【プログラム】海上自衛隊舞鶴音楽隊第47回定期演奏会

舞鶴市総合文化会館で行われた海上自衛隊舞鶴音楽隊第47回定期演奏会を聴いてきましたよ?

海上自衛隊舞鶴音楽隊
第47回定期演奏会
舞鶴市民音楽の夕べ

2013年2月23日(17:00開演)
舞鶴市総合文化会館大ホール
【演奏曲目】
  • ロビーコンサート
    • ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)
    • ゴスペルタイム(J.アグレル)
  • 1部
    • ウィーンはいつもウィーン(J.シュランメル)
    • イーグル・ベンド序曲(J.バーンズ)
    • スラヴ行進曲(P.I.チャイコフスキー)
    • 交響詩「フィンランディア」(J.シベリウス)
  • 2部
    • フニクリ・フニクラ狂詩曲(L.デンツァ)
    • 砂山(中山晋平)
    • 舞鶴地方隊創設60周年記念委嘱作品
      行進曲「博奕岬の光」(酒井格)
    • 舞鶴地方隊創設60周年記念委嘱作品
      ~冠島今昔~ 鳥たちの楽園(清水大輔)
    • 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」(伊藤康英)
      I. 祈り
      II. 唄
      III. 祭り
  • アンコール
    • 早春賦(中田章)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

いいかげん歌詞カード持参のカラオケ満喫オヤジをなんとかしていただきたいのですが。
アンコールだけではなく、メインプログラムもこのノリでいこうとチャレンジされていましたよ……失敗していましたけれど。
他の方々の反応を見聞きしていると、もう少し離れたところから見ていたときに考えていた以上に広範囲に迷惑がかかっていますね。
音楽の楽しみ方はいろいろあって然るべきですが、楽しみ方にもTPOというものがあるのはあたりまえの話ではないかと。
以前も書きましたが演奏を聴いて思わず歌を口ずさんだり手拍子を打つのと、件の方のように「みんなで歌いましょう」という形式ではない演奏会に歌う気満々で歌詞カードを持ってきて大声で歌う、演奏が始まる前から手拍子を打つ用意をしているというのは意味が全然違います。
よっぽどアンケートに書こうかと思ったのですが、Piggy Booが書いたのがバレそうな気がしたので自重してしまいました。
書いたことがわかるのは別にいいのですが、「もしかしてPiggy Booって京都市に住んでる自営業?」みたいなことを思われるのがイヤなのよ~。
でも次も野放しだったら書くわ。
ブログのアドレスも入れて書くわよ、その時は。(それは書かんでいいから)

そんなこんなで舞音の定期演奏会です。
ロビーコンサートはトロンボーン4重奏だったのですがおもしろいものが聴けました。
pBONE←これ。
この4色のトロンボーンで1曲目が演奏されました。
色が塗ってあるのではなくプラスチック製のトロンボーンです。
マウスピースもプラスッチク製だとか。
pBONEという名前です。
発売以降それなりに話題になっていたのですが「意外と吹くのに技術が必要な中級者以上向けのよくできたおもちゃ」という評価が多く、「「中級以上向けのおもちゃ」ってどんなよ?」ちょっと気になっていました。
プロ奏者が吹いているからだとは思うのですが、トロンボーンらしい音がしています。
音だけ聴かされたらわたしレベルじゃトロンボーンかpBONEわからないのじゃないかな?
ただなんていうか、奏者の技量がでそうな音だなーとは思いました。
「中級以上用のおもちゃ」と評されるのはそのあたりにあるのかもしれません。
で、pBoneばっかり見てたら1曲目がなんだったか忘れちゃいました。(^^;
2曲目も「ロンドンデリーの歌」か「ダニー・ボーイ」のどっちで紹介されたんだっけ? と悩んだし、他に気をとられるとテキメンで記憶が飛ぶ今日この頃……。
「ゴスペルタイム」はソロありかけあいありで聴き所いろいろの曲です。
ロビーコンサート、なんかエライことになっていたところもありましたが、おもしろいものも聴けたし楽しかったです。

今回は自衛隊の委嘱曲が3つ(「博奕岬の光」「鳥たちの楽園」「ぐるりよざ」)もあって「イーグル・ベンド序曲」もあるので、吹奏楽曲率高めのプログラムでした。
それ以外はクラッシク音楽や吹奏楽ファンでもなくても聞いたことあるような曲が選ばれています。
舞鶴ではお馴染みの3人の指揮者が順に演奏のスタイルです。
そして舞鶴で聴くたびに「舞音ってこんな音だったけ?」と思っているような気がしてきたぴぎーさんです。
総合文化会館のせい?!
いやまぁ、力で押しまくるような力技感がなくなっているので違っているのは確かなのですが……。

「ウィーンはいつもウィーン」は元々は酒場で演奏するための音楽で行進曲ではないのですが、ぴぎーさんは「ウィーンはいつもウィーン」というとどうしても行進曲調のものを思いうかべてしまいます。
行進曲調というより「朝日放送のスポーツ中継のテーマ曲バージョン」と言った方が正しいかも。(笑)
今回の「ウィーンはいつもウィーン」はもちろん行進曲です。
歩きやすそうな「ウィーンはいつもウィーン」でした。

ロシア国歌の織り込まれた「スラヴ行進曲」に、そのロシアに対しての独立運動が起こるなか生まれた「フィンランディア」というのはなかなかおもしろい組み合わせです。
この2曲は副隊長の棒だったのですが、うん、これは聴き馴染んだ音のような気がするわ。

「フニクリ・フニクラ狂詩曲」は有名な「フニクリ・フニクラ」が壮大なスケールになった曲。
あの「フニクリ・フニクラ」がかなり大層なことになっていて楽しい曲です。
打楽器が大忙しなことになっていて、一つ演奏しては次の楽器へ移るという感じです。
トラインアングルの打棒を手にしつつタンバリンを叩く間にトライアングルも叩いていたみたいなので、楽器を一つずつ順番にどころの演奏じゃないかもしれません。(笑)

「博奕岬の光」は再演。
ファミリーコンサート→定期演奏会と続けてプログラムにのったのはちょっとびっくりなのですが、まぁこれは創設記念曲ですから。
むしろ60周年目の間はどんどん演奏しておくべき曲かと。
覚えやすいメロディーなので、後ろの席の人(程々のお歳の方)は「この曲好き~」と次の曲の演奏が始まるまで歌ってました。
中高の吹奏楽部の子たちが好きそうな曲だとは思っていましたが、大人にも好まれるようです。
小難しさのない明るい曲なので万人受けするのでしょうね。

「鳥たちの楽園」は舞鶴にある冠島を描いた曲です。
冠島はオオミズナギドリの繁殖地として天然記念物指定された島なのですが、打楽器で曲が始まるとオオミズナギドリの鳴き声が聞こえてきます。
いろいろな音がかさなっていくと雄大なメロディーが演奏されます。
でも、打楽器のリズムは続いているんですよね。
ゆったりしたメロディーは早くて勢いのあるメロディーにかわり、また緩やかなメロディーに戻っていきます。
重なってきた鐘の音が一際大きくなったところでオオミズナギドリの声が響きわたって終曲となります。
演奏自体に傷がなかったわけではないように思いますが(微妙すぎて、そういうものなのか傷なのか首をかしげるところがあったので)
打楽器の使われ方が良くて、個人的にはもう一度聴きたいぐらい気に入った曲です。
帰り道、「オオミズナギドリが鳴いとったな」という会話が聞こえたのですが、「鳥」とは言わず「オオミズナギドリ」とさらっとおっしゃったので「さすが舞鶴の人」と感心しちゃいました。

「ぐるりよざ」は以前にご紹介したことがあるように佐世保音楽隊の委嘱曲です。
曲名を見た瞬間、龍笛はどうするのかと思ったのですが、演奏を待つまでもなくプログラムにしっかり「ピッコロ代用」と書かれていました。
あら、残念。
でもグレゴリオ聖歌の斉唱はがんばってましたよ。

舞鶴の定期は時期的にわりと聴きにこられる機会が少ないので、来るときは「次はいつ来られるかわからん」という気持ちで聴いているのですが、もし今回が最後になったとしても良い想いでにできる演奏会でした。
……アンコール以外は。(-゛-;)

そうそう、今回はマイコちゃんも来ていましたよ。
マイチくん、マイコちゃん、やっぱりどこからどう見てもカモメだと思うの、ぴぎーさんは。
足黄色いやん、マイチくん。

| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 01:47 PM | comments (0) | trackback (x) |


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