【プログラム】たそがれコンサート2013(航空自衛隊中部航空音楽隊)
たそがれコンサート2011
2013年8月2日(18:30開演) 大阪市立大阪城音楽堂 |
海と空と大地と!
【演奏曲目】
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【出演】
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自衛隊音楽隊シリーズ、最後は航空自衛隊の音楽隊が登場です。
大阪では珍しい空音の演奏会です。
空音らしいプログラムだったと思います。
「サニー・デイ 」とか「サムソンとデリラ」から持ってきたのが「バッカナール」ではなく「あなたの声に心が開く」だったとか「犬夜叉」とか。
「凱風快晴」は中空音の委嘱曲だそうです。
葛飾北斎の「冨嶽三十六景」の中のひとつ、通称「赤富士」と呼ばれる絵の題名が「凱風快晴」ということ、プログラムには副題が掲載されていなかったことがあってて、孤高とも見える美しき富嶽の姿が浮んでくるような曲……を想像してしまったのですが、北斎の描く光景というよりは新幹線の窓から見る富士山のような絵づらが浮びました。
「茶摘」が間に入っているので、富士山単体の印象というよりは「富士山のある静岡の風景」の印象の方が強いからかなぁ。
実際は新幹線の車窓から茶畑越しの富士山なんて見えないのですが(多分)、わたしの「富士山のある風景@静岡」といったら新幹線の窓から見えるそれなのですよね。
おかしいなぁ、静岡県内からも富士山は見ているのだけどなぁ。
なぜ思い浮ぶ絵は山梨県内から見た富士山ばかりなのかしら?
「博奕岬の光」や「ヨコスカの海の風」のような音楽隊の駐在する地を描いた音楽です。
音楽隊と共にある地の光景を描く中にその土地にちなんだの音楽を織り込んでいるのではなく、その土地にちなんだ音楽の変奏曲なので趣きは違いますが、静岡県にいる音楽隊らしい曲ですね。

今年3月の「饗宴」で演奏された曲です。
こちらが作曲者。
「あなたの声に心が開く」。
原曲はサムソンの弱点を聞きだすためのデリラさん渾身のお色気作戦な歌なので、トランペットが「わたしを愛して! 愛して!」と訴えかけてきます。
トランペットソロを担当された隊員さんは2007年の吹奏楽コンクール課題曲「光と風の通り道」の作曲者でもあります。
吹奏楽ファンの方、気がつかれました?
「時の流れに身をまかせ」。
ここからは演奏班長の指揮です。
「テレサ・テン生誕60周年」とサブタイトルがついているとの説明があったので新しいアレンジの楽譜がでたのかと期待したのですが……あれ? 「テレサ・テン コンサートシリーズ」?
ああそうか、「60周年なので新しく編曲しました」という意味ではなく、「60周年なので演奏します」という意味なのですね。
今回こんな勘違いばっかりだなぁ……。(^^;
「ぞうさんのおひるね」。
ぞんさんお昼寝中です。
眠気をもよおしたぞうさん、子守唄に誘われて夢の中へ。
アフリカを振り出しにインドネシア→中国→日本→アメリカと楽しく世界旅行。
なかなか器用なぞうさんで、寝ながらチューバを吹いていました。
寝ながらチューバって、ものすごい寝相です。(笑)
実際はチューバ=象なので、寝ながらチューバ(寝相)というよりは寝言ですかね。
夢の中が楽しすぎて寝言でまくりのぞうさんです。
演出とはいえチューバを寝て吹くというのは大変そうですね。
「ディズニー・メドレー III」。
「くぅまのっプ~♪ くぅまのっプ~♪」というメロディにのるウッドブロックの音が「まんまるとしたちっちゃいくま」ぽくてかわいいです。
その「くぅまのっプ~♪」の部分を演奏中の写真なのですが、肝心のウッドブロックが見えんがな……。
| 航空自衛隊音楽隊::中部航空音楽隊 | 11:27 PM | comments (2) | trackback (x) |
コメント
よくぞ課題曲の作曲者と気づいてくださいました。
課題曲の賞味期限など1年限りと思っていたので
とても意外でした。ありがとうございます。
ちなみに、希望の空を作曲したのは彼ではなく
航空中央音楽隊のトランペット奏者の和田信という隊員です。
| このトランペット奏者 | EMAIL | URL | 2013/11/13 07:52 PM | fq41e0Rc |
あああ~、申し訳ありません、二重、いや三重に失礼なことになっていますね。
「希望の空」の件で和田さんと渡部さんに
プログラム欄で「サニー・デイ」の作曲者名が抜けていて、渡部さんには重ね重ね失礼なことを……。(^^;
明日は一日「響宴XVI」CDを聴いて反省させていただきます。
本当にごめんなさい。
吹奏楽コンクールの課題曲というのは「課題曲」としての存在感というのは確かに1年で賞味期限が来るのかもしれませんが、その曲を一生懸命練習してコンクールに挑んだ人や、コンクールでの素晴らしい演奏を聴いた人にとっては賞味期限なんて永遠にこないのではないかなと、吹奏楽部出身の知人たちを見ていると思います。
だから多分、というか絶対わたし以外にも気がついている人いると思います。
わたしは気づいたら黙っていられない性格なので、ここに書いちゃっただけで……。(笑)
大阪ではなかなか航空自衛隊音楽隊を聴く機会がないので、今期は中空音のおかげで楽しい思いをさせていただきました。
ありがとうございます。
またいつか大阪で演奏してくださいね。
そのときはぜひこのトランペット奏者さんの曲も演奏していただければうれしーなー……というのは独り言、独り言。
| ぴぎー | EMAIL | URL | 2013/11/14 01:20 AM | J/QlxxMc |