ピアノを手放した。
ある意味終活。
独り者なので突然わたしに何かがあったときに粗大ゴミとして処分されてまう可能性もあるんだなぁ……と考えたら、わたしに引き取り先を探す余裕があるうちにどこかに逃がしとかなきゃダメだと思った。

はじめは査定額が低くても自分のピアノのメーカーと同じ系列の会社に引き取ってもらおうと考えていたのだけど、低いにも程があるわっ! という査定額だったのと返事が本当に見積もりだけの絵に描いたような定型メールだったので止めた。
結局、小さな会社だけれど一番丁寧な返事をくれた会社に引き取りをお願いした。
海外には出さずに国内で再販をするらしい。
国内市場向けの商品になるのならリペアもきっちりしてもらえるかなとか思ったというのもある。

わたしの今までの人生の9割は共にあったものがなくなるのはやっぱり切ない。
弾いてはいなくても大切にはしていた。
調律とクリーニングは頼んでいたし、普段はユニコンとキークリーナーでいつも磨いていた。
もっとも磨いていたのは8割方母だけど。
飼っていた小型犬はすねると必ずピアノの下にもぐった。
預かっていた親戚の幼児も犬とはりあってやたらピアノの下にもぐりたがった。
わたしは部屋の片付けが間に合わなくなると、ピアノの下に物を隠した。
楽器としては活躍させてやれなかったけど、みんなこのピアノのことが好きだったことは間違いないw

願わくは次の持ち主もまたこのピアノを大事にしてくれる人であることを。

| ぴぎーさん的日常 | 03:33 PM | comments (x) | trackback (x) |


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