【プログラム】平成25年度陸上自衛隊中部方面隊音楽まつり その3 (音楽演奏)

 いつもファンファーレで開幕するのですが、今年のファンファーレは「東京オリンピックファンファーレ」でした。
そろそろオリンピックフィーバーもおなかいっぱいになってきているのですが、しばらくはどこに行ってもこんな感じかな。

 最初は各師団音楽隊によるドリル。
「今年(の曲)はわたしたち世代むけw」とは知人の弁。
 3音と14音は手塚治虫メドレーと宮崎駿メドレーでアニメ音楽できましたが、前述のとおり年齢層高めな作品が選ばれています。
 14音のドリルの前にトトロのぬいぐるみを使った写真が映されたのですが、てっきり他の写真のように「○○のご協力で」と思っていたら、「わたしが撮ったんですよー♥」と司会の隊員さんがおっしゃったのでびっくりです。
「(アンケート項目の)一番良かったものはドリルでも演奏でもなく、あの写真じゃないか?」と知人に言ったら、知人も「うまいんでびっくりやわ」と笑っていました。
 10音は坂本龍一メドレー。
「八重の桜」には十五聯太鼓、「戦場のメリークリスマス」には舞がついていて、いつものドリルとはちょっと違った雰囲気で。
「ライディーン」は演奏やドリルがどうのこうの以前に吹奏楽の音だとコレジャナイ感が半端じゃないです。(^^;
 13音は秋元康メドレーです。
ところどころAKBの振りが入るのですが、男性隊員がやるとちょっとヲタ芸ぽく見えるのはご愛嬌。(笑)
 10音の太鼓と舞以外はお祭りぽい派手さというか華やかさは少ない感じではありましたが、各音楽隊いろいろと動きをつけた凝ったドリルを披露していました。
わたしは午前は4階席正面で見ていたのですが、さすがに芸文の4階だと高すぎますね。
ドリルのフォーメーションはある程度高い位置から見た方が形がきれいに見えるのですが、ここまで高くなると真上から見た状態になるので奏者の頭の高さの違いが目についてラインが綺麗に見えないのです。
師団音楽隊は白い帽子だったので余計目につくのかもしれません。
あと厳しいことを言っちゃうと、目の錯覚ではなく本当にズレているのもこれぐらいの位置からだとわりと気がついてしまいます。
ドリルを見るのならある程度上から見た方がいいですが、上すぎるのもダメなようです。
 でもね、逆にそのズレに気がついたことで改めて感心してしまいました。
ズレてるといっても半歩も違っていないのですよ。
そもそも他が全然ズレていないからそのわずかなズレが目につくわけで。
しかもそれだって全ドリルの中でみれば本当にちょっとしたことなのですよね。
いやすごいな……と。
自衛隊音楽まつりに出演するゲストバンドを見ていてもわかるように、低い位置から見ても明らかにラインの揃ってないフォーメーションのドリルなんて特に珍しいものではありません。
音楽隊のドリルにしろ自衛太鼓にしろ統制に関しては自衛隊は本当にすごいですね。

 ドリルのあとは自衛太鼓が登場して、そのあとで一旦休憩となりました。
音楽まつり系は休憩なしで一気に行った方が祭りらしていいような気もしますが、休憩は要望が多かったのかもしれません。
 休憩明けは「スペシャルゲスト トークショー」です。
開演前に知人とゲスト予想をしていた際に「まさかまだ小原夫妻に全国巡業させてるとか?」と言っていたのですが、小原選手(もう引退されているので「選手」という敬称もどうかと思いますが、アスリートに対する敬称ということでひとつ)がゲストでした……。
さすがにご本人だけでしたけれど。
もういいかげん開放してあげよーよ。(^^;
 演奏は中方音で、「風が吹いている」がNHKロンドンオリンピック・パラリンピック中継テーマソング、「栄光の架橋」がNHKアテネオリンピック中継テーマソングです。
「栄光の架橋」の方は小原選手の思いでの曲ということで演奏されました。
トークショーという設定でなければ間違いなく歌がついていたところだと思いますが、今回は音楽のみで。
そういえば今年は1曲も歌がありませんでした。
最後の出演者による合唱もなし。
ああそうか、お祭りぽさが薄い印象なのは歌がかったせいもあるかも。
「君が代」は斉唱しましたけれど、あれを歌ったのは観客ですものね。(^^;

 各音楽隊から選抜の奏者による合同演奏の今年の演目は「信号らっぱのための協奏曲」です。
らっぱキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
顔文字じゃなくてAAで「キタワァ !!!」書きたいぐらいです。
行数もったいないので自重しますけど。
 プログラムを見たときは全体の曲数から見て協奏曲全曲やるのかと思ったのですが抜粋でした。
第3楽章がまるっと飛んでます。(多分)
あと楽章区切りがほぼありませんでした。
そのかわりらっぱが3本になっています。
大増量サービスです。
元曲は1度しか聴いたことがないので正しく比べようもないのですが、元々1本のらっぱが吹いていたところを2本ないし3本で吹いているので、第1楽章や第4楽章にでてくる特徴的な旋律が一段と際立っていたように感じました。
ブルースの部分は今回も「わはは、らっぱにミュート使ってますよ?」と前回と同じことを思ってしまいました。
思ってから「そういや前回も同じところで同じこと思ったわ」と気がつきました。(笑)

 「1812年」以降お馴染みの太鼓も加わっての合同演奏もありました。
今年は「スターウォーズ」です。
昨年の「ヤマト」のときは太鼓の部分をとってつけたようなところも多少あったのですが、「スターウォーズ」は総体的にきれいにおさまっています。
演奏前にメドレーになっている曲が演目欄に書いたとおりに紹介されたので、「あれ? 「帝国のマーチ」は?」と思ったのですが、「ダース・ベイダーのテーマ」=「帝国のマーチ」なのかーっ!
「Imperial March」とは別に「Darth Vader's Theme」というタイトルの曲があるのだと勝手に思ってたわ……。
ま、そんなことはどーでもいい話ですが。
来年はどんな曲と太鼓を合わせてくるか楽しみです。

 アンコールは「復興」と「ラデツキー行進曲」。
「復興」は演奏のあとに曲名が紹介されたこともあって、観客の反応もいまひとつような感じでした。
震災以降よく演奏されるようになったとはいえ、まだまだ馴染みのある曲ではないのでしょうね。
逆に「ラデツキー行進曲」は演奏前に曲名がされたのですが、曲名を聞いた瞬間大喜びされていた方もいらしたので、やはり「知っている曲」の方が喜ばれるのだなぁとしみじみ。
 アンコールが終わると天井から紅白のハートの形をした風船が落ちてきました。
午後は1階の真ん中ぐらいの席にいたので風船が来ること来ること。
なのでせっせと後方にトスしたのですが、どうなったやら。(笑)
  「スターウォーズ」の演奏中に何か物を落としたような音がしたと思ったら、その後も断続的に音がするので何事かと思っていたのですが。どうも風船が割れていたようです。
音の正体がわかった瞬間、知人と大笑いしました。

 その風船ですが、昨年同様観客のみなさまこぞってお持ち帰りに。
わたしも隣席(空席)に放置された風船をいただいて帰ってきました。
ホールの外にでると、またパン、パンという音が。
観客の持ち帰った風船が割れているようです。
家に帰るまでに割れている風船が結構ありそうですね。
わたしですか?
わたしはロビーに出て風船を写真におさめたら即行で空気抜きました。
ヲタクなめちゃダメですよ?(笑)

 膨らんだ状態の風船と空気を抜いた風船です。
風船にはMiddle Army Marching Festivalの文字がプリントされています。
……
……
……
マーチングフェスティバル?
ミュージックフェスティバルじゃなくて?<今気がついたらしい。
いや、確かに演目の半分はマーチングなのだけど……なんだろう、なんだかちょっともにょもにょする。(^^;
あ、武道館のアレは間違いなくマーチングフェスティバルだと思います、はい。


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| 音楽まつり::方面隊音楽まつり | 11:43 PM | comments (0) | trackback (x) |


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