【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (自衛太鼓)


十戦いて良かったよ……。(/_;)

昨年のように中央に中方ののぼりだけ立っていないといのは非常に悲しいものがあります。
もっとも今年は中央壇はなく、全太鼓が舞台上に横並びでしたけれど……。
今年は中方、東北の地震、管轄内の台風と大変なことになっていたので、十戦以外も心配していました。
実際中方記念行事の際も、三施太鼓の隊員さんは前日に派遣から戻ってきたというお話しでしたしね。

太鼓チームは災害派遣の現場に出ることの多い施設や普通科の隊員さんたちも多いので、今年は中方に限らず普段の練習がままならいチームも多かったと思います。
自衛太鼓が音楽まつりの目玉のひとつだとはいっても、今年は規模縮小でもしょうがないのではないかと思っていたのですが、今年も12チーム揃いました。
太鼓や音楽同好会(駐屯地音楽隊)音楽科の隊員さんにとって演奏は本務ではありません。
それでも被災者の方々を励まそうと、支援作業の合間に現地で演奏を行ったりもされているのですから頭が下がります。
一生懸命働いてみんなを助け、一生懸命練習してみんなを楽しませる。
もっと国民から敬意を持たれていい人たちだと思いませんか、自衛官って?

今年も合同→単独→合同の流れです。
出演は北海自衛太鼓、留萌千望太鼓、八戸陣太鼓、船岡さくら太鼓、朝霞振武太鼓、武山自衛太鼓、松本アルプス太鼓、滋賀十戦太鼓、福知山酒呑太鼓
熊本八特太鼓、薩摩川内焔児太鼓、航空自衛隊入間修武太鼓の12チーム。
え~い! 今年は全部写真つけちゃえ!

順番は単独演奏の順番です。
のぼりが中央に立つチームを勝手にトップチームと表しています。
便宜上ぴぎーさんが勝手に書いているだけで正式呼称ではありません。

八戸陣太鼓陸上自衛隊八戸陣太鼓
東北方内の青森県八戸駐屯地から。
東北方の太鼓のトップチームです。


熊本八特太鼓陸上自衛隊熊本八特太鼓
西方内の熊本県北熊本駐屯地から。
西方の自衛太鼓のトップチームです。
前二人がかなり大変な姿勢で太鼓を打っています。


滋賀十戦太鼓中方内の滋賀県今津駐屯地から。
中方のトップチームです。
「今津って滋賀なのになんで"十"戦?」と思った人、手をあげて!
うふふ、いいところに気がつきましたね。
実は今津駐屯地には第3師団と第10師団の2つの戦車隊が駐屯しているのです。
長胴3つを2人で打っています。
前列中央の締太鼓を打っているのは女性隊員さんです。


船岡さくら太鼓東北方隷下の陸上自衛隊船岡さくら太鼓
東北方内の宮城県船岡駐屯地から。
東北方の太鼓2つめ。
自衛隊音楽まつりにずっと出演しているお馴染みの太鼓です。


松本アルプス太鼓陸上自衛隊松本アルプス太鼓
東方内の長野県松本駐屯地から。
最初、前列は長胴7つに打ち手が3人だったので「太鼓多っ!」と思ったのですが、途中から三尺(かな? 2階から見てるのといろんな大きさのものが入り乱れているのとで、実際の大きさがよくわかりません。(^^;))を打ってい人が前に出てきました。


福知山酒呑太鼓陸上自衛隊福知山酒呑太鼓
中方内の京都府福知山駐屯地から。
我が街中方第3師団の太鼓です。
単独演奏の中では最多の大太鼓5つ。
背中に描かれた鬼の顔からわかるように、大江山の酒呑童子が名の由来です。


入間修武太鼓航空自衛隊入間修武太鼓
航空自衛隊の入間基地(埼玉県)から。
メチャクチャ腹筋を使いそうな座位で打つインパクトのある太鼓です。
前回出演時(20年度)は演奏順が菊水太鼓のあとだったため持ち味をアピールしきれなかった感があったので、再登場を待っていました。
笛も入って華やかでおもしろい太鼓です。


武山自衛太鼓陸上自衛隊武山自衛太鼓
東方内の武山駐屯地から。
東方のトップチームです。
後から登場する朝霞振武太鼓のメンバーだった隊員さんによって作られたチームです。
隊員さんの移動に伴って発足したという話はチーム紹介でわりとよく聞く話ですが、それだけメンバーの移動が多いということなのでしょうね。
新たに作る方も、残こった方も人数の維持とかに苦労していそうです。


留萌千望太鼓陸上自衛隊留萌千望太鼓
北方内の北海道留萌駐屯地から。


薩摩川内焔児太鼓陸上自衛隊薩摩川内焔児太鼓
西方内の鹿児島県川内駐屯地のから。
川内と書いて「せんだい」と読みます。


朝霞振武太鼓陸上自衛隊朝霞振武太鼓
東方内の埼玉県朝霞駐屯地から。
東方3つめの太鼓です。


北海自衛太鼓陸上自衛隊北海自衛太鼓
北方内の北海道駐屯地から。
北方のトップチーム……というか自衛太鼓のトップチームで、自衛太鼓の源流ともいえます。
だから単独演奏のトリで、位置も真ん中。
自衛太鼓の多くは北海流と呼ばれる太鼓で、自衛隊音楽まつりの太鼓の取り纏めはここがしています。
合同練習の様子が雑誌「MAMOR」で紹介されたこともあるのでご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。



ステージ後ろから大太鼓が一斉にでてくるところ。


凄すぎて思わず笑ってしまいました。
いろいろな大きさがありますね。




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【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)

アメイジンググレイス

「アメイジンググレイス」の独唱で自衛隊音楽まつりの開始です。
独唱はもちろん東音の歌姫。
そのあと3.11の犠牲者へ黙祷をささげるということでらっぱ譜「国のしずめ」がトランペット1本で奏されました。
本来この曲は我々のような自衛隊関係でない民間人が耳にする機会のない曲ですが、今年はいくつかのイベントでこの曲を耳にしました。
それだけ3.11の被害が甚大なものだったということです。
この曲を我々部外者が聴くことがもう起きることがないよう願うばかりです。

DECISIVE BATTLE「DECISIVE BATTLE」はタイトルを見てもわからなかったのですが、聴いた瞬間にふきそうに。
今年はエヴァできましたか。
「オープングに「決戦(decisive battle)」とはエライ選曲だな」とは思ったのですけど、まさかエヴァンゲリオンだったとは……。
オープングそれでいいのか?(^^;


エムシリムセ北方音の「エムシリムセ」はアイヌの剣の舞です。
わたしは女性の唄で男性が踊っている映像を見たことがあるのですが、今回は男性が唄でした。
民族芸能といっても地域差とかいろいろあるのでしょうね、きっと。
女性が口にしているのはムックリ。
竹製のアイヌの楽器です。
口で音を共鳴させるいわゆる口琴です。
なかなか珍しいものを聴くことができました。
こういうの地域芸能を楽しめたりするのも方面音楽隊の単独ドリルの面白いところです。
「コラール・デ・ソーラン」はよさこい系ソーランとの競演。
せっかくアイヌ音楽を持って北方(北海道)らしいイメージにしたのに、なんでソーラン節に鳴子使うかな……。
別に鳴子って郷土楽器じゃないのでどこの民謡で使ってもいいのだけど、なんかこの場では違うような気がするのぴぎーさん的には。
鳴子なくても十分なぐらいのパフォーマンスだったと思うのだけどなぁ。

世界に一つだけの花在日米軍2つはどちらも「絆」「愛」を意識した選曲ですね。
「Just a Closer Walk with Thee(主のみそばを歩ませ給え)」は曲名から想像がつくようにゴスペルソング。
「サモン・ザ・ヒーロー」は元々はアトランタオリンピックのテーマ曲ですが、「Summon the Heroes(出でよ英雄)」というタイトル(訳はぴぎーさんの意訳ですので、「そんなタイトルじゃねーよ」とかのツッコミは無しで)に、助けを求める声がある限りその声に応え続ける、みんなのヒーローであり続けるという意志が込められているようです。
「世界に一つだけの花」は良くある「外国人の歌うカタコトな日本語の歌」ではない、なかなか良い発音の日本語で歌われていました。
音楽のプロなので耳がいい=発音のアクセントを捕らえるのが上手いのでしょうね。
曲間に「ミンナイッショニ!」と声がかかっていましたが、そこはアメリカンな日本語なのね。(笑)

宇宙戦艦ヤマト陸中音が「凱旋」を始まったのでひとりこっそり盛り上がったのですが、短いよ……。
海東音の「イージス」、らっぱの直前で「ヤマト」になっちゃったよ……。
うんでも、やらないよりは短くてもやってくれた方が嬉しいからいいんだけどね。
「宇宙戦艦ヤマト」は歌とスキャット付き。
歌もスキャットも10月の定例と同じ隊員さんです。
このメモを書いていて今更ながら気づいたのですが、これ「スキャット」じゃないよね。
CDに「スキャット」とクレジットされていたのでスキャットで納得していたけど、どう聴いてもヴォカリーズです。(^^;
歌の隊員さん、前回はなんとなくささきいさお氏に声が似てるところがあって(いい意味で)笑ったのですが、今回は唄い方までささきいさおっぽいところがあったのでまたちょっと笑ってしまいました。
東音、人材豊富ですね。
空中音は「RESCUE WINGS」(「空へ~救いの翼」)を持ってきたのがちょっと意外。
空自的には「RESCUE WINGS」は「よみがえる空」も含めてなかったことになってるのかと思ってたわ。
いや、冗談抜きで。
あと、空中音創隊40周年記念委嘱作の交響詩「空の精霊たち」を持ってきたのも意外といえば意外でした。
空中音、音楽まつりで自衛隊の音楽はあまりやらないイメージだったのですよねぇ。(ブルーインパルス50周年だった昨年はブルーI絡みの曲をやりましたけれど)
そういえば今年はあれがなかったですね。
曲のイメージにあわせた絵柄の布でさーっと楽隊を覆うあれ。
あれ結構好きな演出だったのになぁ……。(´・ω・`)
と思っていたら全出演者合同演奏のところでできました。
ピンクの桜がさーっと広がって、客席からも「おー!」という歓声が。


希望の歌そして期待の曲1つめ「希望の歌」。
えっ? なんで空の隊員さんだけで歌ってるのかな?!
東音の隊員さんは? ……て、途中からでてきて同じ調子で歌うのね。
いやいやいや、この曲なら藤澤氏のオリジナルメロディー部分を空の隊員さんがポップス風に歌い、第9の部分を東音の隊員さんが声楽風に歌うという原曲ぽい演出の方がインパクトがあったと思うんだけどなぁ。
観客に一緒に歌ってもらうためなら、1回目はポップス+クラシックで2回目以降を全部ポップス風に歌えばいいだけだと思うし、歌手を活かせる曲を使っていながらクラッシク風の歌唱を避けなきゃいけない理由がわからないです。
ポップ・オペラという特徴的な曲を使い、しかもその特徴を活かせる歌い手もいるのにもったいない限りです。
結局、「希望の歌」の歌詞だけで選んだってことなのかな。
うんまぁ、確かに今回のテーマ向きの歌詞だとは思いますけどね、この歌。
ポップ・オペラだったから期待しすぎちゃったかも、ぴぎーさん……。

もう1つの期待曲は「七彩の奥羽国」。
いかん、これは屋内で演奏してはいかんぞ。(笑)
FH70はともかくとして装輪装甲車の重機関銃の音とかUH-1のローターの音とかとって付けた感全開です。
たそがれの中方音の「1812年」のときも感じたのですが、音のシャープネス具合が全然違う生音と録音の音合わせるのは無理がありすぎです。
「1812年」は大砲とはいっても太鼓で代用がつくような使い方をされているものなので、ぎりぎり「オモロイので可」という感じでしたが「七彩の奥羽国」までいっちゃうとさすがに違和感が。
とりあえずこの曲はぜひ野外で本物の装輪装甲車とUH-1呼んできて演奏していただきたいです。
田中賢氏の作曲ということを考えても、やっぱり本物の重機関銃等の音でやってもらわないとダメだよね。(笑)

全出演部隊が退場する際にはスーザの「名誉ある古代砲兵隊」が演奏されるですが、普通に「蛍の光(行進曲アレンジ)」じゃないのが自衛隊イベントらしいというかなんというか。
全出演部隊といえば最後は2階席通路にも出演者が並ぶのは恒例なのですが、わたしは第1回公演の際に2階通路横の座席に座ったので横に留萌千望太鼓の隊員さんが立っていました。
写真撮りたいのだけど、近すぎて無理っ!
クラッカーを取り出して手に持ったので鳴らす瞬間を撮りたくてしょうがないのだけど、近すぎてフレームに入りませんがな……。
まぁ、それぐらい近くで見られたのもいい想いです。


そして最後の最後は「消灯」らっぱ。
開場左右にトランペットが1人ずつ。
20、21年度と2回続けて「巡検」だったので、「消灯」は嬉しいな。
「巡検」のメロディーも好きだけれど、「消灯」は本物(駐屯地で吹かれているもの)を聞いたがある分、一段としみじみしちゃうのです。
2回公演に入る前、
「席、上だろうね」
「でしょうね」
「いや、この人数だともしかしたら、一番端ぐらいで前になるかなもしれない」
「それならいっそ、らっぱの隣で」
「あはは! あそこね」
「いいなぁ、あの席」
なんてことを言っていたぴぎーさんです。
どんだけ、らっぱ好きやねん。
ただ、なんでトランペットでやるのかなぁ、と。
らっぱの人が吹いていた年もありましたし、らっぱの隊員さんを使うのが無理でも音楽隊員の人だってらっぱ吹けるのにね。
上番があるのか、師団音楽隊とかうまい人いますよね。
楽器の吹奏としてうまさだけを言うなら、音楽隊の金管の人なら全員うまいとは思いますし、自衛隊らしい存在のらっぱを使わないのはもったいなくない?

今年はこういうのもありました。

でもね、やっぱり今年もこんなとこばかり観てたのでした。えへへ。
 
 
 





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【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (プログラム)

平成23年度自衛隊音楽まつり
第1回公演
2011年11月18日(11:00開演)
第2回公演
2011年11月18日(15:00開演)
第3回公演
2011年11月19日(14:00開演)
第4回公演
2011年11月19日(18:00開演)
日本武道館
愛、希望、勇気 今を越えて、その先へ

【演奏曲目】
  • オープニング
    • プロローグ演奏
      アメイジンググレイス
    • オープニングセレモニー
      黙祷・国の鎮め
      日本国国旗入場・国歌斉唱
    • オープニング演奏
      DECISIVE BATTLE
  • 第一章:愛
    • 北部方面音楽隊ドリル演奏
      LOVE LOVE LOVE
      エムシリムセ
      コラール・デ・ソーラン
    • 在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏
      Just a Closer Walk with Thee
      世界に一つだけの花
    • 在沖縄米海兵隊音楽隊ドリル演奏
      サモン・ザ・ヒーロー
    • 在日米軍音楽隊合同演奏
      星条旗よ永遠なれ
    • 東部方面音楽隊ドリル演奏
      世界は日の出を待っている
      負けないで
    • 東北/東部方面音楽隊合同演奏
      ありがとう
    • 宮城三女OG合唱団 with 東部/東北方面音楽隊
      Stand Alone
  • 第二章:希望
    • 防衛大学校儀じょう隊
      ファンシードリル
    • 陸上自衛隊中央音楽隊ドリル演奏
      ザ・シンフォニアンズ
      凱旋
    • 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏
      イージス
      宇宙戦艦ヤマト
      行進曲「軍艦」
    • 航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏
      空へ~救いの翼
      空の精霊たち
      あすという日が
    • 自衛太鼓
    • 全出演者合同演奏・大合唱
      さくら
      希望の歌
  • 第三章:勇気
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊演奏
      ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・シー
    • 全出演部隊合同最終演奏
      七彩の奥羽国
      威風堂々
    • 全出場者退場
      名誉ある古代砲兵隊
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
  • 海上自衛隊東京音楽隊
  • 航空自衛隊航空中央音楽隊
  • 在日米陸軍軍楽隊
  • 在沖縄米海兵隊音楽隊
  • 陸上自衛隊北部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊東北方面音楽隊
  • 陸上自衛隊東部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第302保安警務中隊
  • 海上自衛隊演技隊
  • 航空自衛隊カラーガード
  • 自衛太鼓
    • 北海自衛太鼓
    • 留萌千望太鼓
    • 八戸陣太鼓
    • 船岡さくら太鼓
    • 朝霞振武太鼓
    • 武山自衛太鼓
    • 松本アルプス太鼓
    • 滋賀十戦太鼓
    • 福知山酒呑太鼓
    • 熊本八特太鼓
    • 薩摩川内焔児太鼓
    • 航空自衛隊入間修武太鼓
  • 防衛大学校儀じょう隊
  • 演技支援部隊
  • 宮城三女OG合唱団

毎年、開演待ちの間は他のお客さまにいろいろかまっていただくぴぎーさんですが(大阪から来ているので珍しがられるというのもあるのかも)、今年はカイロは戴くわ、おやつは戴くわ、あげくに第2回公演の招待券まで戴くわで、ぴぎーさん甘やかされすぎです。
そもそも今年は当選してないのに音楽まつりおともだちが呼んでくださったということが最大の甘やかしですよね。(笑)
プラスマイナスで何かツイてないことがありそうでコワイわ。

第1回公演の開演が15分遅れになったため、第2回公演(多分そのあとの招待公演も)もそのまま15分送れとなりました。
来客数が多すぎて入場がおいつかなかったのかもしれません。
なにせ、いままで「座席は詰めてお座りください」というアナウンスだったところが「立見の方は○○の方が余裕があるのでそちらへ」みたいなアナウンスになっていましたもの。
指定席制にしたので空き席が生じていないというのもあるのですが、立見の誘導アナウンスなんて初めてのような気が……。
で、どれぐらい観客が入っていたかというと、これぐらい。
一番上の席まで人びっしりですよ?(^^;

第1回公演の際は、わたしは正面エリアの2階席に入場したのですが、ステージ真正面部分の一列目は観客を入れないようにしていたようで、真正面に関しては2列目から指定券が渡されていました。
その空けてあった一列目の席に立見の人がちゃっかり座っちゃったのですが、それはどうなのかと。
一番早い人なんて6時半ぐらいから並んでいたみたいなのに(それはそれでツッコみたいこともありますが。(笑))、楽して時間ギリギリに来ようとした人がその人たちより良い場所に座れるというのは公平じゃないですよね。
まぁ、自衛隊側は立見客をそこに入れるつもりはなく、「あつかましい客が勝手に座っただけ」ということのようですが、それならそれで「招待者席」「関係者席」みたいな張り紙をしておくべきだったのではないかなぁ。
自衛隊側がそういう客に対する注意ができないのは今に始まったことではないのですから、対策はしておくべきだったと思います。
しかもわたしは気がつかなかったのですが、他の人から「良い席=列の真ん中」から指定席券を割り振っているわけではなく、列の端から指定しているというような話も聞きました。
6時半組よりはずっと後ろに並んだわたしが真ん中ぐらいの位置に座ったということは、列端からの指定は本当かもしれません。(1階席に流れる人が多くて、運よく2階席真ん中になった可能性もありますが)
もしそうなら一番乗りした人はエリア内の一番端っこになるってことですよね?
それはかわいそうすぎなのでは……。(´・ω・`)

さて今年の印象ですが、「いつもどおりなのだけど、なんだかいつもとちょっと違うような気がする」といったところでしょうか。
演出自体は同じでも、タイミングが違ったり配置が違ったりで印象が違ってきます。
「太鼓今年は少なくなかった?」
「去年と同じ12でてましたよ」
「あれ? ○○ってやった?」
「やりましたよ」
他の人も「なんとなく違うような気がする……」という感じだったのでしょうね。(笑)

開演前の開場にはオルゴール風のベートーヴェンの第9と「アメイジンググレイス」が流れていました。
荷物整理をしながらなんとなく頭の中で歌っていて気がついたのですが、これって第9というより藤澤ノリマサ氏の「希望の歌」?
確認しようと耳を傾けると「アメイジンググレイス」に移ってしまったので、片付けの手を止めて「第9」がまた流れるまでじっと待つわたくし。
聴こうと思うとなかなかその部分が流れてこな~いっ! というのはありがちなお話で。(笑)<そこまで必死に聴かんでも……。
まわりの話声で良く聴こえなくなってきたこともあって、見もせずにしまったプログラムを取り出して確認することにしました。
あ、やっぱり「希望の歌」ですね。
歌詞が載っています。
ポップ・オペラとはうまいもの見つけてきたなー。
ポップ・オペラだと声楽家の歌い手と普通の歌い手の両方を上手く使える演出ができるだろうし、これはキ・タ・イ♥

開演前のオルゴール風BGMって市販のオルゴール曲集あたりから音源をひっぱってきているのかと思ったのですが、今年のBGMを聴いている限りわざわざ作っているぽいですね。
細かいところまで凝ってるなー。
BGMが本番の演奏曲目とリンクしている……以前にBGMが流れていること自体に気がついていない人も少なくなさそうな状況はもったいないかいぎりです。
みなさま、自衛隊音楽まつりはここから始まってますよー。

それとプログラムに「七彩の奥羽国」の文字をみつけたので、これも期待。
武道館で本物のヘリとか戦車を使うわけにいかないだろうから録音(映像)とかかな?

ただ今年のプログラムはご年配の受けが良くなさそうな気がするのだけど、大丈夫かなぁ?
わたしのいまわりのご年配のみなさま、お願いだから演奏中に文句を声にするのだけはやめてください。
本当に本当にお願いします。(T_T)
ああ、心配。
まわりの観客に恵まれないのはいつものことなのでかなり心配。
ご年配の方々が楽しんでくれますように!(切実)




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平成23年度自衛隊音楽まつり

日本武道館で行われた「平成23年度自衛隊音楽まつり」を聴いてきましたよ?

例によってプログラムや写真は第4回公演終了以降ということで。
とりあえず今年もこれを貼っておきます。(年々写真の縦幅が狭くなっているのには他意はありません。(笑))
毎年同じみたいですが、さりげなく色がかわっています。
気がついていました?

今年は応募はがきが戻ってこないという落選よりも悲しい結果になってしまったのですが、自衛隊音楽まつりが縁で知り合った方が誘ってくださったおかげで観ることができました。
本当に感謝、感謝です。m(__)m
その上なんと、第1回公演の開場待ち中に他のお客さまから第2回公演のチケットをいただいてしまい第2回公演まで観てきてしまったのでした。
ああこりゃびっくり!

1回終演後から2回開場までは1時間程しかないので「さすがに上の方の席だろーねぇ」と言っていたのですが、座席券をもらってまたまたびっくり。
C列?!(前から3列目)
正面エリアは待っている人が多かったので他のエリアにしたのですが、エリアの端っこの方の席が当たったため正面に近い位置だし、開場直前に並んでこんな良い席でいいのかしら?(^^; という感じでした。
会場は立見がでるぐらい満員だったのですが、巡りあわせがいいとこういうこともあるんですね。
もしかして、はがきが戻ってこなかったことに対する運の神様からのおわびかも?(笑)




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タンバリン 2

「惑星」以外にタンバリンが注目を浴びた演目がもう1つ。
陸音合同の打楽器ドリルです。
ドリルの中にタンバリンを使ったパフォーマンスがありました。
メンバーの中心で元気に演技する小柄な女性隊員の姿に、うしろのおばさまたちが「まぁ、かわいい!」と。
彼女と頭一つ分ぐらい体格が違って見える男性隊員もいたので、ぴぎーさんは「その「かわいい」にはおいちゃんたちも含くまれてるのか?」と心の中でつっこんでしまいました。(笑)
いや、どう考えても彼女ピンポイントで「かわいい」だろうなぁ。
本当にかわいかったですしね。




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タンバリン

中方音楽まつりのメモを読んでくれた知人からメールが届きました。
知人のおかあさまが「惑星」を聴いて、「タンバリン壊れないかしら?」と真剣に心配されていたそうです。
知人も知人のだんなさんもタンバリンに大注目だったようです。
うふふ、さすがぴぎーさんがイチオシの隊員さんだけありますね。
200人も奏者いる中で、知人一家の視線独占ですよ?(笑)

特別な音楽好きというわけではない知人一家の目を引いているので、おそらく他の観客の目もかなり引いているとみました。
うふふ、さすがぴぎーさんがイチオシの(以下省略)

どうもみんながあの力いっぱい風な叩きっぷりにびっくりしたみたいなのはちょっと意外でした。
わたしは格好良くタンバリンを見せた叩き方に「一回マネしてみよう……て、この間処分しちゃったじゃん」とかバカなこと考えていたのですが。(^^;
ん~、タンバリンに対するイメージが違うのかな?
子供のおもちゃの延長のイメージだとあの演奏は驚く……かもしれない。
てゆーか、まず「家で一人でタンバリンを叩いてどうするつもりだったのか」を自分に問うてみた方がいいですよね。(笑)




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【プログラム】平成22年度陸上自衛隊中部方面隊音楽まつり

兵庫県立芸術文化センターで行われた平成22年度中部方面隊音楽まつりを聴いてきましたよ?

創隊50周年記念
平成22年度陸上自衛隊
中部方面隊音楽まつり

2011年2月12日(11:00開演)
兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール
歩み続けて半世紀 そして新たなる夢へ

【演奏曲目】
  • 第1幕
    • 第1景
      • かけがえのない大地
    • 第2景
      • 「君が代」
  • 第2幕
    • 第1景
      • やまと
    • 第2景
      • 中部方面隊歌
    • 第3景
      • ボレロ
      • オペレッタ「天国と地獄」序曲
    • 第4景
      • 戦場のメリークリスマス
      • ありがとう
    • 第5景
      • サムライ
  • 第3幕
    • 第1景
      • スカイ・オブ・オーヴァーチェア
    • 第2景
      • 艦上の旭日
      • 行進曲「軍艦」
  • 第4幕
    • 第1景
      • 交響詩「フィンランディア
    • 第2景
      • 組曲「惑星」から 木星
  • アンコール
    • 未来へ
    • 大空
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊第10音楽隊
  • 陸上自衛隊第13音楽隊
  • 陸上自衛隊第14音楽隊
  • 陸上自衛隊滋賀十戦太鼓
  • 陸上自衛隊愛知三河陣太鼓
  • 陸上自衛隊信太菊水太鼓
  • 陸上自衛隊福知山酒呑太鼓
  • 陸上自衛隊姫路白鷺太鼓
  • 陸上自衛隊京都三施太鼓
  • 陸上自衛隊山口維新太鼓
  • 海上自衛隊呉音楽隊
  • 航空自衛隊中部航空音楽隊

今年は(というか今期)は中部方面隊創設50周年記念ということで、なかなか盛大なことになっていました。
海から呉音楽隊、空から中部航空音楽隊がゲスト出演です。
プログラムのデザインもいつもと違いポップな感じですし、構成も例年とはガラっと変えてきて、まさに「特別な」中部方面隊音楽まつりの雰囲気です。

ロビーコンサートのかわりでしょうか?
開演前に「男の群れ」が披露されました。
平成20年度の自衛隊音楽まつりのときも大概驚きましたが、今回もびっくりです。
海上自衛隊は「現状に適合し難い」と「海をゆく」の歌詞を変更しましたが、陸上自衛隊は「男の群れ」をガンガン押してきます。
こういうところは陸の方が案外頑ななのかもしれません。

オープニングはもちろん「かけがえのない大地」。
音楽隊はスクリーンの裏で演奏し、スクリーンには曲想にあわせた中部方面隊の映像が流れます。
おお、なんか曲がビジュアル化されてますよ?

第2部は中方管轄内の音楽隊の各音楽隊からパートごとの選抜奏者の合同演奏。
指揮は各音楽隊長が1曲交代です。
演奏している間、スクリーンに師団の部隊章が表示されているので「選抜の合同なのになんで師団の部隊章?」とおもったら、指揮者の部隊ですね。
ごめんね、ぴぎーさん理解力悪くて……。(^^;
最初は琴と木管のアンサンブル。
テーマは「心」で指揮は第10音楽隊隊長。
琴のリーダー、師範の免状をお持ちだという中方の隊員さんかな?
続いては第3音楽隊隊長の指揮でらっぱと音楽隊のドリル競演。
これ、公式ページで配信してくれないかなー。
曲がね、「中部方面隊歌」なんですよ。
配信して~、お願い~。
中方音楽まつりのらっぱ隊は毎回かなりレベル高めなのですが、今年は飛び抜けて音がいいので、「どこのらっぱだ?」と思ったら、音楽隊のトランペッターでした。
やられたっ!(笑)
第14音楽隊隊長は打楽器ドリルを指揮。
この打楽器ドリルがいかにも中部方面音楽まつりらしいノリで会場に笑いが起こります。
「ボレロ」に続いてマリンバとシロフォン(あれ? ビブラフォンだっけな??)で「天国と地獄」が演奏されるのですが、奏者が次から次にでてきては演奏中の奏者を押しのけては自分が演奏を始めます。
一人素晴らしい飛び蹴りを見せた隊員さんがいたのですが、それでも曲が途切れることもなく演奏されていたのはさすがというか……。
6人でぐるぐるとマリンバのまわりをまわりながら演奏したり、タンバリンのラインダンスがあったり、と、「笑わしてナンボ」の中方らしい演出でした。
ハンドベルの演奏は第13音楽隊の隊長の指揮で、指揮者以外は女性隊員のみで演奏。
ハンドベルの澄んだ音色に後ろの席のおばさまたちも「きれいな音やねー」とため息でした。
そして第2幕の最後は自衛太鼓です。
うわ~良かった~、維新太鼓復活してる~!
もうこっちでは維新太鼓聴けないんじゃないかと思ってただけに本当に嬉しい。
あと、神戸の時から気になっているのですが、白鷺、もしかして部員が減ってるとかなのかなぁ?
で、あいかわらず菊水が観客を……。(笑)
単独演奏のあと拍手起きてましたね。
今回締め太鼓と鉦2つでいつもより更に派手だったしなぁ。
合同演奏では中方の太鼓にしては珍しく竹がでていました。
会場中央の通路で十戦の太鼓がひとつ演奏していたのですが、この太鼓がずっと打ちっぱなしで、隊員さん大丈夫かいな? とちょっと心配に。
あと、位置的にその太鼓の真横に座る形になるお客さんがいて、そのお客さんも大丈夫かいな? と。
いくら太鼓好きだったとしても、あの位置で太鼓打たれたらたまらんと思いますです。(^^;

第3幕がゲストバンドの演奏。
「艦上の旭日」ってソマリア沖海賊の対処活動の初めての派遣の時に艦内で演奏会のCDを流したというのが紹介されたことがありましたが、今回の曲紹介の話だと対処活動中きりさめ艦内で毎日流されているみたいですね。
元は呉音の委嘱曲ですが、アマチュアバンドにも演奏されたりしているので、もうすでに「自衛隊のために書かれた曲」であることを知らない人もいるかもしれません。
それより呉音が「艦上の旭日」と「軍艦」の2曲を演奏したことにちょっと驚きました。
よくプログラム通ったなぁ。
呉音が2曲やるなら、中空音も当然2曲やりたいでしょうし、まだ合同演奏も控えている段階で海音に「軍艦」やられたら陸音も微妙でしょうしねぇ。
やりますね、呉音、あはは。
やっぱり演奏家たるものこれぐらいでなくっちゃね!
ゲストだからって遠慮してちゃダメですよね、「まつり」なんだから。
出演するからには観客全部持っていくぐらいの気概でいかなきゃ!
もうね、呉音の心意気というかなんというか、ここでしっかりちゃっかり「軍艦」を演奏した呉音に笑っちゃうぐらい感動してしまいました。
他の楽隊もこれぐらいやったらおもしろいんだけど。
収集つかなくなったとしても、まつり、まつり。(笑)<超絶無責任。

最後は総勢約200名の合同演奏。
これをまとめた中方音の隊長はすごいなぁ。
あと、これ、どうやって練習したんだろう?

アンコールは「大空」。
ああ、なんだか中空音、割を食っちゃいましたね。
中方のイベントなので「大空」は仕方ないにしても、呉音もちゃっかり「軍艦」をやったもんだから、中空音だけ制式行進曲やりそこねた感じに。

あ、そうそう、個人的に「惑星」はタンバリンです。
誰がなんと言ってもタンバリンです。
曲の最後がカッコ良かったので、絶対タンバリンです。
なんかいつも呉音のこの隊員さんと東音のティンパニの隊員さん押してるような気がしなくもないんだけど、キニシナイ!(笑)

最後は全出演者が客席に降りてのエンディング。
今年もちょうど目の前に生らっぱ(ヘンな言い方するな)でクラクラしたぴぎーさんです。
ふと隊員さんの名札をみると「3BAND」と書かれていました。
うん、間違いなく今年のらっぱは音楽隊員だ。(笑)




| 音楽まつり::方面隊音楽まつり | 11:36 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【プログラム】第3師団音楽フェスタin奈良

なら100年会館で行われた第3師団音楽フェスタin奈良を聴いてきましたよ?

第3師団創立50周年
第3師団音楽フェスタin奈良

2011年2月5日(13:30開演)
なら100年会館大ホール
【演奏曲目】
  • オープニング(ザ・ジエイタイ)
    • ファンファーレ
      • グランドマーチ
    • 儀仗
      • 君が代
  • 第1部 体で感じて(守り続けて50年
    • 第1景
      • 友情の絆
    • 第2景
      • 自衛官への道
  • 第2部 心で開いて(強い絆)
    • 第1景
      • サックスアンサンブル※1
      • MY HART WILL GO ON
      • パイレーツ・オブ・カリビア
      • 宇宙戦艦ヤマト
      • バードランド
    • 第2景
      • 制服トークショー
    • 第3景※2
      • ジョイフル・ポケット
      • ハロードーリー!
      • 宝島
  • 第3部 体で感じて(飛躍)
    • 第1景
      • エイサー演舞
    • 第2景
      • インサイドアウト
    • 第3景
      • 太鼓隊合同演奏
  • フィナーレ
    • 大合同演奏
      • 師団創立50周年記念曲
      • もののけ姫
    • 全員合唱
      • サライ
    • 退場
      • 軍艦マーチ

    ※1:第2回公演(招待公演)のみ
    ※2:第1回公演のみ
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 師団らっぱ隊
  • 福知山駐屯地音楽同好会
  • 信太山駐屯地音楽同好会
  • 福知山酒呑太鼓
  • 信太菊水太鼓
  • 姫路白鷺太鼓
  • 京都三施太鼓
  • 演技隊
  • 儀仗隊
  • 演技支援隊
  • 千僧わっしょい踊り隊
  • 第7普通科連隊エイサー隊
  • 天理高等学校吹奏楽部

音楽フェスタのちらしをもらったとき、「豚汁無料」の文字に目が釘付けに。
わたしも大概あちこちまわりましたが、ゴシック体で「豚汁無料」と書かれた音楽会のちらしは初めて見ました。(笑)
1月にコンサート前に豚汁の振る舞いがあったコンサートが夙川でありましが、まぁ普通、コンサートに豚汁というのは聞きません。
ワインや日本酒付きというのはわりとありますが。
豚汁の炊き出しはある意味陸上自衛隊のお家芸ともいうべきものなので、第3師団を知ってもらうという意味ではらしくて良いかと。

今回は前回の出演者に更に福知山駐屯地のエイサー隊も加わりました。
吹奏楽部は奈良ということで天理高等学校吹奏楽部が出演でした。
前回に続いて今回も三施太鼓を「大久保三施設太鼓」とプログラムで紹介されていたのが、もうどうにも気になって……。(^^;
写真は「京都三施太鼓」ののぼりが写ったものを使って、記載は「大久保三施太鼓」ってあんまりじゃないかと。
あと、招待公演を「第2回公演」という表現でプログラムに記載するのはどうなのかなぁ……。
今回は一般公演と招待公演で演奏曲が違ってきているのでプログラムに違いを表記する必要があったことは理解できるし、おそらく「招待公演」と表記することで出てくるであろう苦情の方を避けたかったのだろうということも想像がつくのですが、やっぱりここは「招待公演」=「公募されない特別公演」ということははっきりさせておいた方がいいのではないかと思ったりするぴぎーさんです。

とまぁ、あいかわらずいろいろと思うこともあるわけですが、とりあえず内容をざっとメモっときます。
総体的な印象としては、構成は前回と同じなのですが、なんとなく前回よりあsっさり風味……のような気が。
ぴぎーさん的見所、聴き所は、初演場所を3音の定期演奏会ではなくこっちに持ってきた「師団創立50周年記念曲」と、駐屯地音楽隊の単独ドリルです。
あと、自衛太鼓はやっぱり菊水太鼓がおいしいとこ持っていったなと。(笑)
自衛官の仕事を紹介する寸劇は今回は「ヤマトマモルくんの入隊から定年退官まで」となっていました。
前回の自衛官の1日を紹介する寸劇でも非常呼集から災害出動で救助活動までする密度の濃い1日でしたが、今回は一気に36年です。
やっぱり今回も非常呼集ありましたし、ナレーションだけでしたがヤマトマモルくん、海外派遣も行ってるっぽいし……短時間に凝縮しすぎ~。(笑)

今回もファンファーレで開演です。
ファンファーレに続いて小長谷宗一作曲の「グランドマーチ」が始まります。
この「グランドマーチ」にのって第3師団隷下部隊の旗が順に登場してきます。
まず下手から登場した連隊旗は部隊が一旦舞台を下り、会場内を通って左右の花道に整列していきます。
第37普通科連隊の旗手は女性の方でした。
女性旗手というのはめずらしいですね。
連隊期のあとに隊旗、管轄区域内の県旗と続くのですが、県旗は下手から上手に通過していくだけなので「えぇぇ~中央で一旦止まんないの?!」と思っていたら、さすがに最後に登場した奈良県旗だけは中央で敬礼していきました。
前回は「会場の和歌山県民に敬意を表して」の栄誉礼があったのですが、今回は「ご来場のみなさま」への栄誉礼ということだったので、ぴぎーさんも冠譜4回いただきましたよ?(笑)

第3師団選抜のらっぱ隊、今年は「友情の絆」できました。
平成19年度の中部方面隊音楽まつりで13音と第13旅団選抜らっぱ隊がやったあれです。
「行進曲「友情の絆」スペシャルアレンジ」!
なんか微妙にかわっていましたけど。
アレンジなのか指揮者の表現の違いかわからないとこもあったのですが、とりあえず「行進曲「友情の絆」スペシャルアレンジ2011」と命名しておきます。<勝手に曲名つけるな。

第2部第1景の最初3曲はは3音と福知山、信太山の駐屯地音楽隊の単独演奏のメドレーです。
前述のとおりここで、福知山と信太山が単独ドリルを披露。
いや~、いいものが見られました。
駐屯地音楽隊、マーチングはやりつけているでしょうがさすがにドリルは普段やらないでしょうし、多分今回のために練習を重ねてきたのでしょうね。
時間的なものもあるので3隊ともそんなに込み入ったドリルではなかったのですが、福地山と信太山には「がんばったで賞」を贈呈したいです。
逆に3音はさすが専務隊! という感じでしたね。
そして3隊合同で「バードランド」を。
各隊からトランペットソロが登場してのトランペットの競演も。

「師団創立50周年記念曲」は音楽隊員による作曲だそうです。
これ、曲名ついていないのでしょうか?
まさか「強い絆と新たな飛翔」をそのまんま曲名にしちゃったとか?!
てっきり定期演奏に(オープンイベントでの)初演を持ってくるものだと思っていたので、ちょっと意外。
師団創立の記念曲なので、創立50周年記念の師団イベントの方に初演を持ってくるのが筋だとは思うのですが、楽曲として考えると、やっぱり演奏会にかけて欲しいなぁと思わなくもないわけで。
定期の方が演奏の環境もいいですし、「音楽を聴く体勢」の観客も定期の方が多いですしね。
ファンファーレで始まる明るいマーチです。
中間部で少し暗くなったものが段々と明るくなったりしているので、「3師団の50年とこれから」を表現しているのじゃないかなぁと思ったりしたのですが、どうでしょう?
定期では解説があると思うので、定期の入場整理券が当たるように祈っておきます。

自衛太鼓は4つ。
最初は各太鼓から締め太鼓がでて、4人でパフォーマンス。
笑いを挟みつつ、最後に菊水の鉦で落として終了。
あはは、また、そうやっておいしいとこを持っていく~。(笑)>菊水
その後は合同~単独~合同という流れで。
単独演奏のとき、菊水の締め太鼓を叩いているのが部長さんではないみたいなので「おや?」と思っていたら、単独演奏と合同演奏の間に抱え太鼓を持って一人で登場されました。
舞台を降りて会場で独演会状態。(笑)
毎度のことながらこの方の観客の掴む力には感心します。
音楽隊との合同演奏ということで、「もののけ姫」にも太鼓が登場したのですが、これね、太鼓が全力だすと吹奏楽が飛んじゃうのですよ。
吹奏楽の人数に対して、三尺2つは多かったのじゃないかなぁ。
太鼓が音楽隊の前にいたので余計に太鼓の音が勝っちゃったというのもあるかな?
太鼓と吹奏楽がきれいに呼応している部分もあっただけに全体的にもったいない感じがしました。
同じ曲にさんさ踊りをあわせたドリルを東北方音が平成21年度の自衛隊音楽まつりで見せてくれましたが、あれが印象にあるせいか、余計もったいない感が増すのですよねぇ。

福地山のエイサー隊は福知山以外で見られるのは珍しいかな。
もっともクローズドの行事なんかだとこっち方面にも出てきてはいるようですが。
「唐船ドーイ」を元気一杯披露してくれました。
伊丹わっしょチームは今回は「千僧わっしょう踊り隊」名義で。
もしかしたら、今後は「伊丹わっしょい」もこの名前ででるのかもしれないですね。
「インサイドアウト」は「伊丹わっしょい」でグランプリを受賞したときの演技だそうです。
中部方面隊創立記念行事でも披露していました。
今回はアレンジを加えたので「インサイドアウト」2011バージョンだそうです。
変更点、フォーメーションがちょっと変わっていたのだけはわかりました。(^^;

退場は「軍艦」が始まったのでふくかと思いました。(開演前にきっちりとプログラムは読まないので「軍艦」がプログラムにのっているのに気がつかなかった)
陸のイベントで終曲が「軍艦」っていいの?(^^;

そうそう、アンケートに「大和の国にちなんだ選曲はいかがでしたか?」みたいな質問があったのですが、ぴぎーさん、本気で「どれがその曲ですか?」と書きそうになりました。(^^;
途中、船出がどーとかで無理やり「大和の国」に持って行こうとしていましたが、強引すぎて「ちょっと何言ってるからわからない」状態でしたよ、ぴぎーさんは。
プログラムにも「大和の国をイメージし」とあったのですが、ミス奈良にミス奈良の衣装ではなく自衛隊の制服を着せていたりするあたり、むしろ「奈良」らしさを消してるのじゃないかと思わなくもないのですが……。
あの質問、みんななんて答えたんだろう?
あ!、今気がついたけれど、もしかして「大和の国」って「大和国(やまとのくに)=奈良」という意味じゃなくて「日本」というつもりで使ってます?




| 音楽まつり::その他 | 11:56 PM | comments (2) | trackback (x) |


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【動画】ドラムメジャー@Singapore Armed Forces Central Band

今更なのですが、昨年の音楽まつりでのSAFセントラルのドラムメジャーです。
シンガポール軍楽隊のドリル動画をiPod用に変換するついでに、ドラムメジャーの見せ場だけ切り出してみました。



平成22年度自衛隊音楽まつり
2010年11月19日:日本武道館



個人的にはバトンを右から左へ持ち替えてから敬礼までの動作が気に入っています。
とりあえずこれを見てると、なんとなくバトン(さすがにメジャーバトンじゃなくチアバトンですが)をまわしたくなって困ります。(笑)




| 音楽まつり::自衛隊音楽まつり | 12:39 AM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (自衛太鼓)


今年、開場待ちの間お話しした方も「日本なら太鼓でしょ!」と自衛太鼓を一押しでした。
毎年いろんな方とお話しするのですが、何度も音楽まつりに来られているような方は決まって「太鼓が楽しみ!」とおっしゃいます。
課外活動としてがんばっている自衛太鼓が褒められると、なんだか自分のことのように嬉しくなってしまうぴぎーさんです。

さて、そんな今年の自衛太鼓です。
今年はステージ後ろの観客席にも太鼓が配置されています。
そして各太鼓ののぼりがステージ前方に勢ぞろい。
「ああ、今年もアルプスでてきたー」と一安心したり、ひさしぶりな名前を目にして個別演奏に期待が膨らんだりと、ぴぎーさん大忙し。(笑)(※ぴぎーさん、開演前にプログムをほとんど読まないので、どこが出演するかは登場するまでわかりません)
が……。
なんだろう? 何か足りない気がする。
数? 数が減ってる?
慌ててのぼりを数えるとのぼりは12本。
昨年より1チーム減っているので、そのせい?
数が少ないことを確認しても、やっぱりまだなにか足りないような気がしてしょうがない。
なんでだろう?
と、ぴぎーさんがそんなことを考えている間にのぼりはステージ奥に移動して、音楽まつりではお馴染みの中央に各方面隊のトップチームののぼり、左右にそれ以外のチームののぼりに分かれます。
今回は12チームなので、中央、左右とも4本ずつののぼりが並びました。
……
……
……
……え?
ええっ?
えええええーっ?!
中央4本?!
陸の方面隊5つですがなーっ!!
慌ててのぼりを確認します。
熊本八特太鼓、北海自衛太鼓、八戸陣太鼓、武山自衛太鼓……って、ちょっと待て、我が街中部方面はどーした?!
更に左右ののぼりを確認します。
空自芦屋祇園太鼓、(中略)船岡さくら太鼓、信太菊す……って、ええっ、菊水でてるの?
今年の武道館、酒吞太鼓のはずだよね? ……信太山菊水太鼓、滝ヶ原雲海太鼓、福知山酒吞太鼓。
あ、良かった、酒吞太鼓もちゃんといる。
そうか、今年は十戦でなかったんだ。
だから中央に中方の太鼓ののぼりがないと。
こういう場合、菊水ののぼりが中央に立つわけではないのですね。
指導役チームの位置付けというのはある意味階級みたいなものかな?
あくまでも中央は方面隊内の指導役を担うチームの場所であって、それ以外のチームが位置することはない、と。
うん、またひとつ勉強になりました。φ(..)メモメモ

今年のお久しぶり組は滝川しぶき太鼓と滝ヶ原雲海太鼓の2組。
武道館に帰ってきてくれて嬉しいです。
1度でも出たことがあるところが何年も出なくなると心配で、心配で。(^^;
ところで雲海太鼓の半被のデザイン見ていて思ったのですが、これ→
やっぱり富士山ですよね?

今年目を引いたのは熊本八特太鼓。
竹を打っていました。
更に奏者は女性。
加工して製造された洗練された打楽器ではなく、竹をそのままを使うというある意味最も原始的ともいえる打楽器を女性が力強く打つ様子はそのコントラストの素晴らしさもあって、目が釘付けでした。
竹の位置がかなり低いので、かなりきつそうな姿勢でしたが、あの姿勢で打つからこその意味もあるのでしょうね。


芦屋祇園太鼓は鳴り物の音が聞こえるのに、どこで打っているのかわからず必死で探してしまいました。
やっと真ん中(中心)でチャッパを鳴らしている人がいることに気づいたときには祇園の演奏終わっちゃったよ……。_| ̄|○

あとはまぁ、例によって菊水のストーカー状態。(笑)
どうしても菊水に目がいっちゃうんですよね。
菊水、あいかわらずフルスロットルです。
部長さん(多分)なんて、フィナーレの「WAになっておどろう」でも全身で踊っていらっしゃいましたが、「太鼓以外も全力!」な様子には毎回本当に感心してしまいます。
わりと小柄な方なのですが、いつも元気いっぱい、力いっぱいです。
わたしが菊水太鼓が好きな理由はこういうところにあるのかもしれません。
中方音が好きな理由のそうですが「本業以外でもやるからには徹底的に」というノリが好きなんですよね。
もしかしてこれって関西的な感覚かな?
菊水のみなさま、「脱げちゃんじゃないだろうか?」と思うぐらいに半被が舞っていました。
下の写真は知人が撮影したものですが、半被のはだけっぷりが良かったので(笑)許可を貰って使わせてもらいました。


そうそう女性の方が入ったようですね。
今年信太山の記念行事に行けなかったので初めてお見受けしました。<ダメじゃん、ストーカー(笑)のくせに。

もう一つの中方チーム、酒呑太鼓ももちろん大活躍。

酒吞も締太鼓を女性が打っていらっしゃいました。
最近はチームに女性が混じっているのも珍しくなくなってきましたね。
今回は女性が前に出てきているところも多くて目をひきました。

今年は太鼓の合同演奏とは別に「吹奏楽のためのラプソディー」もあったので大変だったのじゃないかなぁ。
洋楽器奏者と和楽器奏者があわせるのって、素人が思ってる程簡単な話でもないようなことを昔読んだ記憶があるのですが、そういう意味では音楽隊側で和太鼓を担当してる人もやりにくそうですよね。


無理矢理全景を収めているので小さくてわかりにくいのですが、部隊奥中央のステージと上手側ステージに音楽隊がいます。
中央ステージには音楽隊員の打つ長胴太鼓も乗っています。
奥のステージ前左右に五尺、三尺の大太鼓。
その前中央に長胴が並び、手前には陸海空自衛隊の音楽隊と米陸軍と海兵隊の軍楽隊の混成バンドが並んでいます。
広い舞台に間隔をあけて並んでいるので大した人数ではないように感じるのですが、実際は100人以上いるのですから、びっくりですよね。

そうそう、あとからプログラムをみたら「13個チーム」と紹介されていました。
プログラムには福岡防人太鼓の名前があるのですが、防人太鼓は今回出演していません。
もともとは出る予定になっていたのか、単なるミスなのかどっちでしょう?
もし出演が取りやめになったのだったとしたら残念だなぁ……。




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