【プログラム】陸上自衛隊第3師団音楽フェスタin松原

 松原市文化会館で行われた陸上自衛隊第3師団音楽フェスタin松原を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊第3師団音楽フェスタin奈良
2014年11月15日(14:00開演)
松原市文化会館
【演奏曲目】
  • オープニング
    • ファンファーレ
    • 君が代
    • 栄誉礼
    • 第3師団歌
  • 第1部
    • 君が代行進曲~軍艦行進曲~空の精鋭
    • アメリカ野砲隊
    • スパニッシュフィーバー
  • 第2部
    • 陸上自衛隊らっぱメドレー
    • この国は
  • 第3部
    • 河内ファンク
    • Stand Alone
    • アマポーラ
    • 吹奏楽の為の小狂詩曲
  • アンコール
    • 大阪ラプソディー
    • 古き名誉ある砲兵中隊
プログラム
【出演】
  • 陸上自衛隊第3音楽隊
  • 第3師団集成らっぱ隊


 土曜は武道館の方に行くことになった方から入場券を譲っていただき、松原に行ってきました。
譲ってくれた方と、間をとりもってくれた知人にひたすら感謝です。

 「音楽フェスタ」と銘打たれているので、勝手に和歌山や奈良のような音楽まつり系だと思っていたのですが、どっちかというと「奈良自衛隊定期(ミュージックフェスタin奈良)」系かな。
ただ、「第3師団歌」とからっぱメドレーとかあるし、前半はスタンディングでの演奏だったので奈良定期よりは音楽まつりっぽいかも。
会場でプログラムを見たときに「巡回公演に色(らっぱとか師団歌とか)つけたみたいなプログラムやな」と思ったのですが、司会の紹介によると昨年から巡回公演として「音楽フェスタ」をやっているそうです。
前回は行けなかったので、そんなことになっているとは知りませんでした。
というか、会場が席数600弱のホールという時点で音楽まつり系じゃないことに気がつこうよ、わたし……。_| ̄|○
実はわたしがずっと頭の中に思い浮かべていたのは藤井寺のパープルホールだったのです。
そのせいで河内松原に降り立った瞬間「あれ? ここ?」状態に。(^^;
でもまぁ、会場をまるっと間違えて路線すら違う駅まで行っちゃったことに比べたら些細なことなので、キニシナイ。
 上のプログラムの画像、音楽フェスタのチラシみたいですが、プログラムとして配られたものです。
この裏に演奏曲目が書かれています。

 オープニングは音楽フェスタで定番のファンファーレ、国家、栄誉礼のセットです。
栄誉礼は3回でした。
「なんか微妙な回数だなー」と思ったのはナイショです。(笑)
個人的にはこういう場での演奏は最低の1回か最高の4回のピンかキリかの二択なイメージなものですから。
 「第3師団歌」は男声の独唱付き。
隊歌によくあるような曲調の歌なのですが、最後の「我らは精強三師団」の一節だけ少し雰囲気がかわるのがおもしろいなと。
「大空」や「祝典ギャロップ」を作曲した須摩洋朔氏の作曲らしいですが、そう言われると、ああそんな感じの曲調だよなーと思ってしまいました。
いつかのように記念行事の観閲行進で演奏したらいいのにね、これ。
あと、これをモチーフにした3師の創立50周年記念曲「絆と飛躍」もさっぱり聴く機会がないのが残念というかなんというか。
演奏会の際には結構きびしめのことも書いてはいますが、個人的には好きなんですよね。
3音は公式ページもあることですし、こういうオリジナル曲をwebで公開してくれないかなぁ。

 第1部は「精強と力強さ」がテーマだそうです。
今年の自衛隊音楽まつりもそうでしたが、なぜ陸の行進曲は制式行進曲の「大空」にしないのだろう?
「軍艦」に比べると確かに「大空」は普通の人の認知度は低いかもしれませんが、「陸上自衛隊の行進曲」ということに意味があるのではないかと思うのですが……。
 「アメリカ野砲隊」は「Army Goes Rolling On」のメロディーの部分に楽隊の方々の歌声がのりました。
歌詞ではなく「ラララ……」ですが、ピッコロのソロと一緒に歌われる「Army Goes Rolling On」は勇猛な軍歌のイメージとは違った雰囲気で良かったです。

 第2部はらっぱ隊の登場です。
テーマはえっと、なんて言ってたかなぁ。
……
……
……
あー「躍動と若々しさ」です、たしか。
 第3師団の各部隊からの集まった12名のらっぱ手+指揮者からなるらっぱ隊でした。
らっぱ隊は「選抜らっぱ隊」という名前で呼ばれることが多いような気がしますが、今回は「集成らっぱ隊」になっていました。
これも昨年からかしら?
 駐屯地のイベントなのでおなじみの「陸上自衛隊らっぱメドレー」とらっぱ手のみなさまによる合唱つきの「この国は」でした。
メドレーの前にらっぱによるファンファーレ、いくつかのらっぱ譜の紹介がありました。
あと「この国は」にもらっぱのついた前奏(というか別の1曲)がついていました。
司会から「お客様がとっても多いのでらっぱ手もちょっと緊張してしまったのですが」との言葉がでたぐらい、緊張されていらっしゃたようです。
信号らっぱの音は息づかいがすべてですから、緊張しすぎで音に影響がでてしまうということもあるのですが、そこはまぁ、本来外部の不特定多数の前で吹奏することのない方々ばかりですし、緊張もご愛嬌ということで。
愛嬌というか、リアルならっぱでいいと思うのですが。
こういう場では「音楽隊員の吹く確実にきれいな吹奏」より「らっぱの特技をもったらっぱ手による吹奏」の方が意味があると思いますし。
 「この国は」は若さあふれる合唱を聴かせていただきました。
以前にも書いたのですが、「この国は」のような隊歌はこぎれいにまとめちゃうより、こういうのが本当の姿だと思うのぴぎーさん。
 そうそう、「1日にらっぱは何回吹奏されるでしょう?」みたいな問題がありました。
「10回より少ない」「10~15回」「それ以上」の三択です。
すみません、一瞬日常使われるであろうらっぱ譜を本気で数えようとしてしまいました。(笑)
らっぱ譜の種類じゃなくて吹奏回数なら、食事とか課業とか国旗の上げ下ろしとか1日に数回吹くものがあるし、15回じゃきかないんじゃないか? と思って数えるのはやめましたけれど。
正解は16回だそうです。(日によってはもう少し増えるそうですが)
おや、そんなものですか? ……と思ったのですが、起床から消灯までの時間の間でこれ以上らっぱが鳴るとしたら、それはもううるさいだけかもしれませんね。(笑)

 休憩をはさんでの第3部は着席での演奏です。
前半はどちらかといえば雰囲気を楽しむための演奏だったのですが、後半は3音の音を楽しめる演奏です。
テーマは「絆 -地域とともに-」。
地域とともにということなので大阪にちなんだ曲が4曲。
「河内ファンク」は説明不要ですね。
「Stand Alone」はこの曲がテーマだった「坂の上の雲」の原作者が、「吹奏楽の為の小狂詩曲」は作曲者が各々大阪の出身です。
冒頭で「大阪にちなんだ曲」と紹介されたことで、「アマポーラ」と大阪の関連にちょっと悩んだのですが、「スパニッシュフィーバー」の際に「大阪は水の都→水の都の始まりは港→港といえば堺→堺といえば南蛮貿易→南蛮貿易といえばポルトガルやスペイン」と説明されていたので、今回もそういうことかと。
ものすごい力技のような気がするのは気のせいでしょうか?(笑)
 「河内ファンク」は中方音の演奏でも同じみのもの。
和太鼓(長胴)が使われているのですが、今回、わりと近い位置で聴いた(見た)せいか、「打楽器だけど和太鼓じゃないよね」と思ってしまいました。
や、まぁ、和太鼓も打楽器なのですけどね。
五線に書かれたものを打つのと一線に書かれているものを打つ違いかなと。
和太鼓の譜面も五線譜に書いてある場合もあるので、西洋音楽のメロディーに合わせる打ち方と和太鼓だけで打つ打ち方の違いといった方がいいのかもしれませんが、なんとなく「違うよね」と。
たまに和太鼓奏者の方とあわせていることがありますが、あれ、実は傍で思っているほど簡単なことではないのかも……と思ってしまいました。
 「Stand Alone」以降は3音にあった選曲だったと思います。
わたしは以前から3音はこういう曲の方があっていると感じているので、「Stand Alone」や「アマポーラ」のようによく知られた曲でかつ楽隊にあった曲を持ってきたのはうまくプログラムを組んだなと。

 アンコールは出演者全員登場で「大阪ラプソディー」を。
実際に歌っていたのはお二人の女性隊員だけで、あとは手拍子でしたけれど。
片方の隊員さん、もしかして新人の頃にも「大阪ラプソディー」歌ってた方?
 その後は「蛍の光」で退場。
3音に限らず最近、最後に「蛍の光」を持ってくるのをわりと聴くようになった気がしますが、こういうものにもやはり流行りとかあるのでしょうか。
 ロビーにでたららっぱ隊の方と楽隊の方が狭いところに気の毒ならぐらいぎっしり並んでお見送りです。
いやそんなに無理して見送っていただなくてもーっ! と恐縮しつつも、たくさんのぴっかぴかのらっぱに見送られてちょっと幸せな気分で帰路についたぴぎーさんでした。(幸せポイント、そこ?!)

あ、次は滋賀ね。

| 音楽まつり::その他 | 07:29 PM | comments (0) | trackback (x) |


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