モニター制度
基地開放で募集するのか、基地モニター(と生活体験)。
ちょっと驚いた反面、こういうところで募集をかけた方がいいような気もしました。
基地開放だと近隣在住の普段はそれ程熱心に防衛問題を考えているわけではない非ヲタクな人もたくさんやって来るでしょうしね。
肩肘はって防衛問題を語る気満々な人や、自衛隊の施設に出入りしたいヲタクばっかり集まられても「公聴制度としてはどうなのよ?」ってことになっちゃうわけですし。
……て、ヲタクの分際で防衛モニターやってるわたしがこんなこと言うのもなんなんですが。
よく勘違いされるのですが、当サイトにでてくる「女性防衛モニター」というのは「防衛モニター」とは全く別の制度です。
当サイト内では女性防衛モニターと防衛モニターは厳密に書きわけているのですが、詳しくない人には同じ物に思えても仕方のないと思います。
基地モニター、防衛モニター等、防衛庁・自衛隊には「モニター」と名のつく制度がいくつかあって、前述の「女性防衛モニター」と「防衛モニター」のように名前は似ていても目的が全く違うというものもあります。
モニター制度の違いを理解しないままに応募してしまい、採用後に自分が想像していたものと違ったと不満を募らせるといいうのは、わたしのまわりではわりとある話だったりもするのですが。(^^;
というわけで以下、モニター制度の違いについてざっくりと説明しておきます。
もう少し詳しい説明はサイト本体の方で。※準備中……というか以前公開していたデータを捜索中。
■公聴制度としてのモニター
自衛隊外部の人の意見を聞くことが目的の制度で、モニターの役目は「意見を述べる」ことです。
「防衛モニター」「基地モニター」がこれに該当します。
募集の際に年齢、性別、職業の条件がつき、条件は募集ごとにかわります。(防衛モニターは応募者に条件はわかりません)
若干役割は違いますが、識者(主にそれなりの肩書きのある人)に依頼される「オピニオンリーダー」というのもこちら側の制度です。
■広報活動としてのモニター
自衛隊に馴染みのない層に自衛隊の活動を知ってもらうのが目的。
モニターに求められているのは「自衛隊に対する理解」と「身近な人たちに自衛隊の活動を伝えること(クチコミ)」です。
感想(意見ではなく感想であるところがミソ)も求められます。
地本で募集される「女性防衛モニター」「学生モニター」がこれに該当します。
女性、学生モニターは1~2か月に1回、見学や体験搭乗に連れて行ってくれますが、防衛、基地モニターは基本的にそういったことはほとんどないと思っていた方がよいかと思います。
モニターが所属する基地によってはいろいろと便宜を図ってくれるところもあるようですが、公聴以外はほとんどなにもしないところもありますので、防衛モニター、基地モニターに採用されたからと言って過剰な期待は厳禁です。
ちなみに「防衛モニターの身分証」はヲタクの人が思っている程使えないそうですよ?
わたしは使ったことがないので、本当かどうか知りませんが。(笑)
| 閑話 | 10:18 PM | comments (0) | trackback (x) |