【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (自衛太鼓)


十戦いて良かったよ……。(/_;)

昨年のように中央に中方ののぼりだけ立っていないといのは非常に悲しいものがあります。
もっとも今年は中央壇はなく、全太鼓が舞台上に横並びでしたけれど……。
今年は中方、東北の地震、管轄内の台風と大変なことになっていたので、十戦以外も心配していました。
実際中方記念行事の際も、三施太鼓の隊員さんは前日に派遣から戻ってきたというお話しでしたしね。

太鼓チームは災害派遣の現場に出ることの多い施設や普通科の隊員さんたちも多いので、今年は中方に限らず普段の練習がままならいチームも多かったと思います。
自衛太鼓が音楽まつりの目玉のひとつだとはいっても、今年は規模縮小でもしょうがないのではないかと思っていたのですが、今年も12チーム揃いました。
太鼓や音楽同好会(駐屯地音楽隊)音楽科の隊員さんにとって演奏は本務ではありません。
それでも被災者の方々を励まそうと、支援作業の合間に現地で演奏を行ったりもされているのですから頭が下がります。
一生懸命働いてみんなを助け、一生懸命練習してみんなを楽しませる。
もっと国民から敬意を持たれていい人たちだと思いませんか、自衛官って?

今年も合同→単独→合同の流れです。
出演は北海自衛太鼓、留萌千望太鼓、八戸陣太鼓、船岡さくら太鼓、朝霞振武太鼓、武山自衛太鼓、松本アルプス太鼓、滋賀十戦太鼓、福知山酒呑太鼓
熊本八特太鼓、薩摩川内焔児太鼓、航空自衛隊入間修武太鼓の12チーム。
え~い! 今年は全部写真つけちゃえ!

順番は単独演奏の順番です。
のぼりが中央に立つチームを勝手にトップチームと表しています。
便宜上ぴぎーさんが勝手に書いているだけで正式呼称ではありません。

八戸陣太鼓陸上自衛隊八戸陣太鼓
東北方内の青森県八戸駐屯地から。
東北方の太鼓のトップチームです。


熊本八特太鼓陸上自衛隊熊本八特太鼓
西方内の熊本県北熊本駐屯地から。
西方の自衛太鼓のトップチームです。
前二人がかなり大変な姿勢で太鼓を打っています。


滋賀十戦太鼓中方内の滋賀県今津駐屯地から。
中方のトップチームです。
「今津って滋賀なのになんで"十"戦?」と思った人、手をあげて!
うふふ、いいところに気がつきましたね。
実は今津駐屯地には第3師団と第10師団の2つの戦車隊が駐屯しているのです。
長胴3つを2人で打っています。
前列中央の締太鼓を打っているのは女性隊員さんです。


船岡さくら太鼓東北方隷下の陸上自衛隊船岡さくら太鼓
東北方内の宮城県船岡駐屯地から。
東北方の太鼓2つめ。
自衛隊音楽まつりにずっと出演しているお馴染みの太鼓です。


松本アルプス太鼓陸上自衛隊松本アルプス太鼓
東方内の長野県松本駐屯地から。
最初、前列は長胴7つに打ち手が3人だったので「太鼓多っ!」と思ったのですが、途中から三尺(かな? 2階から見てるのといろんな大きさのものが入り乱れているのとで、実際の大きさがよくわかりません。(^^;))を打ってい人が前に出てきました。


福知山酒呑太鼓陸上自衛隊福知山酒呑太鼓
中方内の京都府福知山駐屯地から。
我が街中方第3師団の太鼓です。
単独演奏の中では最多の大太鼓5つ。
背中に描かれた鬼の顔からわかるように、大江山の酒呑童子が名の由来です。


入間修武太鼓航空自衛隊入間修武太鼓
航空自衛隊の入間基地(埼玉県)から。
メチャクチャ腹筋を使いそうな座位で打つインパクトのある太鼓です。
前回出演時(20年度)は演奏順が菊水太鼓のあとだったため持ち味をアピールしきれなかった感があったので、再登場を待っていました。
笛も入って華やかでおもしろい太鼓です。


武山自衛太鼓陸上自衛隊武山自衛太鼓
東方内の武山駐屯地から。
東方のトップチームです。
後から登場する朝霞振武太鼓のメンバーだった隊員さんによって作られたチームです。
隊員さんの移動に伴って発足したという話はチーム紹介でわりとよく聞く話ですが、それだけメンバーの移動が多いということなのでしょうね。
新たに作る方も、残こった方も人数の維持とかに苦労していそうです。


留萌千望太鼓陸上自衛隊留萌千望太鼓
北方内の北海道留萌駐屯地から。


薩摩川内焔児太鼓陸上自衛隊薩摩川内焔児太鼓
西方内の鹿児島県川内駐屯地のから。
川内と書いて「せんだい」と読みます。


朝霞振武太鼓陸上自衛隊朝霞振武太鼓
東方内の埼玉県朝霞駐屯地から。
東方3つめの太鼓です。


北海自衛太鼓陸上自衛隊北海自衛太鼓
北方内の北海道駐屯地から。
北方のトップチーム……というか自衛太鼓のトップチームで、自衛太鼓の源流ともいえます。
だから単独演奏のトリで、位置も真ん中。
自衛太鼓の多くは北海流と呼ばれる太鼓で、自衛隊音楽まつりの太鼓の取り纏めはここがしています。
合同練習の様子が雑誌「MAMOR」で紹介されたこともあるのでご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。



ステージ後ろから大太鼓が一斉にでてくるところ。


凄すぎて思わず笑ってしまいました。
いろいろな大きさがありますね。




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【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)

アメイジンググレイス

「アメイジンググレイス」の独唱で自衛隊音楽まつりの開始です。
独唱はもちろん東音の歌姫。
そのあと3.11の犠牲者へ黙祷をささげるということでらっぱ譜「国のしずめ」がトランペット1本で奏されました。
本来この曲は我々のような自衛隊関係でない民間人が耳にする機会のない曲ですが、今年はいくつかのイベントでこの曲を耳にしました。
それだけ3.11の被害が甚大なものだったということです。
この曲を我々部外者が聴くことがもう起きることがないよう願うばかりです。

DECISIVE BATTLE「DECISIVE BATTLE」はタイトルを見てもわからなかったのですが、聴いた瞬間にふきそうに。
今年はエヴァできましたか。
「オープングに「決戦(decisive battle)」とはエライ選曲だな」とは思ったのですけど、まさかエヴァンゲリオンだったとは……。
オープングそれでいいのか?(^^;


エムシリムセ北方音の「エムシリムセ」はアイヌの剣の舞です。
わたしは女性の唄で男性が踊っている映像を見たことがあるのですが、今回は男性が唄でした。
民族芸能といっても地域差とかいろいろあるのでしょうね、きっと。
女性が口にしているのはムックリ。
竹製のアイヌの楽器です。
口で音を共鳴させるいわゆる口琴です。
なかなか珍しいものを聴くことができました。
こういうの地域芸能を楽しめたりするのも方面音楽隊の単独ドリルの面白いところです。
「コラール・デ・ソーラン」はよさこい系ソーランとの競演。
せっかくアイヌ音楽を持って北方(北海道)らしいイメージにしたのに、なんでソーラン節に鳴子使うかな……。
別に鳴子って郷土楽器じゃないのでどこの民謡で使ってもいいのだけど、なんかこの場では違うような気がするのぴぎーさん的には。
鳴子なくても十分なぐらいのパフォーマンスだったと思うのだけどなぁ。

世界に一つだけの花在日米軍2つはどちらも「絆」「愛」を意識した選曲ですね。
「Just a Closer Walk with Thee(主のみそばを歩ませ給え)」は曲名から想像がつくようにゴスペルソング。
「サモン・ザ・ヒーロー」は元々はアトランタオリンピックのテーマ曲ですが、「Summon the Heroes(出でよ英雄)」というタイトル(訳はぴぎーさんの意訳ですので、「そんなタイトルじゃねーよ」とかのツッコミは無しで)に、助けを求める声がある限りその声に応え続ける、みんなのヒーローであり続けるという意志が込められているようです。
「世界に一つだけの花」は良くある「外国人の歌うカタコトな日本語の歌」ではない、なかなか良い発音の日本語で歌われていました。
音楽のプロなので耳がいい=発音のアクセントを捕らえるのが上手いのでしょうね。
曲間に「ミンナイッショニ!」と声がかかっていましたが、そこはアメリカンな日本語なのね。(笑)

宇宙戦艦ヤマト陸中音が「凱旋」を始まったのでひとりこっそり盛り上がったのですが、短いよ……。
海東音の「イージス」、らっぱの直前で「ヤマト」になっちゃったよ……。
うんでも、やらないよりは短くてもやってくれた方が嬉しいからいいんだけどね。
「宇宙戦艦ヤマト」は歌とスキャット付き。
歌もスキャットも10月の定例と同じ隊員さんです。
このメモを書いていて今更ながら気づいたのですが、これ「スキャット」じゃないよね。
CDに「スキャット」とクレジットされていたのでスキャットで納得していたけど、どう聴いてもヴォカリーズです。(^^;
歌の隊員さん、前回はなんとなくささきいさお氏に声が似てるところがあって(いい意味で)笑ったのですが、今回は唄い方までささきいさおっぽいところがあったのでまたちょっと笑ってしまいました。
東音、人材豊富ですね。
空中音は「RESCUE WINGS」(「空へ~救いの翼」)を持ってきたのがちょっと意外。
空自的には「RESCUE WINGS」は「よみがえる空」も含めてなかったことになってるのかと思ってたわ。
いや、冗談抜きで。
あと、空中音創隊40周年記念委嘱作の交響詩「空の精霊たち」を持ってきたのも意外といえば意外でした。
空中音、音楽まつりで自衛隊の音楽はあまりやらないイメージだったのですよねぇ。(ブルーインパルス50周年だった昨年はブルーI絡みの曲をやりましたけれど)
そういえば今年はあれがなかったですね。
曲のイメージにあわせた絵柄の布でさーっと楽隊を覆うあれ。
あれ結構好きな演出だったのになぁ……。(´・ω・`)
と思っていたら全出演者合同演奏のところでできました。
ピンクの桜がさーっと広がって、客席からも「おー!」という歓声が。


希望の歌そして期待の曲1つめ「希望の歌」。
えっ? なんで空の隊員さんだけで歌ってるのかな?!
東音の隊員さんは? ……て、途中からでてきて同じ調子で歌うのね。
いやいやいや、この曲なら藤澤氏のオリジナルメロディー部分を空の隊員さんがポップス風に歌い、第9の部分を東音の隊員さんが声楽風に歌うという原曲ぽい演出の方がインパクトがあったと思うんだけどなぁ。
観客に一緒に歌ってもらうためなら、1回目はポップス+クラシックで2回目以降を全部ポップス風に歌えばいいだけだと思うし、歌手を活かせる曲を使っていながらクラッシク風の歌唱を避けなきゃいけない理由がわからないです。
ポップ・オペラという特徴的な曲を使い、しかもその特徴を活かせる歌い手もいるのにもったいない限りです。
結局、「希望の歌」の歌詞だけで選んだってことなのかな。
うんまぁ、確かに今回のテーマ向きの歌詞だとは思いますけどね、この歌。
ポップ・オペラだったから期待しすぎちゃったかも、ぴぎーさん……。

もう1つの期待曲は「七彩の奥羽国」。
いかん、これは屋内で演奏してはいかんぞ。(笑)
FH70はともかくとして装輪装甲車の重機関銃の音とかUH-1のローターの音とかとって付けた感全開です。
たそがれの中方音の「1812年」のときも感じたのですが、音のシャープネス具合が全然違う生音と録音の音合わせるのは無理がありすぎです。
「1812年」は大砲とはいっても太鼓で代用がつくような使い方をされているものなので、ぎりぎり「オモロイので可」という感じでしたが「七彩の奥羽国」までいっちゃうとさすがに違和感が。
とりあえずこの曲はぜひ野外で本物の装輪装甲車とUH-1呼んできて演奏していただきたいです。
田中賢氏の作曲ということを考えても、やっぱり本物の重機関銃等の音でやってもらわないとダメだよね。(笑)

全出演部隊が退場する際にはスーザの「名誉ある古代砲兵隊」が演奏されるですが、普通に「蛍の光(行進曲アレンジ)」じゃないのが自衛隊イベントらしいというかなんというか。
全出演部隊といえば最後は2階席通路にも出演者が並ぶのは恒例なのですが、わたしは第1回公演の際に2階通路横の座席に座ったので横に留萌千望太鼓の隊員さんが立っていました。
写真撮りたいのだけど、近すぎて無理っ!
クラッカーを取り出して手に持ったので鳴らす瞬間を撮りたくてしょうがないのだけど、近すぎてフレームに入りませんがな……。
まぁ、それぐらい近くで見られたのもいい想いです。


そして最後の最後は「消灯」らっぱ。
開場左右にトランペットが1人ずつ。
20、21年度と2回続けて「巡検」だったので、「消灯」は嬉しいな。
「巡検」のメロディーも好きだけれど、「消灯」は本物(駐屯地で吹かれているもの)を聞いたがある分、一段としみじみしちゃうのです。
2回公演に入る前、
「席、上だろうね」
「でしょうね」
「いや、この人数だともしかしたら、一番端ぐらいで前になるかなもしれない」
「それならいっそ、らっぱの隣で」
「あはは! あそこね」
「いいなぁ、あの席」
なんてことを言っていたぴぎーさんです。
どんだけ、らっぱ好きやねん。
ただ、なんでトランペットでやるのかなぁ、と。
らっぱの人が吹いていた年もありましたし、らっぱの隊員さんを使うのが無理でも音楽隊員の人だってらっぱ吹けるのにね。
上番があるのか、師団音楽隊とかうまい人いますよね。
楽器の吹奏としてうまさだけを言うなら、音楽隊の金管の人なら全員うまいとは思いますし、自衛隊らしい存在のらっぱを使わないのはもったいなくない?

今年はこういうのもありました。

でもね、やっぱり今年もこんなとこばかり観てたのでした。えへへ。
 
 
 





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【プログラム】平成23年度自衛隊音楽まつり (プログラム)

平成23年度自衛隊音楽まつり
第1回公演
2011年11月18日(11:00開演)
第2回公演
2011年11月18日(15:00開演)
第3回公演
2011年11月19日(14:00開演)
第4回公演
2011年11月19日(18:00開演)
日本武道館
愛、希望、勇気 今を越えて、その先へ

【演奏曲目】
  • オープニング
    • プロローグ演奏
      アメイジンググレイス
    • オープニングセレモニー
      黙祷・国の鎮め
      日本国国旗入場・国歌斉唱
    • オープニング演奏
      DECISIVE BATTLE
  • 第一章:愛
    • 北部方面音楽隊ドリル演奏
      LOVE LOVE LOVE
      エムシリムセ
      コラール・デ・ソーラン
    • 在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏
      Just a Closer Walk with Thee
      世界に一つだけの花
    • 在沖縄米海兵隊音楽隊ドリル演奏
      サモン・ザ・ヒーロー
    • 在日米軍音楽隊合同演奏
      星条旗よ永遠なれ
    • 東部方面音楽隊ドリル演奏
      世界は日の出を待っている
      負けないで
    • 東北/東部方面音楽隊合同演奏
      ありがとう
    • 宮城三女OG合唱団 with 東部/東北方面音楽隊
      Stand Alone
  • 第二章:希望
    • 防衛大学校儀じょう隊
      ファンシードリル
    • 陸上自衛隊中央音楽隊ドリル演奏
      ザ・シンフォニアンズ
      凱旋
    • 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏
      イージス
      宇宙戦艦ヤマト
      行進曲「軍艦」
    • 航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏
      空へ~救いの翼
      空の精霊たち
      あすという日が
    • 自衛太鼓
    • 全出演者合同演奏・大合唱
      さくら
      希望の歌
  • 第三章:勇気
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊演奏
      ニアラー・マイ・ゴッド・トゥ・シー
    • 全出演部隊合同最終演奏
      七彩の奥羽国
      威風堂々
    • 全出場者退場
      名誉ある古代砲兵隊
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
  • 海上自衛隊東京音楽隊
  • 航空自衛隊航空中央音楽隊
  • 在日米陸軍軍楽隊
  • 在沖縄米海兵隊音楽隊
  • 陸上自衛隊北部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊東北方面音楽隊
  • 陸上自衛隊東部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第302保安警務中隊
  • 海上自衛隊演技隊
  • 航空自衛隊カラーガード
  • 自衛太鼓
    • 北海自衛太鼓
    • 留萌千望太鼓
    • 八戸陣太鼓
    • 船岡さくら太鼓
    • 朝霞振武太鼓
    • 武山自衛太鼓
    • 松本アルプス太鼓
    • 滋賀十戦太鼓
    • 福知山酒呑太鼓
    • 熊本八特太鼓
    • 薩摩川内焔児太鼓
    • 航空自衛隊入間修武太鼓
  • 防衛大学校儀じょう隊
  • 演技支援部隊
  • 宮城三女OG合唱団

毎年、開演待ちの間は他のお客さまにいろいろかまっていただくぴぎーさんですが(大阪から来ているので珍しがられるというのもあるのかも)、今年はカイロは戴くわ、おやつは戴くわ、あげくに第2回公演の招待券まで戴くわで、ぴぎーさん甘やかされすぎです。
そもそも今年は当選してないのに音楽まつりおともだちが呼んでくださったということが最大の甘やかしですよね。(笑)
プラスマイナスで何かツイてないことがありそうでコワイわ。

第1回公演の開演が15分遅れになったため、第2回公演(多分そのあとの招待公演も)もそのまま15分送れとなりました。
来客数が多すぎて入場がおいつかなかったのかもしれません。
なにせ、いままで「座席は詰めてお座りください」というアナウンスだったところが「立見の方は○○の方が余裕があるのでそちらへ」みたいなアナウンスになっていましたもの。
指定席制にしたので空き席が生じていないというのもあるのですが、立見の誘導アナウンスなんて初めてのような気が……。
で、どれぐらい観客が入っていたかというと、これぐらい。
一番上の席まで人びっしりですよ?(^^;

第1回公演の際は、わたしは正面エリアの2階席に入場したのですが、ステージ真正面部分の一列目は観客を入れないようにしていたようで、真正面に関しては2列目から指定券が渡されていました。
その空けてあった一列目の席に立見の人がちゃっかり座っちゃったのですが、それはどうなのかと。
一番早い人なんて6時半ぐらいから並んでいたみたいなのに(それはそれでツッコみたいこともありますが。(笑))、楽して時間ギリギリに来ようとした人がその人たちより良い場所に座れるというのは公平じゃないですよね。
まぁ、自衛隊側は立見客をそこに入れるつもりはなく、「あつかましい客が勝手に座っただけ」ということのようですが、それならそれで「招待者席」「関係者席」みたいな張り紙をしておくべきだったのではないかなぁ。
自衛隊側がそういう客に対する注意ができないのは今に始まったことではないのですから、対策はしておくべきだったと思います。
しかもわたしは気がつかなかったのですが、他の人から「良い席=列の真ん中」から指定席券を割り振っているわけではなく、列の端から指定しているというような話も聞きました。
6時半組よりはずっと後ろに並んだわたしが真ん中ぐらいの位置に座ったということは、列端からの指定は本当かもしれません。(1階席に流れる人が多くて、運よく2階席真ん中になった可能性もありますが)
もしそうなら一番乗りした人はエリア内の一番端っこになるってことですよね?
それはかわいそうすぎなのでは……。(´・ω・`)

さて今年の印象ですが、「いつもどおりなのだけど、なんだかいつもとちょっと違うような気がする」といったところでしょうか。
演出自体は同じでも、タイミングが違ったり配置が違ったりで印象が違ってきます。
「太鼓今年は少なくなかった?」
「去年と同じ12でてましたよ」
「あれ? ○○ってやった?」
「やりましたよ」
他の人も「なんとなく違うような気がする……」という感じだったのでしょうね。(笑)

開演前の開場にはオルゴール風のベートーヴェンの第9と「アメイジンググレイス」が流れていました。
荷物整理をしながらなんとなく頭の中で歌っていて気がついたのですが、これって第9というより藤澤ノリマサ氏の「希望の歌」?
確認しようと耳を傾けると「アメイジンググレイス」に移ってしまったので、片付けの手を止めて「第9」がまた流れるまでじっと待つわたくし。
聴こうと思うとなかなかその部分が流れてこな~いっ! というのはありがちなお話で。(笑)<そこまで必死に聴かんでも……。
まわりの話声で良く聴こえなくなってきたこともあって、見もせずにしまったプログラムを取り出して確認することにしました。
あ、やっぱり「希望の歌」ですね。
歌詞が載っています。
ポップ・オペラとはうまいもの見つけてきたなー。
ポップ・オペラだと声楽家の歌い手と普通の歌い手の両方を上手く使える演出ができるだろうし、これはキ・タ・イ♥

開演前のオルゴール風BGMって市販のオルゴール曲集あたりから音源をひっぱってきているのかと思ったのですが、今年のBGMを聴いている限りわざわざ作っているぽいですね。
細かいところまで凝ってるなー。
BGMが本番の演奏曲目とリンクしている……以前にBGMが流れていること自体に気がついていない人も少なくなさそうな状況はもったいないかいぎりです。
みなさま、自衛隊音楽まつりはここから始まってますよー。

それとプログラムに「七彩の奥羽国」の文字をみつけたので、これも期待。
武道館で本物のヘリとか戦車を使うわけにいかないだろうから録音(映像)とかかな?

ただ今年のプログラムはご年配の受けが良くなさそうな気がするのだけど、大丈夫かなぁ?
わたしのいまわりのご年配のみなさま、お願いだから演奏中に文句を声にするのだけはやめてください。
本当に本当にお願いします。(T_T)
ああ、心配。
まわりの観客に恵まれないのはいつものことなのでかなり心配。
ご年配の方々が楽しんでくれますように!(切実)




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平成23年度自衛隊音楽まつり

日本武道館で行われた「平成23年度自衛隊音楽まつり」を聴いてきましたよ?

例によってプログラムや写真は第4回公演終了以降ということで。
とりあえず今年もこれを貼っておきます。(年々写真の縦幅が狭くなっているのには他意はありません。(笑))
毎年同じみたいですが、さりげなく色がかわっています。
気がついていました?

今年は応募はがきが戻ってこないという落選よりも悲しい結果になってしまったのですが、自衛隊音楽まつりが縁で知り合った方が誘ってくださったおかげで観ることができました。
本当に感謝、感謝です。m(__)m
その上なんと、第1回公演の開場待ち中に他のお客さまから第2回公演のチケットをいただいてしまい第2回公演まで観てきてしまったのでした。
ああこりゃびっくり!

1回終演後から2回開場までは1時間程しかないので「さすがに上の方の席だろーねぇ」と言っていたのですが、座席券をもらってまたまたびっくり。
C列?!(前から3列目)
正面エリアは待っている人が多かったので他のエリアにしたのですが、エリアの端っこの方の席が当たったため正面に近い位置だし、開場直前に並んでこんな良い席でいいのかしら?(^^; という感じでした。
会場は立見がでるぐらい満員だったのですが、巡りあわせがいいとこういうこともあるんですね。
もしかして、はがきが戻ってこなかったことに対する運の神様からのおわびかも?(笑)




| 音楽まつり::自衛隊音楽まつり | 06:20 PM | comments (0) | trackback (x) |


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【動画】ドラムメジャー@Singapore Armed Forces Central Band

今更なのですが、昨年の音楽まつりでのSAFセントラルのドラムメジャーです。
シンガポール軍楽隊のドリル動画をiPod用に変換するついでに、ドラムメジャーの見せ場だけ切り出してみました。



平成22年度自衛隊音楽まつり
2010年11月19日:日本武道館



個人的にはバトンを右から左へ持ち替えてから敬礼までの動作が気に入っています。
とりあえずこれを見てると、なんとなくバトン(さすがにメジャーバトンじゃなくチアバトンですが)をまわしたくなって困ります。(笑)




| 音楽まつり::自衛隊音楽まつり | 12:39 AM | comments (0) | trackback (x) |


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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (自衛太鼓)


今年、開場待ちの間お話しした方も「日本なら太鼓でしょ!」と自衛太鼓を一押しでした。
毎年いろんな方とお話しするのですが、何度も音楽まつりに来られているような方は決まって「太鼓が楽しみ!」とおっしゃいます。
課外活動としてがんばっている自衛太鼓が褒められると、なんだか自分のことのように嬉しくなってしまうぴぎーさんです。

さて、そんな今年の自衛太鼓です。
今年はステージ後ろの観客席にも太鼓が配置されています。
そして各太鼓ののぼりがステージ前方に勢ぞろい。
「ああ、今年もアルプスでてきたー」と一安心したり、ひさしぶりな名前を目にして個別演奏に期待が膨らんだりと、ぴぎーさん大忙し。(笑)(※ぴぎーさん、開演前にプログムをほとんど読まないので、どこが出演するかは登場するまでわかりません)
が……。
なんだろう? 何か足りない気がする。
数? 数が減ってる?
慌ててのぼりを数えるとのぼりは12本。
昨年より1チーム減っているので、そのせい?
数が少ないことを確認しても、やっぱりまだなにか足りないような気がしてしょうがない。
なんでだろう?
と、ぴぎーさんがそんなことを考えている間にのぼりはステージ奥に移動して、音楽まつりではお馴染みの中央に各方面隊のトップチームののぼり、左右にそれ以外のチームののぼりに分かれます。
今回は12チームなので、中央、左右とも4本ずつののぼりが並びました。
……
……
……
……え?
ええっ?
えええええーっ?!
中央4本?!
陸の方面隊5つですがなーっ!!
慌ててのぼりを確認します。
熊本八特太鼓、北海自衛太鼓、八戸陣太鼓、武山自衛太鼓……って、ちょっと待て、我が街中部方面はどーした?!
更に左右ののぼりを確認します。
空自芦屋祇園太鼓、(中略)船岡さくら太鼓、信太菊す……って、ええっ、菊水でてるの?
今年の武道館、酒吞太鼓のはずだよね? ……信太山菊水太鼓、滝ヶ原雲海太鼓、福知山酒吞太鼓。
あ、良かった、酒吞太鼓もちゃんといる。
そうか、今年は十戦でなかったんだ。
だから中央に中方の太鼓ののぼりがないと。
こういう場合、菊水ののぼりが中央に立つわけではないのですね。
指導役チームの位置付けというのはある意味階級みたいなものかな?
あくまでも中央は方面隊内の指導役を担うチームの場所であって、それ以外のチームが位置することはない、と。
うん、またひとつ勉強になりました。φ(..)メモメモ

今年のお久しぶり組は滝川しぶき太鼓と滝ヶ原雲海太鼓の2組。
武道館に帰ってきてくれて嬉しいです。
1度でも出たことがあるところが何年も出なくなると心配で、心配で。(^^;
ところで雲海太鼓の半被のデザイン見ていて思ったのですが、これ→
やっぱり富士山ですよね?

今年目を引いたのは熊本八特太鼓。
竹を打っていました。
更に奏者は女性。
加工して製造された洗練された打楽器ではなく、竹をそのままを使うというある意味最も原始的ともいえる打楽器を女性が力強く打つ様子はそのコントラストの素晴らしさもあって、目が釘付けでした。
竹の位置がかなり低いので、かなりきつそうな姿勢でしたが、あの姿勢で打つからこその意味もあるのでしょうね。


芦屋祇園太鼓は鳴り物の音が聞こえるのに、どこで打っているのかわからず必死で探してしまいました。
やっと真ん中(中心)でチャッパを鳴らしている人がいることに気づいたときには祇園の演奏終わっちゃったよ……。_| ̄|○

あとはまぁ、例によって菊水のストーカー状態。(笑)
どうしても菊水に目がいっちゃうんですよね。
菊水、あいかわらずフルスロットルです。
部長さん(多分)なんて、フィナーレの「WAになっておどろう」でも全身で踊っていらっしゃいましたが、「太鼓以外も全力!」な様子には毎回本当に感心してしまいます。
わりと小柄な方なのですが、いつも元気いっぱい、力いっぱいです。
わたしが菊水太鼓が好きな理由はこういうところにあるのかもしれません。
中方音が好きな理由のそうですが「本業以外でもやるからには徹底的に」というノリが好きなんですよね。
もしかしてこれって関西的な感覚かな?
菊水のみなさま、「脱げちゃんじゃないだろうか?」と思うぐらいに半被が舞っていました。
下の写真は知人が撮影したものですが、半被のはだけっぷりが良かったので(笑)許可を貰って使わせてもらいました。


そうそう女性の方が入ったようですね。
今年信太山の記念行事に行けなかったので初めてお見受けしました。<ダメじゃん、ストーカー(笑)のくせに。

もう一つの中方チーム、酒呑太鼓ももちろん大活躍。

酒吞も締太鼓を女性が打っていらっしゃいました。
最近はチームに女性が混じっているのも珍しくなくなってきましたね。
今回は女性が前に出てきているところも多くて目をひきました。

今年は太鼓の合同演奏とは別に「吹奏楽のためのラプソディー」もあったので大変だったのじゃないかなぁ。
洋楽器奏者と和楽器奏者があわせるのって、素人が思ってる程簡単な話でもないようなことを昔読んだ記憶があるのですが、そういう意味では音楽隊側で和太鼓を担当してる人もやりにくそうですよね。


無理矢理全景を収めているので小さくてわかりにくいのですが、部隊奥中央のステージと上手側ステージに音楽隊がいます。
中央ステージには音楽隊員の打つ長胴太鼓も乗っています。
奥のステージ前左右に五尺、三尺の大太鼓。
その前中央に長胴が並び、手前には陸海空自衛隊の音楽隊と米陸軍と海兵隊の軍楽隊の混成バンドが並んでいます。
広い舞台に間隔をあけて並んでいるので大した人数ではないように感じるのですが、実際は100人以上いるのですから、びっくりですよね。

そうそう、あとからプログラムをみたら「13個チーム」と紹介されていました。
プログラムには福岡防人太鼓の名前があるのですが、防人太鼓は今回出演していません。
もともとは出る予定になっていたのか、単なるミスなのかどっちでしょう?
もし出演が取りやめになったのだったとしたら残念だなぁ……。




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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)


今年はオープニングに「木星」がきました。
もう正式に陸自の国際貢献活動イメージ曲にしちゃえばいいのに……と思う今日この頃。

方面音楽隊は東部方面隊と西部方面隊の2つでした。
もうこのまま方面音楽隊の出演は2隊ということで定着しそうですね。
東方音の「黎明」はさわりだけという感じでした。
プログラムでは省略されていますが「防衛大学校のために」という副題がついています。
防衛大学校のためにかかれた曲なので関西ではまずCD以外では聴く機会がなさそうな曲なので期待していたのですが、さわりだけでちょっと残念。
「黎明」は直球で「黛敏郎」な曲という感じがあって、結構好きなので一度全曲生で聴いてみたいものです。
「東京ブギウギ」はジャズアレンジです。
男声コーラスはGG4のみなさまでしょうか?(ちょっとお顔がわからなかったので)
東方音はいつもながら素敵な歌を聴かせてくれます。
下のメモで書いた「らしさ」で言うなら、このコーラスは間違いなく「東部方面音楽隊らしさ」の一つだと思います。
思いますが、音楽まつりではよそもわりと歌を入れてくるので差別化になりにくいというか……。
しかも東音が歌専門員を持った今、音楽まつりで東音以外が歌で印象づけるのはなかなか厳しくなってきたかと思われます。(^^;
西方音は「サンバおてもやん」という、いかにも西方音な曲をはさんできましたが、こちらもはさんできただけでしたね。
手堅い実直な音を聞いていて、どこかで聞いた感じだな……と思っていら、西方音の隊長は前中方音隊長でした。
西方音へ移動されたことをころっと忘れてました。(^^;

セントラル3つは恒例のものを手堅く。
例年だと陸海空の順なのですが、セントラルのドリルの前に独唱が入った都合か今年は陸空海の順でした。
陸海空の順じゃないと座りが悪い気がするのはわたしだけでしょうか?(^^;
中音は昨年に引き続いて第302保安警務中隊と合同。
「アイーダ」を持ってきました。
アレンジ、なかなかカッコ良かったです。
中空音お馴染みのステージ手前から奥まで布が駆け抜ける演出では、今年はブルーインパルスのT-4が4機駆け抜けていきました。
ブルーインパルス創設50周年にあわせての選曲と演出です。
あとバーティカルキューピッド も再現されていました。
厳密には矢が「突き抜けて」いなかったのですが、音楽隊員の作るハートの中をカラーガードの矢が斜めに通っていました。
東音は海に関わる曲+「軍艦」で。
東音はカラーガードがなくなってしまったのが残念です。

東音が歌とピアノの専門員を採用したことで、ピアノ伴奏での独唱が定番になりそうですね。
今年はピアノとコントラバスの伴奏で「朧月夜~祈り」を。
元々はバイオリンなのですが吹奏楽なので弦バスの登場です。
歌っている方の声にはコントラバスの方があっていていい雰囲気です。

ゲストバンドはいつもの在日米陸軍軍楽と在沖縄海兵隊音楽隊と音楽まつり初登場のシンガポール軍楽隊。
在日米陸軍軍楽がいつもに比べるとちょっと控えめという感じでした。
いつもソロプレイのハイテンションぶりに感心するやら呆れるやら……という感じなのですが、なんだか今年はお堅い人ががんばってくだけた雰囲気にしてみました……みたいな感じがそこはかとなく。(^^;
ちょと意外でした。
下のメモにも書いたように、ぴぎーさんにとっては今回はシンガポール軍楽隊が拾い物でした。
先に書いたように、今回はバンドの個性というか、おまつり的要素というか、そういった雰囲気がやや薄めの中で、シンガポール軍楽隊はそのあたりを上手く突いてきていたので、ドリルの中では一番印象に残っています。
なにせドリルのテーマからして「A Celebration of Diversity」ですからね、シンガポール軍楽隊は。
「日本に行くなら日本の曲もやっちゃえ」「ついでに演技も日本風にしてみよう」なチャレンジが素晴らしいです。
4つある公用語言語の1つが中国語なだけあって、そこはかとなく中華っぽい匂いがしないこともないのですが、そこはまぁシンガポール軍楽隊の心意気を楽しみましょうということで。(笑)
ドラムメジャーのトワリングも素晴らしかったです。
「日本のみなさまのためにいつもより余計に回しておりますぅ~」というところでしょうか?(笑)
指揮杖って上下のバランスが違うんで、あれをきれいに上に放り投げたりするのはなかなか難しいのじゃないかと常々思っているのですがが、実際のところどうなのでしょう?
そのトワリング始まったときに演奏された曲がなんの曲か思いだせなくていつものように頭からメロディーが離れずモニョモニョ状態に陥ってます。
絶対どこかで聞いたことあるんだけどなぁ……。(^^;
どーでもいいことなのですが、プログラム上は「シンガポール軍楽隊」という表記になっていますが、スクリーンではちゃんとSingapore Armed Forces Central Bandになっていたのがぴぎーさん的に気になりました。
シンガポール軍には4つの音楽隊があるのですが、陸海空で区別されているわけではなく、中央音楽隊(SAF Central Band)と儀式用音楽隊3つ(SAF Ceremonial Band A,B,C)という、ちょっとかわった区別になっています。
なので、厳密に言うなら今回の出演の音楽隊は「シンガポール軍中央音楽隊」ということになるわけです。
TattooなんかでもSingapore Armed Forces Bandで紹介されているので、国外ではこれで通しているのかもしれませんが、どうも気になってしょうがないのはヲタクの性というかなんというか……。

そして今年は日米安全保障条約改定50周年ということで、在日米軍の音楽隊だけではなく、アメリカ本国から陸軍軍楽隊の隊長とクラリネット奏者も招かれていました。
中音のクラリネット奏者と陸軍軍楽隊のクラリネット奏者とのアンサンブルと陸軍軍楽隊隊長の指揮で自衛隊の音楽隊、在日米軍の音楽隊の合同演奏がありました。
更に中音隊長の指揮で自衛隊、在日米軍の両音楽隊に自衛太鼓まで加わるというなかなか豪勢なことにもなっていて、今年の目玉は明らかにこのスペシャルセレモニーです。(明らかもなにも「スペシャルセレモニー」とはっきり書いてあるわけですが。(笑))
以前、米軍音楽隊と自衛隊音楽隊の楽隊の性質が全然違うものに感じると書いたことがあるのですが、陸軍軍楽隊隊長の紹介にタングルウッドのセミナーへの参加経験があげられているのを聞いて、こういったところが米軍の音楽隊らしいなと思ってしまいました。
もっともこういうのって軍隊の性質だけでの問題ではなく、自国の音楽レベルの問題もあるのでしょうけれど。
あと、どーでもいいことその2なのですが、「バルセロナ交響楽団音楽監督大植英次に教えを受けた」と紹介されてましたが、大植氏、Music DirectorじゃなくてArtistic Adviserだと思うのですが。
というか、なんで大フィルじゃなくてバルセロナかな。
大阪フィルハーモニック交響楽団じゃ聞こえが悪いですか、そうですか……。(´・ω・`)


フィナーレの「WAになっておどろう」はなかなか楽しいことになっていました。
陸軍の方々はいまさらですが、海兵隊の音楽隊隊員までノリノリな様子なのにはびっくりしつつも、ああ、やっぱりアメリカさんだなと。(笑)
そしてシンガポール軍楽隊のパーッカションの方々が本当に楽しそうで、最後の最後まで「おまつり」を通してくれたシンガポール軍楽隊に嬉しくなっちゃいました。
菊水太鼓の部長さん(多分)もまわりの人以上に元気に踊っているのに目がいったら最後、もうそこから目離せなくなっちゃって困ったぴぎーさんです。
今年は客席の通路に並ぶ出演者の姿が見える席にいたので、退場する様子を見ようと思っていたのですが(見たいポイントがヘンでごめんね)、うっかり最後まで菊水のメンバー見送っちゃったわ。
うん、別に後悔はしていない、むしろ菊水見送れて満足よ。(笑)

インターネット配信みましたが、あいかわらず……ですね。(^^;
とりあえず女性の演技があるとドリルとしての見せ場<女性のズームになるのだけはなんとかして欲しいなぁ。
空中音ラストの部隊奥の「50th Anniversary」の文字を見せずにカラーガードのズームとか、シンガポール軍楽隊のドラムメージャーのトワリングよりカラーガードの顔アップというのは、インターネット配信なので諦めもつきますが、DVD買ってこれだったら泣くわ、わたし。<毎年泣かされているわけですが。(;´д`)
あれって音楽隊側から「このドリルはここが見所」みたいなアドバイスもらうわけにいかないものでしょうか?




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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり (プログラム)

平成22年度自衛隊音楽まつり
第1回公演
2010年11月19日(11:00開演)
第2回公演
2010年11月19日(15:00開演)
第3回公演
2010年11月20日(14:00開演)
第4回公演
2010年11月20日(18:00開演)
日本武道館
繋がる想い、絆の共鳴

【演奏曲目】
  • 開幕
    • プロローグ
      ハトと少年~ツァラトゥストラはかく語りき
    • オープニングセレモニー
      日本国旗入場~国歌斉唱
    • オープニング序曲
      組曲「惑星」より「木星」
  • 第一章:序
    • 東部方面音楽隊ドリル演奏
      黎明~東京ブギウギ
    • 西部方面音楽隊ドリル演奏
      シェナンドー~サンバおてもやん~サンチェスの子供達
    • 方面隊音楽隊合同ドリル演奏
      龍馬伝「メインテーマ」
  • 第二章:破
    • 防衛大学校儀じょう隊
      ファンシードリル
    • シンガポール軍楽隊ドリル演奏
      Singapore Symphony
      - A Celebration of Diversity
    • 在日米陸軍軍楽隊ドリル演奏
      In the Mood~The Army Goes Rolling Along
    • 在沖縄海兵隊音楽隊ドリル演奏
      Windsprints~「Mr.インクレディブル」より
  • 第三章:急
    • 自衛太鼓
      激流
    • 独唱
      朧月夜~祈り
    • 陸上自衛隊中央音楽隊・第302保安警務中隊
      合同ドリル演奏
      アイーダ~サイレントドリル~陸軍分列行進曲
    • 航空自衛隊航空中央音楽隊ドリル演奏
      ザ シマー オブ ジ エアー~ブルーインパルス讃歌~翼を下さい~ドルフィン イン ザ スカイ
    • 海上自衛隊東京音楽隊ドリル演奏
      交響詩「海」~彼こそが海賊~マイ ハート ウィル ゴー オン~軍艦行進曲
  • スペシャルセレモニー
    • 米国陸軍ゲスト奏者・陸上自衛隊中央音楽隊
      クラリネットアンサンブル
      レッツダンス
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊・在日米陸軍軍楽隊・
      在沖縄米海兵隊音楽隊
      スターウォーズ
    • 陸・海・空自衛隊音楽隊・在日米陸軍軍楽隊・
      在沖縄米海兵隊音楽隊・自衛太鼓
      ラプソディ~グレートウェーブ
  • 終幕
    • 3ヶ国国旗入場~全出演部隊登場
    • グランドフィナーレ
      WAになっておどろう
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
  • 海上自衛隊東京音楽隊
  • 航空自衛隊航空中央音楽隊
  • 在日米陸軍軍楽隊
  • 在沖縄海兵隊音楽隊
  • シンガポール軍楽隊
  • 陸上自衛隊東部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊西部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第302保安警務中隊
  • サイレントドリル隊
  • 海上自衛隊艦旗隊
  • 航空自衛隊カラーガード
  • 自衛太鼓
    • 北海自衛太鼓
    • 滝川しぶき太鼓
    • 八戸陣太鼓
    • 船岡さくら太鼓
    • 朝霞振武太鼓
    • 武山自衛太鼓
    • 滝ヶ原雲海太鼓
    • 松本アルプス太鼓
    • 福知山酒?太鼓
    • 信太山菊水太鼓
    • 熊本八特太鼓
    • 航空自衛隊芦屋祇園太鼓
  • 防衛大学校儀じょう隊
  • 演技支援部隊
  • 米国陸軍軍楽隊隊長
    トーマス・ロタンディJr.大佐
  • 米国陸軍軍楽隊
    デブラ・L.マクギャリテシ最先任上級総長

終演後の帰り道での観客のテンションがちょっといつもより低めだったのが気になったていたりする、そんなぴぎーさんです。
公演中のわたしのまわりの観客の反応がいつもとちょっと違う雰囲気なので「招待席だからな?」と思っていたのですが、帰り道の人ごみの中で聞こえてくる観客の反応も例年に比べるとえらく静かな感じだったので、時間帯のせいなのか、招待公演の客層のせいなのか、それとも今年のステージに対する一般的な反応なのか気になってしょうがありません。(^^;

さて、今年の出演者と演奏曲目です。
文字で見ると一見派手さがないように感じますが、実はいろいろ目玉が盛り込んであります。
昨年は予算削減のあおりか、海を越えてのゲストバンド招聘はなかったのですが、今年はシンガポールからシンガポール軍楽隊、アメリカから陸軍軍楽隊の隊長とクラリネット奏者が招かれていました。

非難されるのを承知で書くと、今回はぴぎーさん、ちょっと不完全燃焼気味です。
どれをとっても音楽まつりでなければ見られないようなものばかりで、「すごい!」とか「おおっ!」という目を見張るような感嘆や感動はあるのですが、なんていうか、「わくわく」「うきうき」した気分がいつもほどないのですよね。
今年はかなり無理をして都合をつけて来た分、期待が大きすぎたのかなぁ……と思いつつ、原因をつらつらと考えながら東京から戻ってきたのですが、とりあえず「各音楽隊らしさ」が薄かったせいじゃないかな、という結論に落ち着きました。
「音楽まつりでなければ見られないようなものばかり」と書いているので矛盾しているように思われるかもしれないのですが、「音楽まつりでなければ見られないようなもの」=「音楽隊らしいもの」とは限らないのわけで……。
ぴぎーさん、音楽まつりで一番大事なのは必ずしもドリルの完成度ではないと思っているのですよね。
音楽まつりは通常の演奏会ではなくその名のとおり「まつり」です。
なので、いくつもの音楽隊が集まって、各々の音楽隊がよそとは違う自分たちのカラーを主張しながら「競演」する様子を楽しむのが「まつり」らしくていいのではないかと思っているわけです。
そういう意味では今回の陸音3つは「ドリルの完成度」は高いのだけれど、「これこそが××音楽隊!」というインパクトが薄かったというのがぴぎーさんの印象です。
逆にこのあたりをうまく突いてきたのがシンガポール軍楽隊じゃないかと。
もともとゲストバンドにそれほど興味がない上に、何年か前のTattooの動画を見た印象からシンガポール軍楽隊にはあまり期待してなかったのですが、これがなかなかの拾い物でした。
ドリルの練度でいえば他の出演バンドの方が上かもしれませんが、「音楽まつり」らしさではシンガポール軍楽隊が一番だったと思います。
公用語を4つ持つシンガポールらしく「多様性(diversity)」という主題のもとに、自分たちのカラーの中に日本のカラーも取り込んでみせたことで他の音楽隊とは違った「シンガポール軍楽隊」らしさも印象づけることに成功していたと思いますし。

気になったのは海自のカラーガードが「海自自衛隊カラーガード」から「海上自衛隊艦旗隊」いう名前に変えてきたことです。
艦旗隊となったことで旗手としてのガードだけになってしまいました。
とうとうフラッグを使った演技が見られるのは航空自衛隊だけとなってしまいましたね。
女性演技隊も出演しなくなっちゃったし、年々出演者が減っていくのはどうにも寂しい話です。

「わくわく」感が乏しかったようなことを書いてはいますが、先にも書いてあるように、目を見張るような感嘆や感動はいっぱいでした。
今年は合同演奏も多く、太鼓と吹奏楽の合同もあったので、本当に大変だったのじゃないかなぁ。
予算も人員も以前程裂けなくなっているのは、素人目にもあきらかな中で観客を楽しませようとみなさんがんばっていらっしゃりのが本当によくわかります。
ただぴぎーさん、余裕があったころのおまつり気分的な雰囲気が大好きなもので……ごめんね、贅沢言って。(^^;
あ、あとね、やっぱり行くならわたしは第1回公演がいいかな。
いや、なんかやっぱり1日3公演の3公演目よりは1公演目の方がいいような気が……と、更に非難されそうなことを書いてみるぴぎーさんであった。(笑)

フィナーレの「WAになっておどろう」で信太菊水太鼓の方(部長さんかな?)が一人飛びぬけて元気いっぱいに踊られていたので、なんだかそれだけで楽しい気分に。
見ていて頬が緩んできて困りました。(笑)
(写真、ジャンプしているのにあわせたら、まわりブレまくり。(笑))
「WAになっておどろう」が終わり、出場者が退場していったステージに指揮者とフルート奏者が残りました。
指揮者以外の奏者が客席ではなくステージに残るというのは珍しいかな?
「最後に絆の魔法をおかけしましょう」とアナウンスが入ると、中空音隊長が高く掲げた指揮棒を二振り。
鐘の音が響き渡ると、フルートが「ヘドウィグのテーマ」を奏でます。
そうきたか。(笑)
んー、まさかここでハリー・ポッターが来るとは。
オープニングの「ハトと少年」という選曲に「なんでラピュタがオープニング?」と首を捻っていたのですが、クロージングにハリー・ポッター持ってくる伏線とかじゃないですよね?(^^;
一生懸命客席に「絆の魔法」をかける隊長に完全に緩んでいた頬が完全に締まらなくなってしまったぴぎーさんでした。
最後の最後にやられちゃったなぁ。
これで不完全燃焼気味のもやもやした気分もチャラ……というかおつりきちゃったかも。(笑)


伏線と言えば、開演前、ずっと「WAになっておどろう」のオルゴールが流れていました。
実はここから音楽まつりは始まっていたわけなのですが気がつかれましたか?




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【プログラム】平成22年度自衛隊音楽まつり

日本武道館で行われた「平成22年度自衛隊音楽まつり」を聴いてきましたよ?

入場券を持っているだけではプログラムは貰えそうもないので、がんばって武道館まで貰いに行ってきました。(笑)
わたしは毎年第1回公演に行っているのですが、今年は第1回公演の入場券を音楽まつりともだちのおじさまにお譲りして、そのかわりに招待公演に紛れ込ませていただくこととなりました。
招待公演と行っても内容は一般公演と同じなのですが、音楽隊ヲタクのぴぎーさんとしては「一度「招待公演」も調査(笑)しておかねば!」ということで、招待公演に行かせていただきました。
まだ未見の方へのネタバレにならないよう、公演内容については第4回公演が終了まで非公開にしておきます。
長くなるので、今年も「プログラム」「音楽隊」「自衛太鼓」と分かれています。

まずは「そもそも招待公演って何?」というお話から。
自衛隊音楽まつりは金曜2回、土曜2回の4公演の入場券が公募で配布されますが、その4公演とは別に金、土各1回、招待者向けのこ公演が行われます。
「招待者」ですので当然公募はされません。
公演内容自体は一般向けの公演と同じです。
唯一の違いは防衛大臣のあいさつがあることです。
えらい人が来ていると、あいさつの中でその旨がつげられたりします。
今年は、というか今年も鳩山由紀夫、幸夫妻がお越しでした。
鳩山夫妻の名前がでたときの観客の反応微妙すぎ……。(^^;

今年は座席指定ということで、座席のブロックにより入場口もきっちり分けられていました。
座りたい座席ブロックの入口を選んで入場すると座席券が渡されるという段取りです。
前述の音楽まつりともだちのおじさま情報によると、少なくとも早い段階では1階か2階かは選べたようですが、「ここに座りたい」というピンポイントな要求は通りません。
招待公演は券種によって入場口(座席ブロック)も決められています。
更に券種というか、招待元によって座席の範囲も決められています。
券種はわたしが確認できた範囲では(開場待ちをしている間に他の方に見せていただきました。(笑))、防衛大臣招待扱いの紫券、関係者扱いの赤券、一般招待扱いの緑券の3種です。
これ以外の券があるのかないのかは不明。
券のランクとしては紫>赤>緑です。
赤は内部とか外部の団体という感じでした。
ご子息が出演されているという方は緑を持っていらっしゃったので、出演者でも一隊員レベルだと一般招待券しか貰えないようですね。
座席については少なくとも、紫、赤に関してはエリア内は自由席でした。
もちろん、ものすごくえらい人用の座席は言うまでもなく決まっています。

公演が始まると「カメラをおろせ!」という怒声が。
声から察するに年配の男性のようです。
他にも何か言っていたのですが、離れていてはっきりわかりませんでした。
「おろせ」「さげろ」と言うのだけはわかりましたけれど。
でね、ぴぎーさん、これ、どういう状況なのかがものすごく気になってしょうがありませんでした。
だって、カメラを「おろせ」「さげろ」ということはカメラが普通に座っている人の頭より高い位置にあるということですよね?
身体から離れぎみに三脚でも置いてあって、それが斜め後方の人にとって目障りになっているのかな? とも思ったのですが、それだと「さげろ」ではなくて「どけろ」だろうし……。
某掲示板では自衛隊イベントでの最前列での三脚使用がものすごく非難されているのですが、座位での三脚と言えば「自分の身幅内の位置でカメラは顔より低い位置」という使い方をしている人しか見たことがないぴぎーさんは、実はそこまで非難される理由がよくわからなかったのですが(少なくともわたしはそういう設置のビデオは気にならないので)、もしかして今回みたいに「さげろ」と言われるような使い方をしているってことかな?
声のした方向からして、まさか撮影隊(本職の方々)に言っていたってことないですよね?!(撮影していた人もしきりに後方を振り返っていたしなぁ……)

そうそう、今年は飲食禁止ではありませんでした。
持ち込みはできませんでしたが、館内ではお弁当売ってましたよ。
招待公演だから……ってことはないですよね?
武道館内の売店の自衛隊関連の商品の中に「それゆけ!女性自衛官」のレジャーシートが混じっていたので笑いました。
「それゆけ!女性自衛官」もいろいろ商品展開してきますね。
商品展開と言えば、自衛隊キューピーも耳かきやボールペンが増えていて、こちらも商品展開では負けていませんでした。(笑)

終演後の出口で、残部のプログロムが配られていたので、ちゃっかり頂いてまいりました。
やっぱり武道館までプログラム貰いにきて正解ね。
2部も貰えちゃったわ。

というわけで、余分に貰ったプログラムを作業用として心置きなく使いまわして書いた、公演メモへと続きます。




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平成21年度自衛隊音楽まつり ~陰の章~

今年度の音楽まつりの際、「陰の章」として開演前に流された映像がYouTubeの陸上自衛隊広報チャンネルにあがっていますね。
出演者の方々が一生懸命さが伝わってくる映像です。
音楽まつりには行ったものの「陰の章」はちゃんと見なかったという人も多そうですし、音楽まつりにまだ行ったことのない人にも見てもらえればいいのにとも思っていたので、Webで公開されて良かったです。

実はぴぎーさん、自衛太鼓のところで涙がでそうでした。(^^;
音楽隊のようなプロ同士が合同演奏するのでもいろいろ大変そうなのに、言ってみればアマチュアな人たちが200人以上集まって演奏するのですから、簡単な話ではないのだろうということは想像に難くないのですが、それでも実際に「本当に大変だ」という話を聞くとあらためて「こんな状況でよくやってるなぁ……」と思わずにはいられません。

出演者の話以外にも、楽器やフラッグを持たずにフォーメーションの練習をする音楽隊など、普段見ることができないような様子も見られますのでお勧めですよ!


平成21年度 自衛隊音楽まつり ~陰の章~
http://www.youtube.com/watch?v=kIMboX1YENw





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