隊

今年の吹奏楽ステージは地元中学吹奏楽部と3音と府警音の3つでした。
吹奏楽部のステージの最中ににスタッフの子供がステージエリア内で傍若無人にやりたい放題振舞っていました。
演奏中の楽団の中に入りこんで譜面を触る、置いてある楽器を触るなんてのはマシな方で、小物の持ち去りなんかもあたり前。
スティックのようなわかりやすい物はさすがに親(スタッフ)が戻していましたが、わりと最初の段階からずっと持っていた黒くてシャカシャカいうアレ。
アレって吹奏楽部のシェイカーじゃないのかと。(;´д`)
野外演奏でテンションのあがった子供が楽隊に大接近……というのはよくある光景ですが、これは論外ですよね。
風がきつく、そうでなくても中学生にとっては恵まれた環境とは言い難かったのに、更に最初から最後まで子供の邪魔が入っていたのですから本当に気の毒としか言いようがありませんでした。
生徒さんたちはこんな環境でよくがんばって演奏したと思います。

吹奏楽に続いて3音が登場。
演奏情報にチラっと書きましたが、指揮はやっぱり副隊長でした。


そして今年もガッツリイベントあわせのヲタク向け選曲できました。
ガッツリで盛り上がればいいのですが、贔屓目に見ても観客の反応は府警音に軍配があがる……かな?(^^;
楽隊自体への評価は自衛隊>警察という感じの人も少なくなかったので選曲で負けた感じなのはもったいない限りです。
府警音はいつもそれほどイベントテーマに縛られないプログラムを組んでくるので、常にイベントテーマにガッツリあわせてくる3音の生真面目さに泣けてきます。
もしかして3音にはイベント側から要望がでてるのかなぁ?


「希望の空」と「星条旗よ永遠なれ」は中高の吹奏楽部がいることを意識しての選曲でしょうか。
先日隊長も同じ曲を振っていますが、音は副隊長の方が柔らかいですね。
「希望の空」はこれぐらいの固さでもいいのじゃないかなぁ。
行進曲なので固くてもいいのですが、コンサートマーチなので適度に柔らかさがあってもいいかな、と。
とりあえず中高生への模範演奏としてはこれぐらいの方がいいような気がするのですが。

アニメ系は「ワンピース」と「キン肉マン」と「けいおん!」の3曲。
キン肉マンは通天閣100周年企画との絡みで登場。
わたしのまわりは年齢層が高かったので「けいおん!」の名前がでたときはみんな無言でした。
「知らんわ」という声さえおこらず本当に一瞬シーンと……。
野外演奏のMCの最中にまわりが全くの無言というのも怖い光景です。(^^;

締めは「フライングゲット」。
こちらは曲というより「AKB48」という名前に反応があった感じです。
チャーターナイトではAKBメドレーが休憩タイム状態になっていましたが、「AKB」の名前自体の認知度というのはやはりたいしたものです。
ただわたしの周りはAKBの名前は聞いたことあっても演奏されている曲についてはさっぱり……みたいな感じだったので、AKBをやるのならメドレーの方が無難だったかもしれないですね。

最後は大阪府警音。
フレッシュウインズの演技を考慮していなかったステージエリアだったため演奏前にステージエリアを広げることになったのですが、これがなかなか面倒くさいことになってしまい、拡張側にいる観客はブツブツ。
「警察(ポリ)はいつもこんなんや」「自衛隊はこんなことなかったぞ」「そんなにきっちり測る必要あるんか」等々。
いやいやいや、ウインズは多分旗をふりまわしたりパネルを持ってでてきたりするので、きっちり測って安全な距離をとっておいてもらわないと危なくて落ち着いて見てられませんがなー。(^^;
てゆーか、そもそもこれ府警音のせいじゃないよね。
ステージの設営をしたの府警音じゃないし……。

まずはカラーガードの「フレッシュウインズ」の演技から。
ステージエリアが広がったのでデジカメからビデオカメラに持ち替えていたのですが、フレッシュウインズはエリア幅いっぱいに動くので、横方向に広がったときにエライことになってしまいました。
近すぎて「スケベ心爆裂のカメコ」が撮った映像みたいになっとるがな……。_| ̄|○


「エル・クンバンチェロ」はかなりおとなしめ。
テンポ遅めなせいもあるのですが、音自体もおとなしい感じです。
テンポが速く、やりすぎなぐらい打楽器が目立つ演奏も少なくない曲なので、吹奏楽好きな人にはもの足りないかも。
春にちなんだメドレーは正確な曲名は言わなかったのですが曲の順番的に小島里美編曲の「J-POP~春うた」だと思います。


お馴染み「みんなで気をつけよう」は振り込み詐欺編。
この歌、わりと耳に残るので、もしかしたら府警音の演奏を良く聴いている方は全バージョン歌えたりするのかしら?
ちなみにぴぎーさんは悪質商法編を半分ぐらいなら歌えます。(笑)
そしてもう一つのお馴染み「安全安心大阪」は「恋はあせらず」の中で。
フレッシュウインズの溌剌とした「あん・ぜん・あんしん・おーさかっ!」の掛け声もあって、楽しい雰囲気にしあがっていました。

とりあえず、このイベントの観客に野外演奏独特の「底抜けに明るくて楽しい」という雰囲気が希薄な理由がやっとわかったような気がした、そんな今年のストリートフェスタでございました。
出演者がいくらがんばっても主催者側があれじゃ、そりゃ観客も盛り上がれないよね……。

最後にぴぎーさん的ベストショットを1枚。

3音と府警音の入れ替わりの際の光景です。
まさに「入れ替わり中!」という雰囲気でしょう?




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【動画】蛍の光(陸上自衛隊第3音楽隊第42回定期演奏会)

終演後のお見送り演奏、始まるのが結構早くて(観客のお見送りなので当然なのですが)、わたしがロビーに出たときは既に演奏は始まっていて、みなさま携帯で写真をバシャバシャ。

撮っていいならわたしも撮るわよっ!

というわけで動画を撮ってきました。
ビデオカメラじゃなくてコンデジでですが。
1曲丸ごとじゃないのは、当サイトの方針ということで。

「蛍の光」をご紹介した理由?
それはね、わたしが好きだからです。うふ♥



陸上自衛隊第3音楽隊第42回定期演奏会
2012年2月16日:いたみホール(伊丹市立文化会館)





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【プログラム】陸上自衛隊第3音楽隊第42回定期演奏会

いたみホールで行われた陸上自衛隊第3音楽隊第42回定期演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊第3音楽隊
第42回定期演奏会

2012年2月16日(18:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • オリンピックファンファーレとテーマ(J.ウィリアムズ)
    • 君が代(林廣守)
    • 音楽で振り返る50年
      東京オリンピックマーチ(古関裕而)~世界の国からこんにちは(中村八大)~昴(谷村新司)~負けないで(織田哲郎)~Jupiter(G.ホルスト)~会いたかった(BOUNCEBACK)
    • 第3師団創立50周年記念曲
      「絆と飛躍~第3師団の勇士~」(田野均)
  • 第2部 和太鼓演奏
    • 光舞~光輝く未来へ~
  • 第3部
    • 行進曲「大空」(須摩洋朔)
    • マーチ「希望の空」(和田信)
    • フェスティヴァル・ヴァリエーション (C.T.スミス)
    • 星条旗よ永遠なれ(J.P.スーザ)~行進曲「復興」(浅沼準彦)
    • 紅炎の鳥~Prominence Bird~(田中賢)
  • アンコール※1
    • 行進曲「凱旋」(堀滝比呂)
    • 明日があるさ(中村八大)
  • ロビーコンサート(終演後)
    • 故郷 (唱歌)
    • ダニーボーイ(アイルランド民謡)
    • 大きな古時計 (H.C.ワーク)
    • 峠の我が家(アメリカ民謡)
    • 故郷(唱歌)
    • 蛍の光(スコットランド民謡)※2
    •  
      ※1:16日の演奏順。部内の部では逆順で演奏。
      ※2:16日のみ。

プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊福知山酒呑太鼓
  • 陸上自衛隊信太菊水太鼓
  • 陸上自衛隊姫路白鷺太鼓
  • 陸上自衛隊京都三施太鼓

昨年の第41回に引き続き今回も第3師団創立50周年記念演奏会となっています。
「50周年記念イベントの締めくくり」らしいのですが、年で数えても年度で数えても今日は52年目(=51周年)だと思うのですが……。(^^;
多分、50周年にあたる期間の半分以上が2011年度になるので、2011年度内になる今日の演奏会を記念イベントの締めにもってきたのでしょうが、2年続きで周年記念をされると、ちょっとわけわがわからなくなりますよね。
え? そんなことをいちいち気にしてるのはぴぎーさんだけ? うそん。 
プログラムの表紙には「Annual Concert」の表記はあるのですが日本語での「定期演奏会」の表記がありません。
2年越しの周年記念といい、定期演奏会の表記が無いことといい、今回の演奏会の位置づけが謎といえば謎なのですが、あいさつ文では定期演奏会となっているので、定期扱いは定期扱いなんでしょうね。

実は今回、「大阪発!自衛隊イベントに行ってみよう!!」のもへ妻さんのご厚意で、隊員や隊員家族向けに行われた公演(部内の部)も聴くことができました。
音楽まつりなどでもそうですが、「同じ内容の公演2回も聴いてどうすんね?」って感じですよね。
うん、でも聴きたいんだもん、しょうがないじゃん?(笑)
部内の部に誘ってくださったもへ妻さんには本当に感謝でございます。m(_ _)m

開演前のロビーコンサートがあったのですが、間にあいませんでした、残念。
そのかわり終演後に金管3重奏お見送り演奏が。
これも立派なロビーコンサートです。
演奏後にお礼を言いにきた小さな男の子に隊員さんが応えたりして良い雰囲気でした。
やっぱり演奏を聴く気のない人まで対象にするプレコンサートより演奏を聴きたい人が集まって音楽を聴くロビーコンサートの方が絶対いいです。

演奏曲目は「大空」「絆と飛躍」、それから「復興」が自衛隊にちなんだ曲です。
「希望の空」も自衛隊にちなんだ曲といえば曲ですが、今回のプログラムの中では「吹奏楽コンクールの課題曲」というカテゴライズです。
個人的にはイラク人道復興支援活動にちなむ「復興」が災害復興祈念のシンボル的に扱われることには違和感がないでもないのですが、今回はどちらかというと震災復興祈念の意味はあとづけ。
日本と他の国との絆ということで、トモダチ作戦のアメリカ(「星条旗よ永遠なれ」)との絆、人道復興支援活動を行ったイラク(「復興」)との絆のメドレーです。
「大空」はまさに「陸上自衛隊の「大空」」でしたね。
「自衛隊の」ではなく「陸上自衛隊の」というのがミソ。(笑)
このあたりは評価のわかれるところでしょうが、わたしがミリタリーバンド好きなのはこういう演奏が好きだからなので◎かな。
「絆と飛躍」は「昨年の定演で初演された」と紹介されたのですが、奈良の師団音楽フェスタは無視ですか、そうですか。
あ! まさか奈良で演奏した際にタイトルがなかったのって、「あの時点で未定だった」からではなくて、定期での演奏を初演扱いにするためにわざとタイトルをださなかった……とかじゃないですよね?!
「絆と飛躍」はこれで4回聴いたことになるのですが、去年の2回より今年の2回の方がいい感じです。
こなれてきたのかもしれません。
危ないところがなかったわけではありませんが、総体的にはまっすぐで3師らしい姿の浮かぶ演奏でした。

「音楽で振り返る50年」は……本当にもう「メドレーの曲目記載なし」はかんべんしてください。
今回はこのメドレーとロビーコンサートと2つ分覚えようとしたので容量の少ないぴぎーさんの記憶はオーバーフロー。
2回聴けたおかげでなんとかこぼれた分も回収してきましたが、さすがにもう記憶力だけでなんとかするのはムリです。た~す~け~て~。(;◇;)<紙にメモれ。
「世界の国からこんにちは」から「Jupiter」まではアンサンブルです。
「世界の国からこんにちは」はクラリネット6重奏、「昴」は木管5重奏、「負けないで」は金管6重奏、「Jupiter」はサックス4重奏です。
「会いたかった」はもっといい加減(手抜きという意味ではなくて)に振ってちょうどって感じじゃないかなぁ……と。
実直さも曲によって仇になっちゃいますから。

3音の定期はいつも吹奏楽コンクールがらみの曲も演奏するのですが、今回は課題曲の「希望の空」と自由曲として人気の高い「フェスティヴァル・ヴァリエーション」の2曲。
「希望の空」の作曲者は航空中央音楽隊の隊員さんです。
課題曲で空中音の隊員さん曲といえば、矢部政男氏の「マーチ・エイプリル・メイ」がありますが、この「希望の空」も「マーチ・エイプリル・メイ」のような明るく溌剌とした曲です。
作曲者曰く「シンプルで覚えやすい旋律と曲調を目指した」そうですが、8分の6拍子がぴぎーさん的には難度高いです。(笑)<昔、8分の6拍子で大失敗したことが……。
「フェスティヴァル・ヴァリエーション」は以前にも書いたように、作曲者のC.T.スミスが学生時代のライバルでもあった友人のホルン奏者への意趣返しを仕込んで作曲したため、ホルンがなかなか大変なことになっています。
ホルンの難度が高いことがばかりがとりあげられがちですが、実はホルン以外のパートもかなり技巧を要求される曲です。
今回の演奏はまんまとC.T.スミスのいやがらせにはまっちゃった感が……。(^^;
まぁ、それだけやっかいな曲ということですね。
「フェスティヴァル・ヴァリエーション」のバスドラムを叩いているのが「かけがえのない大地」の神田文雄氏だったので、時々中方音の演奏を聴いているような錯覚が起きて困りました。(笑)

「紅炎の鳥」は「メトセラ」の田中賢氏の作品。
田中賢氏の作品もなにげに難しい曲多いですよね。
今回はfeat.自衛太鼓です。
「紅炎の鳥」も人気のある曲ですが、こういう現代音楽ぽい曲は正直好みがわかれるところかと。
実際わたしのまわりのご年配、第2部では尋常じゃないくらいテンション上がりまくりだったのに、この曲にも自衛太鼓はでているというのにテンションだだ下がりでしたよ。(^^;

自衛太鼓は福知山酒呑太鼓、信太菊水太鼓、姫路白鷺太鼓、京都三施太鼓の4つが出演。
まぁ、そうなりますよね。
単独演奏とは別に、各太鼓が名乗りをあげて太鼓を打つ演出もあって、なかなか格好ようございました。
個人的特筆事項は菊水に女性部員が!
今期は災害、災害で菊水を聴く機会が全くなかったのですが、しばらくみない間に女性の方が入部されていました。
信太山は女性隊員の総数自体が少ないので、菊水には女性メンバー入りそうもないわねー、などと勝手に思っていたのですが、ついに女性部員登場です。
これからどんどん活躍していただきたいものです。
武道館に登場するのを楽しみにしていますねー!
さて、その菊水ですが、なんだか今回は菊水ぽくなかった感じが……。
いつもいいところをかっさらっていきすぎなので(笑)、もしかして自重しました?
とはいえ、単独演奏の際の太鼓の使い方やバチさばきなんかはやっぱり菊水なんですけどね。
あと部長さん(多分)は前面にでてこなくてもわかりますね。
まぁ、ある意味あの人が「The 菊水太鼓」なのかもしれないなぁ。

アンコールは「凱旋」と「明日があるさ」の2曲。
「明日があるさ」=唄い踊る隊長はお約束の域に達しそうです。
隊員さんが2人歌手として登場しているのですが、観客の目は隊長に釘付け。(笑)
正直なところ虹の合唱団バージョンの歌詞で歌うなら歌はつけなくてもいいのじゃないかなぁ……と思ったりするのですが。
だって知らない人の方が多いでしょう、虹の合唱団バージョンの歌詞?
隊長のパフォーマンスだけでも観客大満足だと思いますよ、この曲は。

隊長の指揮を見ていて、「かたそうな指揮だなー」と思ってしまいました。
「かたい」は「手堅い」とか「動きが硬い」とかじゃなくて、なんていうか、当たったら痛そうな音だなーと。
角が当たったらものすごく痛そうな音というか……。
でも「大空」とか「凱旋」なんかにはあっていると思います。
かたそうなわりに結構伸び縮みもするのでポップス系もアリ……みたいな音、というか指揮?(わかるようなわからないような表現でごめんね)
というわけで、一度、行進曲系とかポップス系とは全然違う、ロマンティックな曲とかを聴いてみたいと思ったりしているのですが、そういう曲が聴ける可能性あるのって定期だけかなぁ、やっぱり。
たそがれあたりでムリかしら?!




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【プログラム】陸上自衛隊第3音楽隊第41回定期演奏会

いたみホールで行われた陸上自衛隊第3音楽隊第41回定期演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊第3音楽隊
第41回定期演奏会

2011年3月11日(18:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • 「となりのトトロ」より さんぽ(久石譲)
    • 「千と千尋の神隠し」より いつも何度でも(木村弓)
    • エンターテイナー(S.ジョプリン)
    • アメリカン・パトロール (F.W.ミーチャム)
  • 第1部
    • 第3師団創立50周年記念曲
      「絆と飛躍~第3師団の勇士~」(田野均)
    • 天国の島(佐藤博昭)
    • 南風のマーチ(渡口公康)
    • トロンボーンのための「カラーズ」(B.アッペルモント)
  • 第2部
    • ア ウィークエンド インニューヨーク(P.スパーク)
    • ソラス・アネ(昨日の喜び)(S.ヘイゾ)
    • 歌劇「ポーギーとベス」より (G.ガーシュイン)
  • アンコール
    • 「江~姫たちの戦国~」より メインテーマ(吉俣良)
    • 「ドラゴンクエスト」より 序曲(すぎやまこういち)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊

15時前に東北地方太平洋沖地震が発生し、和歌山でも津波が起きたりしていたので中止の可能性もあるかも……と思っていたのですが予定どおり開催されました。
17時開場では中止のアナウンスをする余裕もありませんし、現地の状況はまだはっきりしていなくて京阪神には影響がでていないとなれば開催するしかしかたなかったのではないかと思います。
観客の方もまさかこんなひどい状況にはなっていると思っていないので、地震のことを話題にしている観客はほとんどみかけませんでした。
地震の被害が大きくならないことを願うばかりです。

今回の定期演奏会は第3師団創立50周年記念公演ということになっています。
プログラムの画像を見ていただくとわかりますが、「第3師団定期演奏会」(3rd division the regular concert)です。
3音の定期は以前から「第3師団音楽隊」の表記を使っているのですが、これは「師団直轄音楽隊」ということへのこだわりなのでしょうか?
演奏の合間に3音のプロフィールが紹介される場合には「改編により「第3音楽隊」と名前を変更」みたいに紹介されるのですが、なぜかプログラムは一貫して第3師団音楽隊です。

ロビーコンサートは木管と金管のアンサンブルが各2曲ずつ。
どちらもあまり調子が良ろしくなかったようで……。(^^;
ただ、わたしのまわりにいた高校生の集団は大絶賛の大喜びだったので、結果オーライ(死語?!)ということで。

昨年に続き、今年も吹奏楽作品中心のプログラムでした。
「天国の島」「南風のマーチ」は吹奏楽コンクールの課題曲。
非常に気を使って演奏されていた印象です。
参考演奏の意味あいもあるのでヘタを打てない、という気持ちがあったのかもしれませんね。(笑)
正直に白状すると「ロビーコンサートとはエライ違いだな」と思ってしまいました。
それぐらい、きっちりかっちりな音の印象でした。
「カラーズ」「ア・ウィークエンド・イン・ニューヨーク」「ソラス・アネ」が吹奏楽曲。
「カラーズ」は音楽隊のプログラムにも結構のりますが、「ソラス・アネ」はちょっと珍しいかな?
そういえば、昨年は「日本民謡による幻想曲」やりましたね。
S.ヘイゾがお好きなのかしら?
「ライド」や「ラッシュ」のようないかにも吹奏楽部の生徒さんが好きそうな曲じゃなくて、「ソラス・アネ」を持ってくるセンスに感心。
コンクールの課題曲をやらないなら「ライド」みたいな曲をやった方がいいとは思うのですが、今回は課題曲があるので、こういう曲がないと吹奏楽(管弦楽も)を聴きつけていない人には意外としんどいと思うので。
個人的には3音の定期、ずっとこういう方向で行けばいいのに……と思うのだけど、難しいかなぁ。

第3師団創立50周年記念曲の「絆と飛躍~第3師団の勇士~」をフェスタで聴いた際、「中間部で少し暗くなったものが段々と明るくなったりしているので、「3師団の50年とこれから」を表現しているのじゃないかなぁと思ったりしたのですが、どうでしょう?」と書いたのですが、当たらずも遠からじといったところでしょうか。
作曲をされた田野均氏の言葉によると「第3師団の活動」というテーマのもとに作曲をされたようですが、曲の構成(各部隊の様子→災害などによる脅威→喪失感からの復活、希望)や方向性(3師の活動紹介のBGMというイメージ)が「かけがえのない大地」と似た感じなので、「これまでとこれから」というテーマと印象と被るのは当然といえば当然です。
あと、フェスタで聴いたときに微妙にひっかかっていた物があったのですが、解説を見てようやくそれが何かわかりました。
「第3師団歌」がモチーフになっているのですね。
個人的に「第3師団歌」はパッと思いつく曲ではないものの、聞き覚えはあるものだからなんとなくひっかかっていたようです。
「かけがえのない大地」比べるとキャッチーな感じが薄いので、一般受けはどうかな? という感じです。
身も蓋もないことを言ってしまえば「かけがえのない大地」の良い所は「非常にわかりやすいメロディー」と「吹奏楽をやっている生徒や学生が好みそうな展開」という部分なので、そういう部分では「かけがえのない大地」の方に軍配があがるような気がします。
それともうひとつ。
創立記念曲なので「第3師団歌」を動機として用いるのは良いアイデアだと思うのですが、解説にある「隊員、一般の聴衆が親しめるように着意し」という意図もあっての動機なのだとしたら「その部分に関しては隊員はどもかく、一般聴衆の大半は多分親しみ感じてないと思う……よ?(^^;)」という気が。
と、なかなか厳しい評価ですが、実は「創立記念曲」としてはかなり良いできだと思います。
「創立記念曲」というのは本来は現役の隊員さん、元隊員さん、隊員ではないけれど第3師団を支えてきた方々のための曲です。
「第3師団歌」がすぐに思いうかばないわたしですらモチーフにひっかかったぐらいですので、「第3師団歌」をご存知の皆様にとっては本当に「親しめる」曲だと思います。
こうやって一般聴衆向けの演奏会のプログラムにのってはいますが、本当は3師にかかわってきたみなさま方のために演奏されるべき曲なのだと思います。
そういう意味では良い曲ですし、らっぱをとりこんだりなかなかおもしろい曲です。
こういう曲は自衛隊音楽隊員ならではといったところかもしれません。
3音の公式ページでこの曲に関する田野氏へのインタビューが公開されていますので、興味のある方は一度ご覧になってみてください。

アンコールは今期の大河ドラマの「江」のテーマがきました。
テレビで「江」のオープニングを見たときに「篤姫?!(^^;」と思ったのですが、スタッフロールの「音楽 吉俣良」の文字を見て納得。
「篤姫」と同じ方による曲です。
いくら同じ作曲家の作品とはいえ、メインのメロディーの導入が同じ形なのはよくNHKもOKしたなと思ったのですが、寧ろ「「篤姫」風でひとつ」ぐらいの頼まれ方をしたのかもしれませんね。
今期の演奏会には良くあがる曲になりそうです。
続いてのアンコールは「ドラゴンクエスト」。
この流れのプログラムのアンコールでドラクエが来るとは。(笑)
ドラクエやマリオは吹奏楽部でも結構演奏されているので、生徒さんたちへのサービスというところでしょうか。

ぴぎーさん的には隊長の棒がなかなかおもしろうございました。
1曲の中でも棒を使ったり使わなかったりという振り方をされるのですよ。
棒を使わないときでも身体の動きが非常に大きく、自衛隊音楽隊の指揮者としてはわりと珍しいタイプの指揮です。
一度、ちょっと佐渡裕氏のマネみたいな指揮をされる方を見たことがありますが、自衛隊に限らず音楽隊ではあまりこういうタイプの指揮者はみかけませんね。
指揮、誰に師事したのだろう? と気になってプロフィールを見たら、斉田好男、辻井清幸の両氏になっていました。
……納得するようなしないような。(笑)


第3音楽隊:今月のPickUp
http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/3band/PickUp.html




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【プログラム】日本橋ストリートフェスタ2010

日本橋ストリートフェスタ2010で陸上自衛隊第3音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

日本橋ストリートフェスタ2010
2010年3月21日
日本橋「でんでんタウン」
【演奏曲目】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
    • 行進曲「大空」
    • 六甲おろし
    • アニメヒロインコレクション~憧れのヒロインたちへ~
    • 銀河鉄道999
    • CAT'S EYE
  • 陸上自衛隊第3音楽隊アンコール
    • ウィーアー!
  • 大阪府警察音楽隊
    • 「となりのトトロ」より となりのトトロ~さんぽ
    • 崖の上のポニョ
    • 生活安全の歌「みんなで気をつけよう」
    • ソーラン節
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊

もともと行く予定ではなかったのですが、コンパクトカメラ1つだけを持ってでかけてきました。
カメラのメディアを容量の小さい物に差し替えていたことをすっかり忘れていましてね……ウフフ、2Gじゃほとんど何も撮れませんでしたよ。(/_;)

ストリートフェスタのパレードは直線コースなのですが、ついて歩くのはほぼ不可能なので、今年はパレードの撮影は諦めることに。
パレード出発前に演奏曲目のアナウンスが流れていたのですが、出発地点以外の場所では音が悪くて何を言ってるかさっぱり……。(^^;
例年だと離れていてもパレードが始まると音楽は聞こえていたのですが、今年は風のせいか全く聞こえてきません。
パレードがスタートしたわりに路上の整理もないし、パレードコースはどこか別にあるのじゃないか? とまで思っちゃいました。
結局何を演奏していたのかわからずじまいです。(^^;
上の写真をご覧いただくとわかるのですが、わたしが3音見かけたときは楽器おろしている状態でしたし。

ブラスバンドステージでの演奏は、ストリートフェスタにあわせてアニメのテーマ曲が主体でした。
1曲目に「大空」を持ってきたのはいい意味でびっくり。
うん、やっぱり、陸上自衛音楽隊は「大空」を絶対演奏した方がいいと思うのですよ。
自分たちのテーマ曲を持っているというのは、バンドにとって悪いことではないと思いますし。
「六甲おろし」は3音の十八番の1つ。
以降はアンコールまで全てアニメの曲。
アニメ曲はなんとなく観客の反応がいまひとつな感じが。
「ウィーアー!」なんて今の「ワンピース」人気を考えたらもっと盛り上がるかと思ったのですが……。
演奏を聴いている観客の年齢がわりと高めなのでしょうがないかな。
ストリートフェスタって、イベントのテーマが明確な反面、集まる人がはっきりと3層にわかれちゃっているのですよね。
イベント自体のメイン層はアニメ系ヲタクなのですが、実はこの層は吹奏楽のステージにあまり足をとめません。
アニメ系なイベントも同時に他のステージでやっているので、こればかりはどうしようもありません。
ステージ周りに集まるのはほとんどが撮影目的できた撮影系ヲタクと、「なんかイベントやってるみたいなので来てみました」なノリの普通の人です。
しかもこういう層はメイン層に比べて年齢が高め(+普通の人が連れている幼児)ときているので、イベントのテーマにちなんだ曲でがっつりプログラムを組んでくることが多い自衛隊音楽隊にはプログラムを組みにくそうですね。
今回に限って言えば、イベントテーマより、雰囲気にあわせてきた大阪府警察音楽隊の方が観客受けは良かったかなぁ……という感じです。
3音に限らず自衛隊の音楽隊はレパートリーが広くてどんなテーマにも合わせてこられる分、むしろそれが仇になることもあるようです。
わたし自身はジブリ系のアニメ曲と他県の民謡なプログラムより、一般的なアニメソングと大阪の曲(わたしはあれが「大阪の曲」だとは認めませんけれど。(笑))という直球を投げてきたプログラムを買いますが、広報演奏という観点で見たらソーラン節の方に軍配あがっちゃうんだろうなぁ、やっぱり。
ジブリ系作品の曲を全く入れてこなかったことだけでも、わたし的には「やるな、3音」という感じなのですが。
3音はなんだかんだで貧乏くじ引いちゃったような気がしないでも……。
もうね、大阪府警音みたいに「ソーラン節」みたいな全然関係ない雰囲気重視の曲をやっちゃっても全然いいのじゃないかな。
せっかく演奏するのですもの、府警音だけにいいとこ持っていかれちゃったらもったいないですし。


「アニメヒロインコレクション」、演奏後の曲紹介で「11曲」と言っていたような気がするんですが、譜面の情報をみると

使用した曲のアニメタイトルは、【ひみつのアッコちゃん】【エースをねらえ】【キャンディ・キャンディ】【セーラームーン】【タッチ】【サザエさん】【ちびまる子ちゃん】【うる星やつら】【キューティー・ハニー】【魔法使いサリー】の10作品。
となっています。
聞き間違いかな?
「エースをねらえ!」がイントロだけで、そのあと「キャンディ♥キャンディ」がまるっと1曲続いたりしたので、「どんなメドレーやねん?」とちょっと驚いたのですが、「エースをねらえ!」、最後にちゃんとでてきましたね。
あ……それで11曲なのか。

3音のあとは引き続き大阪府警察音楽隊の登場です。

事前に公表されていたらプログラムでは間に別のイベント挟むみたいだったのですが、そのまま府警音の演奏が始まりました。
で、ここで一旦、ぴぎーさん離脱。
いや、メディアをね、買おうと思ったのですけどね……すぐ近くの店でメディアを置いてるようなところをみつけられず、1曲目の終わる頃にステージ傍に戻りました。
府警音の方は一応ポニョを入れてきましたが、あまりアニメとかそういったイベントのテーマよりは、イベントの雰囲気重視な選曲です。
観客も3音のときと入れ替わっています。
どう見ても音楽聴くより写真撮るのが目的ぽい人もいたりするのですが、今回はまだおとなしめな雰囲気かな。(^^;

「崖の上のポニョ」を演奏しているとき、後で「ポ~ニョ」「ポ~ニョ」と大人の声が。
歌っているのともちょっと違う感じだったし、なにより「ポ~ニョ」しか言わないので不思議に思って振り返って見てみると、若い白人男性が「ポ~ニョ サカナ※@△□☆ アッハッハ!」と笑いながら通りすぎていったのでした……いいなぁ、楽しそうで。(^^;
「ソーラン節」はフレッシュウインズも登場してにぎやかに。
風のきつい中、出番を待っているフレッシュウインズがかなりかわいそうでした。
演技を始めちゃえばなんともないのかもしれないのですが、待っている間は大変ですよね。



おまけ☆
とにかくものすごい風で、演奏前はみなさん、楽譜を大きなクリップではさんだりして風対策をしていらっしゃいました。
そんな中、一枚の楽譜が風に飛ばされ舞い上がっていきました。
隊員さんはもちろん、観客の目も一斉に楽譜の行方を追います。
くるくると舞い上がった楽譜はアーケードの隙間に着地。
みんなが無言で楽譜を見つめます。
ヘ……ヘンな光景。(^^;
楽譜は再び風に乗せられ、一瞬手の届きそうな高さまでおりてきたのですが観客の手をすり抜けてまた舞い上がるとそのままビル前の屋根(?)に落ちてしまいました。
あれ、当然あとから回収したのでしょうね。
だって自衛隊ですもの。





| 陸上自衛隊音楽隊::第3音楽隊 | 10:36 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】陸上自衛隊第3音楽隊第40回定期演奏会

いたみホールで行われた陸上自衛隊第3音楽隊の「第40回定期演奏会」を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊第3音楽隊
第40回定期演奏会

2010年1月16日(14:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部 懐古の心
    ~行進曲で綴る第3音楽隊の歩み~
    • 行進曲「海兵隊」(J.M.フルトン)
    • 行進曲「常に前進せよ」(高橋良雄)
    • 選抜高校野球大会入場行進曲
      「ヤングマンYMCA」(J.モラリ/辻井一太郎)
    • エピックシンフォニーより
      「英雄行進曲」(P.フレッチャー)
    • ポップスマーチ「未来(あした)へ
      ~The 3rd Band Forever~」(岩井直溥)
  • 第2部 追い求める心~オリジナルの世界~
    • フェリスタ(青木進)
    • 日本民謡による幻想曲
      ~「砂山」の主題による(S.F.ヘイゾ)
    • 吹奏楽のための「文明開化の鐘」(高橋宏樹)
    • 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(伊藤康英)
      • 第1楽章 祈り
      • 第2楽章 唄
      • 第3楽章 祭り
  • アンコール
    • 祝典序曲「輝ける勇者たち」(渡辺俊幸)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊

今回は第3音楽隊の創隊50周年ということで、いつもの定期演奏会とはちょっと違った趣向のプログラムビルドとなっていました。
1部は3音のあとに地元高校の吹奏楽部の演奏も。
もちろん今回もロビーコンサートがあって、聴くつもり満々だったのですが、ちょっとした事情で聴きそこねてしまいました。
2階の招待者席だけかもしれませんが、今回は演奏開始後の着席を案内役の隊員さんがコントールされていたようです。
やるな、3音。
他の音楽隊も見習ってくれないかな、これ。
全席事前指定の某音楽隊の演奏会の際に、演奏の最中に職員が遅れてきた客を該当座席の列まで案内してきたときはには目玉飛び出すぐらい驚きましたよ、わたし。
遅れて入場した場合は曲間か幕間に席につく、というのは有料のクラシック演奏会では当然のマナーなのですけどねぇ……。

第1部は3音が今まで演奏してきた曲の中からセレクトした曲を演奏。
当時の写真も合わせて紹介されました。
「海兵隊」は第1回定期の1曲目だそうです。
曲の後半はアメリカ海兵隊の公式歌である「海兵隊賛歌」になっています。
陸の音楽隊のデビュー曲が海兵隊に因む曲というのもおもしろいですね。
前半はいかにも行進曲な旋律、後半はまるっと「海兵隊賛歌」という、わかりやすく、テンポのいい曲です。
吹奏楽をやっている人にはポピュラーな曲で、この曲を演奏したことのある方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

ポップスマーチ「未来(あした)へ~The 3rd Band Forever~」は第3音楽隊の創隊50周年を記念して委嘱された曲で、「岩井直溥らしい」旋律が随所に覗く明るい曲です。
3音とのつきあいの長い岩井直溥氏に「岩井氏のイメージする3音を音にしてください」とお願いしたそうです。
間違いなく岩井氏の持つ「3音をイメージした」曲ではあるのでしょうが、「3音を聴かせる」曲でもあるなと思いました。
第1部の演奏曲の中ではこれが一番きれいに聴こえたので。
そろそろ人気が微妙になってきているような吹奏楽的流行りの曲を何度もプログラムにのせるよりは、この曲を毎回やった方がいいんじゃないか? とまで思っちゃいましたよ、ぴぎーさんは。
岩井氏は3音との関わりが長いだけあって、3音の聴かせ方をよくわかっていらっしゃるというところでしょうか。

第2部は吹奏楽、金管アンサンブルがオリジナル曲を演奏。
「文明開化の鐘」は元は金管八重奏の曲で、金管アンサンブルの侍ブラスの人気曲。
吹奏楽版はチューブラーベル(チャイム)が入っているので本当に「鐘」がなりまくっています。(笑)
原曲以上に金管が派手な感じのアレンジなので、正直ちょっと「音大丈夫か?」などと思ったりしたのですが、余計な心配でした。
3音、音のバランスが片側に寄っていることがあるように感じるのですが、あれ多分、指揮者の好み……なんだろうなぁ。

「ぐるりよざ」も、元々は自衛隊音楽隊の委嘱曲。
佐世保音楽隊が初演を行っています。
音楽的に非常におもしろい曲なのですが、クラシック音楽的なものを聴きつけていない人にはちょっとしんどい曲かもしれません。
龍笛、ピッコロで代用かと思ったのですが、本当に龍笛吹いていたようですね。
フルートの起源は東洋の横笛とも言われていますが、龍笛とフルート、全く別物ですし、担当の隊員さんがんばったなぁ、と。
あと、グレゴリオ聖歌を斉唱した隊員さんも「がんばったで賞」かな。
ポップスとか隊歌を歌うのとはまた違いますしね、聖歌。
いろいろと凝って作りこまれている曲なので、個人的には生で聴いた方がおもしろく感じます。
今回はこれが聴けたので十分満足。

アンコールは防衛省の50周年記念曲の「輝ける勇者たち」でした。
この曲をアンコールに持ってくるのは珍しいですね。
ぴぎーさん的にはこれはオープニング曲のイメージなので、これからどんどん演奏が続きそうな期待がふくらんで困りました。(笑)

そういえば38回の定演が白樺からCDがでて、その後W.W.Wで配信もされ.たのでこれからずっと録音がでるのかと期待していたのですが、それっきりですね。
今回は委嘱曲があるのでCDでるんじゃないかと期待していたのですが、司会ついてるわ、高校生バンドは出てるわなので、無理くさいですね。(^^;
「未来へ」は欲しかったんだけどなー。





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第3師団音楽隊第39回定期演奏会

いたみホールで行われた陸上自衛隊第3音楽隊第39回定期演奏会を聴いてきましたよ?

【演奏曲目】
  • 1部
    • 行進曲「軍艦」
    • 行進曲「威風堂々」第1番
    • 歌劇「カヴァレリア・ルスティーカナ」より 間奏曲
    • 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より 第1幕への前奏曲
    • 歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り
  • 2部
    • 交響組曲「風の谷のナウシカ」3章
    • 「ラピュタ」~キャッスル・イン・ザ・スカイ~
    • 鉄腕アトム
    • 「ALWAYS3丁目の夕日」ハイライト
  • アンコール
    • 見上げてごらん夜の星を~明日があるさ
    • 栄光の旗の下で
    • 六甲おろし

今回はロビーに目をやる暇もなく2階席へ直行したため、ロビーコンサートがあったのかどうかは不明です。
多分あったと思いますが。
前回は「学生さま以外はアウト・オブ・眼中」状態でしたが、今回はむしろ「一応地元の吹奏楽部にチケットを撒いているんだから、吹奏楽オリジナルの曲を1曲ぐらい入れるぐらいのサービスしてやりなはれ」という気がしないでもないプログラムビルドでした。
個人的には前回も「久石譲メドレー」として宮崎アニメの曲をやっているのに、今回もまた宮崎/久石作品やったことに「えぇ~?(゚Д゚)」です。
いや別に、これが定演じゃないとか、メドレーやったのが前回でなく前々回だとか、3音が兼務の音楽隊だとか、自衛隊が関わった作品の音楽だとかいうならアリだと思うのですが、さすがに今回2曲もやったのはナシなんじゃないかなぁ……。

3音、甘美なメロディーより華のあるメロディーの方があっているのじゃないかなぁ、とちょっと思いました。
「カバレリア・ルスティカーナ」より、「威風堂々」「マイスタジンガー」の方が良かったですし、2部も「3丁目の夕日」より「鉄腕アトム」の方があっていたように感じましたので。
アンコールの「明日があるさ」も良かったですし。
そのかわり「カバレリア・ルスティカーナ」はちょっと厳しかったかなと。

最後に「六甲おろし」をやったのですが、今回は阪神・淡路大震災へ思いを馳せた演奏もあったのですから、お約束の域に達しかけている「六甲おろし」よりは「ビクトリーマーチ」を演奏すれば良かったのにね。( ̄w ̄)
14年前「がんばろうKOBE」を合言葉にがんばったのは「タイガース」ではなくて「ブルーウェーブ」ですよ?
みなさんお忘れかもしれませんが。(笑)





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