【プログラム】陸上自衛隊中部方面音楽隊第24回室内楽演奏会

宝塚ベガホールで行われた陸上自衛隊中部方面音楽隊の室内楽演奏会を聴いてきましたよ?

陸上自衛隊中部方面音楽隊
第24回室内楽演奏会

2010年2月12日(18:30開演)
宝塚ベガホール
KOBELCO大ホール
【演奏曲目】
  • 第1部
    • 3本のフルートのための「小組曲第2番」
      (A.アルビージ)
      • 1.春の歌
      • 2.鐘
      • 3.ヴェニスの舟歌
      • 4.泉
    • タンゴの歴史(A.ピアソラ)
      • Cafe 1930
      • Night-Club 1960
    • シェークスピアの戯曲「ハムレット」より
      生きるべきか死ぬべきか(H.トマジ)
    • 木管5重奏の為の3つの小品(J.イベール)
      • 第1楽章 Allegro
      • 第2楽章 Andante
      • 第3楽章 Assez lent
    • 喜歌劇「軽騎兵」序曲(F.v.スッペ)
  • 第2部
    • サーカス(S.レオナルド)
      • 1.序奏
      • 2.空中ブランコ
      • 3.ライオン使い
      • 4.砲弾
      • 5.猿の檻
      • 6.終楽章
    • マリンバ、フルート、クラリネット、コントラバス、ドラムの為のラプソディ(吉岡孝悦)
    • トルヴェールの「惑星」より 彗星(長生淳)
    • 20のおしゃれな2重奏曲集より(B.E.リン)
    • YOU ARE MY SUNSHINE
      (J.デイヴィス&V.ミッチェル)
    • アマゾネス(八木澤教司)
    • 古遊戯《INISHIEYUGI》(高橋宏樹)
  • アンコール
    • 春の小川(文部省唱歌)~花(滝廉太郎)
プログラム表紙
【出演】
  • 陸上自衛隊中部方面音楽隊

座席でプログラムを見て、今年はわりと聞きやすい感じの曲を選んだんだな、と思ったのですが、やっぱりポロポロと途中退場がでていました。
元々、観客の多くが「特にクラッシック音楽が好き」な人ではない状況なので、しょうがないといえばしょうがないのですが、室内楽を聴いてもらうというのも大変だなと。
自衛隊音楽まつり等のイベント系演奏会は広報活動、定期演奏会や室内楽演奏会のような演奏会は楽隊員の修練とわりきっちゃって、後者は有料にしちゃってもいいんじゃないか、なんてことも思ってみたり。
室内楽演奏会は出演者の内部選抜があるような話も聞きますし、せめて観客側も「音楽隊の演奏を聴きたくてきている」「プログラムにのっている曲を聴きたくてきている」という人たちでないと奏者も気の毒ですよねぇ。

「サーカス」はパーカッション五重奏。
演奏自体に興味がない人にも視覚的におもしろくていいんじゃないかと思ったのですが、まわりを見ているとそうでもなさそうですね。(^^;
んー、わたしのまわりは高齢者ばっかりだったせいかな?
わたしの席からは見えないものもあったのですが、いろいろな楽器が使われていました。
帰って楽譜情報を調べて見ると、使用楽器は以下の楽器のようです。
 ・小太鼓
 ・テンプルブロック
 ・サスペンドシンバル
 ・銅鑼
 ・大太鼓×2
 ・ティンパニ
 ・グロッケン
 ・スライドホイッスル
 ・トムトム×2
 ・トライアングル
 ・フィールドドラム
 ・カウベル
 ・タンバリン
 ・ウッドブロック
 ・チャイム
 ・合わせシンバル
 ・ポリスホイッスル
なかなかエライことになっています。(笑)
タンバリン、普通に叩く以外にも、ティンパニに乗せて叩いたりもしていましたよ。
チューブラーベル(チャイム)が太鼓類より前にあったので、奏者の足の動きがよく見えました。
オケやウインドの演奏でチューブラーベルの足元が見えるなんてことはまずないので、つい足ばっかり見てしまったぴぎーさんです。
音楽というよりは音による情景模写という感じですが、おもしろい曲でした。

「ラプソディ」はジャズっぽい要素の入った曲ですが、イメージとしてはジャズというよりは「現代音楽」と呼ばれるような曲の雰囲気に近い感じです。
これはさすがに誰にでも聞きやすい曲という感じではないですね。
でも、ぴぎーさんはこういうの好きなんですよ、実は。
マリンバがとても良かったです。
吹奏楽だとマリンバとかビブラフォンの活躍というのが見えにくいのですが、この曲ではマリンバの良さが目いっぱいアピールされていました。
マリンバの奏者の方も熱演でしたね。

「YOU ARE MY SUNSHINE」は今回のプログラムの中では一番有名な曲でしょうね。
途中、ストンプ(足を踏み鳴らす)が入ったかと思うと、一転して暗い曲調になったりと、なかなかおもしろいアレンジの曲でした。
「古遊戯」は侍BRASSの曲。
最近はあちこちで侍BRASSの曲を聴くようになりましたね。

アンコールは「春の小川」と「花」のメドレーで。
真島俊夫編曲の「あの日聞いた歌」の後半部です。
冒頭のファンファーレの部分が、金管アンサンブル用にアレンジしたというよりは「木管忘れてるよー。(^^;」な感じだったので(金管はそのままで木管だけを抜いた感じの雰囲気になっていたので)、どんな曲になるのかちょっとドキドキだったのですが、吹奏楽の原曲の雰囲気のままだったわりに違和感のない演奏でした。
「あの日聞いた歌」は好きな曲なのでアンサンブルアレンジが聴けて良かったです。

全部については書きませんでしたが、今回もおもしろい曲、良い演奏がいっぱいでした。
わたしは普段室内楽はあまり聴かないのですが、この中方音の室内楽演奏会だけはいつも楽しみにしています。
さて、来年はどんな曲、どんな演奏が聴けますやら。
楽しみ、楽しみ。




| 陸上自衛隊音楽隊::中部方面音楽隊 | 11:21 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑

コメント

コメントする








index

categorys

monthly archive

other

powered by