【プログラム】海上自衛隊呉音楽隊「2010ふれあいコンサート in 神戸」
海上自衛隊呉音楽隊 2010ふれあいコンサート in 神戸 2010年1月24日(14:00開演) 神戸文化ホール大ホール |
【演奏曲目】
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【出演】
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入場の際におみやげをいただきました。
夏のたそがれコンサートの際は冷却パックをいただいたのですが、冬の今回は使い捨てカイロです。
呉音、シーズンごとにノベルティ作ってるんでしょーか?!
野外演奏での冷却パックはちょっとエライことになっていましたが、使い捨てカイロはいいですね。
帰り道にさっそく使った人もいそうです。
1部は副隊長の指揮でテレビを通してお馴染みな曲をいろいろ、2部は隊長の指揮でジャズとなっていました。
たそがれコンサートのときに「少しおとなしくなっちゃったかな」と書きましたが、おとなしいというよりまじめなんだろうなというのが今回の印象。
いや別に他の音楽隊がテキトーすぎるとかそういう意味ではないですよ?(笑)
ムードメーカー的な役割をする隊員さんがいないのですよね。
どこの音楽隊にもいるそういう隊員さんがいるわけではない、というよりいない隊の方が多いので、別にいなくてもそれはそれで全然問題ないのですが。
ただ広報なれしているような音楽隊には大抵いらっしゃるので、「たまたまムードメーカーの資質のある隊員さんがその隊にいた」というよりは、あえてそういう役割を演じているのだろうなと思っています。
オーボエの隊員さんが自分が吹いてないときに笑顔を見せるのですが、オーボエが音をだしていないことはそんなに多くないですしね。
というわけで、呉音の場合、盛り上げ役は副隊長さんかな?
それはもう全身全力で指揮をされていました。
「聖者の行進」は音楽隊が席についたあと、マーチングドラムを先頭に5人(6人だったかな?)が舞台上手から中央まで行進してでてきて演奏するという演出だったのですが、そんな感じなのでちょっと生真面目な印象のあるディキシーランドでした。
でも、途中から下手の方で隊長がそっとタンバリンをふっていらっしゃいましたよ。(笑)
気がつかれました?
あと、呉音、歌の上手い隊員さん多いですね。
前述のオーボエの隊員さん、たそがれでも「シャイニー・ストッキング」を歌っていらしたのですが、今回は「川の流れのように」と「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥー・カム・ホーム・トゥー」の2曲を披露です。
あとアンコールで男性隊員2人が「時の足音」をデユエット。
「川の流れのように」は音域が広くてわりと酷な歌なのですが、サビの部分が彼女に一番あった音域みたいで、いい声でした。
歌も彼女ぐらい歌えるのなら、「プログラムに合わせた歌を歌う」のではなく、「彼女の声にあった歌をプログラムにのせる」ということをときどきはしてみてもいいんじゃないかなと思ったりするのですが。
歌って「誰でも喜ぶ」というヘンな誤解あるんですが、歌い方が曲にあってないとか、声質があってない歌はむしろ文句のもとだったりするのですけどねぇ。
声楽風の「岸壁の母」なんて終演後の会場内、帰り道でどれだけボロクソ言われていたことか。
わたしの知人は初めて聞いた演奏会での歌がひどくて、しばらくは演奏会に誘うたびに「歌はいらん! 歌は!!」と怒ってましたし……。(^^;
逆に歌い方や声質がピタっとはまると感動倍増でものすごく喜ばれるので、歌のうまい隊員さんの声にあわせた選曲というのもありなんじゃないかなぁ。
アンコールの「時の足音」はいかにもコブクロ風な歌声(曲にあった歌声という意味です)で、いい感じのデユエットになっていたのですが、帰り道で年配の女性が「コブクロ良かったよね!」を連発していましたよ。
人並み以上に歌える隊員さんが何人もいるというのは呉音の強みだと思うので、このあたりを活かしてみるのもいいのじゃないかと思うぴぎーさんです。
逆を言うと、歌が歌える隊員さんがいない音楽隊はムリして歌付けなくてもいいと思うのですけれど……。
わたしの前の席の男性が終演した瞬間「愛国行進曲」を大きな声で歌いだしたので閉口しました。
この人、演奏がない間ずーっと連れの女性に大きな声で薀蓄を語っていたのでそれも大概迷惑だったのですが、いくら終演後とはいえ間髪いれず歌は……。
だから高年男性の近くの席いやなのよー。(泣)
ちなみにその男性の薀蓄、本当の話がひとつもなかったのですが(本人は本気で信じている模様)、中でも「「A列車で行こう」はゲームのテーマ曲」という話と「江田島がハワイの地形に似ていたので江田島に兵学校を作った」という話が壮大すぎて眩暈がしたぴぎーさんです。
| 海上自衛隊音楽隊::呉音楽隊 | 10:00 PM | comments (2) | trackback (x) |