【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊52周年記念行事 (自衛太鼓)

記念行事の野外イベントでなんでこんなに長文になるのか、自分で自分につっこみたいぴぎーさんです。
とりあえずこれで最後、自衛太鼓編です。

太鼓も昨年に引き続き十戦太鼓と三施太鼓が登場。
まずは十戦の単独演奏から。
昨年は「youtubeに流すのはヤメて~」ということでしたが、今年は「youtubeでの公開OK」で、更に公開動画を撮影するための撮影ポイントの案内つき。
さうがに「youtubeはヤメて」ネタは時流に合わないということでしょうか。(笑)
「武人」は十戦自身が力を入れている曲だけあって、なかなか気合の入った演奏でした。
賤ヶ岳の戦いをテーマにした曲だそうです。
賤ヶ岳七本槍の活躍や城に火を掛けて自刃した柴田勝家とお市の方の様子が盛り込まれているとのことなので勇壮な雰囲気でありつつちょっと物悲しげな雰囲気もある曲です。
賤ヶ岳(滋賀県)がテーマという事でおわかりでしょうが、十戦のオリジナル曲です。



「山彦」は太鼓を聴き慣れていない人にもわかりやすい曲で、音だけでなく、打ち手の動作も山彦のように同じ動きがくりかえされます。
初めて和太鼓を聞く人に馬が跳ねている様子や山々の光景を聞き取れというのはある意味酷な話だと思いますが、この「山彦」は山彦がこだましている様子が目と耳でよくわかるので良くできた曲だと思います。
曲紹介の際に触れられていましたが、1,850人による演奏でギネス認定を受けている曲でもあります。
さすがにそこまでいくと聴かせるための演奏というよりは演奏することが目的のイベント状態なのでちょっとアレなのですが(動画サイトを探すとそのときの映
像があります。ご興味のあるかたは「北響祭 山彦」で検索なさってみてください)、大人数でやると映える曲なのは確かなので合同演奏で聴きたい曲の一つで
す。

三施は昨年、災害派遣の影響で3人という小人数での登場でしたが、今年は部員の皆様お揃いで登場で、十戦に負けず劣らず力の入った太鼓を聴かせてくれました。
個人的には三施に参加した頃から見ている女性隊員さんが本当にうまくなられたなーと。
打ってる表情も凛々しくなりましたね。
三施全体もどんどんうまくなっているので、これからがますます楽しみです。

「カマイタチ」は三施のオリジナル曲。
曲の半分は締め太鼓と鉦だけという、自衛太鼓としてはわりと珍しい曲です。
太鼓はよく演奏される曲というのがあるので同じ曲ばかり聴いているような感じになってしまいますが、実は結構曲数があります。
演奏時間がかぎられている中では(まして課外活動では)どうしても演奏される曲に偏りがでてくるので、こういう曲を耳にする機会はわりと少ないのですが、
こまめにイベントに出向いているとこういう意欲的な曲にあたることがありますので、「ここの太鼓は前に聴いたことがあるからいいや」と思わずに、聴ける
チャンスがあったらどんどん足を運んでみてください。



「四季打ち」は自衛太鼓ではお馴染みの曲です。
1曲が短い自衛太鼓ですがその中にちゃんと春夏秋冬の4つのリズムで構成されています。


合同演奏の「流れ打ち」はその名のとおり、流れるように打ち手が次々とかわっていく曲です。
演奏の大変そうな曲ではありますが、その分聴きごたえ、見ごたえがあるのでぴぎーさんのお気に入りの曲の一つです。
部長さんのお話では今までにないぐらいの速度だったそうです。
太鼓でもやっぱり力が入りすぎて走っちゃうということがあるのですね。
太鼓の場合、走ったとしてもそれはそれで迫力につながりそうなのでいいのじゃないかなぁと思った、ドシロートなぴぎーさんですが、そういう話でもないのでしょうね。(^^;



最後の「雷音」は中方自衛太鼓の合同曲です。
「らいおんです」と曲紹介された瞬間。「Lion? そりゃまた変わったテーマで」と思ってしまったぴぎーさんです。
知ってる曲、というか演奏前にプログラムの掲示見て文字確認しとるがな。(^^;
曲名どおり雷が鳴りまくっている曲です。

十戦も三施も若い隊員さんが大活躍でした。
若い方が腕をあげていく様子を聴けるのは本当に楽しいです。
彼らがリーダーになる頃にはぴぎーさん、もういないくなってそうですが(長生きできそうな気がしない生活送っているものでw)、そういうのが見られたらそれも楽しいかも。
よし、歳をとったら、そこらへんにいる若いヲタクを捕まえては「ばーちゃん、あの部長さんが入部した頃から、この太鼓聴いてるねんでー」と自慢するために長生きしようw

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【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊52周年記念行事 (音楽隊演奏)

式典のあとは野外音楽イベント。
ぴぎーさんは式典よりこっちがお目当て

今年のプログラムはこんな感じでした。
3音→十戦→三施→十戦、三施合同→中方音という順番です。
「サーカスの思い出」が入っているので、「野外でこれやるのか?」と思ったのですが、なかなか楽しいことになっていました。
それから「バスターズ レディーゴー!」 キタ━(゚∀゚)━!!!!!
舞音のリハ公開の際、ドラえもんとプリキュアとバスターズの中から1曲だけ演奏するということでお子様限定のリクエスト投票をしたのですが、バスターズ派(元気な男の子)、プリキュア派(超~元気な女の子)に負けちゃったのですよ。
ぴぎーさん、戦隊シリーズの主題歌大好きなので(番組は1回も見なくてもCDだけは聴くw)「バスターズ レディーゴー!」が聴けなくて残念だったので嬉しいわ。
あと、なんで3音と中方音のどっちもがAKBのメドレーやるかな?(^^;
中方音は確か昨年も同じ「AKB48メドレー」やったんじゃなかったっけ?
どっちもレパートリーの少ないバンドじゃないのだから、なんとかならなかったのだろうか……。
そしてもうひとつ。
プログラムにアンコール(En)と書いてあるのはどうなの?!
曲名が確実にわかって非常に助かるのだけど、プログラムに「En」と書いちゃった段階ですでにアンコール(再演奏)ではないような気が……。(^^;
感覚的には「アンコール」というよりはCDの「ボーナストラック」という感じかも。

3音は
とかとか

とか、目でも楽しめるパフォーマンスを展開。
最初の写真は説明不要ですね。
「ウィーゴー!」です。
黄色の麦わら帽子はわざわざ作ったと思われます。
「3音のルフィー」と紹介されていたので、今後はそう呼んであげてください。(笑)
「♪いち、に、SUNSHINE よんっ...ウィーゴー!」の部分が声の調子もリズムのノリ方も非常によい感じになっていたので、おそらくご当人にとってもこの部分が聴かせどころだったのではないかと。

「サーカスの思い出」はマリンバ奏者の隊長の十八番ともいえそうですね。
原題は「レンツ・サーカスの思い出」というタイトルなのですが、3音が演奏するときは「サーカスの思い出」と表記されています。
超絶技巧の木琴が普段クラッシック音楽を聴かないような人でも目と耳を奪われる曲です。
前述のように見せて聴かせる曲なので他のバンドやオケなどでもアンコールに使われたりしています。
わたしが管弦楽を聴いてまわっていた頃はコルソ・ウィーンがニューイヤー・コンサートでいつもアンコールに演奏していたのですが、年末の第9とニューイヤー・コンサートの類に行かなくなって久しいので、今はどうなのかなー。
とにかく、この曲をマーチングシロフォンで動きまわながらやったということにビックしました。
さすが行進しながら演奏するのが基本のミリタリーバンドの人というか、なんというか。(笑)
隊長が袖(野外なので正確には袖じゃないですけれど)に向ったとき、木琴が搬入されてくるのだろうと思ってわくわくしながらずっと袖を見ていたたのですが
(搬入されている木琴の姿を撮るつもりだったの。ごめんね、期待するポイントがヘンで)マーチングシロフォンをつけた隊長が駆けでてきたので本当にビック
リでした。



でもぴぎーさん的今回の1番のお気に入りはジャズアレンジの「星条旗より永遠なれ」かな。
ピッコロが絶好調!
「聖者の行進」のトロンボーンとトランペットも良かったのですが、ごめん、今回はピッコロ推します。

太鼓をはさんでの中方音は音にノッてくださいという感じで。
「トランペット吹きの休日」で華やかにスタートです。



以前に書いたことがあるのですが、この「トランペット吹きの休日」という訳にはどうも違和感があって困ります。
1分4秒あたりからの旋律がなければトランペットでもいいと思うのですが、これがあるということは原題の「bugler」は間違いなく軍隊のラッパ手のことだからなぁ……。
ちなみに元になっている旋律はこれです。→http://bands.army.mil/music/bugle/firstcall.asp
※Wikipediaのページからの方が簡単に聴けるのでWikiのページにリンクしていましたが、やはりここはオリジナルページにリンクすべきかと思い、元々の米陸軍軍楽隊のページへのリンクに変更しました。


「オータムシーズン」は吹奏楽用のオリジナル曲で春夏秋冬とあるうちの1曲です。
秋はジャズワルツでちょっとおしゃれな感じです。
ジャズ風ということでビッグバンドを意識しているのかな?
なんとなくそんな感じの曲です。
曲の途中、こんな風のいたずらが。
といっても、写真ではなにがなんやらですよね。(^^;
真ん中の譜面台に何ものっていないのがおわかりになりますか?
隊員さんの足元左にある白い物が楽譜です。
右側の隊員さんは手で楽譜を押さえています。
楽譜が何枚か風に飛ばされるというのはときどきみかけますが、楽譜カバーごとというのはそうそうありません。
野外演奏は本当に油断なりませんね。

あとおばちゃんはプリキュアシリーズより戦隊シリーズ派なのだけど、吹奏楽の演奏に限って言えばプリキュアシリーズの方がアレンジがいいと思うの。
今回もプリキュアの方が聴かせどころが多く、演奏のノリも良かったです。
聴かせどころがあるのでプリキュアの方は途中で拍手でてましたよ。
戦隊、もうちょっとこうブラス全開でいけいけゴーゴーな(死語?)なアレンジがないものかしら?

「AKB48メドレー」……ぴぎーさんの気力が最後まで持たなかったのは多分これのせいですw
あ、演奏が悪いのではなく、あくまでも選曲の問題です。
誤解なさらぬように。
既に書いてますが、いくら重なった曲はないといってもAKBメドレー2回目で、しかも昨年もやった曲なので、なにがなんでも聴きたい! という意欲が萎えちゃったのですよね。
体調万全なら一緒に歌ってたかもしれませんけれど。(いや、歌わない、歌わない)

最後は「ボギー大佐」。
最初の「トランペット吹きの休日」とこれは運動会シーズンということで運動会でお馴染みの曲を……ということでしょうね。



しつこくて申し訳ないですが太鼓の話へ続きます。(大概にせーよ)

| 合同演奏::記念行事等 | 11:04 PM | comments (0) | trackback (0) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊52周年記念行事 (プログラム)

陸上自衛隊中部方面隊創隊52周年記念行事で音楽隊の演奏と自衛太鼓を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面隊
創隊52周年記念行事

2012年10月7日
陸上自衛隊伊丹駐屯地
【演奏曲目】
  • 観閲行進
    • 行進曲「大空」(須磨洋朔)
    • 行進曲「かけがえのない大地」(神田文雄)
    • 陸軍分列行進曲(C.ルルー)
    • 祝典ギャロップ(須磨洋朔)
    • 凱旋(堀滝比呂)
  • 第3音楽隊演奏
    • 行進曲「秋空に」(上岡洋一)
    • 星条旗より永遠なれ(J.P.スーザ)
    • ウィーゴー!(田中公平)
    • サーカスの思い出(G.ペーター)
    • AKB48コレクション 2011(宮川成治(編))
      Everyday、カチューシャ~フライングゲット~風は吹いている~上からマリコ~ GIVE ME FIVE!
    • オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ(J.レノン、P.マッカートニー)
    • 聖者の行進(H.アーレン)
  • 滋賀十戦太鼓
    • 武人(もののふ)
    • 山彦
  • 京都三施太鼓
    • カマイタチ
    • 四季打ち
  • 滋賀十戦太鼓、京都三施太鼓
    • 流れ打ち
    • 雷音
  • 中部方面音楽隊
    • トランペット吹きの休日(L.アンダーソン)
    • 風が吹いている(水野良樹)
    • オータムシーズン(黒川さやか)
    • Let's go!スマイルプリキュア!(高取ヒデアキ)
    • バスターズ レディーゴー!(大石憲一郎)
    • AKB48メドレー(三浦秀秋(編))
      会いたかった~ポニーテールとシュシュ~RIVER~桜の栞~ヘビーローテーション
    • ボギー大佐(K.J.アルフォード)
プログラム
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊滋賀十戦太鼓
  • 陸上自衛隊京都三施太鼓

予告どおり根性で行ってきました。
が……終盤で根性がつきて中方音の後半、寝かけました、すみません。
そんな感じで予想外に根性を使いすぎてしまい、翌日えらいめにあいました、うふふ。(´;ω;`)
伊丹の記念行事でこのありさまでは、さすがにクイーンズスクエアはムリそうですね。<完全にはあきらめていなかったらしい。

せっせとメモっていたら記念行事のメモとしてはありえないぐらい長くなってきたので、今回は分割します。
ん~、なんでこんなに長くなったんだろう?
それから、今年もこれを書いている最中に置かれていたプログラムの誤記に気がつきました。
本当にムダにいろんなことに細かいのに、こういう目立つものはその場では絶対気づかないのですよね。
なぜかしら……?(^^;

| 合同演奏::記念行事等 | 10:53 PM | comments (0) | trackback (0) |


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【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊52周年記念行事 (観閲行進)

今年も観閲行進は中方音と3音の合同。
もう駐屯地音楽隊は出てこないのかなー。
「大空」から始まって2曲目は行進曲「かけがえのない大地」です。
「かけがえのない大地」、着実に根付いていますね。



観閲行進の際の音楽隊の入場です。
個人的には1分19秒ぐらいでドラムメジャーが向きをかえる→右へ移動するあたりに注目だったのですが、動画サイズ圧縮したら全然わからんがな。(^^;

音楽が切れているときに打楽器が足並みのためのリズムを刻んでいる部分は心の中で「左、左、左右左」とご唱和ください。(笑)

行進の号令で思いだしましたが、「陸軍分列行進曲」から「祝典ギャロップ」に切り替わるときって、徒歩による行進はまだグランドから退場しきっていないので、整然と徒歩行進している真っ最中なのですよね。
みっちり練習しているでしょうし、それこそ「左右」の号令をかければいい話だとは思うのですが、歩いている最中に徒歩行進用のマーチがギャロップに変わったら歩きにくいのじゃないかと思うのですが……。
わたしだったら絶対つられて歩調が速くなる自信がありますよ?<ダメじゃん、それ。

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【プログラム】第15回神戸ときめきコンサート

神戸文化ホールで行われた「第15回神戸ときめきコンサート」を聴いてきましたよ?

第15回
神戸ときめきコンサート

2011年12月21日(18:30開演)
神戸文化ホール大ホール
【演奏曲目】
  • プレコンサート
    • ドビュシーメドレー
      亜麻色の髪の乙女
    • オラトリオ「天地創造」より 大いなる偉業が成し遂げられた
    • ゴスペルタイム(J.アグレル)
  • 1部
    • 行進曲「マーキュリー」(J.ヴァンデルロースト)
    • クリスマスメドレー
    • Stand Alone(久石譲)
  • 2部
    • 武将
    • 春馬
    • 春雷
    • 流川
    • 特科龍神太鼓
  • 3部
    • ビッグバンド・ショーケース
    • ルパン三世 '80
    • Carol Swingin コレクション
  • 4部
    • カンタベリーコラール
  • アンコール
    • よろこびの歌
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 姫路白鷺太鼓
  • 兵庫県立兵庫高等学校吹奏楽部

ときめきは今年で卒業しようかと思った、そんなぴぎーさんです。_| ̄|○

入場待ち列を見て「大丈夫かいな?」と思ったのですが、大丈夫ではなかったです。
開場直後の入場口がエライことになっていました。
あたりまえです。
あの待ち列で入場がスムーズにいったら、その方がびっくりしますよ。(^^;
入場からいきなりびっくり、というよりがっくりな状況で、実はこの段階でびみょ~に気分が萎えてきていたぴぎーさんでございました。

ときめきコンサートはロビーコンサートではなくプレコンサートがあります。
後方の席に座ろうと思ったのですが、それを思いだして少し前の方に席に座りました。
前から思っているのですが、プレコンサート形式って誰得なんでしょう?
ロビーコンサートを聴きにでてこないような人というのは、プレコンサートになったからといって演奏に耳を傾けるようになるわけではありません。
なので結果として演奏を聴きたい人がちゃんと聴くことができない状況になってしまうのですよね。
演奏する側だって、演奏してる真下で「ここ、ここ~!」と手を振りながら知り合いを呼ばれたりしたらイヤじゃないかと思うのですが。
そもそもあの大きさのホールで、しゃべりたい放題、動きたい放題の観客を前にアンサンブル演奏をしなきゃいけない奏者も大概気の毒な話ですよね。
「たくさんの人に聴いてもらいたい」以外の理由で「演奏に集中したい」人と「演奏に集中する気がない」人を混在させてまでプレコンサートにするメリットってなんだろう?
ロビーで演奏するよりはいろんな段取りが楽……というのはあるかも。
今回は近くの席に、前方を空席探しの人にふさがれる度に「おっさん邪魔!」と軽くキレていたお嬢さんがいたので、なおさら「誰得?」と考えてしまったのでした。
ドビュッシーが木管7重奏、ハイドンとアグレルがトロンボーン4重奏で、しかも静かな感じの曲だったので余計に演奏が聴きづらかったのかもしれません。
プレコンサート形式にするなら昨年のような派手めな曲の方がいいかもしれませんね。
「大いなる偉業が成し遂げられた」あたりは、もう少し落ち着いて聴けたら良い雰囲気になったでしょうに、もったいない話です。

本公演の方は1部が陸上自衛隊第3音楽隊、2部が姫路白鷺太鼓、3部が須磨学園、4部が3音と須磨吹奏楽部との合同でした。
今年は吹奏楽部の方が後です。
順列的にはどうかと思うのですが、スクールバンドのと合同の場合スクールバンドの演奏が終わると帰っちゃう人がいるので、自衛隊が先にやった方がいいかなぁと。
自衛隊のイベントだからと来てるような人というのは、案外スクールバンドの演奏もちゃんと聴くので。
もっとも自分が楽しくなければ音楽隊の演奏の途中でさえ帰っちゃいますけどね。(笑)
ある意味一番正直で厳しい観客かもしれません。

さて演奏の方ですが……ま、いいか。(いいのか?}
いや、細かいこと言い出したらキリがないので。(^^;
ただなんていうか、3音も随分かわったなーと。
うまく言えないのですが、当たり外れというか、向き不向きの幅が広くなった感じ?
自衛隊音楽隊という性質を考えたら振れ幅狭い方がいいのかもしれませんが、個人的には振れ幅の狭い手堅い演奏よりはこういう演奏の方がおもしろくていいなぁ。
でもまぁ、マイナス側に大きく振れたら文句は言うんですけどね。<ひどいw

「Stand Alone」は最近すっかり復興ソング扱いですね。
これが今回1番あってない感じだったかな。
あと、これは歌付きにするのはやめた方がいいなぁ。
歌の上手い下手の問題じゃなくて、声楽的歌唱ではない独唱を吹奏楽にあわせるのにはむいてない曲という意味で。
もし歌を付けるなら、これこそ地元のアマチュア合唱団なり中高のコーラス部なりを招聘すればいいと思うのですが。
「クリスマスメドレー」はメドレーの中で当たり外れがでてましたね。
これはもう完全に指揮(隊長)のリズムの問題なのでしょうが、

自衛太鼓は姫路白鷺太鼓の出演でした。
3師の太鼓は三施が施設科、菊水、酒呑が普通科なので今期のように災害派遣が続くと他の太鼓の分も白鷺があちこちにひっぱりだされていたんじゃないかと思ったりしているのですが……。
大丈夫でしょうか太鼓のみなさま。
派遣にでている隊員さんも残る隊員さんも無理はしないでね……と言ったところでがんばるのが自衛隊なんですけどね。
「特科龍神太鼓」は今日も目の前というかまぶたの裏に煙が見えました。(笑)
これは本当に白鷺ならではの太鼓ですよね。

1部と2部の幕間にお子様を登用しての制服ファッションショーがありました。
2歳の男の子が大人気でしたが、わたしはしっかり「頭(かしら)中(なか)」を披露した小学生の女の子を評価したいです。
「頭中」はきっちり練習しておかないと格好がつかないので、がんばったなぁ、と。
あれ、そういえば今年は抽選会なしでしたね。
当たりの大半を大人が持っていくよりは、こうやって子供に協力してもらって、その子供たちにプレゼントを渡した方が有意義だと思いますが、楽しみにしていた人もいそうですね。

最後にこれ。



会場待ちの案内のプラカードです。
ひょうちん、イラストじゃなくて写真なんですが?
……と思っていたら、イラストじゃないひょうちんが登場。
司会者曰く「平成23年に着ぐるみ完成」
いや、着ぐるみゆーたるな。(^^;
休憩時間に撮影会やってましたよ。

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【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊51周年記念行事

陸上自衛隊中部方面隊創隊51周年記念行事で音楽隊の演奏と自衛太鼓を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面隊
創隊51周年記念行事
伊丹駐屯地創立60周年記念

2011年10月16日
陸上自衛隊伊丹駐屯地
【演奏曲目】
  • 観閲行進
    • 行進曲「大空」(須磨洋朔)
    • 行進曲「かけがえのない大地」(神田文雄)
    • 陸軍分列行進曲(C.ルルー)
    • 祝典ギャロップ(須磨洋朔)
    • 凱旋(堀滝比呂)
  • 第3音楽隊演奏
    • 星条旗より永遠なれ(J.P.スーザ)
    • となりのトトロ(久石譲)
      さんぽ~5月の村~風の通り道~ねこバス~となりのトトロ
    • マル・マル・モリ・モリ!(宮下浩司)
    • 涙そうそう (BEGIN)
    • パヴァーヌ(M.ラヴェル)
    • 坂本九スタンダードメドレー(遠藤幸夫(編))
      上をむいて歩こう~見上げてごらん夜の星を~明日があるさ
  • 自衛太鼓
    • 闘魂爆風
    • 四季打ち
    • もののふ
    • 春雷
    • 春馬
    • 山彦
  • 中部方面音楽隊
    • 双頭の鷲の旗の下に(J.F.ワーグナー)
    • 日本の情景「秋」(山下国俊(編))
      虫の声~里の秋~まっかな秋~村まつり~旅愁~故郷の空~もみじ
    • 旅愁(J.P.オードウェイ)
    • 海賊戦隊ゴーカイジャー(持田裕輔 )
    • ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪(marhy)
    • AKB48メドレー(三浦秀秋(編))
      会いたかった~ポニーテールとシュシュ~RIVER~桜の栞~ヘビーローテーション
    • WAになっておどろう(長万部太郎)
プログラム
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊滋賀十戦太鼓
  • 陸上自衛隊京都三施太鼓

忘れる前に書きなぐり。

観閲行進はいつもの通りの曲で。
「大空」で始まって「凱旋」で終わるというのは、他のメモでも書いたようにぴぎーさんの好きなパターンです。
昨年に続き、「かけがえのない大地」のマーチVer.も演奏されました。
このまま観閲行進用の曲へ仲間入り決定でしょうか?
今年は駐屯地音楽隊は不参加の模様。
災害派遣続きで本務のある駐屯地音楽隊員は音楽活動どころではないのかもしれません。

式典後の音楽イベントは厚生棟隣の広場(?)でありました。
伊丹駐屯地イベントでの音楽演奏では定位置みたいなところですが、個人的には昨年使った場所がいいなーと思わなくもなかったり。(絶対あそこがいい! というレベルではなくて、なんとなくあっちがいいかなーという感じです)
3音→自衛太鼓(三施太鼓→十戦→三施と十戦合同)→中方音の順で演奏です。

3音はいろいろと演出が。(笑)
演奏準備の際に隊員さんが大きなリボンを楽譜の下に置いたので、知人と「ネタ仕込んでるね」と顔を見合わせてクスっと一笑い。
「マルモリ」と「涙そうそう」が歌つきでした。
「マルモリ」は会場の子供たちも参加です。
リボンもここで登場。
会場の子供を参加させる曲というのは結構あるのですが、ドラえもんとかプリキュアとかだと未就学の子供ばかりになりがちです。
でも「マルモリ」はどこでもわりと大きな子供もこぞって出てくるので、この曲の人気の程が良くわかります。
「坂本九メドレー」は「明日があるさ」のでユーフォニアムのソロが演奏しながら観客に近づいてきたと思ったら、ベルの中から真紅のバラがでてきました。
ユーフォニアムが前に出てきたときに2度ベルの中にちらっと赤い物が見えたので何かと思ったのですが、まさかバラとは。(笑)
バラは最前列に座っていた小さなレディにプレゼントされました。

  

3音の指揮は隊長だったのですが、以前にも書いたように現隊長は振りの大きい指揮をされます。
今回はテンポのいい曲ばかりだったこともあって、一段と跳んだり跳ねたりで、わたしの後席のお客さんは終演後「指揮者踊りまくりやったな!(笑)」と。
わたしの知人も「指揮者、メッチャ楽しそうやったー」と大喜びでした。
どれぐらい跳んだり跳ねたりかというと、これぐらい。


自衛太鼓は今年は十戦と三施が登場。
三施は災害派遣の都合で3人だけの出演となりましたが、人数が少ない事をカバーするかのような熱演でした。
三施はその名前のとおり大久保駐屯地の第3施設大隊の隊員さんからなる太鼓チームです。
施設なので災害が起きると当然本務の方が忙しくなるでしょうし、良く出てくれたなぁと思います。
「闘魂爆風」「四季打ち」が三施、「もののふ」「春雷」が十戦、「春馬」「 山彦」が合同でした。
自衛太鼓は「自衛隊オリジナル」の曲も多いのですが、「山彦」が北海自衛太鼓のオリジナルだとは知りませんでした。
これ、山彦を表現しているという事がわかりやすい曲で、見た目も派手なので、太鼓を聴きつけていない人が太鼓のおもしろさを体感するのにもとても良い曲だと思っていたのですが、オリジナルだという事にビックリです。
観客の手拍子を混ぜてのパフォーマンスも挟んで、楽しい演奏になっていました。
司会役の十戦の隊員さん、いろいろ緊張されていたようで、本人曰く「カミカミな映像が世界中に流れると思うと夜も寝られなくなるので、ビデオ撮影している人は決してyoutubeに流さないようにお願いします」だそうです。
ぴぎーさんのブログはyoutube程世界中の人は観ないと思うけれど、夜寝られなくて仕事に差し障りがあっても困るので「男前十戦太鼓チーム」(司会談)の方々との写真だけにしとくねー。(いやがらせかいっ!(笑))


中方音の指揮は副隊長でした。
中方は今年も戦隊とプリュキュアを。
ぴぎーさん、戦隊シリーズの主題歌を楽しみにしているので、今年もあって嬉しいです。
隣のご年配は2曲とも「こんなん知らん!(-゛-#)」とご立腹でしたけど、自分の知ってる曲ばっかり望むのがムチャってもんですがなー。
「旅愁」はメドレーにも入っているので「え? わざわざ単独でも「旅愁」?」という感じだったのですが、単独の方はサンバアレンジ(多分岩井直溥氏のアレンジのもの)で。
「旅愁」がダブっている事に気づいていない人も多いのではないかと。
AKBのメドレーは舞音もやりましたが、今が旬という事でしょう。
これはわたしの後ろの席の小学生~中学生ぐらいの女の子がご立腹。(AKBが嫌いらしい)
みんなー、自分の気にいらない選曲でも演奏会場では口に出しちゃダメ~。
「良かった」以外の感想も必要ですが、演奏中は楽しい気分で過ごしたい他のお客さんに対する礼儀もあるので、文句は終演後に会場を離れてから言うか、ぴぎーさんみたいにネットで書こーね?(笑)



会場に設置してあったプログラムです。
「WAになっておどろう」はアンコール扱いなので、ここには載っていません。
あ! 「パヴァーヌ」が「ヴァーヌ」になってる……。Σ( ̄□ ̄lll)!!
本当に今これを書いていて気がつきました。(^^;
無駄に細かい性格のわりに、こういう事には気がつかない雑さがぴぎーさんの持ち味です。(ダメな持ち味だな、おい)




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【プログラム】第14回神戸ときめきクリスマスコンサート

神戸文化ホールで行われた「第14回神戸ときめきクリスマスコンサート」を聴いてきましたよ?

第14回
神戸ときめきクリスマスコンサート

2010年12月24日(18:30開演)
神戸文化ホール大ホール
【演奏曲目】
  • プレコンサート
    • クリスマスメドレー
    • 情熱大陸
  • 1部
    • 第一組曲
    • 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
    • サンタが街にやってくる in Swing
  • 2部
    • 武将
    • 春馬
    • 春雷
    • 流川
    • 特科龍神太鼓
  • 3部
    • ビッグバンド・ショーケース
    • ルパン三世 '80
    • Carol Swingin コレクション
  • 4部
    • カンタベリーコラール
  • アンコール
    • よろこびの歌
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 姫路白鷺太鼓
  • 兵庫県立兵庫高等学校吹奏楽部

1部が兵庫県立兵庫高等学校、2部が姫路白鷺太鼓、3部が陸上自衛隊第3音楽隊、4部が3音と兵庫吹奏楽部との合同で、休憩を挟まずに第1部から第4部までを通す、音楽まつりスタイルでした。
今年はクリスマスイブに開催ということでトナカイさんが抽選会を催してくれました。
5人に当たったのですが大人、それも結構年齢層高めな人ばかりに当たったので、「いいのか、それで?(^^;」と思って見ていたのですが、スペシャルプレゼント1名の抽選は無事小さな男の子に当たったので、一安心。
こういうのってやっぱり子供にあげないと、ね。

開演の前に左右の花道を使ってのミニコンサートがありました。
舞台中央で演奏した合同コンサートのとき程ではないのですが、演奏者と観客席の間をウロウロする人はどうしてもいるので、やっぱり舞台を使ってのプレコンサートはやめて欲しなぁ。
ロビーコンサートにするとわざわざロビーに出てこない人がいるので、ホール内でやろうとする発想自体は理解できるのですが、これって「今まで聴かなかった人が聴くようになる」というよりは、むしろ「今まで聴いていた人がちゃんと聴けなくなる」状態になっているような気がするのですが……。
あと、舞台左右の花道だと席によっては奏者が見えないのも痛いです。(そういう部分では舞台正面の方がマシかもですね)
音楽がちゃんと聞こえる環境なら奏者の姿が見えなくても大丈夫ですが、奏者の姿も見えない場所でまわりの話し声の隙間から音楽を拾いだす努力をするのはかなり辛いものがありました。(^^;
ん~。舞台上でのプレコンサートって最近のトレンドなのでしょうか?

さて、そのミニコンサートですが、まずは下手花道に金管と木管のアンサンブルが登場してクリスマスにちなんだ曲のメドレーを演奏しました。
フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルンだったかな?<1日に2つはしごしてるので記憶が飽和状態です。
そのあと上手花道で「情熱大陸」を。
わたしの席からだと奏者がほとんど見えなかったのですが、多分パーカション3人とサックス4人(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)です。
これから始まるコンサートを期待させるようなわくわくするような選曲と演奏で、プレコンサートとしては良いできだと思いました。
「こりゃ完全に「府民との~」の方が負けてるわ……」と思ったことは秘密……でもなんでもないので、ここに正直に書いておきます。(笑)
今年は例年と違いわざわざ公演日をクリスマスイブに移動させたのは「府民との~」も「ときめき」も同じなのですが、その「クリスマス」というキーワードを上手く活かしたのが「ときめき」の方だと思います。(抽選会もうまくクリスマスにつなげていましたしね)
だからこそ、聴きたい人がちゃんと聴けなかったのは本当に惜しいと思わずには……。

姫路白鷺太鼓は今年は男性だけでした。
帰り道「太鼓、男ばっかりやったやん」と言ってる人がいたので、同じようなこと思った人がいるんだな、と笑ってしまいました。
おもしろかったのは「流川」。
元は信太菊水太鼓のオリジナル曲を白鷺用にアレンジしたものです。
ここ、菊水だと鉦と締め太鼓なんだよな……なんてことをチラチラと思いながら聴いていたぴぎーさんです。
菊水は「流川」を打つ際は長胴を斜めに置くのですが、白鷺は縦に置いたまま打っていました。
太鼓の底が接地しない菊水と違い、白鷺は底がぴったりと接地するので、伝わってくる振動が違うのですよね。
振動が違うということは当然音が違うわけで、元は同じ曲ですが印象が随分違いました。
同じ「流れ」でも、夏の水量豊富な時期に激しい流れと、冬の終わりに大きな雪の塊が軽々流されていくような激しさぐらい印象が違うので、おもしろいなぁ、と。
それと「特科龍神太鼓」は聴いていると、ときどき頭の中に水色の背景の中に黄色いもやもやしたものが浮かんで困りました。
三尺の音だと思うのですが、その音がすると頭の中にそれが。
えーっと、もしかして特科が曳火射撃中?
……。(^^;
この太鼓でりゅう弾砲の火炎が浮かぶわたしがヲタクなわけではなく、ちゃんと特科の様子を描写してる白鷺太鼓がすごいんですよ。
白鷺太鼓がすごいんですったら!<必死?(笑)

3音は単独演奏3曲と合同演奏1曲の計4曲の演奏。
単独演奏は3曲ともジャズテイストの曲です。
「ルパン三世」は隊長によるビブラフォンのソロによるものでした。
陸音で隊長が楽器ソロをするというのはなかなか珍しいですね。
実は「ビッグバンド・ショーケース」を聴いて、「ビッグバンドいけるじゃん!」と思ってしまいました。
わたしのイメージだと、3音、しっとりした曲よりは華のある曲の方が向いている印象なではあるのですが、ビッグバンドはちょっと違うかなぁ……という感じだったのですよね。
3音がというより、陸音(除、駐屯地音楽隊)全体がビッグバンド向きじゃない印象を個人的に持っているので、ちょっと意外な感じでした。
3音、音かわった? とか思ったのですが、「ルパン三世」を聴いていて、やっと気がつきました。
現隊長になってから演奏聴いたの初めてなんですよ、ぴぎーさん。
ああ、そうか、それでか。
そりゃ去年までのイメージで聴いていたら印象違ってあたりまえだよね。
しかも隊長がビブラフォンを叩いているの見てやっと気づいたのですが、隊長、今年の中方音の室内楽定期で「ラプソディー」でマリンバを演奏された方ですね。
いろいろ気がつかないにも程があるぞ、わたし。(^^;
現隊長、かなりお若い方なので、3音の音、これからかわっていくかもしれませんね。
中方音の隊長も若い方です。
どちらの音楽隊も若い世代の活躍が楽しみです。

アンコールはベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章から合唱の部分でした。
混声四重唱の歌付き。
テナーの方がなかなか良い声でしたね。
第9は昨今猫も杓子も歌っているようなイメージなので、歌いやすい曲だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構大変な曲です。
ポップス風な歌い方にすれば多少は楽なのですが、今回はきちんと声楽風というか合唱団風な歌い方をされていたので、女声は特に大変そうでした。

クリスマスらしい良い雰囲気の演奏会になっていました。
全体的にはいい雰囲気だったのですが、やっぱり一部ものすごい観客が……。(^^;
結構いい歳の大人が演奏中にホール内を走るとか座席に飛び込んで座るとかありえないし、なんかわたしの席からは相当遠かったのですが、それでもかすかに電話の着信音が聞こえてました。
おしゃべり、飲食ぐらいは、神戸文化では驚かなくなりました。
市民会館クラスの会場での無料演奏会でのマナー違反はある程度は仕方が無いとは思っていますが、神戸文化は毎回飛びぬけて酷いので本当になんとかならないものでしょうかねぇ。
神戸文化って、それなりの大ホールだと思うのですが、なんでかなぁ……。




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【動画】合唱@序曲「1812年」(陸上自衛隊中部方面隊創隊50周年記念行事)

中方の「1812年」の演奏を動画サイトで見ていると、みなさまさくっと合唱の部分をカットされているようで……。
本物の火器を使ったことより、りゅう弾砲が105mmじゃなくて155mmだったことより、合唱がついていたことの方が珍しいと思うのだけどなぁ。(´・ω・`)
というわけで、わたくしは逆に合唱の部分だけ切り出してみました。(笑)
容量の都合もあるので、同じ歌詞の繰り返し2回目の部分だけです。
前の動画もそうでしたが、今回も思いつきでいきなり非公開にするかもしれませんので、そのあたりはご了承くださいね。m(__)m
例によって画質<容量です。
そしてそのわりにまた6Mぐらいあります。
ごめんね。



陸上自衛隊中部方面隊創隊50周年記念行事
2010年10月17日:陸上自衛隊伊丹駐屯地





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【プログラム】陸上自衛隊中部方面隊創隊50周年記念行事

伊丹駐屯地で行われた「陸上自衛隊中部方面隊創隊50周年記念行事」でいろいろ聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面隊
創隊50周年記念行事

2010年10月17日
陸上自衛隊伊丹駐屯地
【演奏曲目】
  • 観閲行進(中部方面音楽隊、第3音楽隊、
    第10音楽隊)
    • マーチ「かけがえのない大地」
    • 陸軍分列行進曲
    • 祝典ギャロップ
    • 大空
  • 特科演奏ドリル(中部方面音楽隊、第3音楽隊、
    第10特科連隊)
    • 序曲「1812年」
  • 金管5重奏(中部方面音楽隊、第3音楽隊)
    • ゆうがたクインテットテーマ
    • TSUNAMI
    • ピクニック
    • 宇宙戦艦ヤマト
    • となりのトトロメドレー
  • 福知山酒呑太鼓
    • 春雷
    • 山鳴
    • 山彦
  • 伊丹わっしょい
  • 中部方面音楽隊、第3音楽隊
    • 龍馬伝
    • 天装戦隊ゴセイジャー~
      Alright!ハートキャッチプリキュア!
    • ディズニー・アット・ザ・ムービー
    • エル・クンバンチェロ
    • 聖者の行進
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 陸上自衛隊第10音楽隊
  • 陸上自衛隊第10特科連隊
式典開始までグランドに設置してあったスクリーンで広報ビデオが流れていたのですが、なにげにBGMで「かけがえのない大地」が流れていました。
誰も聞いちゃいないでしょーが……。(´・ω・`)
音楽まつりのときもそうなんですが、みんな広報ビデオもちゃんと見ようよ~。
次いて流れるのは「中部方面隊歌」。
こっちはわりとはっきりと流れていたましたし、ミリヲタクさんなら気づいていそうです。

観閲行進はまず音楽隊が入場したあとに、中方の担当区域の県旗の入場で始まるのですが、その県旗入場の間に演奏されたのがマーチ版の「かけがえのない大地」でした。
マーチ版キタワァ.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!☆
情景を思いうかべながら聴くなら原曲の方がいろいろなことが思い浮かんで楽しいのですが、どうもぴぎーさんの体内リズムは2拍子のようで、なんとなくマーチ版の方が身体がわくわくするのですよね。

今年の観閲行進は第10音楽隊も一緒でした。
さすが50周年。
13音,14音も一緒だったらすごかったのに……て、予算の問題以前に音合わせするのが大変そうなのでありえなさそうな話ですが。
でも、100周年のときはぜひ管轄内の音楽隊全集合やってほしいなぁ。
どう考えてもぴぎーさん、もう生きていないと思うけれど。(笑)
地元兵庫県の県旗が通過するときを狙ってシャッターを押したのですが旗ぶれちゃいました。

創立記念行事が済んだあとは続いては本日の目玉とも言える訓練展示に特科演奏ドリルです。
訓練展示やそのほかいろいろなことは後ほど「駐屯地までご一緒に」の方で。
ぴぎーさん的「本日のメインイベント」は特科演奏ドリルです。
予想どおりチャイコフスキーの「1812年」をやってくれました。
予想どおり、というより予想以上です。
まさかこんな演奏を生で聴けるとは思いませんでした。
中方の今回の演奏はなんと「神よ汝の民を救い」の合唱が付いていたのです。
合唱付きですよ、合唱付き!
冒頭のロシア正教の聖歌(神よ汝の民を救い)の部分が合唱になっていました。
しかも日本語。
合唱付きの演奏、録音物ならまぁわりとあるのですが、当然ロシア語なのですよね、歌詞が。
わたしは日本語で歌われる演奏って初めて聴きました。
プロオケを追っかけまわしていたときでさえ、合唱付きの生演奏は聴いたことがなかったので本当にびっくりです。
観客の大半は「特科すごい!」「珍しい!」という感想だったと思うのですが、珍しさで言うなら断然特科より合唱じゃないかなぁ。
特科付きは他の駐屯地もやっていますが(東方は抜粋じゃなくて全曲演奏していますしね)、合唱付きだったのは少なくともわたしが今までに録音物や映像等で確認できた範囲内では中方が初めてなのですが。
その合唱ですが、わたしは指揮者以外は音楽隊はほとんど見えない位置だったのでどんな感じで合唱をつけていたのかわかりませんでした。
生……ですよね、これ?
スピーカーをとおした音ばっかり聞こえていたのと、途中一瞬音がおかしかったので「なんか録音くさいなー」とか思ったりも。
ただ、指揮者を見ている感じだと音楽隊が歌っているみたいなんですが、どうなんだろう?
FH70、今から演奏始めま~す。


右から順番に1音ずつだしていきます。


曲も終盤となり、鐘も鳴り響きます。


棒が高く掲げられて終曲。
日本原のときもそうだったのですが、この瞬間、指揮者を撮るか、最後のりゅう弾砲を撮るかでものすごく悩んでしまいました。
りゅう弾砲を使った演奏の場合、最後の最後にも大砲があるだろうというのはわかっているのですが、動画は「指揮者が棒を振りおろすところから始めて、指揮者が棒を止めるところで終わらせる」という撮り方をしているので、どっちを撮るかで葛藤。
引きで全景が入るなら引きにするのですが、それはどうがんばっても無理なので、結局「視覚的に始まりと終わりを入れておきたい」という欲求の方を優先させました。
ん~、やっぱりりゅう弾砲を撮った方がよかったのかなぁ。


記念行事が済み、午後からは、金管アンサンブルや吹奏楽のイベントが。
アンサンブルは中方音と3音の隊員さんで金管5重奏でした。


「ピクニック」ではトランペットの音がおかしいということで、トランペッターがトランペットを取り上げられカズー(擬音笛の類かと思いましたがカズーらしいです)を渡されます。
あひるさんもやぎさんもカズーです。
鳴き方は違いますが、あひるさんもやぎさんも声は一緒。
うん、まぁ、カズーだからね。(笑)

ところでこのカズー、どこの製品なんでしょう?
メチャクチャ欲しいのですが。
小道具用としてずっとこれぐらいのサイズでこんな形の物探しているのですよねぇ……。


アンサンブルとは別の場所では自衛太鼓、ダンス、吹奏楽が続けて登場しました。
まずは福知山酒呑太鼓による自衛太鼓から。
酒呑太鼓は今年の自衛隊音楽まつりに参加するそうですよ。
久しぶりですね。v(^^)
取り纏めをやっているところ以外は持ち回りみたいな感じなので、1回でると次にでるまで間があいちゃうのはしょうがないのでしょうけれど。
武道館での活躍楽しみにしていますよ~。<行くつもりらしい。


自衛太鼓は1曲打つのに相当の体力がいることは何度も書いていることなのですが、酒呑太鼓もみなさんも1曲終わると肩で息をしている状態で本当に大変そうでした。
でもこうやって全身で打つからこそ、自衛太鼓の力強さが生まれるのでしょうね。



続いては千僧駐屯地の隊員さんたちによるダンスチームが登場。
ダンスを始める前にリーダーを囲んで掛け声をかけあいます。この段階ではまだMCが被っているのですが、実はこの「元気溢れる気合を見せる」というところからパフォーマンスは始まっています。(「第3師団音楽フェスタin和歌山」では舞台の上でやっていましたしね)
自衛隊イベントに出演する際には「伊丹わっしょいチーム」と紹介されていますが、伊丹市で行われているイベント「いたみわしょい」には「陸上自衛隊千僧駐屯地」の名前で参加されているようなので、特にチーム名みたいなものはないのかもしれません。
「いたみわっしょい」には第1回から参加されていて、2008年には「元気なダンス部門」でグランプリを受賞されています。

AKB48の「会いたかった」にあわせて、どことなくAKB48テイストなダンスが始まったのですが曲調がかわるとダンスも一転します。
随所に格闘の動作ぽい動きがはさまれ自衛隊らしい雰囲気のダンスでした。



最後は中部方面音楽隊と第3音楽隊による総勢60名による合同演奏です。

ぴぎーさん、実は戦隊シリーズの主題歌の演奏を楽しみにしていたりします。(もう十数年番組は見ていないのですが、主題歌だけは別)
今年はゴセイジャーでした。
メドレーになっていたプリキュアもそうですが、こういうテレビ番組系の曲は放送が終わってしまうと演奏することはまずないので、レパートリーの1つと考えるともったいない話ですよね。
そして「エル・クンバンチェロ」はこんなことになっていました。
衣装はともかくカツラはどうなのかと。(笑)
……て、中方音のファミリーコンサートでも登場していた衣装とカツラなのですが。
こういうことにも手を抜かないのは関西の音楽隊の良いところです。
もっとも関東の人がちょっと引いてることがありますけどね。(^^;

今年は創隊50周年ということで、観閲行進に10音が入っていたり、イベントの方も中方音、3音の合同だったり、アンサンブルがあったり、なかなか豪華でした。
個人的には太鼓が1つだったり、駐屯地内のパレードがなかったりとちょっと寂しいこともありますが、日本語合唱付きの「1812年」は聴けたし、わっしょいチームも登場したしで、50周年記念らしい楽しい1日が過ごせました。
来年は今年の反動で規模大幅縮小とかだったらイヤンですけどね。(^^;




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【プログラム】陸・海・空自衛隊合同コンサート

神戸文化ホールで行われた陸・海・空自衛隊合同コンサートを聴いてきましたよ?
平成22年度
陸・海・空自衛隊合同コンサート

第1回公演
2010年7月10日(13:00開演)
第2回公演
2010年7月10日(17:00開演)
神戸文化ホール大ホール
【演奏曲目】
  • プレコンサート
    • 「天地創造」より 大いなる偉業は成し遂げられた(F.J.ハイドン)
    • 故郷(文部省唱歌)~花(滝廉太郎)~
      浜辺の歌(成田為三)~紅葉(文部省唱歌)~
      スキー(平井康三郎)~そして神戸(浜圭介)
    • 76本のトロンボーン(M.ウィルソン)
  • 第1部
    • 国歌「君が代」(林廣守)
    • 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
      第1幕への前奏曲(R.ワーグナー)
    • ユーフォニアム協奏曲「皇帝」(M.ケンツビッチ)
    • フランス軍隊行進曲(C.サン=サーンス)
    • 喜歌劇「微笑みの国」セレクション(F.レハール)
  • 第2部[陸・海・空音楽隊合同演奏]
    • 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(M.I.グリンカ)
    • バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
      (I.F.ストラヴィンスキー)
  • アンコール
    • 遥かな海へ(河邊一彦)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中央音楽隊
    海上自衛隊東京音楽隊
    航空自衛隊航空中央音楽隊


第1回公演、第2回公演の両方に行ってきました。
ただし第2回公演のプレコンサートは聴いていません。
まわりの話を聞いていると、両公演来ている人結構いるようですね。

座席は強制指定です。
はがきを渡すと座席券をくれます。
その方が無駄に入場に手間取らないので個人的にはこの方式を推奨。
そりゃまぁ確かに「座りたい席」というものはありますが、無料でプロの演奏を聴かせてもらえるわけですから、席が選べなくてもしょうがないかなと思っています。
「本当はあそこが良かったの~(;_;)」とは思いますが、だからと言って「自分で選ばせろ」とは思わないなぁ、わたしは。
比較的大きな演奏会のわりに、観客統制も良くできていたと思います。
音楽隊のリハーサルの都合で2公演とも15分遅れになったのですが、外で観客統制をしていた隊員さんは気の毒でした。
遅延は運営のせいではないのですが、炎天下で開場待ちをしているので怒る人がどうしてもいるのですよね。

座席券はミシン目が入っていてもぎれるようになっているのですが、もぎることもなくそのまま入場です。
そうそう、アンケートが郵便はがきだったのでびっくりしました。
ペグシル+A4のPPC用紙の方がコストかからないと思うのだけど、なんではがき?
はがきの方が回収率落ちそうな気もしなくもないし……。

そして2つめのびっくりはプレコンサート。
今回はロビーコンサートではなくステージでの演奏でした。
……アカン、これは絶対あきません。(^^;
ロビーコンサートは、ざわざわしていると言っても、演奏者のまわりは「演奏を聴きにきた」人ばかりです。
その人たちから離れた場所がざわついているだけなので、演奏を聴きたい人を大きく邪魔をすることはありません。
でも、開演前のステージで演奏をすると、これから席に着く人たちがステージとすでに着席している観客の間をウロウロすることになります。
そしてそういう人たちには演奏を聴いている人や演奏をしている人たちに対する配慮はまずありません。
しかもプレコンサートの開始時間は開場後20分。
これから入場者が増えてくる時間帯の上に、強制的な座席指定で前方の席に観客がわりふられはじめるタイミングでもあります。
2階席ならまだマシなのでしょうが、1階席の前半部の後列(比較的早めに来た人に割り当てられている席)あたりだと最悪です。
ロビーに2階席への誘導用にテープ張っていたせいでステージ演奏にしたのかもしれませんが、あれがあってもロビーコンサートは十分できたと思うのだけどなぁ。
今回、このプレコンサートだけは残念です。
ただ、わたしは2回目のプレコンサートは聴いていないので、もしかしたら2回目はもうちょっとマシだったかもしれませんが……。
ちなみにわたしが2回目のプレコンサートを聴かなかったのは、1回目とは全く違う位置で聴きたかったため、いわゆる「良くない席」狙いでわざと開演ギリギリまで入場しなかったからです。

そのプレコンサートはトロンボーン7重奏のアンサンブルでした。
単一楽器の7重奏というのはロビーコンサートではめずらしいですね。
合同演奏会だからこそできるアンサンブルなのかもしれません。
2曲目の曲は「唱歌で贈る日本の四季」と紹介されたのですが、「スキー」のあとに「そして神戸」のメロディーが始まりました。
が、観客の反応がほとんどなかったので、「ここ、笑うところちゃいますの?(^^;」と思ったり。
唯一の女性奏者が中央に進み出て来たので「歌うのかっ?!」と思ったのですが、歌ではなくトローンボーンソロでした。(笑)
そしてここで観客が反応。
ああ、そうか、「そして神戸」だと気づいていなかった人が多かったのか。>反応のない理由

「君が代」と「マイスタージンガー」が海上自衛隊東京音楽隊の演奏。
「君が代」は東音の歌専任の隊員さんによる無伴奏独唱。
「マイスタージンガー」はぴぎーさんティンパニーに目が釘付け。
丁度ティンパニー、というかマレットの動きが良く見える位置の座席だったので、マレットから目が離れませんでした。
マレットだけ見て音を聴いていると、なんだかおもしろいのですよね。
動きから音想像するとおりの音がでるのがおもしろいというのかな……う~ん、何がどうおもしろいのかうまく言えない。(^^;
で、途中で気がついたのですが、今日のティンパニー、いつものあの隊員さんでした。
いやだから、別にいい男だからって、この隊員さんを探してるわけでは……と毎回言っているわたくし。
なんでかなー、妙に打楽器が気になるときっていつもこの人が叩いているのですよね。
あー、もしかしたら、わたしこの人の音のものすごいファンなのかも。(笑)
「マイスタージンガー」は音が多少荒かったような気がしないでもないのですが、ホールが原因じゃないかなぁとも思ったり。

「皇帝」は航空自衛隊航空中央音楽隊と外囿祥一郎氏のユーフォニアム独奏。
わたしはプログラムは演奏会が終わるまで演奏曲目のところしか読まないので、演奏が始まった瞬間に吹き出すかと思いました。
ベートーヴェンの「皇帝」を使っているから、「皇帝」というタイトルなのか。(^^;
2回目のときは曲紹介の際にそのことに触れたのですが、1回目は触れなかったのですよね。
合同コンサートで初演のユーフォニアム協奏曲ということで、いかにもクラシック然とした曲を勝手に想像していたので、ちょっと笑わせていただきました。
ベートーヴェンじゃないものもなんか混じってませんか?(笑)
マルセル・ケンツビッチ氏の作曲だけあって、ユーフォニアム、なんかえらいことになっているのですが(ケンツビッチ氏の曲って、なにげに超難しそうですよね)、外囿氏クラスだとそこらへんを感じさせることもない演奏です。
外囿氏が凄いのは今更わたしが言うまでもないことなので、わたしはフルートソロの隊員さんを推しておきます。

そして「フランス軍隊行進曲」と「微笑みの国」が陸上自衛隊中央音楽隊です。
中音は弦バス……の弓に目が釘づけ。(そんなのばっかりかいっ)
音楽隊の弦バスではああいう弓の人は初めて見たような気がします。(いい意味で)
合同演奏の際、弦バスは各隊からでていたので3本あったのですが、ほかの2人は同じような弓の使い方だったのですが、この人は全然違かったのですよね。
とにかく自由な弓だったので、ついつい弓にばかり目が行ってしまいました。
わたしの席からは弓の持ち方までは見えなかったのですが、もしかしたら弓の持ち方がフレンチスタイルとかそんな違いなのかな?
一度、この人の弦バスだけの音を聴いてみたいかも。

「ルスランとリュドミラ」は多少テンポが遅め。
ムラヴィンスキーの「ルスランとリュドミラ」のような超速なのはちょっと苦手なのですが、これはもう少し早くてもいいかも、と思いました。
「火の鳥」の「魔王カスチェイの踊り」も個人的には先日の中方音ぐらいの速度(大した差じゃないのですどね)がいいなぁ、という感じではありましたが、音は好き。
合同ということで音に厚みがでていることを差し引いても好きな音でした。

そしてアンコールは2曲とも海上自衛隊絡みの曲で。
今回は海幕が取り纏めなので当然なのですが、せめて制式行進曲の方は3曲メドレーにして欲しかったなぁ……。
「遥かな海へ」は東音隊長作曲の曲で、海上自衛隊らしい音がふんだんに盛り込まれた曲です。
今回は曲紹介の際に「世界中で平和を守る仲間へ信頼と尊敬と共感を込めて」みたいなことを言っていましたけれど、やっぱりどう考えても海上自衛隊のための曲です。
前奏のあとに「海をゆく」のワンフレーズ。
波と風の音が聞こえはじめると、そこに号笛が響きわたります。
出港らっぱの旋律をモチーフにしたメロディーが流れると「出港用意!」の掛け声が。
力強く、優しげなメロディーが海と進んで行く艦艇を描きだします。
航海は安寧なことばかりだとは限りませんが、それでもまた再び明るく力強いメロディーが奏でられます。
この曲のいいところは、艦艇がちゃんと帰港するのですよね。(帰港じゃなくて、どこかに寄港しただけかもですが)
海上自衛隊をイメージした曲というのは、「出航する姿」を描写したものが多いのですが、この曲は「入港!」の声の後、終曲に向かいます。
艦艇に限らず、どんなものでも出掛けて行ったものは無事に戻ってきて(もしくは無事に目的地に到着して)欲しいですよね。
出航する姿をかっこよく描いた曲を聴いて高揚した気分を味わうのもいいですが、こうやって入港してきた艦艇を出迎えて幸せな気分になるのもいいものです。
この曲を聴いていたら、なんだか久しぶりに体験航海に行ってみたくなりました。
阪神基地隊のイベント、今から申し込んで間にあうかしら?!<クロスウォークで呉音を待ち伏せする予定はどうするつもりだ?(笑)

それにしても神戸文化ホールはやっぱり合同コンサートにはもったいなかったなと。
音もそうなのですが、観客の雰囲気が……。
観客にクラッシクコンサートのマナーがないのはしょうがないのですが、それでもシンフォニーや京都コンサートではここまで酷くはなかったように思います。
音楽専用ホールの場合、ホールの雰囲気に気圧されるということもあるのでしょうね。
演奏中にバックから棒つきキャンディー出してきて食べ始めたり、ポッキーの袋がまわったり、ペットボトルからお茶を飲んだり、曲紹介の最中には普通の声の大きさでしゃべり続けたり、時計のアラームは鳴るわ、電話の着信は鳴るわ、なにかわからない電子音はなるわ……もう何がなんだか。
ここまで来たら、たまたまわたしの近くにマナーの悪い人がいた……というレベルではないですよね、もう。(T◇T)
クラシック演奏会形式に退屈して飲食とかおしゃべりになっちゃったのかなぁ。

そうそう、1回目の終演後にその筋のおともだちに出会ったのですが、みんななんかエライ分厚い物を持っているので何かと思ったら、なんと『防衛白書』でした。
ホールの下でパネル展示をやっていて、そこで配っていたらしいです。
えらいもん配りましたね、今回は。(^^;
あ、わたしは貰ってきませんでしたよ?





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