平成20年度中部方面隊音楽まつり (その3)

自衛太鼓は「武士」と「春雷」。
間に三施、維新、酒呑、三河、菊水、白鷺、菊水の順(記憶が正しければ(笑))の単独演奏。
武道館では三施だけが単独演奏で鉦を使っていましたが、今回は菊水だけが鉦を入れてきました。
一般公演の際に緞帳のトラブルがあり、演技を途中で止めて最初から仕切り直しに。
5分ぐらいの中断があったのですが、緞帳が中途半端な位置まで止まって動かなくなっているので、太鼓のみなさま、観客から丸見えの舞台の上で微動だにせずスタンバイです。
その状況で途切れてしまったであろう集中力をあげなきゃいけないわけですから気の毒なことこの上なかったです。

合同演奏の「Bugler's Forever~ラッパ手よ永遠に」の2番「挽歌」を少し短くアレンジしたもの。
東部方面音楽隊の改訂初演は男声によるコーラスでしたが、中方は女声です。そして東方音ではなかった部分にもコーラスがついています。
映画「二百三高地」の劇伴(当時発売されたサウンドトラックのLPのタイトルが「交響詩「挽歌」」だった)にらっぱ譜がはさまった曲です。
原曲だと陸軍の「君が代」と「国の鎮め」が入っているのですが、「君が代」省かれちゃいましたね。
今は海上自衛隊だけのらっぱ譜になっちゃってるんでしょうがないですけれど。

「梁塵秘抄」は正確にには「梁塵秘抄~熊野古道の幻想」ですね。
吹奏楽コンクールの演奏を聴いているような人なんかだとご存知だと思いますが、多分、音楽まつりに来ている観客の半分ぐらい(もっと?)の人には初めて聴く曲かと。
和太鼓もはいった華やかな曲で、ちょっと大河ドラマのテーマ曲みたいな感じなので誰にでも聴きやすい曲だと思います。
吹奏楽コンクールの課題曲は馴染みのない人にはわりと聴きにくい曲もあるので、課題曲を何曲もやるよりはこういう誰にでも聴きやすい吹奏楽曲を選んだ方がいいと思うんですが。
でもまぁ、課題曲(模範演奏)やらんわけにいかんのだろうなぁ。

フィナーレは「中部方面隊歌」。
隊歌キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 
と思ったら、エライ盛り上がらないフィナーレで……。
観客の知らない曲といえば曲なんだけど、盛り上げようと思ったらいくらでも盛り上げられる曲調なのにナゼ?! と思っていたらもう1曲用意されていました。
そのせいか……ああ、驚いた。
ここだけ、一般公演と招待公演で曲目をかえてきました。
一般公演が「威風堂々」で招待公演が「空の神兵」というのは、なんだか大人の事情を感じますね。(笑)

中方のサイトによると一般公演の公募抽選の倍率は8.9倍だったとか。
年々すごくなってきますね。
そーいや、招待公演の方に連れていってくれた知人曰く、「一般公演終わった途端に開場待ちの列が一気に増えたから両方来てる人多いんちゃうか?」と。
一般公演も公募枠とは別に招待券が撒かれるので、午後公演の招待券が入手できるような人なら一般公演の招待券の入手は難しいことではないと思うし、両公演観てる人、結構いそうですね。
わたし? わたしは公募枠ですよ、午前は。(^^;
家族の名前使って3通応募して1通しか当たりませんでした。
ま、1通あたりゃ十分なんですが。





| 音楽まつり::方面隊音楽まつり | 10:10 PM | comments (0) | trackback (0) |


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