【プログラム】平成24年度自衛隊音楽まつり (音楽隊)

国旗入場

いつも書いていることですが、わたしは演奏前の演奏曲目の確認というのをあまりしません。
音楽まつりは出演者が気になるのでプログラムは開きますが、それでも曲目にきっちりと目を通すということはしないです。
でも、開演前に流れる出演者へのインタビューをしっかり観ていると半分ぐらいは曲目がわかります。
曲目どころかドリルの内容だって一部わかっちゃいますしよ。(笑)

開場前、オルゴール風のメロディーが漏れ聞こえてきたので、「ああ今年の最後はゆずなんだなー」と思って聞いていました。
既存のオルゴール曲を使用しているのではなく、わざわざ作っているっぽいので、わたしはこのオルゴール風のBGMを結構楽しみにしています。
何年間分かまとめてCDにすればいいのに。
音楽まつりの自衛隊グッズ売店とかPXに置いたら、癒しの音楽CDとして隠れた人気商品になるかもですよ?(笑)

今年は「七彩の奥羽国」ので幕開けです。
「七彩の奥羽国」自衛隊の中で今のトレンドなのかしら?
最近よく演奏されますよね。
トランペットソロが観客をひきつけます。
なんかオープニングからいきなり侵略されかかってびっくりですが、自衛隊の手で平和を取り戻し((「七彩の奥羽国」はそういうストーリーの曲です)無事音楽まつりもスタートです。

プログラム順ではなく楽隊ごとにつらつらと……。
中音は行進曲を2曲。
「名声と栄光」は好きな曲なの演奏があるとわかってわくわくしでした。

終曲前のこのあたりがぴぎーさんのお気に入り。
「1・2・1・2」で歩くのではなく、「1と2と1と2と」で歩いているのがツボです。
だから左右に分かれてからはツボってなくて普通に見てました……って、わけのわからない上にピンポイントすぎなツボだよ、ぴぎーさん。
ちなみに2007年に北方音と東方音が合同演奏したときも、このメロディーをこの拍で前進してきたので、ぴぎーさん、いろんな意味で大変なことになっていましたw
北方音と東方音が演奏したときは歌詞がついていたのですが、今回そのときの歌詞を脳内で力一杯歌いきったことはナイショですw

海上自衛隊東京音楽隊東京音は海にちなんだ曲を選曲。
パーカッションの隊員さんがいつもどおり歌いながら楽しげに太鼓叩いていました。
やっぱりああいう雰囲気の奏者がいるのはいいですね。
「遥かな海へ」は最初のあたりだけを演奏したのですが「出港用意!」の掛け声はちゃんとありました。
号笛は女性の方が吹いていたので、ちょっと意外な感じが。
女性が乗っている艦もあるとはいえ、海自の場合やっぱり艦艇=男性のイメージが大きいので……。
今回はどこの港から出港したのでしょうか、普段はいないかもめが飛びまわっていましたよ?(元々はついていないかもめの鳴き声が流れました)
出港したまままだ戻ってきていないので気がかりです。(笑)
「軍艦」の前に帰ってくるか、最後の「イージス」で入港(帰港=航海の終わり=音楽まつの終わりという意味で)するのを期待していたのですが……。
長期航海のようですね、ご安航を祈ります。

航空自衛隊航空中央音楽隊空中音のドリルは今年はフラッグと楽隊が混ざり合っての演技でした。
いままではフラッグはフラッグで集まって、楽隊は楽隊で演技をして、2つのドリルが同時進行しているような感じでしたが、今年は大きな1つのドリルになっています。
大きな旗を振りまわすガードと楽隊が混じって演技をするというのは大変でしょうね。
空中音、1つだけ残念だったのは、いつもの大きな布が演技者の上をさーっと広がっていくあれがなかったことです。
あれ好きだったので、なくなると寂しいです。(´・ω・`)

陸上自衛隊東部方面音楽隊東方音は「オリンピック関連の曲と東京にまつわる曲を選曲」だそうです。
昨年だか一昨年だかも東京云々言ってたんじゃなかったっけ? ……と思ったのですが今年は「フォーメーションも東京を意識したドリル」という話でした。
ステージを暗くしてライトをだしてきたのでライトはわりと珍しいなと思ったのですが、よく見たら東京タワー(「銀座カンカン娘」)とスカイツリー(「MAP」)です。
おお、本当にフォーメーションも東京だ!
音楽まつり序盤からなかなかすごいものがでてきました。

陸上自衛隊中部方面音楽隊中方音は「関西人ならではのノリとパワー」で。
「関西人ならではのノリ」……公言しちゃったよ。(笑)
まぁとにかく中方音のドリルは本当によく動きます。
動くというか走りまわっています。
跳ねて、声をだして、確かにすごいパワーです。
でも、最初から最後まで動きまわっているわけではなく、緩急のメリハリもはっきりしています。
このあたりも関西人的感覚なのかもしれませんね。
激しい動きに合わせて背中でひらひらと舞う赤いサッシュがまた格好いいんですよ、中方音。
あれって、サッシュの視覚効果とかも絶対考えた上で、あの制服で出ていますよね。(笑)
他と違う白い制服で他所との差別化をはかるのはもちろんですが、舞い踊る赤いサッシュで格好良さが倍増……ということに、めだってなんぼの関西人が気づかんはずはないっ!(断言)

15音は師団音楽隊ですが沖縄復帰40周年記念ということで単独演奏で出演です。
第15旅団エイサー隊は第1混成団が第15旅団に改編される前にも出演していますが、同じ那覇に駐屯する15音と共に出演するのはもちろん初めてです。
「ダイナミック琉球」が良い演奏でした。
これはあくまでも個人的な好みなのですが、原曲であるイクマあきら氏の曲はアレンジがちょっとものたりなく、成底ゆう子氏のバージョンは女声なのがものた
りないという印象だったので、15音とエイサー隊の「ダイナミック琉球」はぴぎーさんの「あったらいいな」を形にしてみた「ダイナミック琉球」」という感
じです。
音楽隊の演奏はこういう「あったらいいな」という演奏が聴けることが結構あるので止められないのかもしれません。
エイサーそのものはこちらでもたまに観る機会はあるのですが、自衛隊のエイサーは物理的な意味での「力」が段違いだなと思います。
沖縄本土で行われているエイサーなんかだと物理的な意味あいではない力が物理的な力以上ののものを見せているものもみかけますが、一般的には想いや願いといった類のものをより強く表現させるには力も必要なことは事実です。
なのでそういう意味では基礎体力のある自衛官によるエイサーが他のものより力強く感じるのは当然といえば当然かもしれません。
エイサーに限らず、自衛太鼓や東北方のさんさ踊りといった祭り事的なものは自衛隊のもつ「力」の部分が遺憾なく発揮されているからこしファンが多いのでしょうね。
でもね、中方の阿波踊りのパワーだけはまた別のパワーだと思うわ、ぴぎーさん。(笑)


米太平洋陸軍軍楽隊米太平洋陸軍軍楽隊は毎年参加の在日米陸軍軍楽隊に在アラスカ、在ハワイ、在韓国の各音楽隊のメンバーが加わった混成部隊です。
近い韓国はともかく、アラスカ、ハワイにはびっくり。
サンフランシスコ平和条約60周年ということで日付変更線越えての参加です。
4つのドラムに描かれたエンブレムがそれぞれ違うのがわかるかと思います。
在日本部隊が富士山を描いているのはもうお馴染みでしょうが、在アラスカ部隊は白熊です。
白いロングドレスで登場した女性隊員がアデルの「 ローリング・イン・ザ・ディープ」を歌うのですが、いやすごいですね。
アメリカの軍楽隊は歌も声楽やらポップスそれぞれ専門の隊員がいるようですが、在外部隊でもちゃんと専任がいるぽいのがすごいとなんというか。
あとの合同演奏では男性歌手の方もでてこられるのですが、去年の「世界に一つだけの花」に続いて、今年もえらい流暢な日本語で歌っていました。

米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊米海兵隊第3海兵機動展開部隊音楽隊も音楽まつりではお馴染みの沖縄に駐屯する海兵隊の軍楽隊です。
毎回毎回、在沖縄米海兵隊音楽隊と紹介されていたのですが、部隊の制式名称は「第3海兵機動展開部隊音楽隊」だったんだ。(^^;
いままで海兵隊音が演奏してきた曲と比べると、ちょっと意外な印象を受ける「火の鳥」を持ってきました。
アメリカの軍楽隊のメンバーならいわゆるクラシック曲だって余裕でしょうが、海兵隊にしろ陸軍にしろ、アメリカのバンドの日本人向けの演奏はどうしても
「ジャス、ポップスと行進曲」みたいな選曲になりがちなので(観客側がそういうのを期待しているのだからしょうがないのですが)CDではなく、生で海兵隊
音のこういう曲の演奏を聴けたのはラッキーでした。


歌がついたのは「銀座カンカン娘」「MAP」「ローリング・イン・ザ・ディープ」「風が吹いている」「アンダー・ザ・シー」「唐船ドーイ」「ダイナミック琉球」「ふるさと」「虹」。
それから最後の「想望」にヴォカリーズ。
曲数にすると10曲ですが、エンディングの大合唱とヴォカリーズは印象としては別物なのと、東方音と15音が2曲続けてやったのとで、「あれ? そんなに歌あったっけ?」という印象です。
先にも書きましたが、「ダイナミック琉球」はぴぎーさんには大収穫でした。
大合唱はゆずの「虹」でしたが、これはちょっと「みなさまご一緒に」とするにはちょっと難度高すぎでしたね。(^^;
「サビの部分だけでも」ということでしたが、「ゆず」だけに出演者のみなさまの歌はものすごくハモっちゃっているので、「なんとなく知っている」レベルでは主メロをとるのも難しかったと思います。
こういうのを見ると、音楽イベントの最後に持ってくる曲が「ふるさと」とかああいう感じの曲になりがちなのはそれはもうしょうがないことなんだろうな、と改めて思います。

あと、例によってどうでもいいことを1つ。
配信を見たら、「アンダー・ザ・シー」の演奏の際に歌を歌った隊員さんが、右手にマイク、左手にトロンボーンと脱いだ帽子を持ったかなり不自由そうな状態で歌っていたので、「それは下に置いちゃいかんものなのか?」と思ってしまいました。(笑)
米陸軍がソロ演奏の際に気前よく帽子投げていたので、なんだか妙に気になってしまいました。
ちなみに1回公演では被ったままでした。
全員というわけではありませんが、米陸軍のソロプレイヤーは前に出てくる際に自分が演奏する位置あたりに帽子をさっと投げます。
やることがいちいちアメリカ~ンですw
まぁ、あれ、アメリカさんがやるから様になって格好いいのでしょうね。
我がニッポンの自衛官には置くならむしろ几帳面に置いてほしいかも。(笑)

配信といえば、基本はユーストの方を流していたのですが、「MAP」「オリエンタルウィンド」「ファイナルファンタジー」だけはニコニコでコメントを見ました。
コメントが予想どおりすぎで笑いましたw

| 音楽まつり::自衛隊音楽まつり | 09:29 PM | comments (0) | trackback (x) |


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