2010,11,19, Friday
【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (プログラム)
平成22年度自衛隊音楽まつり
第1回公演 2010年11月19日(11:00開演) 第2回公演 2010年11月19日(15:00開演) 第3回公演 2010年11月20日(14:00開演) 第4回公演 2010年11月20日(18:00開演) 日本武道館 | 繋がる想い、絆の共鳴
【演奏曲目】
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【出演】
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終演後の帰り道での観客のテンションがちょっといつもより低めだったのが気になったていたりする、そんなぴぎーさんです。
公演中のわたしのまわりの観客の反応がいつもとちょっと違う雰囲気なので「招待席だからな?」と思っていたのですが、帰り道の人ごみの中で聞こえてくる観客の反応も例年に比べるとえらく静かな感じだったので、時間帯のせいなのか、招待公演の客層のせいなのか、それとも今年のステージに対する一般的な反応なのか気になってしょうがありません。(^^;
さて、今年の出演者と演奏曲目です。
文字で見ると一見派手さがないように感じますが、実はいろいろ目玉が盛り込んであります。
昨年は予算削減のあおりか、海を越えてのゲストバンド招聘はなかったのですが、今年はシンガポールからシンガポール軍楽隊、アメリカから陸軍軍楽隊の隊長とクラリネット奏者が招かれていました。
非難されるのを承知で書くと、今回はぴぎーさん、ちょっと不完全燃焼気味です。
どれをとっても音楽まつりでなければ見られないようなものばかりで、「すごい!」とか「おおっ!」という目を見張るような感嘆や感動はあるのですが、なんていうか、「わくわく」「うきうき」した気分がいつもほどないのですよね。
今年はかなり無理をして都合をつけて来た分、期待が大きすぎたのかなぁ……と思いつつ、原因をつらつらと考えながら東京から戻ってきたのですが、とりあえず「各音楽隊らしさ」が薄かったせいじゃないかな、という結論に落ち着きました。
「音楽まつりでなければ見られないようなものばかり」と書いているので矛盾しているように思われるかもしれないのですが、「音楽まつりでなければ見られないようなもの」=「音楽隊らしいもの」とは限らないのわけで……。
ぴぎーさん、音楽まつりで一番大事なのは必ずしもドリルの完成度ではないと思っているのですよね。
音楽まつりは通常の演奏会ではなくその名のとおり「まつり」です。
なので、いくつもの音楽隊が集まって、各々の音楽隊がよそとは違う自分たちのカラーを主張しながら「競演」する様子を楽しむのが「まつり」らしくていいのではないかと思っているわけです。
そういう意味では今回の陸音3つは「ドリルの完成度」は高いのだけれど、「これこそが××音楽隊!」というインパクトが薄かったというのがぴぎーさんの印象です。
逆にこのあたりをうまく突いてきたのがシンガポール軍楽隊じゃないかと。
もともとゲストバンドにそれほど興味がない上に、何年か前のTattooの動画を見た印象からシンガポール軍楽隊にはあまり期待してなかったのですが、これがなかなかの拾い物でした。
ドリルの練度でいえば他の出演バンドの方が上かもしれませんが、「音楽まつり」らしさではシンガポール軍楽隊が一番だったと思います。
公用語を4つ持つシンガポールらしく「多様性(diversity)」という主題のもとに、自分たちのカラーの中に日本のカラーも取り込んでみせたことで他の音楽隊とは違った「シンガポール軍楽隊」らしさも印象づけることに成功していたと思いますし。
気になったのは海自のカラーガードが「海自自衛隊カラーガード」から「海上自衛隊艦旗隊」いう名前に変えてきたことです。
艦旗隊となったことで旗手としてのガードだけになってしまいました。
とうとうフラッグを使った演技が見られるのは航空自衛隊だけとなってしまいましたね。
女性演技隊も出演しなくなっちゃったし、年々出演者が減っていくのはどうにも寂しい話です。
「わくわく」感が乏しかったようなことを書いてはいますが、先にも書いてあるように、目を見張るような感嘆や感動はいっぱいでした。
今年は合同演奏も多く、太鼓と吹奏楽の合同もあったので、本当に大変だったのじゃないかなぁ。
予算も人員も以前程裂けなくなっているのは、素人目にもあきらかな中で観客を楽しませようとみなさんがんばっていらっしゃりのが本当によくわかります。
ただぴぎーさん、余裕があったころのおまつり気分的な雰囲気が大好きなもので……ごめんね、贅沢言って。(^^;
あ、あとね、やっぱり行くならわたしは第1回公演がいいかな。
いや、なんかやっぱり1日3公演の3公演目よりは1公演目の方がいいような気が……と、更に非難されそうなことを書いてみるぴぎーさんであった。(笑)

見ていて頬が緩んできて困りました。(笑)
(写真、ジャンプしているのにあわせたら、まわりブレまくり。(笑))
「WAになっておどろう」が終わり、出場者が退場していったステージに指揮者とフルート奏者が残りました。
指揮者以外の奏者が客席ではなくステージに残るというのは珍しいかな?
「最後に絆の魔法をおかけしましょう」とアナウンスが入ると、中空音隊長が高く掲げた指揮棒を二振り。
鐘の音が響き渡ると、フルートが「ヘドウィグのテーマ」を奏でます。
そうきたか。(笑)
んー、まさかここでハリー・ポッターが来るとは。
オープニングの「ハトと少年」という選曲に「なんでラピュタがオープニング?」と首を捻っていたのですが、クロージングにハリー・ポッター持ってくる伏線とかじゃないですよね?(^^;
一生懸命客席に「絆の魔法」をかける隊長に完全に緩んでいた頬が完全に締まらなくなってしまったぴぎーさんでした。
最後の最後にやられちゃったなぁ。
これで不完全燃焼気味のもやもやした気分もチャラ……というかおつりきちゃったかも。(笑)

伏線と言えば、開演前、ずっと「WAになっておどろう」のオルゴールが流れていました。
実はここから音楽まつりは始まっていたわけなのですが気がつかれましたか?
| 音楽まつり::自衛隊音楽まつり | 11:38 PM | comments (0) | trackback (x) |