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【プログラム】海上自衛隊舞鶴音楽隊第48回定期演奏会

舞鶴市総合文化会館で行われた海上自衛隊舞鶴音楽隊第48回定期演奏会を聴いてきましたよ?

海上自衛隊舞鶴音楽隊
第48回定期演奏会
舞鶴市民音楽の夕べ

2014年2月22日(17:00開演)
舞鶴市総合文化会館大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • 美しく青きドナウ(J.シュトラウス II)
    • 卒業写真(荒井由実)
    • ウィーンはいつもウィーン(J.シュランメル)
  • 第1部
    • 我等の海軍(R.ティーレ、B.クッチュ)
    • フローレンティナー行進曲(J.フチーク)
    • 伝説のアイルランド(R.W.スミス)
    • プロセルピナの庭~吹奏楽のための交響的牧歌~(A.リード)
    • コンサートマーチ「アルセナール」(J.ヴァンデルロースト)
    • プスタ~4つのジプシー舞曲~(J.ヴァンデルロースト)
  • 第2部
    • オリンピック東京大会ファンファーレ(今井光也)
    • オリンピックマーチ(古関裕而)
    • 汽車ポッポ(草川信)
    • この道(山田耕筰)
    • 雛祭り幻想(酒井格)
    • 鳳凰が舞う 印象、京都 石庭 金閣寺(真島俊夫)
  • アンコール
    • 早春賦(中田章)
    • Scotland The Brave & We're No Awa Tae bide Awa(スコットランド民謡)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

 いやーっ、舞音までプレコンサート形式にーっ!!(泣) 
もうね、プレ形式のときは演奏中は客席から出ようかと思いはじめましたよ……。
演奏中の会場にいながら聴きたいのに聴けないという状況になるのは結構ストレスなので。
わたしの座席運が壊滅的に悪いというのが一番の問題なのですが、こればかりはどうすることもできません。
 実は今回、わたしのお隣に座られた方が音楽が好きでカラオケはもっと好きだといういう高齢のご婦人で、童謡、唱歌の類は曲目紹介がされると演奏が始まる前から歌いだし演奏が終わっても歌っているような方だったのですが、こういうのは平気なのですよね。
そっと歌われていますし、なによりも童謡以外の曲も楽しんでいたからこそウキウキした気分になって歌もでるわけですから。
指揮者の手の動きがおもしろいからと、指揮者の振りをマネをして膝の上で「鳳凰が舞う」を指揮されてましたよ。
楽しそうでいいでしょう?
自衛隊音の演奏会はこれぐらいの気安さは許されると思います。(^^)
カラオケ気分で歌本持ち込んで大声で歌うとか、いくら開演前のミニコンサートだからといっても演奏中にお喋りの声の音量を落とさないとかは論外ですけれど。

 今回の定期演奏会、打楽器祭状態でなかなか楽しいことになっていました。
委嘱曲も初演もありましたし、ヤン・ヴァン・デル・ロースト氏も来場されていました。
吹奏楽曲の多いプログラムでしたが、この類の音楽をあまり聴きつけていない人にも聴きやすそうな曲ばかりだったので、客席の雰囲気も良かったです。

 まずは開演前のミニコンサートから。
今回は3曲です。
曲目紹介がなかったのですが、タイトルは知らなくても誰でもどこかで耳にしたことがあると思われる曲です。
わたしは2曲目のタイトルがすぐ思いつかなかったのですが、頭の中で歌っていたら歌詞に「卒業写真」とでてきたのでなんとか。(笑)
 トロンボーン4重奏です。
4人の奏者がpBONEを持って舞台に登場です。
pBONEはプラスチック製のトロンボーン。
昨年の定期演奏会のロビーコンサートにも登場しました。
2階で聴いた昨年とは違い1階のわりと前の方で聴いたせいか、ホール内で音響が違うからかはわかりませんが、ああ、やっぱりトロンボーンとは音が違うんだなと。
金管の方が華があるというか、なんかそんな感じです。
pBONEの方が響いてないのかな?
でもやっぱり、姿を見ないで状態でどちらか片方だけを聴かされたなら、わたしではどっちかわからないと思います。(^^;
 pBONEで「美しく青きドナウ」、トロンボーンで「ウィーンはいつもウィーン」と、どちらもウィーン風の曲を演奏をしたのもおもしろいですね。
んー、こういう曲だっらやっぱりトロンボーンがいいかなぁ。
もしかしたら「卒業写真」みたいな曲はpBONEが向いているかもしれない。
いや、なんとなくそんな気がしただけなのですが。

 1曲目は「我等の海軍」。
昨年の「府民との音楽演奏会」では「海の戦友」を演奏をしましたが、今回は「我等の海軍」を持ってきました。
ドイツ行進曲がお好きなでしょうか、隊長。
ドイツ行進曲というとタイケ以外はあまり演奏されないので、こういう曲がプログラムにのるのはすごく嬉しいです。
 プログラムでは「軍楽隊系の作曲家による行進曲ではありませんが」と紹介されていましたが、この曲、曲の成立こそ軍隊絡みではありませんがこの曲の一節に歌詞がついてしっかり軍歌になっています。
ものすごく日本人的軍歌な歌詞なので、初めて聴いたときに「さすが同盟国だっただけあるわー、ドイツ」とか思ったぴぎーさんです。(笑)
軍歌云々は関係なく、ドイツらしい勇壮な曲です。
3分もない短い曲ですが、力強い堂々とした演奏でした。

 「伝説のアイルランド」はいろいろな音が登場します。
鎖が引きずるような音とか足踏みの音とか。
足踏みはマーチングブロックじゃないかと思うのですが、紹介の際に「足踏み」と言っていたので本物の足踏みかもしれません。
わたしの席からはわかりませんでした。
楽譜指定にはないバグパイプを入れるということだったので「さすが舞音」と思ったのですが、特にバグパイプを目立たせることもなく、ふつーに編成の中に混ぜただけだったので別の意味で「さすが舞音」と感心してしまいました。
舞音にとってはバグパイプって特殊な楽器じゃないのね。
なんだかもったいないような気もするけれど舞音らし気もするのでいっか。
 クラリネットが良かったです。
クラリネット、このあとの曲でもいい感じでした。

 「プスタ」は今の舞音だと、冷静な感じのスマートな感じになりそうだなぁ……と思っていたのですが、予想外に熱っぽかったのは嬉しい誤算。
ジプシーの舞曲なのでやはり情熱的な熱さも欲しいですよね。
タンバリン、ものすごい情熱のこもった叩きっぷりでした。

 前半は海外の作曲家の作品ばかりでしたが、後半は邦人作曲家の作品ということで、東京オリンピックのファンファーレとマーチでスタート。
ファンファーレはちょっと残念な感じでしたが、マーチはなかなか華やかに。
ソチ五輪も終わったし、さすがにこれでしばらく東京オリンピックファンファーレは聴かなくなるかな?

 「汽車ポッポ」はなかなか派手なアレンジでした。
オリジナルの旋律じゃない部分は汽車ではなくて新型新幹線でも向かってきそうな雰囲気でしたが、オリジナルの旋律になると走っているのはやっぱり汽車ぽっぽだったのでちょっと笑ってしまいました。

 今年の定期も委嘱曲初演がありました。
酒井格氏の作曲で「雛祭り幻想」。
「うれしいひなまつり」と「ひなまつり」の旋律を素材に華やかな幻想がくりひろげられます。
下鴨神社の流しびなに着想を得ているようで、演奏前の曲紹介で下鴨神社云々の話と「流れ行く人形(ひとがた)に思いをはせてみてください」的な言葉を司会の方が言われたのですが、どうにも桟俵が流れていく様子が浮んでこず、しばらくはもんもんとして聴いていました。
もんもんとしすぎて途中でひな祭りでも音楽でもない全然別のことを考え始めてしまったのですが、そのあたりから水面に漂うたくさんの桟俵が頭の中に浮かんできて消えなくなってしまい参りました。(笑)
余計なことを考えていたあたりから、曲がまさに「幻想」という雰囲気に突入していったからだと思います。
音楽の聴き方というのは人によって違いますが、とりあえずわたしは曲が描く風景的なものをあまり知らずに聴く方が向いているようです。
知ってしまうとその光景を見ようとして探してしまうので、うまくその光景がみつけられないと前述のようなことになってしまいますので。
 曲名と作曲者の名を見た際になんとなく想像したとおりの曲でした。
「想像したとおり」という感想が良いことなのか悪いことなのかはわかりませんけれど。
でも、わたし的には想像どおり=期待どおりということだったので「良」です。
普段の曲調とは違う挑戦的な作品を聴いて「おぉ!」と感嘆するのも楽しいですが、「この作曲家にはこういう曲を期待する」という気持ちも大きいので。
ひな祭りがモチーフなので、そうそう聴く機会はないかもしれませんが、できればもんもんとすることをなく、最初から自分のイメージでもう一度聴きたいところです。
初演なので、もちろん酒井氏も会場にお見えでしたよ。
 ところで「うれしいひなまつり」の方はどなたでもご存じでしょうが、三宅延歳作曲の「ひなまつり」ってどれぐらいの知名度なのでしょう?
子供向け歌のCDを図書館でちょいちょい借りるのですが、「ひなまつり」が入っているのを見たことないのですが……。<探したことがあるらしい。

 最後は鹿脅し……じゃなくて、「鳳凰が舞う」。
冒頭でコントラバスが活躍する、吹奏楽としてはわりと珍しい感じの曲です。
拍子木とか鈴という和楽器も使われている日本的な音になっています。
和楽器以外にも風の音としての竹だか笹だかの葉も登場します。(わたしの席からは遠すぎて、何の葉だかわかりません。(^^;))
石庭の光景ということで鹿脅しの音も聞こえきます。
 鹿脅し、竹を縦に持って木槌みたいなタイプのチャイムマレット(かな?)で叩いていました。
縦型の鹿脅しっ?! と心の中でつっこんだぴぎーさんです。(笑)
自衛隊音の非コンサートホールでの演奏ということで考えると、去年の3音の定期の「鳳凰が舞う」の方に分があるかなと。
3音は「珍しい楽器」の鹿脅しを前に出していたのですよね。
竹林をそよぐ風とか鹿脅しの音はあくまで曲の背景でしかないので、舞音のように後列で目立たないように演奏するのが正当だとは思いますが、観客が必ずしもクラシック音楽好きとは限らないない自衛隊音の演奏会では、観客を退屈させずに曲にひきつけておくためには3音のような方法もありかなと。
演奏だけで観客を惹きつけることができれば一番だとは思いますが、演奏を聴くつもりなく来ている人も少なからずいる現状では、演奏を聴いてみようと思わせるところから始めないといけなわけですから。(「演奏を聴く気もないのに来るやつなんかいるのか?」と思うでしょう? いるのですよ、これが。(^^;))
個人的な観想を言うと、鹿脅しはぎりぎりで「竹を固い物で叩いた音」に踏みとどまっちゃったように感じました。
3音の鹿威しも竹を叩いた音といえばそうなのですが、鹿脅しぽい雰囲気があったので、竹の太さとか使うマレットとか叩き方とかいろいろあるんだろうなぁ……と思ったのでした。
 鹿脅しはそんな感じでしたが、曲自体は今の舞音というか隊長にあった曲なので、かっこよくまとまっていました。
最近の舞音は意外な曲をプログラムを入れてくるので、楽しくていいですね。

 アンコールに「Scotland The Brave」と「We're No Awa Tae bide Awa」を持ってきました。
「伝説のアイルランド」でバグパイプを贅沢な使い方をしていたのですが、ここでソロで投入。
せっかくパイパーいるのに、それをアピールしないのはもったいないですよね。
 「Scotland The Brave」はスッコトランド絡みのイベントなんかでよく演奏されるので耳にしたことのある人も多いかもしれません。
バグパイプのオニムバスCDにも大抵入っている気がします。(わたしが聴いたCD全部に入っていたので)
「We're No Awa Tae bide Awa」は「Scotland The Brave」とはまた違った雰囲気のメロディーです。
これ、バグタイプではない演奏で歌がついているものを聴いたことがあるのですが、バグパイプが入るとよりスコットランドぽくなりますね。
バグパイプのスコットランド感やっぱりすごいわ。

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:58 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】ふれあいコンサート~市民の集い~

堺市民会館で行われた「ふれあいコンサート~市民の集い~」を聴いてきましたよ?

第40回堺まつり協賛
ふれあいコンサート~市民の集い~

2013年10月19日(13:00開演)
堺市民会館大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • 日本海海戦行進曲(瀬戸口藤吉)
    • 吹奏楽のための「土俗的舞曲」(和田薫)
    • 紅葉(岡野貞一)
    • 行進曲「秋空に」(上岡洋一)
    • 花は咲く(菅野よう子)
    • フニクリ・フニクラ狂詩曲(L.デンツァ)
  • 第2部
    • 口笛ふいて働こう()
    • 不思議の国のアリス(S.ファイン)
    • 星に願いを(L.ハーライン)
    • オブラディ・オブラダ(J.レノン、P.マッカートニー )
    • ミュージカル「キャッツ」より(A.L.ウェーバー)
      オーバーチュア~メモリー
    • 「あまちゃん」オープニング・テーマ~潮騒のメモリー(大友良英)
    • 勝手にシンドバット(桑田圭祐)
  • アンコール
    • ふたりの大阪(市川昭介)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

 いやぁぁぁ~! ロビーコンサートがあるなんて。
カメラ持ってきていないですよ、わたくし。・゜・(ノД`)・゜・。
  ロビーコンサート、開場15分後に開始だったため開場時間直前に入場待ち列についたわたしはスタートに間にあいませんでした。
大抵は早いときでも20分ぐらいからですよね?
待ち列の後方だったわたしには5分の差は大きかったです。_| ̄|○
せめて演奏曲目だけでも確認したかったのですが、曲目が書かれたボードが奏者が引き上げる際に撤収されてしまったため確認できずじまいに。
いつもなら奏者が引き上げたあともしばらく置いてあるのですが……。
先週とは打って変わって観客に厳しい仕様の演奏会に涙したぴぎーさんです。(T_T)

 演奏に先立ち主催者や来賓のあいさつがあったのですが、阪神基地隊司令が素敵なあいさつをされました。
自衛官は入隊し訓練を受けて各々の職のプロとして育っていくが音楽隊員は最初からプロの音楽家として入隊してくるという話をされたあと、
「(協力会会長のあいさつに)自衛隊に暖かい目を、とありましたが彼らには不要です。
どうぞ厳しい目、厳しい耳で評価してください。
それがプロとしての彼らを育てます」
というような事を言われたのです。(文は言葉通りではありません)
 音楽隊ではない方の言葉なので「何を勝手かこと言ってるねん」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これって音楽隊という存在に自信と誇りがあるからこそ言えることだと思うのですよね、わたしは。
いいあいさつだなと思いました。
音楽隊員の皆様自身がこのあいさつをどのように感じられたかはわたしにはわかりません。
わかりませんが、今日の演奏が皆様の気持ち……だと思っておきたいと思います。

 というわけで本題です。
演奏曲目は先週のファミリーコンサートとあまり変わらないのですが、今回の方が良い雰囲気でした。
全体の演奏はもちろんですが、ソロや歌も今回も今回の方が良かったかなと。
以前も書いたのですが、演奏会ってこういうのがあるから油断ならないのですよねぇ。
良いホールでの演奏が必ずしも良い演奏であるわけでも、環境に恵まれない状況での演奏が必ずしも劣る演奏であるわけでもないのがおもしろいところです。
同じ演奏曲目だとこなれてきているというのもあるとは思いますけれど、それだけではない何かがあるのでホールへ足を運ぶのをなかなかやめられません。

 「日本海海戦行進曲」は今回は気ヲ着ケもびしっときまり、最後まで大変姿勢のよろしい行進曲でございました。
演奏につられて気がついたら心の中で「日本海海戦」から「君が代」までしっかり歌っていましたよ?(笑)
プログラム上では今回も「日本海海戦行進曲」になっていますが、MCでは「日本海海戦記念行進曲」と紹介されていました。
やっぱり「日本海海戦記念行進曲」が正解……なのかな。
 「土俗的舞曲」「秋空に」「フニクリ・フニクラ狂詩曲」という吹奏楽曲は充実した演奏でいい感じです。
「秋空に」はきれいにコンサートマーチでした。
多分、これが正統派な「秋空に」なんだろうなぁ、と。
あ、いや、先日の中方音・3音の演奏が邪道とかいうわけではないですよ。(^^;
この曲に限らず吹奏楽曲はどれも正統派で手堅い印象です。
このあたりが舞音がスマートになった印象につながっているのかもしれません。

 「口笛吹いて働こう」はお馴染みの楽器紹介アレンジです。
打楽器だけが舞台に登場して演奏が始まり、各楽器が順番にでてくる演出です。
逆にアンコールのあとは奏者が舞台をおりて客席を通って退場していき、最後に打楽器だけが舞台に残ります。
気のきいた演出ですね。
 実はファミリーコンサートでも客席を通っての退場をしていました。
ファミリーコンサートでは楽隊の皆様はそのままロビーで観客のお見送りだったのですが、堺市民会館でお見送りというのはどう考えても無理ゲー。
客席から出て行ってどうするのだろう? と思っていたのですが、どうやらそのまま楽屋に引き上げたようで。
ただ出口でMCをされていた隊員さんが一人で立たれてお見送りをされていたのでびっくり。(゚o゚)
あんな大混雑の一角で楽器を持っての観客のお見送りに恐縮してしまいました。

 「花は咲く」は久しぶりに聞いたような気が。
前に聴いたのいつだっけ? と思ってブログを検索したのですが、あれ?
合唱云々という話を書いた記憶あるんだけど……て、あれかーっ! データ飛ばしたときに復旧しそこねた記事のひとつかーっ!!(泣)
手話+女声3人、男声2人の混声合唱です。
男声のお一方がどうも合唱経験のある方のようで、わたしはこの方の歌が非常に気に入っていたのです。
歌い方が前より良くなっているような……。
一度、独唱を聴いてみたいです。
曲はこういう感じでまっすぐ歌うのがあっているものを希望。
それこそ定番の「ふるさと」とかいいと思うのだけどなぁ。
 舞音の桑田圭祐氏は久しぶりのサザンで。
今回は「舞鶴音楽隊の専属歌手」と紹介されていました。
まぁ、あれだけなんでも歌えれば「専属歌手」という肩書きもあながち冗談とは言い切れないですよね。(笑)
 アンコールは「舞鶴音楽隊の歌姫」と「舞鶴音楽隊の専属歌手」で「ふたりの大阪」でした。
これ、たそがれのときもアンコール扱いでしたっけ?
メインプログラムに入っていても違和感ないぐらいのできなのですけどね。
もうね、いっそのことムード歌謡やってもいいと思うよ、ぴぎーさん。
絶対いけると思うの。
演奏会の雰囲気がかわっちゃうかもですが、ファミリコンサート系とかちびヤンならそれはそれで楽しくていいじゃない、と無責任に思うそんなぴぎーさんであったのでした。

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 09:33 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】海上自衛隊舞鶴音楽隊「ファミリーコンサート2013」

舞鶴市総合文化会館で行われた海上自衛隊舞鶴音楽隊の「ファミリーコンサート2013」を聴いてきましたよ?

海上自衛隊舞鶴音楽隊
ファミリーコンサート2013

2013年10月12日(17:00開演)
舞鶴市総合文化会館大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • 彼こそが海賊(H.F.ジマー)
    • ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
    • ポルカDE猫踏んじゃった(高橋宏樹(編))
  • 第1部
    • 日本海海戦行進曲(瀬戸口藤吉)
    • 夢やぶれて(C.M.シェーンベルク)
    • バンドのためのゴジラ・ファンタジー(和田薫(編))
    • 行進曲「秋空に」(上岡洋一)
    • 舞踏組曲(B.バルトーク)
    • 紅葉(岡野貞一)
    • 土俗的組曲(和田薫)
  • 第2部
    • 東京ブギウギ(服部良一)
    • 不思議の国のアリス(S.ファイン)
    • オブラディ・オブラダ(J.レノン、P.マッカートニー )
    • 中央フリーウェイ(荒井由美)
    • ミュージカル「キャッツ」より(A.L.ウェーバー)
      オーバーチュア~メモリー
    • タイム・トゥ・セイ・グッバイ(F.サルトーリ)
    • My hometown 舞鶴 -このタカラモノを未来へ-(花沢耕太)
    • あまちゃんテーマ曲~潮騒のメモリー(大友良英)
    • ヘイ・ジュード(J.レノン、P.マッカートニー )
  • アンコール
    • 浜千鳥(弘田龍太郎)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

 開演前と休憩時間の間、クロージング曲の「ヘイ・ジュード」のオルゴール調のメロディーが流れていました。
こういうちょっとした演出がわくわくした気持ちを盛り上げてくれます。
ただ聞いちゃいない人もたくさんいるとは思いますけれど……。
ほかにも終演後には「本日のアンコール曲」の掲示があったり(それも2か所に)、プログラムに演奏時間の記載があったりと、いろいろ「観客に優しい」仕様になっていた今回の演奏会です。

 ロビーコンサートはクラリネット5本とパーカッションのアンサンブル。
ロビーコンサートではわりと珍しくシンバル、ウィンドチャイムが使われていました。
当然クラリネットがメインなわけですが、スネアがおもしろかったです。
いやまぁ、いろいろと叩き方があるもので。
 「ポルカDE猫踏んじゃった」はポーランド民謡の「クラリネット・ポルカ」と「猫踏んじゃった」が同時進行するという楽しい曲です。
「クラリネット・ポルカ」を使った曲なので、もうちょっとクラリネットをたててもいいんじゃないかと思わなくもないですが、ぴぎーさん的には楽しかったのでOKと。

 プログムはファミリーコンサートのわりには「舞踏組曲」とか「土俗的舞踊」が入っていたのでちょっと首をひねりかけたのですが、そういえば去年もこんな感じのビルドでしたね。
以前のファミリーコンサートはライトな曲でがっちり組んであって、逆に定期演奏会は吹奏楽や管弦楽の大曲が演奏されるという印象だったのですが、最近はそこまで明確に色分けをしていないようです。
このあたりは隊長の意向でしょうか。
舞音の演奏自体もかわってきているので、こういうプログラムの方がいいとは思います。
 以前から書いていますが、舞音スマートになってきましたね。
東音や横音のような東のスマートさではありませんが、西の力とノリといった色が薄まってきた印象です。
洗練されるのは良いことですが、正直あんまり洗練されすぎても寂しいので、西っぽさも残しておいてもらえるといいなぁ。

 全ての曲について個別に書いていてはキリがないのでざっとモメを。
総体的な印象としては吹奏楽曲>ポップスかな。
て、前も同じこと書きましたね。
ポップスも悪いわけではないのですが、ポップスに関してはわたしはスマートな演奏よりは勢いのある方が好みなので、こんな感想です。

 オープニングが「日本海海戦行進曲」というのはなかなかびっくりしました。(笑)
というか、これは「日本海海戦行進曲」でなくて「日本海海戦記念行進曲」じゃないかと。
「日本海海戦行進曲」は江口源吾(江口夜詩)作曲で、瀬戸口藤吉作曲なのは軍歌としての「日本海海戦」とそれを自ら行進曲に仕立てた「日本海海戦記念行進曲」だと思っていたので気になって検索してみたら、普通に「日本海海戦行進曲」(瀬戸口藤吉)でまかりとおっているのですね。
wikiの一節と吹奏楽板ぐらいしか「日本海海戦記念行進曲」がひっかからなくて(あとはCDの収録曲名)軽く衝撃が……。
前述のとおり軍歌の「日本海海戦」が元になっています。
トリオの「君が代」はみなさまお気づきになられるでしょうが、実は冒頭と途中にでてくるトランペットのメロディーは喇叭譜の「気ヲ着ケ」です。
そんな感じのいかにもあの時代な行進曲ですが、瀬戸口藤吉らしいいい行進曲です。
「気ヲ着ケ」が直立不動を決め損ねたようですが、総体的には良い感じでした。
 「夢やぶれて」はバグパイプの独奏という珍しいアレンジです。
舞音のバグパイプもすっかりお馴染みになりましたね。
プログラムにバグパイプがあるとちょっと得した気分になったする、そんな今日この頃。
 「バンドのための「ゴジラ」ファンタジー」はゴジラの鳴き声、足音から始まります。
えーと……ゴジラの声長すぎ。
ゴジラ(平成版)~ゴジラ(初代)~レクイエム(ゴジラvsデストロイア)~ゴジラ(平成版)という構成です。
編曲の和田薫氏は原曲の作曲者伊福部昭氏に師事されていた方なので、原曲のイメージを損ねることのないアレンジがなされています。
こういう曲は音楽隊のようなミリタリーバンドには向いていると思います。

 第1部の後半はちょっとファミリーコンサートぽくない曲が並びましたが、第2部はポピュラーな曲ばかりです。
舞鶴地方隊の創隊から時代を追っての選曲ということで、バックには時代時代の映像が映し出されていました。
 今回は時代を追ってということなので、「東京ブギウギ」もありですが、以前にも書いたことがあるように、「広い年代層に楽しんでもらうために」という意味での「東京ブギウギ」や「青い山脈」はもう役目を終えてるのではと改めて思いました。
だってね、わたしの隣の人、御三家(舟木一夫氏等)の写真がでるまでは無言だったのに、御三家の写真に声あげて以降は、いろんな写真に反応していましたもの。
わたしのまわりは他も似たような感じでした。
戦後歌謡の時代を記録や知識のような記憶を持っている世代は来ていても、自分の記憶として懐かしさを感じる世代はもうほとんど来ていないのだな、と改めて思いました。
ナツメロも時代とともに変わっていきます。
今の「青い山脈」のポジションにこれからどんな曲が収まっていくのでしょうね。

 「My hometown 舞鶴」は舞鶴市の市制70周年記念のイメージソングです。
Chicago Poodleの作詞、作曲だそうで。
歌詞は公募したフレーズから作られているそうで、そのせいかなんか「がんばってフレーズを入れてみました」感が漂う部分があったりします。
作詞の人、大変だったろーな……。
でも舞鶴市民の皆様は非常に喜んでいました。
市民に愛される素敵な市のイメージソングです。
歌は男性隊員さんでした。
 「潮騒のメモリー」も歌つき。
もちろん歌うは女性隊員さん。
 そして「ヘイ・ジュード」は舞音の桑田佳祐氏の歌で。
いやこの方も大概なんでも歌われますね。
ただやっぱり本来は桑田佳祐氏のような歌が得意な方なのだと。
何を歌われれてもうまいので(地元のゲスト歌手が霞むぐらい)はずれはないのですが、せっかくならやはり得意なジャンルを聞きたいかな。
「みなさんご一緒に」の掛け声でいい具合に会場も一緒に歌っていました。
案外こういう曲でもみんなで歌えるものなのねー、と変な感心をしてしまいましたが、会場が楽しく盛り上がっていいクロージングでした。

アンコールは「浜千鳥」と「軍艦」。
「浜千鳥」が素敵で、もう「軍艦」なくて、これで最後でもいいわ……という気に。(笑)
いや、やってくれなきゃイヤですけれど。>軍艦

そんなこんなで、今回もまた長文になりました。
ごめん。

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【動画】エル・クンバンチェロ@マンボ・メドレー

 「やらせとくとキリがないので」でしたっけ?(笑)<ハーサルでアドリブを止めた際の隊長の言葉。
1度、奏者の気の済むまで演奏するアドリブというものを聴いてみたいような、みたくないような……。


たそがれコンサート2013(海上自衛隊呉音楽隊)
2013年7月26日:大阪城音楽堂

| 海上自衛隊音楽隊::呉音楽隊 | 03:15 AM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】たそがれコンサート2013(海上自衛隊呉音楽隊)

大阪城音楽堂で行われた「たそがれコンサート」で海上自衛隊呉音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

たそがれコンサート2011
2013年7月26日(18:30開演)
大阪市立大阪城音楽堂
海と空と大地と!

【演奏曲目】
  • [18:30~]大阪市立喜連中学校吹奏楽部
    • ジョイフル・パレード~スタジオジブリ・マーチメドレー(久石譲)
      さんぽ~となりのトトロ~君をのせて~はるかな地へ
    • ステップ・バイ・ステップ~順次進行によるコラール~(後藤洋)
    • エンターテインメント・マーチ(川北栄樹)
    • バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より(M.ラヴェル)
      I.夜明け
      III.全員の踊り
    • ジャパニーズ・グラフィティXVIII~アニメ・ヒーロー大集合!~(星出尚志(編))
      鉄腕アトム~ガッチャマンの歌~ゲゲゲの鬼太郎~CHA-LA HEAD-CHA-LA~ウィーアー!
  • [19:10~]海上自衛隊呉音楽隊
    • 出航のファンファーレ(田中久美子)
    • シンコペイテッド・クロック(L.アンダーソン)
    • 4本のホルンと管弦楽のための協奏曲(H.ヒューブラー)
    • ジャパニーズ・グラフィティXVI 坂本冬美メドレー(星出尚志(編))
      あばれ太鼓~また君に恋してる~夜桜お七
    • 宇宙戦艦ヤマト(宮川泰)
    • ユー・レイズ・ミー・アップ(R.ラヴランド)
    • マンボ・メドレー(P.プラード)
      マンボ No.5~テキーラ~エル・マンボ~エル・クンバンチェロ
  • [アンコール]海上自衛隊呉音楽隊
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
【出演】
  • 海上自衛隊呉音楽隊
  • 大阪市立喜連中学校吹奏楽部

 

 あれ? ビデオカメラのメモリカード忘れてきたかも……て、毎年、毎週こんなこと言っているような気が。(^^;
 一年ぶりの呉音楽隊です。
たそがれが年に一度の呉音大阪公演になりかけています。
そろそろホール演奏が聴きたいなぁ。
やっぱり広島まで出向かなきゃダメかしら……。

 舞鶴音楽隊がおとなしくなったような気がすると散々書いていますが、それって隊長が変わったことだけが理由ではなくて、やりたい放題な打楽器セクション(ほめているのですよ、これでも。(笑))の入れ替わりがあったことも理由の一つだと思うぴぎーさんです。
そんな感じでなんとなく寂しい気分もあったのですが、異動された隊員さんがまさかここ(呉)で暴れてるとは思いもしませんでした。
 演奏が始まって早々に打楽器に目が釘付けになるぴぎーさん。
だってね、なんだか見覚えのある叩きっぷりの方がいらっしゃるのですもの。
お顔はよくわかりませんが(遠いからね)、あの叩きっぷりは……。
ソロ奏者として紹介されたお名前は間違いなく、舞音にいらした方です。
プログラム最後のペレス・プラードのメドレーがあるので、今日も暴れてくれるのかしら? わくわく。

 「出航のファンファーレ」。
タイトルどおりにファンファーレから始まります。
「艦上の旭日」より更に軽快です。
軽快なファンファーレに送られ、意気揚々と出航していく艦艇の姿が浮ぶような曲です。


 「4本のホルンと管弦楽のための協奏曲」。
「4本のホルンと管弦楽のための」まで読んでシューマンをやるのかと早合点しかけたのは内緒です。


 「坂本冬美メドレー」。
「あばれ太鼓」には和太鼓も登場していました。
 ちなみに和太鼓を打っているのは前述の元舞音の隊員さん。
まさに「暴れ」太鼓です。
いや、この曲では暴れていないのですが。(笑)


 「宇宙戦艦ヤマト」。
歌つきで。
呉音でアニメソングというのは初めて聴きました。
最後はヤマトの敬礼で。


 「ユー・レイズ・ミー・アップ」。
 プログラムでは「ダニー・ボーイ」になっていたので、「「ユー・レイズ・ミー・アップ」じゃなくて「ダニー・ボーイ」の方をやるんだ」とちょっと意外に思っていたら、「ユー・レイズ・ミー・アップ」が演奏されました。
 自衛隊音の演奏ではお馴染みのNSB版です。
「ユー・レイズ・ミー・アップ」は他の吹奏楽アレンジもあるのですが、生演奏では聴いたことないのですよね、わたし。
どこかやらないかなぁ。


 「マンボ・メドレー」。
キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ !!!
パーカッションの3人、アドリブ合戦状態です。
いうまでもなくこの方はやりたい放題。(笑)
聴いていて思わず顔が緩んでしまいました。
ああそうか、わたしはこれが聴きたかったんだな……としみじみ。
今の舞音をちょっとおとなしく感じてしまうのは、どこかでこれを期待していたからなのでしょうね、多分。


 あとね、女性の打楽器の方も他の曲のときから目をつけていたのよ、ぴぎーさん。


 一年ぶりの呉音、なかなかおもしろいことになっていますね。(打楽器限定ということではなく全体的に)
 もうちょっと関西方面に来てくれないかなぁ。
一応大阪は呉地隊の担当区域なんだし、来て欲しいなぁ……。


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【動画】ふたりの大阪(海上自衛隊舞鶴音楽隊)

 舞音の桑田佳祐氏、新たなる境地へ。(笑)

 はじめからプログラムに載っている場合は別ですが、演奏曲目がわからない状態でこういう意外な曲をやるのは笑いを得るのも狙いの一つだったりするので、まぁ、アンコールらしい選曲と言えば選曲かも。


たそがれコンサート2013(海上自衛隊舞鶴音楽隊)
2013年7月19日:大阪城音楽堂

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:53 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】たそがれコンサート2013(海上自衛隊舞鶴音楽隊)

大阪城音楽堂で行われた「たそがれコンサート」で海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

たそがれコンサート2011
2013年7月19日(18:30開演)
大阪市立大阪城音楽堂
海と空と大地と!

【演奏曲目】
  • [18:30~]大阪市立市岡・市岡東・港南・築港・港中学校吹奏楽部合同演奏
    • オーメンズ・オズ・ラブ(和泉宏隆)
    • ジャパニーズ・グラフティV〜日本レコード大賞、栄光の昭和50年代〜 (磯崎敦博(編))
      北の宿から〜北酒場〜ルビーの指環〜勝手にしやがれ
    • ジャパニーズ・グラフティXIV A・RA・SHI〜Beautiful days (三浦秀秋(編))
      A・RA・SHI〜We can make it!〜Beautiful days〜One Love〜a Day in Our Life〜きっと大丈夫〜風の向こうへ〜Happiness〜サクラ咲ケ〜WISH〜Love so sweet
    • 風になりたい(宮沢和史)
  • [19:10~]海上自衛隊舞鶴音楽隊
    • 行進曲「博奕岬の光」(酒井格)
    • 吹奏楽のための土俗的舞曲(和田薫)
    • 夏の思い出(中田喜直)
    • フニクリ・フニクラ狂詩曲(L.デンツァ)
    • 映画「魔女の宅急便」より 海の見える街(久石譲)
    • ミュージカル「アニー」より Tomorrow(C.ストロウス)
    • セプテンバー(M.ホワイト、A.マッケイ、A.ウィリス)
  • [アンコール]海上自衛隊舞鶴音楽隊
    • ふたりの大阪(市川昭介)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊
  • 大阪市立市岡中学校吹奏楽部
  • 大阪市立市岡東中学校吹奏楽部
  • 大阪市立港南中学校吹奏楽部
  • 大阪市立築港中学校吹奏楽部
  • 大阪市立港中学校吹奏楽部

 

 あいたたたたた……カメラの予備バッテリ忘れた。_| ̄|○
バッテリ、「セプテンバー」まで温存しないと~。<今回のお目当ては「セプテンバー」らしい。
 というわけで、たそがれ自衛隊音シリーズ2週目です。
今週は舞鶴音楽隊が登場。
いままで散々書いてきましたがほとんど「府民との音楽演奏会」と同じ曲目です。
オオミズナギドリを連れてこなかったかわりが定期でも演奏をした「フニクリ・フニクラ」、ドイツ・マーチのかわりが「土俗的舞曲」、「海の見える街」は今年のたそがれコンサートの副題「海と空と大地と!」にあわせての選曲という感じでしょうか?
この3曲にさしかわったことで「府民との音楽演奏会」より更にバラエティー豊かなプログラムになっています。

 「吹奏楽のための土俗的舞曲」。
ご覧のように締太鼓と神楽鈴が使われています。
 随分以前に某掲示板だか個人ブログだかでこの曲のことを「(同じく和田氏作曲の)犬夜叉のBGMぽい雰囲気」みたいなことを書いてあるのを見て、どんなBGMなのかが気になって「犬夜叉」のサントラを視聴してみたことがあるのですが、うん、確かに似た雰囲気の曲がありますね。


 「Tomorrow」。
「会場のみなさんもご一緒に歌いましょう!」
いや、そのハードル高すぎ、高すぎ。(^^;
サビは一見簡単そうですが、歌詞を教えながら誘導するようにしなきゃ歌えない曲だと思うのこれ。
まぁ、「一緒に歌って」というよりは「歌えるなら歌ってね」というスタンスなのでしょうが。
隊長も客席に向って棒をふりながら歌っています。


 「セプテンバー」。
熱帯JAZZ楽団版の「セプテンバー」です。
アルトサックスのソロが曲の半分以上。
華麗な演奏で観客大喜び。


サックス以外の部分はトランペットが。
トランペットも負けてはいません。


 曲が終わってソロ奏者の紹介も終わったところで、スタンディングでサビの部分が再度演奏されます。


 「ふたりの大阪」。
あゝ 抱きしめて ふたりの大阪~♪

 舞音の桑田佳祐氏、新境地に立たれたようです。(笑)


| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:41 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】第32回府民との音楽演奏会

京都コンサートホールで行われた「第32回府民との音楽演奏会」で海上自衛隊舞鶴音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

第32回府民との音楽演奏会
2013年6月28日(19:00開演)
京都コンサートホール大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部 洛南高等学校吹奏楽部
  • 第2部 海上自衛隊舞鶴音楽隊
    • 海の戦友(R.キュッセル)
    • 行進曲「博奕岬の光」(酒井格)
    • ~冠島今昔~ 鳥たちの楽園(清水大輔)
    • 夏の思い出(中田喜直)
    • セプテンバー(M.ホワイト、A.マッケイ、A.ウィリス)
    • ミュージカル「アニー」より Tomorrow(C.ストロウス)
  • 第2部アンコール
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
  • 第3部 合同演奏
    • 「あの日聞いた歌」より 故郷~赤とんぼ~春の小川~花(真島俊夫(編))
    • ハイデックスブルク万歳(R.ヘルツァー)
  • 第3部アンコール
    • 錨を上げて(C.A.ツィマーマン)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊
  • 洛南高等学校吹奏楽部

 今年は京都コンサートホールでの開催でした。
クラシック専用ホールでいいホールなので「良いホール」で開催したいという気持ちはわかるのですが、この「府民との音楽演奏会」に限っていえば、ホールよりもっと考えなければいけないことが多数あるのではないかと思わずには……。(^^;
それでも思ったよりは来場数は多かったです。
まぁ、京都コンサートホールの方が京都会館より席数が少ない分、席が埋まっている感が増しているというのもあるのでしょうけれど。

 今回も「博奕岬の光」と「冠島今昔」が入っています。
この様子だとたそがれにも「博奕岬の光」と「冠島今昔」を持ってきそうですね。
決めました、たそがれではバードウォッチングをします。
後ろの方からでもオオミズナギドリ(クラリネット奏者)を観察できるように双眼鏡持って行かなきゃ!<方向性があきらかにおかしいですよ、ぴぎーさん。
 舞音ってなぜか1曲目の演奏が始まった瞬間に「こんな音だっけ?」と思うことが多いのですが、今回は珍しく「おお、これこれ」と思いました。
多分、先週前隊長+佐音を聴いているせいではないかと。
で、そのせいもあるとは思うのですが、今更ですが「博奕岬の光」を「ああ、これって舞音のための曲なんだな」とも思ったり。
例えば同じコンセプトともいえる「剱の光」という曲がありますが、その「剱の光」と「博奕岬の光」を、「どっちが舞音ぽいか?」という比較をしたら、これはもう確実に博奕岬の方だと思うのです。
作曲者がそのあたりも意図した上で作曲したのかどうかはわかりませんが、結果的に舞音の曲になっているのは確かではないかと思うぴぎーさんでした。

 順番が前後しましたが、1曲目の「海の戦友」はドイツ海軍の行進曲として演奏されている曲です。
同じ題名の軍歌を行進曲にしたもので、曲の後半はまるっとその歌詞で歌えます。
行進曲「軍艦」が行進曲でありながら「ま~もるもせむるも」と歌えるのと同じような感じですね。
そうそう、どーでもいいことですが「軍艦」の歌詞は「守るも攻めるも」もじゃなくて「守るも攻むるも」ですよ。
こういう経緯の曲なので濃いミリヲタさんなら結構ご存知なのではないかと思いますが、行進曲としてだけ見ると珍しい曲を持ってきたなーという感じです。
陸音がこういう曲持ってきてもあんまり驚かないのですが、海音だとものすごく意外な感じがするのはなぜかしら?
 「博奕岬の光」に続いて「冠島今昔」も演奏されました。
今期はこの2曲を持ってまわりそうですね。
来期以降は聴く機会が減るのは確実な曲なので、聴けるだけ聴いておきたいところです。
オオミズナギドリの鳴き声はクラリネットのマウスピースを吹いているのだそうです。
オオミズナギドリの声ってこんなんだっけ? と思っていたので、何か別の海鳥の鳥笛でも使っているのかと思っていたのですが楽器のマウスピースを鳥笛がわりに使っていたとは。(*゚o゚*)
前回は何か吹いているのはわかったのですが何を吹いているのはわからなかったので、マウスピースというのは「へー」でした。
やっぱりたそがれはバードウォッチングしなきゃいけなさそうです。(笑)
 「セプテンバー」はソロもいろいろあって舞鶴音楽隊らしい華やかな演奏でした。
ふと気がつくとユーフォニウムの隊員さんがトロンボーンを吹いておられたました。
限られた人数で演奏する以上こういうことは珍しいことではないのですが、それでも目につくと「大変ね。(^^;)」と思わずにいられません。
 プログラム最後は「ハイデックスブルク万歳」です。
今回の演奏会はドイツの行進曲で始まりドイツの行進曲で終わりました。
吹奏楽好きには人気があるようですが一般的な知名度はあまり高いとはいいがたい曲です。
ドイツの行進曲不遇ですね、なんだか。
ドイツの行進曲を2曲、しかも1曲は「海の戦友」という珍しいめの曲を持ってきたのは隊長が力を入れているということでしょうか?
もしそうならば、定期やファミリーコンサートでもおもしろい演奏が聴けるかもしれませんね。
秋のファミリコーンサートに期待、期待。

 今回は舞音ぽい演奏を聴けたので満足して帰ってきました。
ぽいというか、逆にここ何回か聴いた時の印象とは若干違うような感じがしないでもないのは気のせいかしら?!

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】海峡に響くシンフォニー2013

 下関市民会館で行われた「海峡に響くシンフォニー2013」で海上自衛隊佐世保音楽隊の演奏を聴いてきましたよ?

海峡に響くシンフォニー2013
2013年6月22日(13:30開演)す
下関市民会館大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • 出航(岩下章二)
    • セントルイスブルースマーチ~君の名は (W.C.ハンディー/古関裕而)
    • 明日があるさ(中村八大)
    • 長崎県スポーツ行進曲(秋山紀夫)
    • 加山雄三メドレー(弾厚作)
      君といつまでも~お嫁においで~サライ
    • 天地人(大島ミチル)
    • 海の彼方の空で(福田なおひろ)
  • 第2部
    • 口笛を吹いて働こう~楽器紹介のための(真島俊夫(編))
    • 「海猿」から(佐藤直紀/Hayato Tanaka)
      Courage~Precious
    • 家族になろうよ(福山雅治)
    • ジャパニーズ・グラフィティ XVII 美空ひばりメドレー(星出尚志(編))
      愛燦燦~リンゴ追分~お祭りマンボ~川の流れのように
    • 夢やぶれて(C.M.シェーンベルク)
    • キャラバンの到着(M.ルグラン)
  • アンコール
    • ふるさと(唱歌)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
【出演】
  • 海上自衛隊佐世保音楽隊

 下関基地隊の開隊記念演奏会として毎年行われている演奏会です。
今期は下関基地開隊60周年という節目の年なので、何かおもしろい曲がプログラムにのるかもしれないと思い聴きに行くことにしました。
下基がというより佐世保地方隊そのものが今期開隊60周年になるので、佐音の定期演奏会あたりを狙った方が委嘱曲の類は確実に聴けそうなのですが、さすがに佐世保日帰りは厳しいですし……。(^^;
 実は今回のプログラムは5月に長崎で行われた佐音のファミリーコンサートとほとんど同じでした。
5月31日に地方隊主催公演があったのなら、6月22日の基地隊主催公演のプログラムが5月のプログラムを改訂したものになるのは想像に難くありません。
開場待ちの最中にだらだらネットをしていて5月のファミリーコンサートのことを知ったぴぎーさん、ちょっと涙目です。
でも更にネットを続けていると、そのファミリーコンサートが「佐世保地方隊創設60周年」という冠がつけられた演奏会だったということもわかり、ぴぎーさんの期待は逆に高まることに。
結果としては期待どおりに「おもしろい曲」を聴くことができたので結果オーライなのですが、演奏会に応募する際は一応直近の演奏情報もチェックしておいた方が聴きたい曲の当たり度はあがるかも……とちょっと思ったぴぎーさんです。

 演奏会の色合いとしてはファミリーコンサート系の演奏会です。
実際ファミリーコンサートのプログラムを改訂してもってきていますし。
 第1部は開隊60周年にちなんで昭和から平成までの曲を順に追った構成となっていました。
第2部は映画にちなんだ曲を中心にした選曲です。
第1部の「出航」と「海の彼方の空で」は佐世保音楽隊ならではの曲です。
下基60周年、というより佐地隊60周年的にはこの2曲が聴きどころだと思います。
なので正直「これは隊長の棒でなくていいのか?」と思わなくもないのですが(1部の指揮は副隊長です)、プログラム的には1部向きなのですよねぇ。
60周年の記念曲ではないのでこれが順当なやり方だとは思いますが、隊長の棒でも「ならではの曲」を聴いてみたかったな。

 「出航」は以前少し書いたように、元佐世保音楽隊隊長の岩下章二氏により作曲された曲です。
以下はCD「日本のマーチ(戦後編)」(KICW3012)の解説書からの引用です。
 1989年当時海上自衛隊佐世保音楽隊隊長をつとめていたとき作曲した行進曲。その年はちょうど、海上自衛隊創設35周年と佐世保開港100周年の年でもあり、それを記念して、大海原へ雄々しく出航してゆく護衛艦の勇ましい姿を行進曲にしたものと作曲者はのべている。
今時点で入手可能な録音は事実上前述の「日本のマーチ(戦後編)」一択状態ですし、なかなか珍しい曲だと思います。
 「総員」を意味する号笛が響いたあとに「出港」らっぱが続き音楽が始まるのですが、今回はらっぱのあとに更に「出港!」という掛け声もかかりました。
ちなみに出港らっぱはらっぱではなくトランペットが奏します。
今時のこういう光景を描写した曲には途中に必ず「困難な状況」の描写がでてくるのですが、行進曲であるこの曲では最初から最後まで勇壮な護衛艦の姿が描かれます。
イメージするなら観艦式などで見かける護衛艦が縦列で進んで行くあの様子でしょうか。
広がる海へ向かって護衛艦隊が雄々しく進んでいく……そんな映像が浮んでくる曲です。
 「海の彼方の空で」は現佐世保音楽隊のトロンボーン奏者である福田なおひろ氏(漢字がわからないのでひらがなです)による作曲です。
「海の彼方」ではなく「彼方の空」というのがポイントですね。
海上自衛隊をイメージした曲というと、どうしても大海原を進み行く護衛艦、世界の海で活躍する隊員たちという描写になりがちなのですが、この曲は海の上ではなく空の上での隊員たちの活躍が描かれています。
海上自衛隊が活躍するのは海の上だけとは限りません。
空でがんばる方々もいらっしゃるのですから、こういう曲はいいですよね。
次はぜひ陸でがんばっている方々もぜひ音楽にしていただきたいところです。
 「出航」が昭和の自衛隊の姿なら、「海の彼方の空で」は平成の自衛隊の姿です。
この2曲を比べると、26年の間に随分とかわったものもある反面ずっとかわらないものもあるのだなと思わせられます。
こういった時代ごとの「自衛隊の姿を描いた曲」を比べて聴けるというのはおもしろいプログムだと思います。
1部が「出航」で始まり「海の彼方の空で」は終わっているのは音楽で時代を順に追っているからなのでしょうが、昭和の自衛隊と平成の自衛隊との対比だと思って聴くのも有りじゃないかなぁ。

 「明日があるさ」と「家族になろうよ」は歌つきでした。
「明日があるさ」は昭和39年のヒットした曲として選曲されている上に、歌っている隊員さんがどことなく坂本九氏に似たところがある方だったので、歌詞がウルフルズの「ジョージアで行きましょう編」だったのでふきそうになりました。
ええーっ?! という感じですよね。(笑)
でもわたし、結構「ジョージアで行きましょう編」は好きだったりするのでこれは認めます。(笑)
 「長崎県スポーツ行進曲」は1969年の長崎国体のために作られた曲なのですが初めて聴きました。
演奏前に歌劇「蝶々夫人」の「ある晴れた日に」使われていると紹介されましたが、「ある晴れた日に」より先に「長崎の鐘」がでてきますよね、これ?
そっちには触れないのはなぜ?
トリオが「ある晴れた日に」の変奏なのですが、軍歌系行進曲のトリオのように1曲まるっと組み込まれているのではなく、「ある晴れた日に」の冒頭部の旋律が繰り返されています。
聴いてると妙にテンションのあがってくる行進曲です。
 「加山雄三メドレー」はジャパニーズ・グラフィティー の「弾厚作作品集」かと思うのですが、なんだか微妙に違うような気が。
もしかしたらわたしがジャパグラのメロディーを間違って記憶していたのかもしれませんが、今更確認はできないで、「多分ジャパグラ」ということにしておきます。
 「海猿」はアデン湾への派遣の際に海上保安官が護衛艦に同乗したことに絡められています。
海保7管区の本部長夫妻がお越しになっていたようで紹介されていましたが、そういうのも仕事のうちの本部長はともかく奥様は大変だなと。(^^;
「Precious」は楽器ソロが歌っていて良かったです。 

 今回は「指揮者が違うと楽隊が同じでも違う音になるけれど、指揮者が同じだからといって違う楽隊で同じ音になるわけではないんだよな」という、当たり前で今更なことをしみじみと思いながら演奏を聴いていました。
指揮者か楽隊のどちらかが同じだと似た傾向の音になったりするけれど、似てはいてもやっぱり別物だなぁ……みたいなことを考えていたのです。
1部と2部で指揮者が違った上に、佐世保音の現隊長が舞鶴音の前隊長なこともあってそんなことを思ってしまいました。
 アフロキューバンなリズムの「キャラバンの到着」はかつて舞音のラテン系の音楽がそうだったようにパワフルに押しの強い演奏でしたが、やっぱり舞音とは違うのですよね。
当然といえば当然です。
逆に言うと「植田隊長&佐音の音」と「植田隊長&舞音の音」の差異の部分が佐音の音ということになるわけなので、同じ指揮者で違う楽隊の演奏を聴くというのは楽隊の音がわかりやすくて楽でいいかも……とちょっと横着なことを考えてしまいました。(^^;

 次に佐音を聴けるのはいつになるかはわかりませんが、なんとかまた聴きに行きたいと思います。
 そうそう、入場整理券(はがき)に「開演10分前にこの券は無効となります」という記載があるのにびっくりしました。
「キャンセル待ち」というシステムがある都合だと思うのですが、うまい方法を考えましたね。
キャンセル待ちを正式なシステムにすることで応募期間が過ぎてから演奏会があることを知った人や抽選に外れた人には演奏を聴くチャンスができますし、自衛隊側は当日発生した空席を埋めていくことができます。
そしてこのやり方だと途中入場が発生しないので、演奏中に空席を探して移動する人に観客の「聴く態勢」が邪魔されることもありません。
三方よしです。
下基のスタイルなのか佐地隊のスタイルなのかはわかりませんが感心しました。
そういえばわたしが自衛隊音の演奏会で事前座席指定制の演奏会を初めて経験したのは佐音の演奏会だったのですが、その時から何年も経つ今でも、その演奏会がわたしの経験した事前指定の演奏会の中では一番うまくて気の利いたやり方だったりします。
「音楽演奏会」というイベントというものを理解した上でのノウハウが佐地隊には蓄積されているのかもしれませんね。

| 海上自衛隊音楽隊::佐世保音楽隊 | 11:38 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】海上自衛隊舞鶴音楽隊第47回定期演奏会

舞鶴市総合文化会館で行われた海上自衛隊舞鶴音楽隊第47回定期演奏会を聴いてきましたよ?

海上自衛隊舞鶴音楽隊
第47回定期演奏会
舞鶴市民音楽の夕べ

2013年2月23日(17:00開演)
舞鶴市総合文化会館大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
    • ゴスペルタイム(J.アグレル)
  • 1部
    • ウィーンはいつもウィーン(J.シュランメル)
    • イーグル・ベンド序曲(J.バーンズ)
    • スラヴ行進曲(P.I.チャイコフスキー)
    • 交響詩「フィンランディア」(J.シベリウス)
  • 2部
    • フニクリ・フニクラ狂詩曲(L.デンツァ)
    • 砂山(中山晋平)
    • 舞鶴地方隊創設60周年記念委嘱作品
      行進曲「博奕岬の光」(酒井格)
    • 舞鶴地方隊創設60周年記念委嘱作品
      ~冠島今昔~ 鳥たちの楽園(清水大輔)
    • 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(伊藤康英)
      I. 祈り
      II. 唄
      III. 祭り
  • アンコール
    • 早春賦(中田章)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

いいかげん歌詞カード持参のカラオケ満喫オヤジをなんとかしていただきたいのですが。
アンコールだけではなく、メインプログラムもこのノリでいこうとチャレンジされていましたよ……失敗していましたけれど。
他の方々の反応を見聞きしていると、もう少し離れたところから見ていたときに考えていた以上に広範囲に迷惑がかかっていますね。
音楽の楽しみ方はいろいろあって然るべきですが、楽しみ方にもTPOというものがあるのはあたりまえの話ではないかと。
以前も書きましたが演奏を聴いて思わず歌を口ずさんだり手拍子を打つのと、件の方のように「みんなで歌いましょう」という形式ではない演奏会に歌う気満々で歌詞カードを持ってきて大声で歌う、演奏が始まる前から手拍子を打つ用意をしているというのは意味が全然違います。
よっぽどアンケートに書こうかと思ったのですが、Piggy Booが書いたのがバレそうな気がしたので自重してしまいました。
書いたことがわかるのは別にいいのですが、「もしかしてPiggy Booって京都市に住んでる自営業?」みたいなことを思われるのがイヤなのよ~。
でも次も野放しだったら書くわ。
ブログのアドレスも入れて書くわよ、その時は。(それは書かんでいいから)

そんなこんなで舞音の定期演奏会です。
ロビーコンサートはトロンボーン4重奏だったのですがおもしろいものが聴けました。
pBONE←これ。
この4色のトロンボーンで1曲目が演奏されました。
色が塗ってあるのではなくプラスチック製のトロンボーンです。
マウスピースもプラスッチク製だとか。
pBONEという名前です。
発売以降それなりに話題になっていたのですが「意外と吹くのに技術が必要な中級者以上向けのよくできたおもちゃ」という評価が多く、「「中級以上向けのおもちゃ」ってどんなよ?」ちょっと気になっていました。
プロ奏者が吹いているからだとは思うのですが、トロンボーンらしい音がしています。
音だけ聴かされたらわたしレベルじゃトロンボーンかpBONEわからないのじゃないかな?
ただなんていうか、奏者の技量がでそうな音だなーとは思いました。
「中級以上用のおもちゃ」と評されるのはそのあたりにあるのかもしれません。
で、pBoneばっかり見てたら1曲目がなんだったか忘れちゃいました。(^^;
2曲目も「ロンドンデリーの歌」か「ダニー・ボーイ」のどっちで紹介されたんだっけ? と悩んだし、他に気をとられるとテキメンで記憶が飛ぶ今日この頃……。
「ゴスペルタイム」はソロありかけあいありで聴き所いろいろの曲です。
ロビーコンサート、なんかエライことになっていたところもありましたが、おもしろいものも聴けたし楽しかったです。

今回は自衛隊の委嘱曲が3つ(「博奕岬の光」「鳥たちの楽園」「ぐるりよざ」)もあって「イーグル・ベンド序曲」もあるので、吹奏楽曲率高めのプログラムでした。
それ以外はクラッシク音楽や吹奏楽ファンでもなくても聞いたことあるような曲が選ばれています。
舞鶴ではお馴染みの3人の指揮者が順に演奏のスタイルです。
そして舞鶴で聴くたびに「舞音ってこんな音だったけ?」と思っているような気がしてきたぴぎーさんです。
総合文化会館のせい?!
いやまぁ、力で押しまくるような力技感がなくなっているので違っているのは確かなのですが……。

「ウィーンはいつもウィーン」は元々は酒場で演奏するための音楽で行進曲ではないのですが、ぴぎーさんは「ウィーンはいつもウィーン」というとどうしても行進曲調のものを思いうかべてしまいます。
行進曲調というより「朝日放送のスポーツ中継のテーマ曲バージョン」と言った方が正しいかも。(笑)
今回の「ウィーンはいつもウィーン」はもちろん行進曲です。
歩きやすそうな「ウィーンはいつもウィーン」でした。

ロシア国歌の織り込まれた「スラヴ行進曲」に、そのロシアに対しての独立運動が起こるなか生まれた「フィンランディア」というのはなかなかおもしろい組み合わせです。
この2曲は副隊長の棒だったのですが、うん、これは聴き馴染んだ音のような気がするわ。

「フニクリ・フニクラ狂詩曲」は有名な「フニクリ・フニクラ」が壮大なスケールになった曲。
あの「フニクリ・フニクラ」がかなり大層なことになっていて楽しい曲です。
打楽器が大忙しなことになっていて、一つ演奏しては次の楽器へ移るという感じです。
トラインアングルの打棒を手にしつつタンバリンを叩く間にトライアングルも叩いていたみたいなので、楽器を一つずつ順番にどころの演奏じゃないかもしれません。(笑)

「博奕岬の光」は再演。
ファミリーコンサート→定期演奏会と続けてプログラムにのったのはちょっとびっくりなのですが、まぁこれは創設記念曲ですから。
むしろ60周年目の間はどんどん演奏しておくべき曲かと。
覚えやすいメロディーなので、後ろの席の人(程々のお歳の方)は「この曲好き~」と次の曲の演奏が始まるまで歌ってました。
中高の吹奏楽部の子たちが好きそうな曲だとは思っていましたが、大人にも好まれるようです。
小難しさのない明るい曲なので万人受けするのでしょうね。

「鳥たちの楽園」は舞鶴にある冠島を描いた曲です。
冠島はオオミズナギドリの繁殖地として天然記念物指定された島なのですが、打楽器で曲が始まるとオオミズナギドリの鳴き声が聞こえてきます。
いろいろな音がかさなっていくと雄大なメロディーが演奏されます。
でも、打楽器のリズムは続いているんですよね。
ゆったりしたメロディーは早くて勢いのあるメロディーにかわり、また緩やかなメロディーに戻っていきます。
重なってきた鐘の音が一際大きくなったところでオオミズナギドリの声が響きわたって終曲となります。
演奏自体に傷がなかったわけではないように思いますが(微妙すぎて、そういうものなのか傷なのか首をかしげるところがあったので)
打楽器の使われ方が良くて、個人的にはもう一度聴きたいぐらい気に入った曲です。
帰り道、「オオミズナギドリが鳴いとったな」という会話が聞こえたのですが、「鳥」とは言わず「オオミズナギドリ」とさらっとおっしゃったので「さすが舞鶴の人」と感心しちゃいました。

「ぐるりよざ」は以前にご紹介したことがあるように佐世保音楽隊の委嘱曲です。
曲名を見た瞬間、龍笛はどうするのかと思ったのですが、演奏を待つまでもなくプログラムにしっかり「ピッコロ代用」と書かれていました。
あら、残念。
でもグレゴリオ聖歌の斉唱はがんばってましたよ。

舞鶴の定期は時期的にわりと聴きにこられる機会が少ないので、来るときは「次はいつ来られるかわからん」という気持ちで聴いているのですが、もし今回が最後になったとしても良い想いでにできる演奏会でした。
……アンコール以外は。(-゛-;)

そうそう、今回はマイコちゃんも来ていましたよ。
マイチくん、マイコちゃん、やっぱりどこからどう見てもカモメだと思うの、ぴぎーさんは。
足黄色いやん、マイチくん。

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 01:47 PM | comments (0) | trackback (x) |


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