【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊「ファミリーコンサート2010」

いたみホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊の「ファミリーコンサート2010」を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
ファミリーコンサート2010

2010年9月25日(14:00開演)
いたみホール大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部「創隊50周年を迎えて」
    • 陸軍分列行進曲(C.ルルー)
    • 行進曲「大空」(須磨洋朔)
    • 「アルルの女」第2組曲より(G.ビセー)
      • メヌエット
      • ファランドール
    • かけがえのない大地(神田文雄)
  • 第2部「LET'S TRY」
    • 剣の舞(A.I.ハチャトゥリアン)
    • ラデツキー行進曲(J.シュトラウス)
    • マンボNo.5(D.ペレス・プラード)
  • 第3部「皆様と共に」
    • 音楽家のストライキ?!(P.h.ファーバッハ)
    • グレンミラー名曲オープニング(岩井直溥)
    • 明日があるさ(中村八大)
  • アンコール
    • 六甲おろし(古関裕而)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

創隊50周年ということで何か趣向がこらしてあるのじゃないか? とか、新隊長の棒はどんな感じかしら? とか、もちろん「かけがえのない大地」はあるよね? とか、いろいろわくわくしながら伊丹に行ってきました。

1階観客席の中央に立つ隊長の「前へ進め!」の号令で第1部がスタート。
舞台の上手下手の両方から音楽隊が登場して、舞台中央で「陸軍分列行進曲」を演奏です。
立ったままでの演奏なので、白いベルトを着用したマーチングをするときの格好です。
演奏が終わるとドラムのリズムにあわせて音楽隊退場。
途中映像紹介をはさんで、今度はドラムメジャーに先導さたれドラム隊が舞台に登場です。
ドラムロールにあわせたドラムメジャーのトワリングに観客の目が釘ずけになったところで「大空」を演奏しながらホール(観客席通路)へ音楽隊が入場してきました。
入れ替わりにドラムメジャーだけ舞台下手に引き上げていくのですが、指揮杖をふりながら独りで歩いていくドラムメジャーというのも、なんだか珍しい光景だなぁ、と思いつつ見ていたぴぎーさんです。
音楽隊は舞台左右の階段から舞台に上がっていくのですが、金管(低音)はさすがに階段では口から楽器はずしてましたね。
楽器で階段見えないとか、そんな感じなのかな?
ホールでの演奏ですが、この2曲はしっかりマーチング、というかミリタリーバンドの音でした。
自衛隊音楽隊というのは、こういう演奏が本来任務なんだなぁと改めて思ったり。

「アルルの女」は他の3曲に比べると異質な選曲のように見えますが、これも中方音楽隊にとっては思いでの一曲のようです。
陸上自衛隊各音楽隊のレベル上げを目的でコンクールが開催されているそうですが、その第1回の優勝隊が中方音で、そのときの演奏曲がこの「アルルの女」だったということです。

第2部は観客を舞台に上げての、指揮者体験&打楽器体験。
抽選なのですが、開演前に「年齢制限はありませんので大人の方もご応募ください」と放送が。
いや、さすがに大人で応募しちゃうのはKYなんじゃないかと……。(^^;
指揮者体験は3人が「剣の舞(の一部)」「ラデツキー行進曲(の一部)」「マンボNo.5(の一部)」のどれかを振ります。
いや、なんか、あとの曲程難度あがってるような気がしないでもないのですが、気のせいですかね?
打楽器体験は「マンボNo.5」でシェイカー、ボンゴ、コンガ、クラベスを8人に体験してもらうという形でした。(マラカスはわざわざ区別しないでシェーカーでくくっちゃうのですね。意外だったかも)
一番大きなコンガに2歳の男の子が当たって、ちょっと大変なことに。
コンガより男の子の方が小さいので台が登場していました。
うまい具合に(というより、ある程度関係者の知人関係を選んでるんじゃないかという気もしたのですが)、関西弁でいうところの「いちびり」な男の子がシェイカーに当たったので、会場大盛り上がりです。
シェイカーはステップを踏んだりいろいろするのですが、他の子と違って彼だけは隊員さんに言われることをそのまま、というよりそれ以上のノリでマネをするので、本当にラテンのリズムを全身で楽しんでいるのがわかってかわいかったですよ。
クラベスに大人が一人混じっていたのですが、今は中音所属の元中方音の隊員さんでした。
あー、やっぱり事前に選んでます?(^^;

第3部は「着任間もない新隊長」というのをうまく利用して、楽器紹介にまでつなげていました。
「音楽家のストライキ」はタイトルからある程度想像がつくかと思いますが、演奏中、どんどん楽器が抜けていきます。
ただ、そこは中方音、ただ抜けていくのではなく、小ネタも満載。
舞台に一人残った隊長ががっくり肩を落として袖に消えていくと、今度はグレン・ミラーのメドレーでパートごとに楽隊が舞台に登場します。
打楽器パートでは、「かけがえのない大地」の神田氏がドラムのアドリブソロで大活躍でした。
楽隊がすべて揃ったところで、隊長再登場となります。

音が明るいというか、少~し派手になったというか、そんな印象でした。
最初の2曲がマーチング寄りの演奏だったので、そのせいかな、とも思ったのですが、それだけが理由でもなさそうですね。
以前のかっちりまっすぐな演奏と比べるとちょっと荒い感じがしないでもないのですが、中方音にはこれぐらいの感じの方があっているのじゃないかなと。
お話されている雰囲気とか見ていると、新隊長ご自身も中方音にあっていそうな印象なので、これからの中方音が楽しみです。
方面隊音楽まつりも期待ということで。




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