2011,02,12, Saturday
【プログラム】平成22年度陸上自衛隊中部方面隊音楽まつり
兵庫県立芸術文化センターで行われた平成22年度中部方面隊音楽まつりを聴いてきましたよ?
今年は(というか今期)は中部方面隊創設50周年記念ということで、なかなか盛大なことになっていました。
海から呉音楽隊、空から中部航空音楽隊がゲスト出演です。
プログラムのデザインもいつもと違いポップな感じですし、構成も例年とはガラっと変えてきて、まさに「特別な」中部方面隊音楽まつりの雰囲気です。
ロビーコンサートのかわりでしょうか?
開演前に「男の群れ」が披露されました。
平成20年度の自衛隊音楽まつりのときも大概驚きましたが、今回もびっくりです。
海上自衛隊は「現状に適合し難い」と「海をゆく」の歌詞を変更しましたが、陸上自衛隊は「男の群れ」をガンガン押してきます。
こういうところは陸の方が案外頑ななのかもしれません。
オープニングはもちろん「かけがえのない大地」。
音楽隊はスクリーンの裏で演奏し、スクリーンには曲想にあわせた中部方面隊の映像が流れます。
おお、なんか曲がビジュアル化されてますよ?
第2部は中方管轄内の音楽隊の各音楽隊からパートごとの選抜奏者の合同演奏。
指揮は各音楽隊長が1曲交代です。
演奏している間、スクリーンに師団の部隊章が表示されているので「選抜の合同なのになんで師団の部隊章?」とおもったら、指揮者の部隊ですね。
ごめんね、ぴぎーさん理解力悪くて……。(^^;
最初は琴と木管のアンサンブル。
テーマは「心」で指揮は第10音楽隊隊長。
琴のリーダー、師範の免状をお持ちだという中方の隊員さんかな?
続いては第3音楽隊隊長の指揮でらっぱと音楽隊のドリル競演。
これ、公式ページで配信してくれないかなー。
曲がね、「中部方面隊歌」なんですよ。
配信して~、お願い~。
中方音楽まつりのらっぱ隊は毎回かなりレベル高めなのですが、今年は飛び抜けて音がいいので、「どこのらっぱだ?」と思ったら、音楽隊のトランペッターでした。
やられたっ!(笑)
第14音楽隊隊長は打楽器ドリルを指揮。
この打楽器ドリルがいかにも中部方面音楽まつりらしいノリで会場に笑いが起こります。
「ボレロ」に続いてマリンバとシロフォン(あれ? ビブラフォンだっけな??)で「天国と地獄」が演奏されるのですが、奏者が次から次にでてきては演奏中の奏者を押しのけては自分が演奏を始めます。
一人素晴らしい飛び蹴りを見せた隊員さんがいたのですが、それでも曲が途切れることもなく演奏されていたのはさすがというか……。
6人でぐるぐるとマリンバのまわりをまわりながら演奏したり、タンバリンのラインダンスがあったり、と、「笑わしてナンボ」の中方らしい演出でした。
ハンドベルの演奏は第13音楽隊の隊長の指揮で、指揮者以外は女性隊員のみで演奏。
ハンドベルの澄んだ音色に後ろの席のおばさまたちも「きれいな音やねー」とため息でした。
そして第2幕の最後は自衛太鼓です。
うわ~良かった~、維新太鼓復活してる~!
もうこっちでは維新太鼓聴けないんじゃないかと思ってただけに本当に嬉しい。
あと、神戸の時から気になっているのですが、白鷺、もしかして部員が減ってるとかなのかなぁ?
で、あいかわらず菊水が観客を……。(笑)
単独演奏のあと拍手起きてましたね。
今回締め太鼓と鉦2つでいつもより更に派手だったしなぁ。
合同演奏では中方の太鼓にしては珍しく竹がでていました。
会場中央の通路で十戦の太鼓がひとつ演奏していたのですが、この太鼓がずっと打ちっぱなしで、隊員さん大丈夫かいな? とちょっと心配に。
あと、位置的にその太鼓の真横に座る形になるお客さんがいて、そのお客さんも大丈夫かいな? と。
いくら太鼓好きだったとしても、あの位置で太鼓打たれたらたまらんと思いますです。(^^;
第3幕がゲストバンドの演奏。
「艦上の旭日」ってソマリア沖海賊の対処活動の初めての派遣の時に艦内で演奏会のCDを流したというのが紹介されたことがありましたが、今回の曲紹介の話だと対処活動中きりさめ艦内で毎日流されているみたいですね。
元は呉音の委嘱曲ですが、アマチュアバンドにも演奏されたりしているので、もうすでに「自衛隊のために書かれた曲」であることを知らない人もいるかもしれません。
それより呉音が「艦上の旭日」と「軍艦」の2曲を演奏したことにちょっと驚きました。
よくプログラム通ったなぁ。
呉音が2曲やるなら、中空音も当然2曲やりたいでしょうし、まだ合同演奏も控えている段階で海音に「軍艦」やられたら陸音も微妙でしょうしねぇ。
やりますね、呉音、あはは。
やっぱり演奏家たるものこれぐらいでなくっちゃね!
ゲストだからって遠慮してちゃダメですよね、「まつり」なんだから。
出演するからには観客全部持っていくぐらいの気概でいかなきゃ!
もうね、呉音の心意気というかなんというか、ここでしっかりちゃっかり「軍艦」を演奏した呉音に笑っちゃうぐらい感動してしまいました。
他の楽隊もこれぐらいやったらおもしろいんだけど。
収集つかなくなったとしても、まつり、まつり。(笑)<超絶無責任。
最後は総勢約200名の合同演奏。
これをまとめた中方音の隊長はすごいなぁ。
あと、これ、どうやって練習したんだろう?
アンコールは「大空」。
ああ、なんだか中空音、割を食っちゃいましたね。
中方のイベントなので「大空」は仕方ないにしても、呉音もちゃっかり「軍艦」をやったもんだから、中空音だけ制式行進曲やりそこねた感じに。
あ、そうそう、個人的に「惑星」はタンバリンです。
誰がなんと言ってもタンバリンです。
曲の最後がカッコ良かったので、絶対タンバリンです。
なんかいつも呉音のこの隊員さんと東音のティンパニの隊員さん押してるような気がしなくもないんだけど、キニシナイ!(笑)
最後は全出演者が客席に降りてのエンディング。
今年もちょうど目の前に生らっぱ(ヘンな言い方するな)でクラクラしたぴぎーさんです。
ふと隊員さんの名札をみると「3BAND」と書かれていました。
うん、間違いなく今年のらっぱは音楽隊員だ。(笑)
創隊50周年記念 平成22年度陸上自衛隊 中部方面隊音楽まつり 2011年2月12日(11:00開演) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール | 歩み続けて半世紀 そして新たなる夢へ
【演奏曲目】
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【出演】
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今年は(というか今期)は中部方面隊創設50周年記念ということで、なかなか盛大なことになっていました。
海から呉音楽隊、空から中部航空音楽隊がゲスト出演です。
プログラムのデザインもいつもと違いポップな感じですし、構成も例年とはガラっと変えてきて、まさに「特別な」中部方面隊音楽まつりの雰囲気です。
ロビーコンサートのかわりでしょうか?
開演前に「男の群れ」が披露されました。
平成20年度の自衛隊音楽まつりのときも大概驚きましたが、今回もびっくりです。
海上自衛隊は「現状に適合し難い」と「海をゆく」の歌詞を変更しましたが、陸上自衛隊は「男の群れ」をガンガン押してきます。
こういうところは陸の方が案外頑ななのかもしれません。
オープニングはもちろん「かけがえのない大地」。
音楽隊はスクリーンの裏で演奏し、スクリーンには曲想にあわせた中部方面隊の映像が流れます。
おお、なんか曲がビジュアル化されてますよ?
第2部は中方管轄内の音楽隊の各音楽隊からパートごとの選抜奏者の合同演奏。
指揮は各音楽隊長が1曲交代です。
演奏している間、スクリーンに師団の部隊章が表示されているので「選抜の合同なのになんで師団の部隊章?」とおもったら、指揮者の部隊ですね。
ごめんね、ぴぎーさん理解力悪くて……。(^^;
最初は琴と木管のアンサンブル。
テーマは「心」で指揮は第10音楽隊隊長。
琴のリーダー、師範の免状をお持ちだという中方の隊員さんかな?
続いては第3音楽隊隊長の指揮でらっぱと音楽隊のドリル競演。
これ、公式ページで配信してくれないかなー。
曲がね、「中部方面隊歌」なんですよ。
配信して~、お願い~。
中方音楽まつりのらっぱ隊は毎回かなりレベル高めなのですが、今年は飛び抜けて音がいいので、「どこのらっぱだ?」と思ったら、音楽隊のトランペッターでした。
やられたっ!(笑)
第14音楽隊隊長は打楽器ドリルを指揮。
この打楽器ドリルがいかにも中部方面音楽まつりらしいノリで会場に笑いが起こります。
「ボレロ」に続いてマリンバとシロフォン(あれ? ビブラフォンだっけな??)で「天国と地獄」が演奏されるのですが、奏者が次から次にでてきては演奏中の奏者を押しのけては自分が演奏を始めます。
一人素晴らしい飛び蹴りを見せた隊員さんがいたのですが、それでも曲が途切れることもなく演奏されていたのはさすがというか……。
6人でぐるぐるとマリンバのまわりをまわりながら演奏したり、タンバリンのラインダンスがあったり、と、「笑わしてナンボ」の中方らしい演出でした。
ハンドベルの演奏は第13音楽隊の隊長の指揮で、指揮者以外は女性隊員のみで演奏。
ハンドベルの澄んだ音色に後ろの席のおばさまたちも「きれいな音やねー」とため息でした。
そして第2幕の最後は自衛太鼓です。
うわ~良かった~、維新太鼓復活してる~!
もうこっちでは維新太鼓聴けないんじゃないかと思ってただけに本当に嬉しい。
あと、神戸の時から気になっているのですが、白鷺、もしかして部員が減ってるとかなのかなぁ?
で、あいかわらず菊水が観客を……。(笑)
単独演奏のあと拍手起きてましたね。
今回締め太鼓と鉦2つでいつもより更に派手だったしなぁ。
合同演奏では中方の太鼓にしては珍しく竹がでていました。
会場中央の通路で十戦の太鼓がひとつ演奏していたのですが、この太鼓がずっと打ちっぱなしで、隊員さん大丈夫かいな? とちょっと心配に。
あと、位置的にその太鼓の真横に座る形になるお客さんがいて、そのお客さんも大丈夫かいな? と。
いくら太鼓好きだったとしても、あの位置で太鼓打たれたらたまらんと思いますです。(^^;
第3幕がゲストバンドの演奏。
「艦上の旭日」ってソマリア沖海賊の対処活動の初めての派遣の時に艦内で演奏会のCDを流したというのが紹介されたことがありましたが、今回の曲紹介の話だと対処活動中きりさめ艦内で毎日流されているみたいですね。
元は呉音の委嘱曲ですが、アマチュアバンドにも演奏されたりしているので、もうすでに「自衛隊のために書かれた曲」であることを知らない人もいるかもしれません。
それより呉音が「艦上の旭日」と「軍艦」の2曲を演奏したことにちょっと驚きました。
よくプログラム通ったなぁ。
呉音が2曲やるなら、中空音も当然2曲やりたいでしょうし、まだ合同演奏も控えている段階で海音に「軍艦」やられたら陸音も微妙でしょうしねぇ。
やりますね、呉音、あはは。
やっぱり演奏家たるものこれぐらいでなくっちゃね!
ゲストだからって遠慮してちゃダメですよね、「まつり」なんだから。
出演するからには観客全部持っていくぐらいの気概でいかなきゃ!
もうね、呉音の心意気というかなんというか、ここでしっかりちゃっかり「軍艦」を演奏した呉音に笑っちゃうぐらい感動してしまいました。
他の楽隊もこれぐらいやったらおもしろいんだけど。
収集つかなくなったとしても、まつり、まつり。(笑)<超絶無責任。
最後は総勢約200名の合同演奏。
これをまとめた中方音の隊長はすごいなぁ。
あと、これ、どうやって練習したんだろう?
アンコールは「大空」。
ああ、なんだか中空音、割を食っちゃいましたね。
中方のイベントなので「大空」は仕方ないにしても、呉音もちゃっかり「軍艦」をやったもんだから、中空音だけ制式行進曲やりそこねた感じに。
あ、そうそう、個人的に「惑星」はタンバリンです。
誰がなんと言ってもタンバリンです。
曲の最後がカッコ良かったので、絶対タンバリンです。
なんかいつも呉音のこの隊員さんと東音のティンパニの隊員さん押してるような気がしなくもないんだけど、キニシナイ!(笑)
最後は全出演者が客席に降りてのエンディング。
今年もちょうど目の前に生らっぱ(ヘンな言い方するな)でクラクラしたぴぎーさんです。
ふと隊員さんの名札をみると「3BAND」と書かれていました。
うん、間違いなく今年のらっぱは音楽隊員だ。(笑)
| 音楽まつり::方面隊音楽まつり | 11:36 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
>演奏している間、スクリーンに師団の部隊章が表示されているので
>「選抜の合同なのになんで師団の部隊章?」とおもったら、指揮者の部隊ですね。
なるほどそうだったンですネ
kunnyも同じ疑問を持てったのですが ぴぎーさんの記事を読んで謎が解けました
いつもながら勉強になります(^^;
>「選抜の合同なのになんで師団の部隊章?」とおもったら、指揮者の部隊ですね。
なるほどそうだったンですネ
kunnyも同じ疑問を持てったのですが ぴぎーさんの記事を読んで謎が解けました
いつもながら勉強になります(^^;
| kunny | EMAIL | URL | 2011/02/13 10:09 PM | aK6gPyIk |
>kunnyさま
あ、良かった。
部隊章の意味に悩んだのはわたしだけじゃなかったんですね。(笑)
奈良のアンケートもそうですが、同じような疑問をもってくださる方がいて心強いです。
最初にkunnyさんにいただいたコメントがなぜかブログのスパムチェックにひっかかっていて保留扱いになっていてました。
いままでコメントに気づかずに、ごめんなさい。
あ、良かった。
部隊章の意味に悩んだのはわたしだけじゃなかったんですね。(笑)
奈良のアンケートもそうですが、同じような疑問をもってくださる方がいて心強いです。
最初にkunnyさんにいただいたコメントがなぜかブログのスパムチェックにひっかかっていて保留扱いになっていてました。
いままでコメントに気づかずに、ごめんなさい。
| ぴぎー | EMAIL | URL | 2011/02/13 11:01 PM | uHhVI0Rc |