【CD】遙かな海へ

遙かな海へ
演奏:海上自衛隊東京音楽隊
遙かな海へ
ユニバーサルミュージック
(UCCY-1036)
【収録曲】
1. イージス~海上自衛隊ラッパ譜によるコラージュ
2. 翼をください
3. スペイン
4. 「宇宙戦艦ヤマト」より 無限に広がる大宇宙
5. 「宇宙戦艦ヤマト」より 宇宙戦艦ヤマト
6. 朧月夜~祈り
7. 「嵯峨野~ソプラノと吹奏楽のために~」より 川のほとり
8. 東京オリンピックマーチ
9. 映画「風と共に去りぬ」より タラのテーマ
10.映画『海の上のピアニスト』より
11.映画「サウンド・オブ・ミュージック」より ドレミの歌
12.祈り A Prayer for Higashi Nihon
13.遙かな海へ ~Beyond the Sea, far and away~
14.行進曲「軍艦」

 今期のぴぎーざんホイホイなCDの紹介の続きです。
後日後日詐欺と化しているものは他にもいろいろあるのですが、それについてはぼちぼちとやって……いけますかね?(尋ねるな)

 ぴぎーざんホイホイ第二弾は東音のCDです。
帯に「出港用意! 吹奏楽の新たなる海原へ。」という惹句が書かれています。
「この国は」が「陸上自衛隊中央音楽隊吹奏楽作品集」と副題がつけられているものの、「中央音楽隊」のカラーを前面に出すというよりは「自衛隊音楽隊」の色を見せるという感じに近い作りだったのに対して、こちらは完全に「東京音楽隊」を聴かせる作りとなっています。
 というより東音の歌姫人気に乗った企画と思った方がいいかもです。(^^;
だって、CDを覆っているフィルムにこんなの貼ってありましたもの。
宣伝文の書き出しが「話題の歌姫、三宅由佳莉とともに、いま吹奏楽界でもっとも熱い「海上自衛隊東京音楽隊」。」という時点で歌姫人気に乗っかっろうとしているのは見てとれていたのですが、さすがにここまであからさまだとは思いませんでした。
レーベル的には「東京音楽隊の三宅由佳莉」ではなく、「三宅由佳莉の東京音楽隊」という感じなのかもしれません。
 商売的な思惑はどうあれ、こういうコンセプトのCDが一般レーベルから発売されるのなは良いことだと思っています。
この歌姫ブームをきっかけに楽隊そのものに目、というか耳を向けてくれる人が増えることを願います。

 基本歌がついている物が音楽隊の奏楽堂での録音、歌のないものがライヴ録音です。(歌も歌なしも一曲ずつそうでないものがありますが)
あとSHM-CDです。
パソコンかiPodでしかCDを聴かないぴぎーさんにはまさに豚に真珠ですが、オーディオに凝っているような方はスーパー・ハイ・マテリアルな音もお楽しみください。

 ここのメモ帳でもとりあげたことのある曲ばかりです。
東音の演奏会には両手の指で数えられる程しか行ったことがありませんが(合同コンサートや音楽まつりは別)、そんなわたしでさえ聴いたことがある曲ばかりということは東音の十八番というか自信曲なのかもしれません。

・イージス~海上自衛隊ラッパ譜によるコラージュ
・「嵯峨野~ソプラノと吹奏楽のために~」より 川のほとり
・.祈り A Prayer for Higashi Nihon
・.遙かな海へ ~Beyond the Sea, far and away~

 現東京音楽隊隊長河邊一彦氏作曲の曲です。
「遙かな海へ」と「イージス」は比較的似たコンセプトの曲で、世界の海で活躍する自衛官、自衛艦の姿が描かれています。
「イージス」は副題を見るとらっぱ譜が使われていることがわかりますが、「遥かな海へ」の方も海上自衛隊の制式行進曲「海をゆく」やらっぱ譜、号笛や号令の声が織り込まれた海上自衛隊らしい曲になっています。
 「嵯峨野」は元々は河邊隊長が舞鶴音楽隊隊長だったときに作曲された曲だそうです。

・翼をください
・ 「宇宙戦艦ヤマト」より 無限に広がる大宇宙
・ 「宇宙戦艦ヤマト」より 宇宙戦艦ヤマト
・朧月夜~祈り
・映画「サウンド・オブ・ミュージック」より ドレミの歌

 歌がついた曲です。
レーベルとしては歌姫推しなのでしょうが、実はこのCDの目玉は「宇宙戦艦ヤマト」を歌われている男性隊員さんではないかと思っています。
東音が男声の曲をやるときはよく歌っていらっしゃる方なのですがバリトンのいい声です。
元々の声質がご本家ささきいさお氏に似た感じだというのもあるのでしょうが、「ヤマト」に関してはご本人も意図的に佐々木の歌い方を真似ていらっしゃるようで、聴くたびにささき氏に似てくるので感心してしまいます。

・スペイン
・東京オリンピックマーチ
・映画「風と共に去りぬ」より タラのテーマ
・映画『海の上のピアニスト』より
・行進曲「軍艦」

 東音の十八番というところでしょうか?
「スペイン」はツアーで関西に来た際、京阪神の3公演全てで演奏した曲です。
3か所全てで演奏した曲自体が少なかったので、プログラムからはずさないということは得意曲なのかなと当時はなんとなく思っていたのですが、こういうCDにも入れてくるということは本当に自信曲なのかもしれませんね。
 「軍艦」は海上自衛隊音楽隊のアンコールといえばこれ! という曲です。
十八番中の十八番です。

 「東音のささきいさお」氏や歌姫に興味をもたれた方はぜひどうぞ。

| 音源・映像 | 09:29 PM | comments (0) | trackback (x) |


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