【プログラム】海上自衛隊東京音楽隊第50回定期演奏会特別公演

メルパルクホールで行われた海上自衛隊東京音楽隊第50回定期演奏会特別公演を聴いてきましたよ?
海上自衛隊東京音楽隊
第50回定期演奏会特別公演

2011年2月11日(18:30開演)
メルパルクOSAKAメルパルクホール
【演奏曲目】
  • 前半
    • 東京音楽隊第50回定期演奏会祝祭ファンファーレ
      イージス(河邊一彦)
    • 祝典序曲 作品96(D.ショスターコヴィチ)
    • ミラージュIV(真島俊夫)
  • 後半
    • 幻想序曲「ロミオとジュリエット」(P.I.チャイコフスキー)
    • 交響組曲「高千穂」(河邊一彦)
      • I.天の逆鉾
      • II.仏法僧の森
      • III.神住む湖
      • IV..紺碧の空、雲流る
  • アンコール
    • アンヴィル・コーラス(G.F.F.ヴェルディ)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊東京音楽隊

東京音楽隊、2年ぶりの大阪公演です。
前回の公演が初の大阪公演ということだったので、単独公演としては今回が初ということになりますね。
そんな東音への大阪の人が寄せる期待を表すように開演30分前には満席になっていました。
そしてその期待に応えるように東音も熱の入った演奏を聴かせてくれました。

最初の曲は「イージス」。
舞台脇の左右の花道に金管によるファンファーレから始まります。
えーっと、この曲と「遥かな海へ」の位置づけがどういうものか気になるのですが……。
同じテーマ(というかモチーフ?)を使ってますよね?(どちらも記憶の話なのでまったく同じではないかもしれませんが)
「海を護る仲間たちへの賛歌」というテーマも同じです。
「遥かな海へ」は大海原へ進みでた艦艇がいろいろな物を乗り越えて再び港へ還ってくる様子でしたが、この「イージス」は艦艇より人のイメージです。
この曲の伝える「イージス」はイージスシステムでも、イージスシステムを搭載した護衛艦のことでもなく、世界中の海で平和や命を護るための盾となっている自衛官たちのことなのだと思います。
終局は「遥かな~」と同じテーマのバリエーションだと思いますが印象は随分違っています。
要所要所ではっきりわかる形や姿を変えて現れるらっぱ譜も楽しい、いい曲です。
舞台袖でらっぱ譜を吹いていたところがあったのですが、トランペットの音なのでなんだかモニョモニョ。
吹いている姿が見えていると全然なんとも思わないのですが、音だけだと一瞬どうしても「?」となってしまうのはらっぱヲタクなのでしょうがないですね。(笑)

「ミラージュIV」は初演ということで作曲者の真島俊夫氏もお見えでした。
「ミラージュ」シリーズの新作。
NSBの真島作品しか聴いたことがないような人にはちょっととっつきにくい……かな?
シンフォニックだけどジャズ。
ジャズだけど吹奏楽。
シリーズを通して聴くと更におもしろいですよ。

「高千穂」は今回一番の聴きどころ。
プログラムに歌詞らしきものが載っていたので、「合唱?」とか思ったりしたのですが、前の曲が終わったあと歌専任の隊員さんが出ていらっしゃったので、「ああ、そうだそうだ、東音は歌手がいるんだっけ」と。
そして演奏を聴きながら「ピアノ大活躍だな……ああ、そうだ東音、ピアニストいるんだっけ」と。
演奏聴くまですっかり忘れていたダメヲタクです。(^^;
歌にピアノ、それ以外のいろいろを聴きながら、「この曲、隊長が「東音と演奏する」ために作った曲だなぁ」としみじみ思ったのでした。
例によってティンパニ、といかティンパニのマレットに目が行ってしょうがありませんでした。
いやなんか曲の始まりかりとか終曲とかすごかったので、つい。
マレットずっと見てるとか、あきらかにヘンだよね、今に始まったことじゃないけれど。(笑)
演奏中何かが飛んだので、なんだろう? と思ったら隊長の眼鏡でした。
オケっていろいろアクシデントがあるのですが、こういうハプニングに出会えるのも生演奏を聴く醍醐味かも?!

アンコールは「イル・トロヴァトーレ」の「鍛冶屋の合唱」のジャズアレンジ。
ジャズなので「アンヴィル・コーラス」と言った方がいいのかな?
アンコール曲ですがサックス、トロンボーン、ドラムのソロ付き。
ドラムはアドリブ大サービス。
熱の入ったアンコールでした。
「軍艦」は妙に棒が気になってしまい、なんとなくずっと見ていたのですが(そんなんばっかりかいっ!)アンコールの「軍艦」の演奏ってある程度楽隊にまかしていたりするのでしょうか?

終演後、会場の外にこんなものが貼ってありました。
おお! これですよ、これ。
これやってもらえると、記憶力の衰えが著しいぴぎーさん、ものすごく助かるのですが!
みなさん携帯のカメラでこれを撮影されていたので、時代はかわったなーと。
昔はこういうものはみなさんプログラムに手書きして帰ったものでしたが、便利な時代になりましたね。






| 海上自衛隊音楽隊::東京音楽隊 | 11:08 PM | comments (0) | trackback (x) |


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