【プログラム】第14回神戸ときめきクリスマスコンサート

神戸文化ホールで行われた「第14回神戸ときめきクリスマスコンサート」を聴いてきましたよ?

第14回
神戸ときめきクリスマスコンサート

2010年12月24日(18:30開演)
神戸文化ホール大ホール
【演奏曲目】
  • プレコンサート
    • クリスマスメドレー
    • 情熱大陸
  • 1部
    • 第一組曲
    • 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より
    • サンタが街にやってくる in Swing
  • 2部
    • 武将
    • 春馬
    • 春雷
    • 流川
    • 特科龍神太鼓
  • 3部
    • ビッグバンド・ショーケース
    • ルパン三世 '80
    • Carol Swingin コレクション
  • 4部
    • カンタベリーコラール
  • アンコール
    • よろこびの歌
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 姫路白鷺太鼓
  • 兵庫県立兵庫高等学校吹奏楽部

1部が兵庫県立兵庫高等学校、2部が姫路白鷺太鼓、3部が陸上自衛隊第3音楽隊、4部が3音と兵庫吹奏楽部との合同で、休憩を挟まずに第1部から第4部までを通す、音楽まつりスタイルでした。
今年はクリスマスイブに開催ということでトナカイさんが抽選会を催してくれました。
5人に当たったのですが大人、それも結構年齢層高めな人ばかりに当たったので、「いいのか、それで?(^^;」と思って見ていたのですが、スペシャルプレゼント1名の抽選は無事小さな男の子に当たったので、一安心。
こういうのってやっぱり子供にあげないと、ね。

開演の前に左右の花道を使ってのミニコンサートがありました。
舞台中央で演奏した合同コンサートのとき程ではないのですが、演奏者と観客席の間をウロウロする人はどうしてもいるので、やっぱり舞台を使ってのプレコンサートはやめて欲しなぁ。
ロビーコンサートにするとわざわざロビーに出てこない人がいるので、ホール内でやろうとする発想自体は理解できるのですが、これって「今まで聴かなかった人が聴くようになる」というよりは、むしろ「今まで聴いていた人がちゃんと聴けなくなる」状態になっているような気がするのですが……。
あと、舞台左右の花道だと席によっては奏者が見えないのも痛いです。(そういう部分では舞台正面の方がマシかもですね)
音楽がちゃんと聞こえる環境なら奏者の姿が見えなくても大丈夫ですが、奏者の姿も見えない場所でまわりの話し声の隙間から音楽を拾いだす努力をするのはかなり辛いものがありました。(^^;
ん~。舞台上でのプレコンサートって最近のトレンドなのでしょうか?

さて、そのミニコンサートですが、まずは下手花道に金管と木管のアンサンブルが登場してクリスマスにちなんだ曲のメドレーを演奏しました。
フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルンだったかな?<1日に2つはしごしてるので記憶が飽和状態です。
そのあと上手花道で「情熱大陸」を。
わたしの席からだと奏者がほとんど見えなかったのですが、多分パーカション3人とサックス4人(ソプラノ、アルト、テナー、バリトン)です。
これから始まるコンサートを期待させるようなわくわくするような選曲と演奏で、プレコンサートとしては良いできだと思いました。
「こりゃ完全に「府民との~」の方が負けてるわ……」と思ったことは秘密……でもなんでもないので、ここに正直に書いておきます。(笑)
今年は例年と違いわざわざ公演日をクリスマスイブに移動させたのは「府民との~」も「ときめき」も同じなのですが、その「クリスマス」というキーワードを上手く活かしたのが「ときめき」の方だと思います。(抽選会もうまくクリスマスにつなげていましたしね)
だからこそ、聴きたい人がちゃんと聴けなかったのは本当に惜しいと思わずには……。

姫路白鷺太鼓は今年は男性だけでした。
帰り道「太鼓、男ばっかりやったやん」と言ってる人がいたので、同じようなこと思った人がいるんだな、と笑ってしまいました。
おもしろかったのは「流川」。
元は信太菊水太鼓のオリジナル曲を白鷺用にアレンジしたものです。
ここ、菊水だと鉦と締め太鼓なんだよな……なんてことをチラチラと思いながら聴いていたぴぎーさんです。
菊水は「流川」を打つ際は長胴を斜めに置くのですが、白鷺は縦に置いたまま打っていました。
太鼓の底が接地しない菊水と違い、白鷺は底がぴったりと接地するので、伝わってくる振動が違うのですよね。
振動が違うということは当然音が違うわけで、元は同じ曲ですが印象が随分違いました。
同じ「流れ」でも、夏の水量豊富な時期に激しい流れと、冬の終わりに大きな雪の塊が軽々流されていくような激しさぐらい印象が違うので、おもしろいなぁ、と。
それと「特科龍神太鼓」は聴いていると、ときどき頭の中に水色の背景の中に黄色いもやもやしたものが浮かんで困りました。
三尺の音だと思うのですが、その音がすると頭の中にそれが。
えーっと、もしかして特科が曳火射撃中?
……。(^^;
この太鼓でりゅう弾砲の火炎が浮かぶわたしがヲタクなわけではなく、ちゃんと特科の様子を描写してる白鷺太鼓がすごいんですよ。
白鷺太鼓がすごいんですったら!<必死?(笑)

3音は単独演奏3曲と合同演奏1曲の計4曲の演奏。
単独演奏は3曲ともジャズテイストの曲です。
「ルパン三世」は隊長によるビブラフォンのソロによるものでした。
陸音で隊長が楽器ソロをするというのはなかなか珍しいですね。
実は「ビッグバンド・ショーケース」を聴いて、「ビッグバンドいけるじゃん!」と思ってしまいました。
わたしのイメージだと、3音、しっとりした曲よりは華のある曲の方が向いている印象なではあるのですが、ビッグバンドはちょっと違うかなぁ……という感じだったのですよね。
3音がというより、陸音(除、駐屯地音楽隊)全体がビッグバンド向きじゃない印象を個人的に持っているので、ちょっと意外な感じでした。
3音、音かわった? とか思ったのですが、「ルパン三世」を聴いていて、やっと気がつきました。
現隊長になってから演奏聴いたの初めてなんですよ、ぴぎーさん。
ああ、そうか、それでか。
そりゃ去年までのイメージで聴いていたら印象違ってあたりまえだよね。
しかも隊長がビブラフォンを叩いているの見てやっと気づいたのですが、隊長、今年の中方音の室内楽定期で「ラプソディー」でマリンバを演奏された方ですね。
いろいろ気がつかないにも程があるぞ、わたし。(^^;
現隊長、かなりお若い方なので、3音の音、これからかわっていくかもしれませんね。
中方音の隊長も若い方です。
どちらの音楽隊も若い世代の活躍が楽しみです。

アンコールはベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章から合唱の部分でした。
混声四重唱の歌付き。
テナーの方がなかなか良い声でしたね。
第9は昨今猫も杓子も歌っているようなイメージなので、歌いやすい曲だと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構大変な曲です。
ポップス風な歌い方にすれば多少は楽なのですが、今回はきちんと声楽風というか合唱団風な歌い方をされていたので、女声は特に大変そうでした。

クリスマスらしい良い雰囲気の演奏会になっていました。
全体的にはいい雰囲気だったのですが、やっぱり一部ものすごい観客が……。(^^;
結構いい歳の大人が演奏中にホール内を走るとか座席に飛び込んで座るとかありえないし、なんかわたしの席からは相当遠かったのですが、それでもかすかに電話の着信音が聞こえてました。
おしゃべり、飲食ぐらいは、神戸文化では驚かなくなりました。
市民会館クラスの会場での無料演奏会でのマナー違反はある程度は仕方が無いとは思っていますが、神戸文化は毎回飛びぬけて酷いので本当になんとかならないものでしょうかねぇ。
神戸文化って、それなりの大ホールだと思うのですが、なんでかなぁ……。




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