最後に残るのは……

久居の記念行事は風でエライことになっていて、風のせいで音楽隊の演奏がほとんど聞こえない状態でした。
観閲行進などは他の音もあるせいで全くと言っていい程聞こえませんでした。
わたしの下の席の人が「なんか音してるんやろうけど全然聞こえへん」と言っていたので、場所関係なしで聞こえなったようです。
こういう状況で演奏しなきゃならない音楽隊も気の毒な話で……。

ただそんな中でもらっぱの音はちゃんと通るんですよね。
さすがにソロ演奏は音楽隊ぐらいの音量でしか聞こえないのですが、24人全員で吹いているものは当然として、半数以下で吹いていてもしっかり音が通るんですよ。
金管楽器恐るべし!
というかビューグル恐るべしかな? 金管でも低音だとちょっと厳しいそうだし。
考えてみれば、らっぱ1本でも音楽隊と同じぐらいの音出しているんですよね。
そりゃ、伝令にらっぱが使われるはずだわ。
改めて信号らっぱの実力を実感しました。

今はもう儀礼用、形式としての存在ですが、もしも何かがあった時、最後の最後に役立つのはらっぱなのかなぁ、とふと思いました。
電気が無くなれば使えなくなる機械と違って、人がいる限りらっぱは使えるわけですから。
実はわたし、駐屯地に行くと必ずリヤカーの写真を撮るのですが(あれ、自衛隊最強の装備だと思いますよ。(笑))、リヤカーもそうですよね。
人力ある限り使えます。
どんなに優れた機械ができても、どんなに便利な道具ができても、結局最後の最後に残るのはこういった人力で使えるものたちなのかもしれませんね。

第33普通科連隊らっぱ隊
                                【写真:第33普通科連隊らっぱ隊】






| 信号らっぱ | 05:30 PM | comments (0) | trackback (0) |


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