【プログラム】海上自衛隊舞鶴音楽隊第46回定期演奏会

舞鶴市総合文化会館で行われた海上自衛隊舞鶴音楽隊第46回定期演奏会を聴いてきましたよ?

海上自衛隊舞鶴音楽隊
第46回定期演奏会
舞鶴市民音楽の夕べ

2012年2月25日(17:00開演)
舞鶴市総合文化会館大ホール
【演奏曲目】
  • Welcome Concert
    • The Circus Bee(H.フィルモア)
    • 映画「ニューシネマパラダイス」から
       愛のテーマ(A.モリコーネ、E.モリコーネ)
    • 映画「天空の城ラピュタ」から
       君をのせて(久石譲)
  • 第1部
    • 主よ、人の望みよ喜びよ(J.S.バッハ)
    • 歌劇「カルメン」から
       前奏曲(G.ビゼー)
    • アンダンテ・カンタービレ(P.I.チャイコフスキー)
    • バレエ「くるみ割り人形」から
       花のワルツ(P.I.チャイコフスキー)
    • 歌劇「イーゴリ公」から
       ダッタン人の娘の踊り~ダッタン人の踊り(A.P.ボロディン)
  • 第2部
    • ハーレクイン(P.スパーク)
    • 吹奏楽のための交響曲第1番「大地・水・太陽・風」(P.スパーク)
       1. 大地
       2. 水
       3. 太陽
       4. 風
  • アンコール
    • 幻想交響曲から
       第2楽章「舞踏会」(L.H.ベルリオーズ)
    • 故郷(文部省唱歌)
    • 行進曲「軍艦」(瀬戸口藤吉)
プログラム表紙
【出演】
  • 海上自衛隊舞鶴音楽隊

リハーサル公開も定着という感じですね。
公開リハーサルの開始前にロビーでせっせとかばんの整理をしていたのですが、奏者の方が個々にだされている音の中に「幻想交響曲」の旋律が混じっているのに気がつきました。
え? 幻想やるの? 「大地・水・太陽・風」やるのに?
まぁ、もれ聞こえる個々の旋律が必ずしもその日演奏される曲というわけではありませんので……。
でも、会場待ちをしている時にかすかに聞こえてくるメロディーの断片を拾って「あ、今日は○○やるんだー」と考えるのは楽しいですね。
わたしはそういう時が一番わくわくしているかもしれません。(笑)
そういう意味では、何が演奏されるか全くわからない状態で演奏を聴く公開リハーサルもわくわくしてしょうがないぴぎーさんです。


公開リハーサルは隊長の指揮で「ハーレクイン」と「幻想交響曲」の第2楽章。
幻想やっぱりやるようですが、隊長が指揮をしているということは全曲ではなく2楽章だけっぽいですね。(さすがに第2部で交響曲全曲を2つ演奏というのはないと思うので)
幻想のあとマイクを持った隊員さんが男女おひとりづつ前へでてこられたので、根拠もなく「故郷?」と思ったのですが、本当に「故郷」でした。(笑)
続いて副隊長が「カルメン」の前奏曲と「花のワルツ」「ダッタン人の踊り」の3曲を演奏。
2部が交響曲なのに対して、1部はイージークラシック風になっているようです。
副隊長が指揮をされている際、ふと隣の座席ブロックの方を見ると隊長の姿が。
いやそりゃまぁ聴いていてあたりまえなのですが、まさかこんな位置(どんな位置だw)で聴いているとは思わなかったので、「ああ、そう、こういう場所で聴くのねー」などと思ってしまいました。
ま、ただ単に「良い位置」には観客が座っていたから、あの場所だっただけなのかもしれませけれど。(笑)
上の写真はリハーサルの合間の写真です。
小さくてわかりにくいかと思いますが、演奏服の方と作業着の方が入り混じっているのがなんとなくわかるかと思います。
私服の方は自衛隊以外からの賛助出演の方です。

リハーサルでしたが、終了後はちゃんとロビーのお見送りもありましたよ。
もちろんマイチくんも一緒。
そのマイチくんが眩しいくらいにまっしろだったのが気になって気になってしょうがなく、写真を撮らせてもらったのですが、手羽根のまるっこい敬礼具合がイラストのマイチくんそっくりでかわいいやらおかしいやら……。(笑)
尾羽根のない人間体よりこっちの方が断然かわいいですよね?

リハーサルが終わったらいよいよ本番なのですが、プログラムを見ると「幻想交響曲」は載っていません。
ということはアンコールということですね……て、ちょと待ってー。
「ハーレクイン」と「大地・水・太陽・風」やるんですよね?
そのあとに「幻想」やって「故郷」やって「軍艦」やるの?
うっ……19時台の電車に乗れないかもーっ。)゚o゚(イヤーン

ま、そんな超個人的な事情はともかくとして……。
まずはロビーコンサートから。
木管5重奏で3曲。
「サーカス・ビー」は行進曲、しかもタイトルに「bee(=「忙しい」とか「よく働く」というニュアンス)」とある曲だけあってやたらと忙しい曲です。
アンサンブルになっても忙しいものは忙しいので、なかなか大変な曲ですが、楽しく聴きました。
この「サーカス・ビー」だけしっかり楽しんで、あとの2曲の間はあっちに行ったりこっちに来たりとウロウロと。(^^;

第1部は「どこかで聴いたことのあるクラッシック作品」からなるプログラム。
最初の「主よ、人の望みよ喜びよ」は東日本大震災に対する哀悼の意も込められています。
哀悼の意はいいのですが、えーっと、あれって、ああいうアレンジ……というか表現ですか?
特に出だしの音に エ?(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)エ? って感じだったのですが。
全体的に見ても「序盤はいろいろありましたが中盤からがんばって最後の辻褄はあわせときました」みたいな感じの印象でした。
「いろいろ」はともかく、出だし、ああいうものなのかなぁ……。
似たような感じで「アンダンテ・カンタービレ」もわたし的にはちょっと微妙。
逆に「カルメン」と「花のワルツ」は軽やかな感じでわたし好みでした。
特に「花のワルツ」はわたしが聴いた「音楽隊の「花のワルツ」」の中では一番好き。
自衛隊音楽隊に限らず吹奏楽の「花のワルツ」って、教則のお手本映像のワルツみたいな印象があるのですが、そういうワルツではなくて、若いお嬢さんが楽しげにドレスの裾を揺らしながら優雅にまわっている……みたいな「花のワルツ」を聴きたいのですよ、ぴぎーさんは。
そういう意味ではお手本を見せるためのステップではなく、舞踏会で踊っている「花のワルツ」だったなーと。

第2部は「吹奏楽オリジナル」ということで、P.スパーク作の曲を2曲。
「ハーレクイン」はユーフォニアムの独奏曲。
中盤あたりから結構エライことになっている曲で、指の動きを見てたらクラクラしてきます。(笑)
前半はメロディこそ情緒あふれるゆったりしたものですが、「ユーフォニアムってこんな音もだせるんだー」みたいな音が要求されるので、奏者にしてみればやっかいな曲だと思います。
苦戦しているのが見える部分もあることはありましたが、非常に頑張った演奏でした。
「大地・水・太陽・風」は大地、水、太陽、風が1つずつの楽章になっている交響曲。
演奏時間が30分越えというだけでも大作なのですが、曲そのものが壮大なスケールの大きな曲です。
正直なところ万人受けのする曲だとは思いませんが、こういう曲がプログラムにのるのが定期演奏会のいいところですね。
なかなかの力演。
隣席の年配の女性は大興奮していましたよ。
そのかわり連れの女性は完全に退屈しきっていたようですが……やっぱり好き嫌いがはっきりでる曲のようです。

そうそう、昨年の定期のメモへいただいたコメントに登場した「歌詞カード持参の男性」らしき人をみかけました。
さすがにあれは主催者側が注意しなきゃダメじゃないかなぁ。
大声どころの騒ぎじゃないですよ、あれ。
歌ではない部分はことさら大きな音でメロディーどおりのリズム(のつもり)で手を叩くので、あの人の隣席、前席の人、演奏の音をちゃんと聞けていないと思うのですが。(^^;
「演奏を聴いておもわず歌ってしまった」というのと「本来静かに演奏を聴くべき場所へ歌う準備をしてやってくる」というのは全然違いますよね?
というか、毎回毎回他人に迷惑かけまくってでも歌いたいぐらい思い入れがある歌なのに、紙を見ないと歌えないというのはどういうこと?!
長い曲ならともかく、たかだか2節、「海ゆかば」を入れても3節しかない曲なんだから覚えようという気はないんか~いっ!




| 海上自衛隊音楽隊::舞鶴音楽隊 | 11:59 PM | comments (0) | trackback (x) |


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