海軍のごはん
陸軍に『軍隊調理法』があるように海軍には『海軍主計兵調理術教科書』という料理の教科書があります。
海軍の教科書というと舞鶴海兵団発行の『海軍割烹術参考書』が有名ですが、その後海軍省が発行した『海軍主計兵調理術教科書』の方が長く教科書として使われたようです。
どちらも復刻版が発行されていて、『海軍割烹術参考書』は2007年に『復刻 海軍割烹術参考書』という名で発行され、現時点(2009年3月)でも容易に入手が可能です。
『海軍主計兵調理術教科』は1983年に『海の男の艦隊料理 海軍主計兵調理術教科書復刻』という名で発行されています。(1986年には文庫化もされています。写真はソフトカバーのものです)
『海軍割烹術参考書』は序に「准士官以上の食卓料理を支障無くうまく処理させることを主旨とするものである」とあるようにテーブルで供せられるような料理ばかり紹介されています。
材料の分量記載もありません。
『海軍主計兵調理術教科書』は野外烹炊の方法や病人食の調理法、艦内で豆腐や納豆を作る方法まで書かれていますし、分量も明記されています。
どちらも饗応(接待としての食事)についても詳しく述べられていて、西洋料理のマナー、ルールまで学べるようになっているのが海軍らしいですね。
「ベイクドキューカンバー」は「胡瓜の肉詰め」じゃアカンかったのか?(笑)
そのままだとなんとなくいまひとつ……なのは海軍さんのごはんも同じなので、こちらも改良に励んでいます。